高級レストラン"また行きたい"偏差値【2024年最新版】

  • フレンチ イタリアン 中韓焼肉 和食 その他 
  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


【保存版】高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

どんく/恵比寿

恵比寿駅から代官山方面へ徒歩5分ほどの雑居ビル半地下にある「どんく」。1982年創業の老舗であり、長崎料理と中華料理を展開します。前回はディナータイムにお邪魔しましたが、ランチタイムの「チキンカツ5枚定食」が大変に人気だということを知り、日を改めてお邪魔しました。
平日の13時に訪れピークタイムを外したつもりだったのですが、全くもって店内は満席であり、行列が生じているほどの人気ぶりです(写真はディナータイムのもの)。それでも回転は良く、行列の最中に注文を取り見切りで調理を開始するので、めちゃんこ待つということは無いでしょう。
到着から15分で着盆。話題の「チキンカツ5枚定食」。この量感で驚きの千円です。ちなみに4枚定食や3枚定食、2枚定食もあり、枚数に拠って価格が変動するという従量課金制度です。周りの客の殆どは周辺の勤め人であり、その殆どが5枚か4枚で注文していました。
主題のチキンカツ。なるほど値段が値段なだけに味わいは中くらいですが、このボリューム感にはオーバーウェルムされます。方向性としては沖縄の定食屋のそれに近い。量が量だけに途中で食べ飽きるのですが、卓上に置かれたソースにカラシ、タルタルソースを滝のようにかけて味変しながら駆け抜けます。
スープはちゃんぽんのそれでしょうか。当店の出自は長崎であり(前回お邪魔した際に楽しんだ)ちゃんぽんもシグネチャーメニューなのですが、そのスープが味噌汁がわりに楽しむことができるのは嬉しい限り。おかわりもOKと太っ腹で、私の胴回りも太っ腹です。
ライスは一般的な定食屋のそれで、スープと同じくおかわりOK。周りのゲストのほぼ全員がおかわりをお願いしており、恐らく午後の会議では使い物にならないことでしょう。
大満足のランチでした。恵比寿駅すぐ近くという立地でチキンカツを山ほど食べて千円ポッキリというのは信じがたい費用対効果。2024恵比寿ランチオブザイヤーの筆頭格です。お腹を空かせてどうぞ。

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STAND EIBUN(スタンドエイブン)/壺屋(那覇)

沖縄でトップクラスの人気を誇る沖縄そば屋「OKINAWA SOBA EIBUN(えいぶん)」が2号店をオープン。店名は「STAND EIBUN(スタンドエイブン)」で、本店の目と鼻の先にあります。
正午過ぎというゴールデンタイムに訪れたのに店内はガラガラ。ちょうど本店の行列を横目に当店を訪れたので、臨時休業かと心配になったほどです。みんな2号店がオープンしたことに気づいてないんやろな。

店内はメタリックな内装で近未来的。音楽の音量はかなり大きくトイレに通じる通路が一番激しいので一見の価値あり。カウンター席は引き出しがついており「麺屋 高倉二条(めんや たかくらにじょう)」の誂えを想起させます。
大仰な注文マシーンを備え付けていますが、決済は現金のみ。UIUXが非常に悪く、これなら普通の券売機で良いような気もします。
私は「STANDそば」に「肉じゅーしー」を注文。合計で2千円近くを要し、沖縄でも屈指の高価格そば屋なのですが、品質が価格に見合っているので何の不満もありません。ちなみに水やお茶はセルフでの提供ですが、お茶は自家焙煎のほうじ茶だそうで、スパイスの風味が香って美味しかった。
「STANDそば」は本ソーキに三枚肉とダイスカットされた肉がゴロゴロと盛られており、もはや肉料理と評しても過言はないでしょう。甘辛く煮た肉と出汁のきいたスープが溶け合い、透明な液体ながら強烈なボディを感じさせます。
麺はつるりとした口当たりで太さも程よく、王道の沖縄そばの麺といったところ。デフォでは「オリジナルEIBUN麺」ですが、+50円で生麺に変更することもできるようです。
そばのお供に「肉じゅーしー」も注文。いわゆる「じゅーしー」にゴロゴロと肉がトッピングされ、これだけで一食分ぐらいの迫力があります。プレーンな「じゅーしー」でもシッカリと味があるので、全体としてはとっても濃い。酒が欲しくなる。
連れは「EIBUNのアーサーそば」を注文。何の料理だかわからないほど緑一面のアーサー量。それでも本ソーキや三枚肉、カマボコなどもしっかりトッピングされており、これで1,080円というのはお値打ちです。
麺はアーサー専用生麺を用いられています。ひとくち頂きましたが磯の風味が香る独特の麺であり、唯一無二といって良い美味しさです。EIBUNの美点はこういった企画モノですね。「濃厚!チーズ釜玉ぶっかけまぜそば明太子トッピング」なども用意されており、邪道中の邪道ですが、次回その魅力に抗うことができる自信がありません。
本店の「OKINAWA SOBA EIBUN(えいぶん)」と同様に美味しかった。それにしてもSTANDがガラ空きなのに気付かないキミ達は情弱乙でしょ。賢明な読者の皆さんには、一旦は本店を訪れ行列状況を確認し、待てないと判断すれば2号店に向かうという作戦をお勧めします。

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寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。

ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

コンラッド大阪(Conrad Osaka)/中之島

ヒルトングループにおける最高級ブランド「コンラッド大阪(Conrad Osaka)」。中之島の「中之島フェスティバルタワーウエスト」の33階から40階に入居します。開業は2017年で、客室数は164とのこと。
1階のエントランスからロビーがある40階へエレベータで一気に昇ります。ドアが開いてすぐの眺望が圧巻。2フロアぶち抜きの開放的な空間で、無駄オブ無駄なスペースです。だがしかし傑作は余裕から産まれるのだ。
ロビーエントランスでは謎の泡泡アートがお出迎え。よくよく見ると風神雷神をイメージした作品であることが分かり、何ともシャレがきいています。このように、当館は様々なアート作品が山ほど展示されており、現代美術館のような趣さえ感じられます。
私はヒルトンのダイヤモンド会員様なので、39階のエグゼクティブラウンジでチェックイン。ちょうどアフタヌーンティーの時間帯だったのですが、スイーツ類はもちろんセイボリー類も充実しており、ここまで飲食物が充実したラウンジのお茶タイムは中々ありません。
お部屋は角の広い広いとこにご案内頂けました。これは何ルームと言うのだろう、とにかく広い。広すぎる。家からドローンを持ってくれば良かったと後悔するほどの開放的な空間です。
キングサイズのベッドが大してキングでないように見えるほど部屋が広い。ベッドの上ではコンラッドおなじみのアヒルとコンラッドベアがお出迎え。カーテンや照明・空調などは全てベッド脇のタブレットから一発でジャーンと操作できます。
リビングエリアも広々としており、コーヒーテーブルに化粧台まで置かれています。ベッド側には対面で座って作業可能なデスクに特大モニターまで設置されており、何ならここをオフィスにしてしまいたいくらいです。
ミネラルウォーターやネスプレッソ、お茶類は無料で楽しむことができます。冷蔵庫のジュースやアルコール類は有料ですが、この手のホテルとしては良心的な価格設定に思えました。
ウェットエリアも広く、また、クローゼットや寝室とシームレスに繋がっているので余計に解放感を感じます。当然にベイシンはふたつあり、ドライヤーはダイソンのブオーってすげえやつでした。
バスルームも広々としており、丸くて巨大なバスタブも用意されています。しかしながら私は後述するプールとスパに入り浸っていたので、部屋のバスルームは使用しませんでした。
トイレは独立しているのですが、バスルーム側から何となくシルエットが見えるのと鍵がかけられないのが精神的にちょっとアレでした。この部屋で唯一「おや?」と思った点ではありますが、あら捜しをしてこの程度です。
クローゼットも広々としており、動線も良く使い勝手抜群。スリッパもモッコモコで心地よく、「ヒルトン大阪」のペラッペラのそれとはレベルの違いを感じさせてくれます。
共用施設に参りましょう。こちらはフィットネスセンターで、164の客室数にしては大変に充実しています。「ヒルトン大阪」なんて当館の3倍の客室数を誇るのにジムはショボショボやからな。
プールも素晴らしく、とりわけ日没後のロマンティックさには濡れてしまいます(写真は公式ウェブサイトより)。長さは20メートルとあと一息。そういう意味で、「コンラッド東京(Conrad Tokyo)」は25メートルもよく確保できたなあと感心してしまいます。
エグゼクティブラウンジで開催されるカクテルタイムは18-20時。といっても利用客は少なく、「ヒルトン大阪」のようなファミレスっぽい雰囲気は微塵も感じられません。客層の管理も徹底しており、ある幼児がぐずつき始めた際、スタッフのお姉さんが飛んで来て、飛び切りの笑顔で家族ごとラウンジから追い出していました。その一部始終を見ていた周囲の子供たちの雰囲気がちょっとピリっとしたのが何だか可笑しかったです。
飲み物は高級品というわけではありませんが多くの種類が用意されています。日本酒が充実しているのが特長的。
料理もたっぷり用意されており、「コンラッド東京(Conrad Tokyo)」に比肩する充実度合いです。野菜からタンパク質まで豊富に取りそろえられており、少食な方であればコチラで夕食を済ますことができるかもしれません。
ちなみに朝食はエグゼクティブラウンジで提供しておらず、最上階ロビーフロアにあるオールデイダイニング「atmos dining(アトモス・ダイニング)」で摂りました。ビュッフェレストランでありながら、きちんと美味しい。空間やスタッフにもゆとりがあり、つい長居してしまう居心地の良さです。詳細は別記事にて。
素晴らしいホテルでした。プレーンなヒルトンは泊まるたびにイラつかされるのですが、「コンラッド」や「ROKU」などの上級ラインナップは別格の居心地の良さです。プレーンなヒルトンの倍の価格設定ですがそれ以上の価値がある。2026年に予定している「コンラッド名古屋」の開業が今から楽しみです。

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atmos dining(アトモス・ダイニング)/中之島(大阪)

「コンラッド大阪(Conrad Osaka)」の最上階ロビーフロアにあるオールデイダイニング「atmos dining(アトモス・ダイニング)」。当館はエグゼクティブラウンジで朝食を提供しておらず、宿泊者の全員は当レストランで朝食を摂ることになります。
絶景かな絶景かな。天井高は10メートル以上もあり、その全面に窓が配され圧倒的な眺望が自慢です。クアラルンプールのグランドハイアットのダイニングに似た雰囲気。ダイヤモンド会員向けのエリアなどは特に設けられていませんが、そもそも客室数が多くないので激混みみたいな場面は無いのかもしれません。
ビュッフェスタイルではあるもののそのクオリティは確保しており、「ヒルトン大阪(Hilton Osaka)」の雑な朝食からはレベルの違いを感じます。
料理の種類も多く、チーズやシャルキュトリまで高品質。なんと朝から肉塊から切り出すローストビーフまで提供されています。
メインディッシュはオーダー制で、こちらは「お好み焼きベネディクト」。かなりふざけた料理ですが、関西人の懐の深さを感じるひと品です。付け合わせは紅ショウガ天と大阪マインドを忘れません。
こちらは安納芋の温かいパイ。濃厚でありながら自然な甘さの安納芋に、やはり濃厚な卵のソースが配されます。きちんとしたフランス料理店のメインのデザートに勝るとも劣らない完成度です。
素敵な朝食でした。ビュッフェレストランでありながら、きちんと美味しい。空間やスタッフにもゆとりがあり、つい長居してしまう居心地の良さです。同クラスのホテル朝食としてはセントレジスよりも断然こっち。そのうちディナービュッフェにもチャレンジしてみたいと思います。

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