ミシュラン星付きレストランを300軒食べ歩いた結論

お邪魔したミシュラン星付きレストランの数が300に達しました。

記念事業的に全記事1,300本を見直し、「★★★(感動的)」「★★(季節ごとに行きたい)」「★(記憶に残る)」「◎(費用対効果が極めて良い)」の4つの観点で整理しました。

「高級レストラン"また行きたい"偏差値」と整合が取れていない部分もありますが、「また行きたい」感情と、「感動的」「季節ごとに行きたい」「記憶に残る」「費用対効果が極めて良い」感情は別物なんだなと、あまり深く考えないで頂ければ幸いです。

高級レストラン"また行きたい"偏差値

  • フレンチ イタリアン 中韓焼肉 和食 その他 
  • アルファベット表記は海外
  • 客単価1万円以上 or ミシュラン星獲得
  • 主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の格付けではありません。
70 ガストロノミー ジョエル・ロブション 

サバイジャイ(Sabai-jai)/エカマイ(バンコク)

エカマイにあるイーサーン(東北)地方料理の名店。ハコはかなり大きく、オープンエアの席の他、空調の聴いた部屋やライブなどを行うステージもあります。
シンハで乾杯。東南アジアではビールに氷を入れて飲むのが一般的ですが、やはり怖いのはその水にあたるということ。バンコクの水事情は大幅に改善したらしいですが、やはり念には念を入れて氷抜きで頂きます。
青いパパイヤを使ったサラダ。パパイヤの甘さに、ライムの酸味、唐辛子の辛味、塩のしょっぱさが調和して日本食には無い尖った味わいです。ちょっと辛味が強烈すぎておなかが痛くなりました。
スペシャリテのガイヤーン。様々なハーブに醤油風味のタレを漬け込みこんがりと焼き上げた逸品。ハワイのフリフリチキンやジャマイカのジャークチキンに通ずるものがあり、安心して食べることのできる美味しさです。
自動的に付随するハーブと野菜。ハーブには毒消しの意味合いもあり、何より美味しいので積極的に青虫のように頬張りました。
クンオップウンセン。海老と春雨の蒸し物です。中華料理の流れを汲んでいるのか、一般的なタイ料理よりもニンニクやショウガ、ひいては山椒のような風味を感じました。煮汁が無くなるまで煮詰めているのか、春雨の1本1本にまで味が沁み込んで実に美味しい。大ぶりなエビを頬張り至福のひと時。

お会計は食べて飲んでひとり1,500円。これだからアジア旅行はやめられない。


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ウグイス(uguisu)/三軒茶屋


この日は会う前から「今夜はそんなに遅くまではムリ」と事前にひろこから言われていたので、エンネを堪能した後そのまま解散しようとすると、「えー!もう1軒行けんじゃないの~?」とタクシーに押し込まれる。日中は清楚な女子大生のようなこと言いながらの拉致監禁。大いなる酔っ払いとはこんなもんである。
ウグイス。三軒茶屋のグルマンにあまねく知れ渡るビオ系のビストロ。ワインリストは無くその日空いているグラスを相談しながら決めるというスタイルです。

店内は喧騒、とは言わないまでも、心からの空気を楽しんでいる大人たちが陽気に語らう。
魅力的なビストロ料理の数々。もう、メニューを見ただけでこの店は旨いぞとわかります。さすがに3軒目なので満腹なのが残念。酒のお供に2皿の注文に留めます。
スプーンひと口サイズのブーダンノワール。プレゼンテーションが凝っており、ブーダン以外の様々なトッピングが名脇役。
面白いのは、このブーダンはワインとセットである点。ブーダンをひとつ注文すると必ずこのワインがついてくるのです。さすがにバーターするだけあって完璧なマリアージュ。血の滾るブータンのコクに、カカオやチョコレートの香りが100%ドッキング。
スペシャリテの炙りシメサバとジャガイモ。これだけでの量で1,100円は奇跡。家で作るよりも安くつくのではないか。シメサバはこれでもかというほど脂に満ちたメタボ体質であり、炎で炙られた焼き目の香りが堪らない。ジャガイモはマッチョなポテトチップスのような味わいであり、日本人であれば誰もが好きな味覚でしょう。
刻一刻と迫り来る門限が靴に入った小石のように気になり始める。ねえ、今夜はそんなに遅くまではムリ、なんじゃなかったっけ?もう23時過ぎてるよ、と忠告すると「了解。じゃ、次、何飲む?」この女は何をどう了解したというのだ。決してBATNAを開示するようなことはしない安西ひろこ似の健康優良児。
目の前でシェフ恐ろしく丁寧にコーヒーを淹れ始める。豆から挽くところから開始する手の込んだの1杯であり、脊髄反射で我々にも1杯づつ、と注文。
いわゆるサードウェーブ的な、酸味主体のコーヒーであり、レストランの食後に楽しむ1杯としては究極に近い味わいで大満足。やっぱりコーヒーが美味しいレストランが好きだなあ。ラスト・ワン・フィート。最後の署名が一番記憶に残るというのに手を抜くことの多い飲食業界に一石を投じた1杯でした。
彼女がお手洗いに行っている間に帰り支度を済ませ、小さな微笑を得るつもりで彼女のストールを自分の首にミラノ巻きしておいたのですが、ビタンっ!と、手のひらで思い切り背中を殴りつけ、酔っ払いがそうするように大声で笑う。これ絶対背中に手形が残ってるやつや。


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メイク・ミー・マンゴー(Make Me Mango)/王宮(バンコク)

ワットポー裏手にあるマンゴースイーツ専門店。日本の色んなメディアで紹介されているため、客の殆どが日本人でした。後述する元同僚は「よくこんなマイナーな地域の路地にある店を見つけたなあ」という感覚なので、ローカルにとっては知る人ぞ知るお店なのかもしれません。
3~4階建の容積の大きなお店です。踊り場(?)ごとにテーブルがあって、今、何階にいるのかわからなくなるという面白いお店。遊園地のビックリハウスのような趣があります。
 ハンモック的なゴロンとするスペースもありフリーダムな印象。
「Make Me Mango」という、丸ごとのマンゴーに様々なスイーツを盛り合わせたプレートがスペシャリテだったのですが、この後ランチが控えていたので今回はパス。代わりに「Mango Bingsu」というカキ氷を注文。ミルク系のカキ氷の外壁にフレッシュなマンゴーを組み立て、てっぺんにマンゴーアイスを載せます。
マンゴーアイスは悉く濃厚であり、期待通りの美味しさ。また、カキ氷が実に旨い。粒子が砂のように細かく、舌触りが独特。タイのスイーツ特有の甘ったるさはまるでなく、結構な量であるにもかかわらず、スイスイと食べ進めることができます。
マンゴーソースとタレが付随するのですが、こちらは暴力的な甘味であるため、一般的な日本人であれば不要でしょう。
たっぷりのマンゴーの果肉はそれほど濃厚なものではなく、かなりの量であるにも関わらずパクパクと完食。これで175バーツ(500~600円)は極めてお得。六本木yeloは反省するように。「バンコクでマンゴーを食べたいんだけど?」と問われれば、まず最初にオススメしたいお店です。


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アーノズ(Steak Arno’s Butcher And Eatery)/ナラティワート(バンコク)


ナラティワート通りソイ20にある、熟成肉ステーキハウス。タイ人にも外国人にも大人気のレストランであり、予約必須です。
予約時間にお邪魔すると、まずはウェイティングバーに通されました。コチラの部屋は空調きいており快適に過ごせますが、オープンエアの席が殆どであり、食べ進めていくうちに汗だく必至のお店です。カジュアルな雰囲気であり、短パン・ビーサンでもOK。
エアコンの無い席に通されたのでとにかく暑い。シンハで乾杯。
飲み物で人心地ついたあとは、お肉コーナーへ通されます。冷蔵ケースの中の食材を確認しながら、それぞれ食べる量をしていく。このライブ感は中々の説得力があり、他国のステーキハウスも見習うべき点があるでしょう。
前菜のサラダにはたっぷりのカニ肉。そう、当店のスペシャリテはもちろん牛肉なのですが、シーフードも中々に充実しています。サラダの味わいは標準的なものですが、これだけゴロゴロとしたカニ肉を頬張ることができるのはタイの美点。
ガーリックブレッドが美味しい。遠慮の無いニンニクおよびバターの使いっぷりであり、アメリカなどのそれに比べても遜色のない味わいでした。
二枚貝(アサリ?)をバターとハーブでグツグツしたもの。エスカルゴ的な食べ方です。こちらは火が通り過ぎており貝の身が固くなってしまっていたのが残念。
ラムチョップが特大サイズ。一般的なお店の 2~3倍のサイズ感です。肉質が極上。ラム肉特有の甘くミルキーな風味が口腔内を満たし、品の良い脂の旨味の余韻が続く。火の通りもバッチグーであり、日本いや世界基準で見てもトップクラスの美味しさです。
南国では意識的にワインを避けているのですが、やはり肉と赤ワインの取り合わせの魅力には抗えません。3,000円程度の安ワインですが充分に美味しい。
リブアイ。こちらんもちょうど良い熟成であり、余計なソースなどなくとも旨味がひしひしと伝わってきます。 和牛のシルキーな味覚とは別次元の味わいであり、噛み締めるごとに肉そのものの味が溢れ出る。
もうちょっと食べれるし、何よりラムチョップが旨かった、との結論に達し、ラムチョップをおかわり。そして思い出を裏切らない旨さです。大満足。

以上、食べて飲んで4,500円。最高かよ。東京ならひとり13,000円は覚悟しなければならない量および質でした。サービスは雰囲気など堅苦しいことは抜きにして、とにかく旨い肉をムシャムシャ食べたい時に是非どうぞ。オススメです。



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ラーン・ガイトーン・プラトゥーナム(Raan Kaithong Pratunam)/プラトゥーナム(バンコク)

渋谷の例のお店として存在は知っていたのですが、すし初で知り合ったタイ通女子のオススメマップにも掲載されていたので、まずはこちらへ。ほぼ24時間で営業しているため、時間の読めない旅行者にとってはありがたい存在です。
スペシャリテのカオマンガイは40バーツ(130円)。日本のおよそ6分の1です。その他のメニューも100円200円の世界なので、胃袋の許す限り何を注文しても良いでしょう。
水はペットボトルが30円。残りはそのまま観光に持ち出せる便利なシステムです。
まずはスープ。これが実に美味しい。海外旅行や屋台のバイアスがかかっているから褒めているというわけではなく、冷静に美味しい。今わたしはとても冷静です。博多の水炊きや両国のチャンコに匹敵する深みのあるスープです。
首題のカオマンガイ。渋谷のそれに比べると貧相に見えます。渋谷のようにパクチーは添えられていません。
味は確か。130円という価格を考えると奇跡的に美味。ただ、カオマンガイ業界において覇権を握った味覚かというとそうでもなく、ややもすると渋谷店よりも質は劣るかもしれません(もちろん価格差は考慮していません)。
カオマンガイがコンパクトな量だったので、追加で鳥レバーを注文。こちらは味付けが薄く、鳥の素材の味がダイレクトに伝わってきます。しかしながら価格が価格なだけに高品質な素材というわけではないので、平たく言うとイマイチでした。
 それでもデフォルトのカオマンガイ130円という価格設定は魅力的。近所にあったらしょっちゅう通ってしまうんだろうなあ。




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