高級レストラン"また行きたい"偏差値【2024年最新版】

  • フレンチ イタリアン 中韓焼肉 和食 その他 
  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


【保存版】高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

実伶(みれい)/丸太町(京都)

御所南エリアの割烹の中でもトップクラスに評判の良い割烹「実伶(みれい)」。基本はアラカルトでの注文で、50近いお品書きからアラミニュイットで提供するスタイルが評判です。ちなみに店名は画家のジャン=フランソワ・ミレーにちなむそうです。
店内はカウンターが8席に奥に個室のテーブル席が1卓(写真は食べログ公式ページより)。重々しい日本料理店というよりはフレンチやイタリアンのカウンター形式のお店のような居心地の良い雰囲気です。店主を含めスタッフの殆どが標準語なのが印象的。

中尾雄三シェフは長崎出身で、北陸や京都の旅館や祇園の割烹で腕を磨いた後、2016年に独立。ミシュラン1ツ星で、食べログではブロンズメダルや百名店にも選ばれています。
ビールは千円を切り、日本酒も1合で1,500円前後と、この手のレストランとしては悪くない価格設定です。東京の背伸びしたい居酒屋が似たような値付けという意味では良心的と言えるでしょう。
先付。左奥が卯の花で、いま貴方が想像しているようなおから料理とは5段階レベルが高い美味しさ。右手前はタケノコをすりおろし、うすい豆を混ぜ込んで揚げた、ありそうでない一品。揚げたてなのがとっても嬉しい。
すりながし。こちらもうすい豆を軸に春野菜をたっぷりと含み、季節を感じさせる美味しさです。こういう料理を毎日食べて暮らしたい。
蛸やわらか煮。旨味の強い食材ですが、それに負けない強い調味が酒を呼びます。とは言えお出汁のジュレで全体を上手く中和させるなど心憎い演出も。
伝助穴子は白焼きで頂きました。目の前で串が打たれ、そのまま炭火で丁寧に焼かれるライブ感。割烹料理店の醍醐味です。
蛤春野菜しゃぶしゃぶ。ブリブリに肉厚のハマグリをごっそり頂き至福のひと時。特に調味は行わず、貝の塩気と野菜のエキスでどうにかなってしまうのが素晴らしい。
あじフライ。そのままお造りでも食べることができそうなビンビンの個体をじっくりと深く揚げていきます。香ばしく深みがあって美味。ビールの苦味がとても良く合う。
ポテトサラダはいま貴方が想像しているようなジャガイモ料理とは5段階レベルが高い美味しさ。芋そのものの味わいが濃厚で、ところどころお漬物(?)が組み込まれておりキュムキュムといった歯ごたえが心地よい。
唐すみ餅。周りのみんなたちが皆、旨そうにかぶりついていたので、ハミゴは良くないと我々も慌てて注文。カラスミの旨さは当然なのですが、お餅が玄米を用いて作られており、その深みのある味わいに心をうたれました。
自家製の京あげ。こちらも目の前の焼き台でこんがりと焼き進められ、目で既に美味しい。削りたての鰹節も風味が良く、素朴な料理ながら小高い味わいです。
甘鯛ゆばあん。ムッチリとした食感でクリアな味わいの甘鯛に心を惹かれます。白眉は湯葉で、思いのほか厚みがあり、決して脇役ではない存在感のある味わいです。
和牛ビフカツ。鉄板焼き屋で食べれば万単位の金額を請求されそうな肉塊を、ザブっと気持ちよく揚げていきます。ただ揚げるだけでなく、いったん引き上げたのちアルミホイルで休ませてからもう一度揚げるなど、料理係る愛情を感じさせる調理です。
〆のお食事に毛がにと新生姜の釜御飯をチョイス。いかにも旨そうな甲殻類の香りとショウガのスパイシーな香りが食欲を刺激します。
ゴハンの美味しさはもちろんのこと、赤出汁やお漬物の状態も素晴らしい。パーフェクトと言える締めくくりでした。
以上を食べ、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり2万円強。東京在住者としては信じがたい費用対効果の高さです。この質および量で、東京の話がつまらない日本料理店よりも安くつくとは悪い冗談としか思えません。

店主を始めスタッフのみんなたちも気持ちの良い接客で、常連客が多めではあるものの一見に対しても分け隔てなく接してくれるのが嬉しいですね。インバウンド勢に遠慮して暫く京都通いを控えていましたが、再開する意欲を掻き立ててくれたディナーでした。

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洋食ビストロTOYAMA(とおやま)/西麻布

京都「洋食おがた」のシェフとして腕を鳴らし、東京でも「上野洋食遠山」として成功を収めた遠山忠芳シェフの西麻布のお店「洋食ビストロTOYAMA(とおやま)」。ミシュランではビブグルマンを獲得しています。
店内はカウンター4席にテーブルが12席(写真は公式ウェブサイトより)。シェフのワンオペなのですが、ほぼ満席なのに皿出しのテンポは非常に良く、およそ待たされたという記憶は1ミリもありません。前夜に仕事が遅いタコス屋を訪れたばかりだったので、感動もひとしおです。
飲み物につき、シャンパーニュの値付けだけ異常に高いのですが、その他の酒は立地を考えれば良心的な価格設定です。シェフの故郷である熊本のワインや日本酒が充実しており心和みます。
アミューズはカンパチのタルタル。魚の脂が滑らかに旨く、キャビアの塩気でバリっと〆る。先頭打者として見事な活躍を魅せてくれました。
続いてサワラ。熊本で釣り上げてその日のうちに届く極上品で、肌理の細かい味わいに恵比須顔。イチゴの仄かな酸味も心地よいアクセントです。
ガランティーヌには天草大王を起用しています。実に綺麗な味わいであり、こういう料理が冷蔵庫に常備されている生活をおくりたい。
洋食の顔たるメンチカツがやってきました。ナイフを入れると肉汁がジュワリと溢れ出てきます。お肉の部分の美味しさは当然として、濃厚なソース使いもパーフェクト。この時わたしは絶頂を迎えました。
スペシャリテのコンソメロワイヤルスープ。この料理は人類の宝として慈しむべき美味しさですね。濃厚かつエレガントという矛盾した旨さであり、トリュフの起用方法も的確です。この時わたしは絶頂を迎えました。今夜2度目です。
ホワイトアスパラ、芽キャベツ、ホタテ、豚タン。面白い食材の組み合わせですが、奥ゆかしい味わいのソースが全体を上手く取りまとめています。豚タンは熊本の「モンヴェールポーク」というブランド豚を用いているそうです。
パンはシンプルな味わいですが、ソースが後にも先にも濃厚オブ濃厚なので、これぐらいでちょうど良い。これくらいがちょうど良い。
メインは牛ホホ肉の煮込み。こちらも洋食のチャンピオンとも言うべき味わいであり、ドッシリとしたクラシカルなソースと共にバリ旨い。それら豊潤な味わいを受け止めるマッシュポテトが名脇役です。
デザートはてんこ盛りのカシスのアイスクリーム(?)にガトーショコラ。当店のスタイルを象徴するボリューム感ならびに味わいであり、最後の最後まで本当に楽しませて頂きました。
コーヒーでフィニッシュ。ごちそうさまでした。素晴らしいお店でした。このクオリティの料理がジャンジャン出てくるコースが12,500円とは恐れ入る。酒の値付けも含めて西麻布の良心とも言うべき存在であり、全てにおいて誠実さが感じられる食体験。アラカルトの注文も可能なようなので、次回は大食いフレンズと共に全種類制覇の勢いで注文したいと思います。オススメ!

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中國菜Yoshi/前島(那覇)

とまりん近く、アクアチッタ那覇の裏手にある「中國菜Yoshi」。現在の業態になってからのネット上の情報は少ないですが、沖縄のフーディー達が一目置くホットな中国料理店です。私は何のコネもなく電話で凸って予約したのですが、事情聴取に近い形で色々と尋問され、クセの強い店だなあとドキドキしながら訪問しました。
店内は中国の食堂といった雰囲気で、7-8人程で満席というサイズ感。先に「現在の業態になってから」と記しましたが、以前は千円台のランチなどもやっていたようですが、現在は客単価2万円を超える高級路線へとシフトしています。
とは言え飲み物の価格設定は良心的で、タイガーの樽生は980円であり、赤星の中瓶は600円とお値打ち。中国料理なので紹興酒はもちろんですが、ワインのラインナップも充実していました。
さっそく上海ガニ。高貴な紹興酒と白酒にジックリと漬け込み、とろりとした質感を楽しみます。これはもう文句なしに先頭打者ホームランであり、酒好きには堪らない味覚。タレ(?)そのものにもアルコールがたっぷり残っており、酒で酒を飲むという背徳に満ちた味覚です。
続いて点心盛り合わせ。そのへんの中華料理店の冷凍モノとは一線を画す味わいであり、それぞれひと口サイズであるものの、料理として完成した味覚です。肉団子みたいなやつが超旨い。
お魚料理はアカハタ。フランス料理で言うところのヴァプールっぽい調理で、魚の質感を綺麗に保ちつつ味わいの良さを引き出します。パクチーやネギなどの香味野菜も良く合う。
アカハタのアラを使ったスープも併せて用意してくれます。余計な調味はなく魚の旨味を上手に引き出したエレガントな逸品。意外に可食部が多いのも嬉しい。
チンゲン菜とスティックセニョールを炒めます。ソースは中国料理を代表する発酵食品「腐乳」をベースとしており、シンプルな炒め物と思いきや複雑で奥行きのある味わい。
ミルクパン(?)も用意してくれたので、残ったソースを余すところなく楽しみます。
焼き物にもバリエーションがあって、オコゲにのったカリカリの皮や梅のソースを付けたものなど多様な味覚を愉しみます。外皮がカリカリとしており、肉料理なのにパクパクとスピーディーに食べ進めることができる悪魔的な料理です。
麻婆豆腐も一般的なそれとはひと味違ってて、どっしりとボディが感じられるソースに厚ぼったい豆腐、タピオカ粉を纏った白子が添えられます。深みがあって、重みがある。これはもう麻婆豆腐というよりは別の料理と表現した方が良いかもしれません。
〆の土鍋ごはん。上海ガニとフカヒレという貴族的な組み合わせであり、世の問題の全てを解決する旨さがあります。ゴハンはジャスミンライスであり、その香りの高さがソースの強さに全く負けていません。
デザートはカスタードまんなのですが、卵黄濃度が非常に高く実にリッチな味わいです。コースとは別で追加料金が発生しますが、1つ200円かそこらなので迷わず注文しましょう。

以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり2万円強といったところ。沖縄の夕食としては非常に高価ですが、そのクオリティは東京の超有名店に勝るとも劣らずなので、結果として大変お値打ちに感じました。

冒頭の事情聴取もゲストに心から満足してもらう為の情報収集でしょうから、予約の際に面倒がらず、何が食べたいかなどの相談をじっくりすると良いでしょう。

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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。

本場志向で日本人の味覚に忖度しない中華料理が食べたい方へ捧ぐ書。東京の、中国人が中国人を相手にしている飲食店ばかりが取り上げられています。ある意味では中国旅行と同じ体験ができる裏技が盛りだくさん。

ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


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