高級レストラン"また行きたい"偏差値【2025年最新版】

  • フレンチ イタリアン 中韓焼肉 和食 その他 
  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


【保存版】高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

ハちゃんラーメン(はちゃん らーめん)/浜松町

ベトナム人が運営する純日本風ラーメン店として話題を集める「ハちゃんラーメン(はちゃん らーめん)」。と言っても店主はラーメン業界のトレンドを牽引する「麺処ほん田」で9年間修行を積み、料理長にまで上り詰めた経歴を持つ実力派。非常に感じの良いナイスガイでもあります。
30分待ちは当たり前の大人気店ですが、ピークを外せば並ばずに入店することができます。行列時は列の最後尾に並ぶ前に、まず店内の券売機で食券を購入する必要があり、初訪問者にとっては混乱の元となりやすいのでご注意を。

店内はカウンター5-6席にテーブルが2卓。テーブル席はあるにはあるのですが、あまりグループで訪れる雰囲気のお店ではありません。スタッフは全員が外国(ベトナム?)人ですが、皆、とても感じが良く、気持ちの良い客あしらいです。
私はの「特製昆布水つけ 塩」を注文。1,700円です。ごはんもののメニューもあり、面白いところでは「バインミー」「春巻き」「333ビール」など店主の故郷の品々がといったサイドメニューの用意あります。
「特製」には「鴨ロース」「鶏むね」「豚チャーシュー3種類」「味玉」などトッピングが山ほど並びます。複数の調理法を駆使した肉類は味わいが多様であり、仮にワインなども用意されればこれだけで立派なご馳走です。味玉の黄身は口中で様々な食材に溶け込み、クリーミーさを加えます。
麺は全粒粉入りのストレートタイプであり、昆布水にたっぷり浸すことで独特の透明感とツルツルとした喉越しが生まれ、プルプルとした弾力とモチモチ感を併せ持ちます。何もつけなくてもよし、塩やレモンで食べても良し、もちろんつけ汁につけても良し。このままで美味しい。
つけ汁には動物系のスープに魚介の出汁が重ねられており、塩ダレがその複雑な出汁の風味をより明確に引き立てます。透明感のある淡麗なスープであり、カドはなく非常に円やか。割烹料理店における立派なひと品に比肩するクオリティです。
こちらは期間限定の「牡蠣和え玉」。セメント色のペーストは真に牡蠣であり、ザラリとした舌触りから磯の香りが爆発します。豊洲市場「やじ満(やじま)」の牡蠣ラーメンとはまた違った魅力がある。麺のタイプは先からは少し細くなり、牡蠣ペーストと牡蠣醤油(?)とよく絡む。角切りのチャーシューもキッチリと乗せられており、これで400円というのは浜松町の奇跡と言えるでしょう。
美味しかった。ラーメン千円の壁もなんのその、麺料理という枠を超えてひとつの食事として完成しており、「Ramen Break Beats(ラーメン ブレイク ビーツ)」のようなマーケティングの味わいが強いラーメンとはまた違った魅力に満ちています。

次回はプレーンな「醤油ラーメン」を試してみたく、また、100円の追加料金で手揉み麺に変更できるなど組み合わせは無限大。近々、新橋に2号店のオープンも予定されており、そちらも楽しみです。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

ガーデンレストラン徳川園(とくがわえん)/大曽根(名古屋市)

かつて強大な権勢を誇った尾張徳川家の邸宅跡地に広がる歴史的な徳川園の中に位置する「ガーデンレストラン徳川園(とくがわえん)」。場所はJR大曽根駅から歩いて15分ほどであり、飲食店を数多く手掛ける株式会社ゼットンによって運営されています。食べログでは百名店に選出。
店内はいわゆるジャパニーズモダンな空間。最大の特長は壁一面に広がるパノラマウィンドウで、庭園を一枚の絵画のように切り取り空間の紛れもない主役に位置付けています。レストランウェディングにも対応可能な大箱で、スタッフの接客も軍隊のように統率が取れています。
アルコールは世界各国のワインや日本酒が豊富に取り揃えられている印象。ペアリングでは手頃なワインを上手く料理に合わせており値付けも非常に良心的。特別な事情が無い限りはペアリングで臨むことを強くお勧めします。
アミューズは紫芋を用いたグジェールでしょうか。味そのものは悪くないのですが、やや甘味が目立ち初手からグっときます。シャンパーニュと合うとも言い難い。もっと軽くてしょっぱいツマミが私は好き。
続いてサーモンとナスを重ねた前菜。サーモンの豊かな脂の旨味にトロリとしたナスが寄り添います。特筆すべきは全体をまとめ上げる梅の風味であり、爽やかな酸味とほのかな塩味が全体をスッキリとした印象に。和の要素を巧みに取り入れています。
続いてカブを焼いたん。みりんと醤油で香ばしく焼き上げられ、その甘みが最大限に引き出されています。合わせるのは春菊のほろ苦さがアクセントとなった鮮やかな緑色のソース。さらに鼻に抜ける柚子の爽やかな香りが、全体を軽やかにまとめ上げ、和の温かみとフレンチの洗練が上手く調和しています。
パンはシンプルで素朴なスタイルですが、全体的にソースがしっかりとした料理が続くので、ソースを拭って食べるにちょうど良い。畢竟、フランス料理とはパンとソースである。
お魚料理はタイ。皮目をパリッと香ばしく焼き上げつつ、バターと白ワインをベースにした伝統的なソースでコッテリいきます。添えられたバターナッツのネットリとした濃厚な甘みも良くマッチしており、全体が上手く調和したひと皿です。
メインは熟成知多牛と知多野菜。時間をかけて熟成された知多牛は、牛肉本来の凝縮された旨味と芳醇な香りが印象的。脂ギトギトというよりには赤身がしみじみ旨い系。付け合わせのお野菜から来る力強い甘みやほろ苦さも肉の濃厚な味わいを引き立てる。
デザートは旬を迎えた梨を色んな形で味わいます。フレッシュな梨のシャキシャキとした食感と爽やかな甘み、丁寧にコンポートされた梨のとろりとした舌触り、そしてひんやりとしたソルベなど、ひとつのお皿の上で多彩な味わいと食感の変化が楽しめます。アールグレイの華やかな香りもオシャレです。
お茶菓子と紅茶を楽しみごちそうさまでした。以上のコースが1万円ほどで、酒やら何やらでお会計はひとりあたり1.5万円ほど。これだけの空間・接客・質・量を楽しんでこの支払金額は実にお値打ち。客層はランチオバサンが支配的でロマンには欠けますが、名古屋の高級店のランチはどこもこんな感じなので、これはそういうものだと割り切るほかありません。
また、食事の前後における徳川園でのお散歩や隣接する徳川美術館での上質な時間の過ごし方を考えると、やはりランチに訪れるべきレストランかもしれません。徳川美術館は徳川ガチ勢が多く、ゲストもキュレーターもレベルが高いので日本人であれば一度は訪れたいところ。レストランと全てセットで是非どうぞ。

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やきとり 右羽。(うう)/学芸大学

「鳥さわ」の学芸大学店が「やきとり 右羽。(うう)」としてリブランドオープン。「鳥さわ 学芸大学」で活躍した砂田健二シェフが店を買い取る形で独立開業したそうで、再出発後も百名店に選出されるなど高い評価が続いています。場所は学芸大学駅の東口から歩いてすぐです。
店内はカウンターに7-8席とテーブル席が2卓。黒を基調とした内装でスタイリッシュでモダンな印象。ドリンクは高くなく、ビールの中瓶が800円に日本酒は1合900円からと良心的な値付け。店主はソムリエでもあるそうで、ワインの品揃えも見逃せません。
お通しにぬか漬け。恐らく自家製のものであり、キュウリとダイコンが丁寧に漬け込まれています。発酵由来の程よい酸味と深い旨味、そして野菜本来のシャキシャキとした食感が心地よい。
低温調理のレバ刺し。ネットリとした舌触りとレバー特有の濃厚な甘みとコクが凝縮されており日本酒が進む進む。濃いめのタレやピリっとしたカラシも味わいにリズムを与えます。
串焼きはおまかせストップ申告制。鶏肉は「鳥さわ」の代名詞「大山どり」と異なり山口県産の地鶏「長州黒かしわ」を用いています。まずはハツモト。その名の通りハツのモトであり、ハツ由来のシャキシャキ感と内臓特有のコクを楽しみます。
お口直しに鬼おろし。大根のシャキシャキとした繊維質な食感と、瑞々しい辛味・甘みがダイレクトに感じられます。こちらに出汁醤油をサっとかけて、これだけで立派な酒のツマミです。
サビ焼き。肉はササミを用いており、脂肪が少なく淡白な味わいですがパサつきはなくジューシーでふっくらとした食感。上質なワサビの清涼感ある辛味がササミの繊細な甘みを引き立てます。
うずらの玉子。黄身は半熟に仕上げられており、外は香ばし、中はトロリとして黄身、一体。タレの香ばしさも感じられ、シンプルながら奥深いひと品です。
焼きナス。焼き鳥と同じく炭火でバリっと焼き上げられ、内部はトロトロでジューシー。カイワレの程よい辛味と苦味が大人の味覚を演出します。焼鳥屋というよりも割烹料理店に通じる完成度です。
かしわ。いわゆるモモ肉であり、焼鳥の王道でしょう。適度な弾力と噛みしめるほどに溢れ出す地鶏特有の濃厚な肉汁と深いコクが特長的。「長州黒かしわ」の持つ力強い肉の旨味をダイレクトに堪能できる逸品です。
砂肝。非常に筋肉が発達しており、シャキシャキとした強い歯ごたえが激しい。噛むほどに滲み出る淡白ながらも奥深い旨味が魅力的。
だきみ。適度な脂と旨味があり、胸肉と皮の良いとこ取りをした味覚。いま変換で「いいとこ鶏」って出て何か嬉しかった。
秋の味覚の代表格である銀杏を串に刺し、塩を振って香ばしく焼き上げました。翡翠色の実からは特有のほのかな苦味と、もっちりとした食感、そしてナッツのような濃厚な甘みとコクが感じられ、肉系の串が続く中での絶好のアクセント。
つくね。粗目に挽いた肉に軟骨をブレンドし、じっくりと熱を通し炭火の香りを移していきます。卵黄が無いのが寂しいですが、タレはアッサリとした仕上がりなので、恐らくは意図しての構成でしょう。
レバー。冒頭のレバ刺しとは印象が異なり、表面は香ばしく中はトロっと対比が面白い。身が締まって味は濃厚。臭みは一切なく、レバー特有の甘みとコク、滑らかな舌触りを楽しみます。
ちょうちん。卵管の代わりにレバーとササミを用いているそうで、口中でキンカンをタレのように絡めて頂きます。卵黄のコク、レバーの濃厚さ、ササミの食感が三味一体だ。
食道ポン酢あえ。クニュクニュとした強い歯ごたえが印象的で飲酒的。さっぱりとしたポン酢で和えており、その酸味とカイワレの辛味が良く合う。噛むほどに旨味が出る、酒の肴に最適な珍味です。
肉厚の椎茸をそのまま串に刺して炭火で焼き上げました。椎茸の傘の内側に旨味を含んだ水分じわっと滲み出てきており、その独特の芳醇な香りとジューシーな食感を楽しみます。
ラスイチはソリ。モモの付け根にあるピンポン玉大の希少な部位であり、モモ肉の弾力とジューシーさに加え、内臓に近い部位特有の野性味を併せ持ちます。味が濃く肉汁が豊富であり、トリを飾るに相応しいひと品です鶏だけに。
〆のお食事はラーメンをチョイス。スープは清湯で濁りがなくクリア。それでも見た目とは打って変わって濃厚な味覚であり、コラーゲンがヌラヌラ。食後は平子理沙みたいなリップになる、専門店顔負けの一杯です。
家族のためにお土産のお弁当も注文する優しい私。以上を飲んで食べてお会計は1.4万円ほど(うち弁当が2千円)。ここのところ焼鳥の高級化が進み、1万円超えは当たり前の世界となってきましたが、その界隈でも頭ひとつ抜けたクオリティに感じます。費用対効果を含めた食後感が素晴らしい。やはり肉ひとつひとつがガッチリとデカいのが良いですね。肉喰ってる感に浸りたい方は是非どうぞ。

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焼鳥は鶏肉を串に刺して焼いただけなのに、これほどバリエーションが豊かなのが面白いですね。世界的に見ても珍しい料理らしく、外国人をお連れすると意外に喜ばれます。
素人にとっては単に串が刺さった鶏肉程度にしか思えない料理「焼鳥」につき、その専門的技術を体系的に記しています。各名店のノウハウについても記されており、なるほどお店側はこんなことを考えているのかという気づきにもなります。

Tamuzza(タムッツァ)/若狭(那覇市)

那覇の人気イタリアン「BACAR(バカール )」がビルを建て、3階に系列店「Tamuzza(タムッツァ)」をオープン。立地は若狭と那覇中心地からは遠く離れており、偶然通りかかった客を迎え入れるのではなく、明確な目的を持ってこの場所を探し出した者だけを招き入れるという意思を感じます。    
店内はカジュアルな雰囲気なのですが、とにかく座席がキツキツですね。電車の座席ぐらい狭く落ち着かない。おまけに隣のおぢが酔っぱらっていてグデングデン何度もぶつかってきてムカ着火ファイヤー。まさに客層は「BACAR(バカール )」のそれを引き継いでおり、頭がメガソーラーな内地の連中が支配的です。まじでうるさいし、逃げ場がない。
酒は周辺相場に比べるとやや高め。というよりも、客層と同様に東京のイタリアンレストランのそれと同等です。また、19時一斉スタートと仕組みもまた東京みがあり、四捨五入すると此処は東京なのかもしれません。
アミューズはブリオッシュにバターを乗せ、その上にたっぷりとボッタルガ(カラスミ)を振りかけたひと品。ブリオッシュの甘くリッチな風味とバターのコクがボッタルガの濃厚な塩気と魚卵の旨味をまろやかに包み込みます。隠し味に加えられたマンゴーのトロピカルな甘みが洗練された味わいを演出します。
定番のカプレーゼを現代風にアレンジしたひと品。甘味と酸味のバランスが良い県産トマトに仄かな甘みのドラゴンフルーツを組み合わせ、そこにクリーミーなストラッチャテッラを乗せることで全体の味をリッチにまとめています。
数種類のキノコをじっくり煮込みんだ「ミネストラ」。旨味を最大限に引き出した滋味深いスープであり、種々のキノコの芳醇な香りと味わいが口いっぱいに広がります。中央の温泉卵を崩すと、トロリとした黄身がスープに溶け出し、全体をよりマイルドで濃厚な味わいへと変化させます。
平打ちの幅広パスタ「タリアテッレ」に、旨味の強い赤鶏の挽肉を合わせたひと皿。卵の風味豊かなパスタにコクと歯ごたえがある赤鶏がよく合う。全体として素朴な料理なのですが、シンプルながらも奥深い味わいで、素材そのものの力を存分に楽しむことができます。
メインは豚ヒレ肉。島豚をしっとりと柔らかく焼き上げ、サフランの華やかな香りを効かせたシチリア産のチーズをオン。豚肉の上品な味わいにエキゾチックでクリーミーな風味を加えています。付け合わせのからし菜が持つピリッとした辛味とほろ苦さが、料理全体に爽やかなアクセントを与え、味わいを引き締める役割を果たしています。
もう少し食べれそうだということで追加注文。こちらは紅はるかのニョッキ。サツマイモ特有の強い甘みとネットリとした食感が特長的。ソースはバターのリッチな風味を活かしたもので、その乳脂肪のコッテリ感と甘味からデザートのような感覚も楽しめる、ユニークなひと皿です。
続くパスタは太麺で、沖縄らしくヤギ肉と共に楽しみます。ヤギ肉特有の風味と内臓から出る濃厚なコクと複雑な味わいがソースのベースとなっており、独特のクセが支配的。私は大好物なのですが、連れは「ムリだ」と秒で断念していたので、好みが分かれる食材でしょう。
デザートにつき、私は紅茶のジェラートをお願いしました。上質な紅茶の茶葉を贅沢に用いており、その豊かな香りと深い味わいが詰まっています。まるで濃厚なミルクティーをそのまま凍らせたかのようです。

料理は美味しかったのですが、色々と違和感を覚える店でした。これだけの客数に対して料理人は1人であり、当然に皿出しのテンポは悪くなるのですが、必死に頑張っているのも良く見えるため文句を言うこともできず、つまりはシステムの破綻と評さざるを得ません。

このオペレーションと量でコース8,800円、ワインとパスタを追加してひとり2万円弱というのも割高で、良くも悪くも東京のイマドキの店をそのまま切り取って貼り付けたようなニュアンスが感じられます。「BACAR(バカール )」らしさは全開だ。

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