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麵どころ「つばき・牡丹」/長崎空港

長崎空港の2階にあるレストラン『麵どころ「つばき・牡丹」』。鍵括弧がついていたり点が入っていたりと変わった店名ですが、以前は中華レストラン「牡丹」と五島うどん専門店「つばき」が合体してリニューアルオープンしたという経緯だそうです。
料理はちゃんぽん、皿うどん、五島うどんの長崎麺類三種の神器を中心に、かつ丼などのオーソドックスな定食メニューが用意されています。
入店すると、案内係から座るべきテーブル番号を告げられます。この店なりの最適化アルゴリズムがあるのかもしれませんが、1人客を4人テーブルに座らせたり、かと思えばカウンター席に詰め込んだりと、傍から見れば良く分からないロジックでした。
テーブルに置かれたQRコードから注文。それほど混んでいなかったからか、あっという間に着丼です。お野菜たっぷりで大健康。スープは白濁しておりトンコツの風味が強めで素直に美味しい。
他方、麺は全然ダメですね。コシや弾力がなくグズグズのフニャフニャであり、麺そのものの味も薄い。「共楽園(きょうらくえん)」でも同じことを感じましたが、長崎のちゃんぽんの課題は麺にありそうな気がします。
また、QRコードでの注文に加え下膳ロボットも大活躍という中々にハイテクなレストランなのですが、暇そうに突っ立っている従業員が多く、手段ありきのダメなDX事例として紹介できそうだなと感じたランチでした。

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ツル茶ん/思案橋(長崎市)

長崎随一の繁華街、思案橋にある「ツル茶ん」。1925年(大正14年)に創業した老舗の喫茶店であり、2025年(令和7年)には創業100周年を迎えます。
店内はいわゆる大正レトロといった内装ですが、壁一面に映画のポスターや有名人のサイン色紙などが貼られているため、観光地真っ盛りといった様相を呈しています。2階もあって、トータルでは70-80席はあろうかというほどの大箱です。
スペシャリテの「トルコライス」を注文。長崎のご当地グルメであり、多くの喫茶店や定食屋にも置かれています。由来は明治時代に長崎に移住したトルコ人商人がバターライスとスパゲッティ、トンカツを盛り付けたのが始まりとされています。
トンカツの部。肉は薄く叩いてのばしたようなニュアンスがあり、沖縄のスタイルに似ています。傷んだ油でディープフライしたような味わいであり胸につかえる味わいです。ソースはカレーでしょうか。欧風の濃厚な味わいで、こちらは普通に美味しかった。
スパゲティ・ナポリタンでしょうか。ソースはケチャップを水で溶いただけのような味わいで奥行きが無く、一方で妙な酸味を強く感じました。茹ですぎてグネグネとした食感も悪い意味で印象的です。
こちらはバターライスでしょうか?それともピラフ?いずれにせよベタベタとした舌ざわりで脂っぽく、そのくせ風味には乏しい。コンビニのチャーハンのほうが美味しいかもしれません。
サラダは一般的な定食屋で提供されるオマケのキャベツといったような味わいであり、一般的な定食屋で提供されるオマケのキャベツのような味がしました。
もうひとつの名物の「ミルクセーキ」。一般的なミルクセーキは牛乳やアイスクリーム、砂糖、卵などをブレンドした乳飲料ですが、当店のそれは明らかに固形であり、飲むというよりも食べるという動詞が似合うひと品です。練乳のような甘味が強く、(実在するかどうかはしりませんが)スタバの練乳クリームフラペチーノのような味覚です。
以上のトルコライスが1,580円で、ミルクセーキのハーフサイズが420円。「名物に旨いものなし」という格言がピッタリの食事でしたが、長崎の喫茶店の歴史を楽しむための食事付き観光スポットと捉えれば悪くないかもしれません。あくまで観光地としてどうぞ。

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共楽園(きょうらくえん)/稲佐(長崎市)

長崎ちゃんぽんの人気店「共楽園(きょうらくえん)」。眼鏡橋近くにも姉妹店があり、どちらが先に開業したのかは諸説ありますがいずれも創業60-70年の老舗です。私は「ヒルトン長崎(Hilton Nagasaki)」に滞在していたので、そこから歩いて15分ほどの稲佐の店舗にお邪魔しました。
ネット上の口コミでは「入店するまでに数十分待ち、着席してから更に1時間近く待つ」と記されていたので時間に余裕を持って訪れたのですが、ゲストは数人しか居らず拍子抜け。それでも注文時に「お時間頂きますよ」とお断りを入れられます。望むところだ。
マジで30分待ちました。こんなにガラガラなのに何故。耳をすませば常に厨房内で誰かが誰かを一方的に叱り続けており、「事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針(令和2年厚生労働省告示第5号)【令和2年6月1日適用】 」に思いきり抵触しているように感じました。そんな気分の中で食べる春巻の味など中くらいである。
自家製の「角煮饅頭」においても、引き続き怒号が飛び交っており、そんなに怒鳴る余裕があるなら口ではなく手を動かせば良いのに、という味がします。
注文から40分待って「上ちゃんぽん」が着丼。一般的なちゃんぽんに比べると色合いがグレーがかっており、豚骨ではなく鶏ガラ主体のスープのようです。厨房内の瞋恚に比べると味わいは穏やかで綺麗な味わい。個人的には「四海樓(しかいろう)」のような豚骨主体のドロりとしたスープのほうが好きかもしれません。
具材はキャベツに玉ねぎにエビ、イカ、アサリ(?)、すり身の団子といった魚介類にキクラゲや豚肉も入っています。とはいえ期待していたほどのボリューム感はなく、リンガーハットの野菜マシなどで食べるほうが迫力を感じられるかもしれません。ちなみに徒歩5分の所にリンガーハットがありました。
麺が美味しくないですねえ。太目の扁平で見た目は旨そうなのですが、歯ざわりがグダグダで食感は無いに等しい。ラーメン二郎をもう10分茹でるとこんな感じになりそうです。
待った割には期待外れな味わいでした。空いている状態なのだから、週末のランチタイムなどは推して知るべし。観光客にとってのアクセスも微妙なので、ちょっとアレだなと思います。以上を理解して上でどうしてもという奇特な方は、眼鏡橋近くの姉妹店を利用するほうがアクセスは便利かもしれません。

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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
本場志向で日本人の味覚に忖度しない中華料理が食べたいかた必読の書。東京の、中国人が中国人を相手にしている飲食店ばかりが取り上げられています。客に日本人は殆どいないのですが、コロナ禍で海外に行けない今、ある意味では海外旅行と同じ体験ができる裏技が盛りだくさん。

ヒルトン長崎(Hilton Nagasaki)

2021年秋に開業した「ヒルトン長崎(Hilton Nagasaki)」。西九州新幹線が開業した長崎駅の西口正面に位置しMICE施設「出島メッセ長崎」に隣接しており、ビジネスにも観光にも抜群の立地を誇ります。
ロビーは2階。全200室のホテルとしてはかなり立派なレセプションです。「ホテル虎ノ門ヒルズ(Hotel Toranomon Hills)」なんて同規模でパン屋のレジみたいな誂えやからな。ダイヤモンド会員はエグゼクティブラウンジでのチェックインが可能のようですが、空いていたのでこのままココでチェックインを済ませました。
お部屋は恐らく「エグゼクティブデラックスルーム ダブルツイン」にご案内頂けました。恐らく、と記したのは、当館は部屋のバラエティに乏しく、公式ウェブサイトの写真を見てもどれも同じ感じに見えるからです。そういう意味で、出張者のように夜に寝に帰るだけの方は一番安い部屋で充分でしょう。
逆サイドからの写真。ウェットエリアの壁をスライドさせて部屋と一体化させるつくりなので、31平米というスペック以上の広さを感じます。
窓からの眺望。浦上川を挟んで稲佐山を望むポジションです。このあたりは高層ビルが少ないため、ほんの少し高く昇るだけで絶景が広がるのだ。
クローゼットは扉付きで中々の容量を誇るのですが、デッドスペースを上手く使っているので圧迫感がありません。良い間取りだ。
ウェットエリアは前述の通りスライドドアでベッドルームと仕切る方式であり、広々とした印象を受けます。アメニティはディスペンサー方式のものでロマンの欠片もありませんが、最近のホテルはどこも皆そうなので、世界は変わってしまったのでしょう。
バスルームは31平米という部屋の総面積に比してかなり広く、しっかりとしたバスタブも置かれています。なお、6階に大浴場も用意されています。
お手洗いは最近のホテルらしく完璧に独立型でした。
冷蔵庫は空っぽで、ミネラルウォーターにコーヒー、紅茶などが用意されています。このあたりのサービスは割り切っており、ビジネスホテル的でもあります。
広々としたライティングデスクも用意されており、PC2台を横に並べても広々です。ちなみにさっきから画面にキャストされているのはLIGHTSUMがSpice Girlsの"Wannabe"をカバーするという興味深い試みのミュージックビデオであり、"Wannabe"の世界観をきちんと引き継いでいて心なごみます。
11階のエグゼクティブラウンジにお邪魔します。エアポートラウンジのような雰囲気で、それほど広くはないものの、ゲスト数も少なく居心地が良いです。ティータイムであってもちょっとした軽食(オヤツでなくオカズ)が用意されていのるは珍しい。
カクテルタイムは17-19時に開催されており、他のヒルトンのエグゼクティブラウンジに比べると客層が良いように感じました。ホテル業界は時どき営業部門が売上をアップさせたいがために平会員向けのラウンジ利用プランなどをOTAに流してしまうことがあって、それをやると途端に客層が荒れ始め上級会員が割を食い離れて行くという本末転倒な事象に繋がるので、当館の姿勢はとても好ましく感じます。
とは言え用意されている料理は一般的なものであり、ツマミも写真のもので全種類(あとなぜかカレーがあった)なので、食事の代用とするには厳しいでしょう。あくまで食前酒を楽しむためのサービスです。
ところが、ある日のラインナップは妙に豪華であり、これでカレーを食べれば立派な夕食になるかもしれません。ビールはセルフサービスでなく、スタッフがサーバーから丁寧に注いで持ってきてくれ、ヒルトンのエグゼクティブラウンジとしては神対応です。
朝食につき、連泊したのである日は2階のオールデイダイニング「ディ・バート(De Vaert)」にお邪魔しました。こちらもダイヤモンド会員向けの専用エリアが設けられており、スパークリングワインなども提供されるので、やはり常連客にとても優しいホテルに感じました。詳細は別記事にて
6階にはフィットネスセンターと大浴場。フィットネスセンターは必要最低限といった機器数ですが、まあ、全200室という規模を考えればこんなものでしょう。
フィットネスセンターのお隣には大浴場。部屋からバスローブ&スリッパで訪れてはならず、きちんとした服を着て移動する必要があり、面倒なので利用しませんでした(写真は公式ウェブサイトより)。

一方で、このルールを適用することによりゲストにだらしない服装で館内をウロウロされることは無くなるので、これはこれで賢い仕組みだなと感心しました。上級会員の取り扱い含め、当館の支配人はロマンチストなのかもしれません。私もそうです。
快適なホテルでした。目立ったコンテンツはありませんが欠点も全くなく、一度として嫌な思いをすることはありませんでした。神経質な私にとってこれは結構すごいことだ。

2024年1月には目の前にマリオットが開業し、新幹線の開通とMICEの充実も相俟って出島2.0の時代が到来するかもしれません。TSMCに沸く熊本に続く次の九州スター県は長崎だと確信した滞在でした。

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ディ・バート(De Vaert)/ヒルトン長崎

2021年秋に開業した「ヒルトン長崎(Hilton Nagasaki)」のオールデイダイニング「ディ・バート(De Vaert)」。2階のロビーフロアに位置します。以前はコチラのビュッフェか日本料理店での和朝食を選ぶことができたのですが、現在(2023年12月)は当店一本に絞られていました。私悲しい。
ダイヤモンドメンバーは店内奥にある中国料理ダイニングのエリアに通されます。エグゼクティブラウンジにおいても感じましたが、当館は家族連れや外国人観光客が少なく、日本人の高齢者が非常に多いのが特徴的です。
ダイヤモンド会員向けの飲み物が用意されていました。スパークリングワインなど酒屋で千円程度の安物ではありますが、気にかけてくれているとの心意気は強く感じられます。
一方で、朝食のラインナップはとてもとても普通であり、良くも悪くも外資系ホテルの朝食ビュッフェの王道ど真ん中を突き進んでいます。同じヒルトンでも小田原富山のように、地産地消を意識し郷土料理に振り切ってくれたほうが旅行者にとっては嬉しいなあ。
いつも通りサラダにサーモン、シャルキュトリ。ううむ、この写真だけを見ると、どの国のどのホテルの朝食か判断がつきません。それぐらい特色の無いビュッフェです。
エッグステーションは自分で小鉢に具材を取り分け、それらを料理人に渡せばオムレツにしてくれるというありそうでないスタイル。時間は要しますが、出来立てをテーブルまで持って来てくれるので気になりません。
申し訳程度に「五島うどん」と「皿うどん」が用意されているのですが、いずれも全く気合いが入っておらず、「とりあえず責任は果たしましたからね」とでも言いたげな、ユーザーの神経を逆撫でするクオリティでした。
色々書きましたが、全200室という客室数の割にダイニングは広々としており、ヒルトン東京のような入店時の謎の行列も生じることは無いので使い勝手は良いでしょう。上級会員はエグゼクティブラウンジで朝食を摂ることができる上に、当レストランでも専用エリアが充分に確保されており、常連客にとても優しいホテルに感じました。

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