ジョークルアムジャイ(Joke Ruamjai)/アソーク(バンコク)

駐妻がこの本を貸してくれました。かなり玄人好みなグルメ本であり、日本のOLが好きそうなガイドブックにあるレストラン情報とは一線を画します。ホテルの近くに良い店ないかなあと読み込んでいると、すぐ目の前に当店が。
ジョークルアムジャイ(Joke Ruamjai)。ジョークとはお粥のことであり、スペシャリテは当然にお粥です。良く言えばオープンエア、普通に言えば吹き曝しの入り口。
ローカル感丸出しの店内でドキドキします。昨日まで食中毒で入院していたのに、いきなり現地のタイ料理を食べていいのかしらん。
ココナッツミルクのスープ。酸味と辛さをココナッツミルクの甘味でまとめあげるのはタイ料理の真骨頂。数々のハーブやスパイスも程よく刺激的で美味。
冒頭の本に載っていたクイッティアオクアガイ。米から作られた麺です。スパイスやハーブが主力のタイ料理にしては極めて控えめな料理です。具材は鶏肉・玉子・ネギ・醤油と、オカンが作るチャーハンのような家庭料理的味わい。というか、この料理、ジャスミンシティホテルの朝食ブッフェに置かれてないか?ものすごく味が似ているのだけれども。お店はホテル向かいだし。今度誰かに聞いてみよう。




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2017年は延べ1ヶ月ほどバンコクに滞在しました。安くて美味しいタイ料理。在住者に勧められたお店ばかりなので、大きく外すことは無いでしょう。
中級者向けのタイグルメ本。バンコクリピーターやタイ料理マニア、タイ在住日本人のほか、現地のレストランオーナーやフードジャーナリストなど、バンコクを知り尽くしたグルメたちのとっておき情報が満載。グルメに関して言えば観光客向けのガイド本とは比べ物にならない情報量です。オススメ!

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ジャスミン シティ ホテル(JASMINE CITY HOTEL)/アソーク(バンコク)

バンコク随一の繁華街にあるホテル。JR新宿駅と歌舞伎町の間にあるようなイメージ。とにかく便利な立地ではありますが、車や人の往来も激しく、ウォーター系の女性が辺りをウロウロしており、いかがわしい店への客引きも多いため、雰囲気はあまり良くありません。

客層は一見の価値アリ。孫や娘ほどに歳が離れたタイの女の子を連れ込んでいる中高年が非常に多く、私としては「日本人の皆が皆、こういうわけじゃないから!僕みたいなナイス・ガイも沢山いるから!」と従業員全員に言い訳して周りたい欲望に駆られてしまいます。

ちなみに私は事情があって日本人の20代の女の子とロビーで待ち合わせる機会があったのですが、辞書に「軽蔑」の挿絵として載せたいほどの眼差しを周囲に巡らしていました。
部屋が広い。10,000円程度の部屋なのですが、60平米はゆうに超えそうな間取りであり、
デスクやキッチンまで完備されています。
床にカーペットは敷かれておらず、その名の通り床なのでやや無機質。広さこそはあるものの、内装や家具は安普請であり、先日のデュシタニに比べるとチープな印象は拭えません。
バスルームも広い。しかしながら水周り特有の臭気があり、タオル類には100回洗ってくたびれた感が満載。もっと狭くていいから清潔で美しく健やかな毎日をめざすことができるサービスレベルとして欲しいところです。
 朝食は欧米系の料理とアジア系の料理の両系統が準備されており種類は豊富。
タイでは生野菜を食べる機会が少ないので、ここぞとばかりにたっぷりの野菜を頂きました。フルーツも充実しており、朝食だけを切り取ると結構満足してしまいます。
ゲストの95%は日本人の中高年であり、私のような好青年は珍しく、ピンの女性宿泊客などは見る影もありません。女子旅やカップルならびに身も心も潔癖症な方には精神的にオススメできないホテルです。

しかしながら、私が食中毒で入院したときの手際の良さはピカイチ。病院に向かった時点でバンコクにおける私の関係者にあまねく連絡が行き渡り、退院の際には病院まで迎えに来てくれ、また、ホテルに戻ってからは従業員の皆が私に「ミスター○○、お体の具合はいかがですか?」と声をかけてくれ、回復後も皆、気楽に声をかけてくれるようになりました。ちょっとした有名人気分。

そういう意味で、一歩フトコロに飛び込んで心の壁を取り払ってからは、非常に居心地の良いホテルでした。何たって立地は最高。男同士や物分りの良い女子との旅行に是非どうぞ。


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バンコクで救急車で運ばれ緊急入院の巻

バンコクで食中毒となり救急車で運ばれ緊急入院しました。人生初めての救急車、初めての入院、初めての点滴、初めての病院食など初めて尽くし。今回はその体験談をご紹介。

深夜2時頃から寒気を感じ始め、寝たり起きたりを繰り返す。4時頃にはガチガチと歯の根が合わないほど震え始め、亜急性壊死性リンパ節炎クラスの発熱を覚えます。

混沌とした意識のまま朝を迎えるのですが、これはただ事じゃないと、まずはカード会社の緊急アシスタント・デスクに連絡を入れる。しかしながら「病院の手配はできかねます」と取り付く島もない。決して安くない年会費を払毎年払っているのにこのサービスレベル。当該カードの解約を決意した瞬間です。

仕方が無いのでホテルのフロントに連絡し救急車を呼んでもらうと30分ほどで到着。意外に遅い。しかしながらドヤドヤと5~6人のチームが部屋に入って、最強のチーム感に溢れ出ており安心感に包まれます。

ホテルの部屋でテキパキと簡易的な診断を済ませ、そのままストレッチャーに乗せられ救急車へ。いわゆるサイレンは鳴らすことなく、10分ほどでバムルンラート病院(Bumrungrad International Hospital)へ到着。

到着後は待ち時間など一切なく、問診・採血・インフルエンザの検査などなどが流れるように遂行されます。私は採血が死ぬほど苦手でよくぶっ倒れるのですが(私に根性が無いというわけではなく、迷走神経反射という体質らしい)、今回は手の甲からの採血と斬新な経験。内ヒジから採られるよりも幾分ラクなような気がしました。

費用の話となる際には日本語を話す通訳が登場。必要となる金額や保険の適用方法などを細かく説明をして下さり、「それじゃあ、デポジットとして40,000バーツ(13~14万円)をクレジットカードにてお願いします」ということで、めでたく入院決定。
あてがわれた個室は高級ホテルのような一室。間接照明のある病室なんて初めて見ました。それもそのはず、当病院は「ライバルは5つ星ホテル」と語り、患者が外来の待ち時間や入院中でも快適に過ごせるよう、高級スポーツクラブなみの着替え室、各国のレストランを開設しての食事提供など、様々なサービスを行っているのです。
抗生剤と栄養を点滴で身体に差し込む。あわせて解熱剤を用いて体温を下げる。この、ひとつひとつの行動とその理由を全て説明するという姿勢が素晴らしいですね。スタッフ全員が英語を話すのも凄い。日本にもそういう病院あるのかなあ。
便意を便意を催した場合は全て検尿・検便にかけ、細かく経過をチェックします。使用しませんでしたが、右奥にあるのはアメニティ・グッズ。
タイ在住の友人がゴルフ場から駆けつけてくれました。「ここの病院は間違いないから安心しろ」とのこと。なんでも東南アジアで最大規模の病院のひとつであり、毎日1,000人の外国人外来患者を受け入れており、900人いる医師のうち200人はアメリカでの医師免許を持つ国際的な病院とのこと。外来患者数は年間約100万人。うち40万人は外国からの受け入れです。

夕方までに全ての検査結果が出揃い、担当医師が丁寧に説明して下さいます。原因は食中毒。私の身体がバクテリアと格闘中のため高熱が続いているが、2~3日もすれば平常運転に戻るとのことです。今夜はこのまま泊まってもいいし、帰っても良いとのことだったので、病院食を食べてからホテルに戻ることに。
ディナーはガパオごはんのお粥バージョンのようなもの。なかなか美味しい。瑞々しいフルーツに心が安らぎます。

病室にホテルから電話があり、「今日退院されるんですよね?後ほどお迎えに上がります!」とのこと。親切だなあ。このホテルの報・連・相っぷりが凄くって、私が救急車で運ばれた時点でバンコクにおける私の関係者にあまねく連絡が行き渡り、また、ホテルに戻ってからは従業員の皆が私に「ミスター○○、お体の具合はいかがですか?」と声をかけてくれるのです。日本で生活しているよりも大切にされている感。
退院後に飲む薬を説明して頂き、いよいよお会計。
最終金額は30,530バーツすなわち10万円と少しです。救急車で迎えに来てくれ、待ち時間ゼロの手厚い処置、1日で退院するという結果を残したという意味で、妥当な金額でしょう。

素晴らしい病院でした。私は基本的に健康であり、病院にお世話になる機会が少なく、日本の病院の評判はなどの人づてに聞くしか無いのですが、「○○時間待たされた」「たらい回しにされた」のようなことは一切ありませんでした。

ちなみに当病院はタイの株式市場へ上場している株式会社によって運営されており、チュラロンコーン大学ビジネス・スクール主催の「タイの最も革新的な企業」賞を受賞しています。

主な顧客層は国内外の裕福層と定められており、経営陣が患者を顧客と考え患者の満足度を高めることを第一義としており、同時に高い医療サービスを提供する医師などの医療スタッフもまた経営陣にとっては大切な顧客であると定めているのです。

日本の医療保険制度については色々と論点が多いとされていますが、その本質が肌身に沁みた1日。日本での治療がややこしい場合にはタイに来てここで処置してもらうのもいいな。タイのメディカルツーリズムの旗手の実力を垣間見た入院体験でした。


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おにまる/麻布十番

山田に誘われて0時を過ぎておにまるへ。やはり美女と卓を囲んでいます。このあたりで深夜まで飲み歩いている女性はどうして例外なく美人なのでしょう。
議題は「妻帯者という身分を隠して独身女性と付き合う輩」について。なんか先週も別の子からこの話を聞いたなあ。年頃の女の子にとっては迷惑極まりない問題。私は米を研ぐ際であっても結婚指輪を付けているタイプであり、今夜は安全地帯からの参加です。
「あたしたちみたいなバリキャリはターゲットにされることが多いのよ」なんでも彼女たちのような、いとやんごとなき際にあられる美女たちはプライドも高く、みっともない結末を嫌うため、自然と別れ際の物分りが良くなり男性陣にとっては非常に都合の良い存在であるからだそうな。もちろん財力もあるため慰謝料がどうのこうのと金銭面で揉めることもなく、ましてや自爆テロのような最後の悪あがきもしない。
「たとえ都合が良くったって、そんな恋愛、うまくいくわけないのに」と頬を膨らませる彼女。「最初から既婚者だって言ってくれれば、こっちだってうまくやるのに」言ったな。よーし今度おじさんとデートしよう。
「あたしなんて、妻帯者だって知らないまま、2年も付き合ってたんだから。しかも奥さん、めっちゃくちゃブサイクなの。絶対に許さない」むしろ2年も気付かない方にも非はあるのではないか?カレシの家とか普通、行くでしょ?
「もちろん家に行きたいって言ったりしたよ?でも、『会社の寮で女人禁制』って最初から言われちゃうと、ああそうなのね、って納得するしかないじゃん」ちなみに既婚者だと判明した後の彼女の損切りは素早く直ちに関係の清算を申し入れたとのこと。

しかしながら結局は男のほうがプッツン来てしまい、マイルドなストーカーと化し彼女の自宅の周りをウロつくようになりました。彼は人を愛することを教えてくれた。愛って素晴らしいなあ。めでたし。めでたし。
「で、結局、キミはどうしたいわけ?何の制約も無いとして、キミが望む最も素晴らしい結末を教えてよ。僕らがキミに協力できるかどうかの話はそれからだ」面と向かって問う。
「え?うん、でも、あたしのペットとかに危害を加えられないか心配だし、頭おかしくなって放火とかされるのも怖いし」質問に答えてよ。僕はそんなことを聞いているんじゃない。キミが一番幸せなストーリーは何かと聞いているんだ。その男が離婚して改めてキミと真面目に付き合うでもいいし、合コン三昧で多種多様なイケメンと突き合うでもいい。キミの最高の物語は何なんだ?
即答できず言葉を詰まらせ俯き気味となる彼女。これが女心というものなのかもしれません。恋ってうまくいかないもの、だから楽しいんじゃないのかい?


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我々のおにまるクロニクルは下記の通り。心からくだらない部室のようなやりとりばかり。ヒマで死にそうな時に時間つぶしにどうぞ。
  • 2017年10月 ←再び既婚者という身分を隠して独身女性と遊ぶ男たち
  • 2017年10月 ←既婚者という身分を隠して独身女性と遊ぶ男たち
  • 2017年7月 ←1日2回「タケマシュランさんですか?握手して下さい!」
  • 2017年6月 ←差別に苦悩する中野区民
  • 2017年4月 ←「らめぇええええ!ずっと一緒に居てくれなきゃやぁだぁああ!」
  • 2017年4月 ←25歳にして東京レストラン事情に精通する神童たち
  • 2017年3月 ←ダメだこいつらやっぱバカだ
  • 2017年3月 ←私の顔面偏差値は65である
  • 2017年1月 ←3人なのにすげえ食べた
  • 2016年11月 ←タケマシュランお誕生日パーティ
  • 2016年11月 ←東京カレンダーへの報復
  • 2016年10月 ←低脳未熟大学の陸の王者たち
  • 2016年10月 ←予約必須の水炊き
  • 2016年10月 ←ハゲマシュラン
  • 2016年10月 ←シイタケ嫌い生誕祭。
  • 2016年9月 ←壁にマッキーで「魑魅魍魎」と書く酔っ払い。
  • 2016年8月 ←斬新な味わいで、イタリアの未開の村の郷土料理を食べているかのよう。
  • 2016年8月 ←何そのクソブログ聞いただけで超読みたくねえ。
  • 2016年8月 ←オマエと言うと1,000円
  • 2016年8月 ←ひとりの夜は結婚式のビデオを繰り返し見る中年。
  • 2016年7月 ←「デブとか絶対にムリ」などと言う口の悪い女と付き合うメリット。
  • 2016年5月 ←「俺を殺しにかかってますね」
  • 2016年4月 ←営業日数25のうち8はご来店。
  • 2016年4月 ←からの朝までカラオケ。
  • 2016年3月 ←精彩を欠いている山田さん。
  • 2016年3月 ←美人局。
  • 2016年2月 ←スーパーバイザーの誕生日会。
  • 2016年2月 ←ヒルズ族というのはまやかし。
  • 2016年2月 ←「しゃ、写真を一緒にいいですくゎ?」
  • 2016年1月 ←カンテサンスに1日2度行く女。
  • 2016年1月 ←シューツリーの受け渡しのはずがどうしてこうなった。
  • 2015年9月 ←伝説の○○○○初登場。
  • 2014年5月 ←一番食べた日。
  • 2014年8月 ←イスラエル人が闖入し大騒動
  • 2014年8月 ←初訪問。もう2年も前なのですね。
  • 麻布十番グルメまとめ ←ほぼ毎日、麻布十番で外食しています。その経験をオススメ店と共に大公開!
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。

関連ランキング:居酒屋 | 麻布十番駅赤羽橋駅六本木駅

本家 第一旭 たかばし本店/京都

京都で旨いランチを摂りたいが時間が限られている、ということで、京都駅近くの有名ラーメン店へ。本家第一旭たかばし本店。系列というかパクりというか、似たようなお店がたくさんある中、当店が本家本元らしいです。
ちなみにお隣はこれまた超絶有名店な新福菜館。東京にも展開しており麻布十番店は何度かお邪魔しましたが、本店はコチラだそうな。それにしても同士ってすごいな。早稲田の隣に慶應があるようなもんや。
メニューはいくつかありましたが、 いずれもトッピングの組み合わせの差のみであり、ベースとなる味わいに変化はなさそうです。プラス150円で麺が1.5倍のチャーシューは2倍という「特製ラーメン」がどう考えてもお得だったのでそちらを注文。

有名店あるあるですが、バイトっぽい店員が客に対してどことなく威圧的だったのが気になりました。当店の人気はお前が作り上げたものではないということを指摘しておく。
軒先での注文からテーブルに通され数分で着丼。 スープにアタックがあります。分類としてはトンコツ醤油なのかなあ。外観は透き通った液体なのに、口に含むと不思議とコクが感じられます。思わず完飲してしまったので、つまり旨いのである。

自慢のチャーシューは肉そのものの質が悪いのか作りおきなのか、臭みがやや出ており中くらいの味わいです。まあ値段を考えればこんなもんか。
麺は中太からやや細め。それほど特長的なものではなく、スープの味わいを邪魔することなく、なんとなく腹はいっぱいになるといったところ。
餃子は6個250円なのですが、イマイチを通り越して不味かった。肉の旨味は皆無であり、ニンニクの味しかしません。これであれば冷凍食品のギョーザを自宅で焼いて食べたほうがレベルは上。
餃子はさておき、特製ラーメンそのものが850円なのは割安。極めて費用対効果の高いお店です。山盛りのネギ増しは無料と太っ腹なのもいいですね。

ところで客の半分が外国人観光客なのが興味深い。何かのガイドブックで紹介されたのでしょうか。メニューも英語表記であり、店員もそれなりに英語で対応しています。しかしながら、相席になったニイチャンが一眼レフでラーメンを撮るだけ撮って、ほとんど食べずにずっとLIVEチャットしてて、向かいで食事をしている者としては気持ちの良いものではなありませんでした。自分が外国に行ったときは気をつけよう。観光客だからと言って許される時代は既に終わった。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

関連ランキング:ラーメン | 京都駅七条駅九条駅

バンコク飲食店まとめ

今回の訪タイで取り上げたお店は当記事下部にある目次の通りですが、個別記事を作成しないながらも記録には留めておきたいお店をまとめました。


■ロビンフッド(The Robin Hood Pub Bangkok)/プロンポン(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560115/56001771/
いわゆるHUB的なパブです。お客は欧米人がほとんどであり、欧米のスポーツ番組を見ながら賑やかにビールを傾ける。ハッピーアワーであれば300円弱で飲むことができリーズナブル。上階のビリヤードコーナーも大盛況であり、その賑わいはバンコクにいることを忘れさせるほど。


■フードストリート(Food Street)/ラチャダー(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560117/56001764/
CW Tower地階にあるフードコートです。かなり巨大なフードコートであり、タイだけに留まらずアジア全域の料理を楽しむことができます。最初にキャッシャーでスイカ的なカードを買い、そこから引き落として精算する仕組み。
私は無難にガパオを食す。45バーツと、屋台とそうかわらない値段です。それでいて全体的に清潔感に溢れているので、屋台メシは食べたいけれど衛生面が、、、という方にピッタリのお店でしょう。


■エスオー・アセアン(SO asean Cafe & Restaurant)/ラチャダー(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560117/56001765/
アセアン料理屋という視点が広いお店。なるほど確かにタイ料理に留まらず、ベトナム、シンガポール、インドネシアなどなど幅広い料理を取り扱っています。
パッタイを注文したのですが、どうにもケチャップ和え麺のような味わいで、妙に甘く人工的な風味を感じてしまい好きじゃありません。ただしメニューは豊富なので、たまたま運が悪かっただけかも。何より清潔なので、安心して食事を楽しむことができます。


■ ベンジャロン(Benjarong)/シーロム(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560104/56000172/
デュシタニホテルのメインダイニング。伝統的なタイ料理をホテルクオリティで仕上げてくるお店。店内は白人しかおらず、なんとも不思議な空間です。
パッタイを注文。税サ込みで驚きの553バーツ(1,700円)。そこらへんのお店の実に10倍です。確かに美味しく上品なのですが、10倍の感動はありませんでした。夜にきちんとコースで食べたらまた印象は違うのかな。


■スクィーズ(SQUEEZE by Tipco)/ラチャダー(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560117/56001774/
南国のフルーツたちをスムージー化してくれるお店です。ポップな店内は掃除が行き届いており極めて清潔。きちんと管理された果物たちも瑞々しく美味しそう。
マンゴースムージーを注文したのですが大容量サイズ、かつ、マンゴーの味が濃く、大変満足した1杯でした。


■七星ラーメン(Nanase Ramen)プロンポン(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560114/56001772/
駐妻との密会の〆のラーメンとしてお邪魔しました。
驚くほど美味しい。これはタイとか海外とか抜きにして、日本で勝負したとしてもかなりのレベルなのではないでしょうか?ちなみに本店は千葉とのこと。この1杯をたったの80バーツ(250円)で食べることができるのは奇跡でしかありません。シンガポールの1杯2,000円の一風堂は反省するように。


■すえひろ(Suehiro Japanese Restaurant) /シーロム(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560104/56001766/
 「びっくりするほど旨いマグロ丼屋がある」とお連れ頂きました。
中トロ丼が400バーツ(1,300円)。バンコクでのランチとしては高めですが、その金額を支払う価値は充分にあります。ウソだろと思うほどマグロが旨い。何でも近海マグロの非冷凍ものを使っているらしく、マグロの質そのものが非常に高かった。

同じレベルのものを築地で食べたとしても2,000円はくだらないでしょう。バンコクの和食レベルは恐ろしく高いと体感したランチでした。


■カオマンガイ・タイ・サワディ(KHAO MAN KAI THAI SAWATDI)/メークロン(バンコク郊外)
https://tabelog.com/thailand/A5621/A562130/56001773/
メークロン市場を訪れた際に偶然立ち寄ったお店。観光地ではあるものの、客はみな地元の人々のように見えたので、費用対効果は間違いないでしょう。
カオマンガイが40バーツ。普通に美味しく、ややもするとピンクのカオマンガイよりもレベルが高いかもしれません。郊外の何でもない店でこれだけ美味しい料理を120円で食べることができるだなんて、なんて素敵な国なのでしょう。住みたくなってきた。


■プアンゲーオ(Puangkeaw)/アソーク(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560113/56000509/
客のほぼ全てが日本人。ソムタムこそは辛いですが、全般的にマイルドな味わいであり、日本人を始めとした外国人にも受け入れ易いです。

驚くべきはその費用対効果。それなりに飲んで食べてひとり2,000円を切りました。屋台メシにはかなわないものの、きちんとしたレストランでこの値付けは驚異的。タイ料理入門編として丁度良いお店です。


■PunThai Coffee/ラチャダー(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560117/56001788/
タイ料理専門店と思いきや、アジア全域の料理を取り扱っており、ややもするとスパゲッティなどもあったりします。しかもそのパスタには塩ジャケのようなものがのっかっており、やや創作料理気味。
私は無難にフライドチキンのスパイシーサラダ的なものを頂きましたが、チキンの味こそはいいものの、味付けがとんでもなく辛く汗がとまりません。もちろんスパイシーでない料理もあるのでメニュー次第ですが、辛味が苦手な方は注意しましょう。


■ティムホーワン(TIM HO WAN)/ラチャダー(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560117/56001789/
香港の三ツ星レストラン龍景軒の料理人が独立して開業した点心専門店のバンコク支店。ASEAN諸国の同支店はどこも長蛇の列ですが、バンコクの当店はガラガラです。
6~7品注文しましたが、お気に入りは蓮の葉で蒸されたおこわ。1合はあるんじゃないかという圧巻のボリュームに香り高いシイタケと豚肉。おなかいっぱい食べて1,000円と少しです。


■カボチャ寿司(KABOCHA SUSHI)/ラチャダー(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560117/56001801/
入居するショッピングモール「The Street」には寿司屋が4~5店もあるのですが、当店が最も高価格路線です。
丼もので最高値はウニ丼の1,500バーツ(5,000円弱)なのですが、さすがにウニばっかり食べても飽きるだろうと判断し、次にお高い小樽丼(1,200バーツ≒4,000円弱)を注文。

食べて驚き、普通に美味しいです。築地あたりの海鮮丼屋と比べても遜色ないレベル。特にサーモンが美味しく、サーモン丼などがもっとも費用対効果が高いかもしれません。


■トマトヌードル(Tomato Noodle)/ラチャダー(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560117/56001802/
ショッピングモール「The Street」の4階飲食店街にある自称ラーメン屋。 スペシャリテはトマトラーメンであり、他にもカレーや牛丼、カツ丼など日本のB級グルメが百花繚乱。
トマトヌードル。「デラックス」をオーダーしてトッピングを追加してもらいました。

スープはトマトの風味が強くミネストローネのような味覚で悪くありません。ただし麺の茹で具合が頂点を過ぎており、小麦そのものの味わいもイマイチ。チャーシューは長期間冷凍されていたのか、肉の臭みが全面に出ています。玉子はちょうど良い半熟具合ではありますが、味玉ではなくシンプルなゆで卵でした。
セットのチャーシュー丼。ゴハンこそはグズグズでイマイチですが、チャーシューは、その肉と脂のバランス、味付けの濃さのバランスが取れており、中々美味しかった。

合計で1,000円を超えました。ぐぬぬ、これは高い。東京の有名店でも1,000円でおつりが来ることを考えると費用対効果は極めて悪いです。日本人観光客がわざわざ足を向けるという感じのお店ではなさそうです。


■Blu Fah/ラチャダー(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560117/56001813/
CW Tower 2階にあるテイクアウト専門のスムージー屋。新鮮な果物を目の前でカットし、そのまま氷と共にミキサーにかけてできあがりです。
パッションフルーツのスムージーを注文。東京だと高級なフルーツですが、当店では気前良くザブザブとミキサーに投入してくれます。

芳醇な南の国の味わいに適度な酸味が加わり実に美味しい。それでいて150円かそこらなのだから堪らない。東京だと700円で提供できそうなレベルの味わいです。これは通い詰めてしまいそうだ。


■隠れ家 離れ/トンロー(バンコク)
いわゆる日本の居酒屋です。メニューのバリエーションが豊かであり、洋の東西を問わず様々な料理を楽しむことができます。

味わいは日本のチェーンの居酒屋レベル。飲み物の値付けがやや高く、普通に飲み食いすれば日本とほぼ変わらないお会計となってしまいます。日本から来た観光客があえて行くようなお店ではなく、在タイ日本人向けのお店でしょう。


■Tummour/ラチャダー(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560117/56001864/
ショッピングモール「The Street」の4階飲食店街にあるタイ料理屋。なかなかスタイリッシュな店構えですが、英語を始めとする外国語は一切通じないのでご注意を。4階飲食店街においては最も混雑しているお店でしょう。
指差し会話でなんとか注文できたのがパッタイの玉子のせのようなもの。味付けは甘味が強く、また、ケチャップのような風味が前面に出ており、一風変わった味覚です。辛さもそれなりに強く、食べていると汗が噴出すレベル。

今回はひとり1品での注文でしたが、大勢で訪れてアレコレ注文してみんなでツマムスタイルだと、もっと当店の良さが見えたかもしれません。


■酒の店/タニヤ(バンコク)
タニヤ通りに面した純ジャパニーズ居酒屋。内装もメニューも日本そのものであり、今自分はどこにいるのかわからなくなってしまいます。

ランチでシメサバとカマスの炙り定食を注文。変な言い方ですが、普通に美味しいです。自動的に付随する豚汁などは具沢山で豚の旨味も出ており美味。値段お会計は1,000円と、これまた普通であり、日本の居酒屋をそのまま移植したような面白さがあります。今度は夜にお邪魔してみたいと思います。


■all mango/タニヤ(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560104/56001867/
タニヤ通りにあるマンゴー専門のジュースバー。トッピングにヨーグルトやらイチゴやらココナッツやら色々ありますが、全ての飲料のベースはマンゴーです。
ヨーグルトとマンゴースムージーのあいの子を注文しました。200円と少しです。ヨーグルトはいわゆる市販の飲むヨーグルトの風味。値段の割にマンゴーそのものの味が濃くの見ごたえがあります。スムージーだけでなく、ゴロゴロとマンゴーの果肉をトッピングしてくれるのも嬉しい。マンゴー好きにはたまらないオヤツです。


■Misato (味里) /タニヤ(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560104/56000532/
クラウンプラザの隣(?)にあるビルにある日本料理屋です。天ぷらやトンカツ推しの揚物原理主義なお店です。

天ぷらはかき揚げが美味。その他の天ぷらも変な言い方ですが普通の居酒屋の天ぷらです。トンカツは特大サイズが1,200円程度と日本で食べるよりも割安かつ旨い。

特に暴飲暴食したわけではありませんが、お会計は4人で5万円。バンコクでの外食としてはトップクラスの価格帯のお店です。


■ロイヤルシルクラウンジ(Royal Silk Lounge)/スワンナプーム(バンコク)
https://tabelog.com/thailand/A5601/A560122/56000204/
タイ国際航空のラウンジです。スターアライアンス系の上級会員も無料で利用できます。
海外のラウンジにしては食べ物が充実しています。中華まんも用意されており日本人が食べ易い料理が揃っています。この日はおかゆのサービスがありました。バンコク市内の屋台のお粥と同等の味わいであり結構美味しかったです。


■サニーヒルズ(Sunny Hills、微熱山丘)/シンガポール
https://tabelog.com/singapore/A5501/A550101/55000384/
こちらは番外編。シンガポールから来られた方からお土産に頂きました。台湾に本店を置くパイナップルケーキの名店であり、最近は日本へも進出しています。シンガポール限定のミニトートバッグがカワイイ。
台湾土産の定番と言えばパイナップルケーキですが、ご多分に漏れず衝撃的な甘さであることも定説。しかし当店はそのパイナップルケーキの概念を変えたと評判。
台湾中部で育てられた完熟パイナップルを用いた上品なパイナップルジャムを、これまた上質なビスキュイが包み込みます。甘すぎずパインの深みを湛えた中核を、フランスのバターと日本の小麦粉使って焼かれた生地が実に旨い。


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2017年は延べ1ヶ月ほどバンコクに滞在しました。安くて美味しいタイ料理。在住者に勧められたお店ばかりなので、大きく外すことは無いでしょう。
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