高級レストラン"また行きたい"偏差値【2026年最新版】

  • フレンチ イタリアン 中韓焼肉 和食 その他 
  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

小料理たみえ/安里(那覇市)

栄町の飲み屋街の外れ、戦後の面影が残る渋い雰囲気の場所にある「小料理たみえ」。伊平屋島出身のマダムが切り盛りする老舗小料理屋です。ゆいレールの安里駅から歩くと5-6分程度です。
店内は水場を囲むカウンター席と、奥に配置された小上がりの二層構造。飲み屋というよりは家庭の食卓のような雰囲気であり実にアットホーム。忙しくなってくると常連客が自発的に手伝いを始めることもあるそうです。
生ビールは500円。この手の飲食店はサーバーのメンテナンスがイマイチなことが多く瓶ビールに逃げがちなのですが、当店は清掃が行き届いており文句なしに美味しい。ジョッキもキンキンに冷えており、これが1杯500円とは栄町は今夜も豊かです。
お通しが豪華。もずく酢は太くてコシのある沖縄県産もずくを使用しており、三杯酢の角が取れたまろやかな酸味が身体に染み渡ります。モヤシのおひたし(?)は、シャキシャキとした食感を残しつつ出汁の旨味をしっかり含んだ優しい仕上がり。ジーマーミ豆腐は、落花生の濃厚なコクとモチモチとした弾力が特長的。甘辛いタレがピーナッツの香ばしさを引き立て、まるでスイーツのような幸福感を与えてくれます。
島らっきょ炒め。生の島らっきょう特有のツンとした辛みが火を通すことでホクホクとした甘みに変化し、そこにこれでもかというほどカツオ節が加わります。熱によって放たれるカツオ節の燻製香と、島らっきょうのパンチのある香りが混ざり合い、食欲を猛烈に刺激します。
近海モノの「さしみ盛」。マグロは冷凍を通していないためか特有のネットリとした質感が魅力的。酸味と旨味のバランスが良く、赤身の濃い味が楽しめます。島たこは本土のマダコよりも力強い弾力と噛み応えが心地よく、噛み締めるほどに磯の香り濃厚な甘みが滲み出てきます。
おでんセット。てびちが2本に大根、厚あげ、こんにゃく、たまご、チクワ、ウインナーが盛り込まれて1,500円と実にお値打ち。コンビニより安い。てびちが特に印象的で、箸で触れるだけで崩れるほどトロトロに煮込まれており、口の中でコラーゲンがとろけ出します。豚肉特有の臭みも無く、脂の甘みと出汁の塩気のバランスを楽しむ逸品です。
食後にサービスでプチトマトをお出し頂けました。皮が薄く、口に含んだ瞬間にパチンと弾ける心地よい食感。中から溢れ出す果汁は酸味が抑えられ、他方で濃厚な糖度を感じさせます。これは天然のスイーツだ。
以上を食べ、軽く飲んでお会計は4-5千円といった程度。アンマーの手料理と清潔なビールを楽しんでこの支払金額とは小躍りしたくなるほどの費用対効果です。次回はもっとお腹を空かせて訪れ、メニュー全制覇の勢いで臨みたいと思います。

那覇市、特に国際通りを中心とした観光エリアは急速に商業化・チェーン化が進んでおり、どこに行っても似たような沖縄料理が提供される傾向にあるりますが、その中で、当店のような店舗が存在する意義は極めて大きいでしょう。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。

グリル&コーヒー はせがわ(GRILL & COFFEE はせがわ)/北大路(京都市)

京都を代表する老舗洋食レストラン「グリル&コーヒー はせがわ(GRILL & COFFEE はせがわ)」。半世紀以上にわたり地元住民から絶大な支持を集め続けており、行列の絶えない大人気店。食べログでは百名店に選出されています。「HASEGAWA」の木看板と食品サンプルのショーケースが目を引くレトロな外観が目印です。
私は開店15分ほど前に到着したのですが、先客が15名ほどシャッター待ちしていました。40席近くあるため無事、一巡目に入ることができましたが、その後はずっと軒先で行列が生じている人気っぷり。

店内はランプや絵画が飾られ、木製のテーブルと赤のレザー調ソファーが並ぶレトロな空間で、どこかヨーロッパを思わせる雰囲気です。ちなみにおひとり様向けカウンター席の用意もあり、空いていれば列をすっ飛ばして案内してもらえるので、ソロ活おすすめです。
私は日替わりのサービスランチにエビフライを付けた1,500円の「Aランチ」に加え、単品で200グラム千円の「ハンバーグ」を追加しました。合計で2,500円ですが、これだけ食べて2,500円で済むとは食べる前から大満足です。
木曜日のサービスランチは「サカナフライ」。サカナとは何の魚かは不明ですが、淡白な白身の風味がコッテリしたタルタルソースに良く合います。生パン粉を用いて揚げているためか外はサクサク、中はふんわりとした仕上がりです。

追加でお願いした「エビフライ」がいいですねえ。ドッシリと肉厚な海老を用いており、かぶりつくとザクッという豪快な音がして香ばしい風味が広がり、中のエビからはプリプリとした弾力が楽しめます。「サービスランチ」を注文の方は必ずエビフライを付けて「Aランチ」化しましょう。必ずです。
ちょっとしたサラダも付随します。ドレッシングがかかってさっぱりとした味わい。ハンバーグも追加して肉々しくなっちゃったので、さらに追加でサラダもお願いすれば良かったかなあ。
追加でお願いした看板メニューのハンバーグ。細かく肉を挽き、タマネギと合わせて独特のふっくらした質感を表現しています。ソースはいわゆるケチャップソースで酸味と甘みが支配的。ややもするとウチのオカンが作るハンバーグソースに酷似しており、私にとって郷愁を誘う味覚です。決してマザコンというわけではない。
老舗洋食屋らしく、ゴハン・味噌汁・おかずという定食スタイルを守り続けており、ライスと味噌汁はサービスランチに標準で付属します。ライスは大盛も可能なようですが、デフォルトでも中々のボリューム感。先のケチャップソースのハンバーグと合わせて心なごむ味わいです。
味噌汁はいくつかの味噌がブレンドされているようで、まろやかで甘みのある味わい。ほっとする和のアクセントとなっており、洋食店でありながら日本の食卓の温かみをしっかりと感じさせてくれます。
以上を食べて2,500円。質および量を考えると大変にお値打ちな価格設定であり、やはり京都は洋食のレベルが高いと再認識したランチでした。常態的な行列が玉に瑕ですが、今日は並ぶぞと心に決めてから訪れましょう(後ろのオッチャンは小説を持ってきていた)。日影が無いため日傘の用意をお忘れなく。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
京都はとにかく和食がリーズナブルですね。町全体の平均点が高いのはもちろん、費用対効果も良いことが多い。その文化に影響を受けてか、欧米系のレストランにも目が離せない魅力がある。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

「そうだ 京都、行こう。」の20年 [ ウェッジ ]
価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/1/20時点)

JR東海「そうだ京都、行こう。」20年間のポスターから写真・キャッチコピーを抜粋して一冊にまとめた本。京都の美しい写真と短いキャッチフレーズが面白く、こんなに簡潔な言葉で京都の社寺の魅力を表せるのかと思わず唸ってしまいます。

パンツェロッテリア(PANZEROTTERIA)/松濤

渋谷区松濤にあるパンツェロッティ専門のイタリアン「パンツェロッテリア(PANZEROTTERIA)」。パンツェロッティとはイタリア南部発祥の揚げピザのことを指し、生地で具材を包んで揚げる料理。彼の地ではファストフードとして親しまれるものを食事として丁寧に仕立て直しています。
店内は落ち着いたグリーンと白のカラーコーディネーションにストライプやミラーで彩られたモダンな雰囲気。カウンター席がいくつかにテーブル席の用意があり、看板犬のお出迎えに思わず頬が緩みます。
ビールやグラスワインはいずれも千円強といったところ。ワインはイタリアのものが多く、オーナーのシニョーレ西正博はミラノやニューヨークで約25年間を過ごしたそうで、帰国のタイミングで当店を開業したそうです。
熟成ハム各種盛り合わせ。個性の異なるハムが揃い、それぞれの塩味・甘み・脂の旨みの違いを食べ比べます。添えられた白いのはニョッコ・フリット。小麦粉生地をひと口大に揚げたものでハムと合わせて食べると熱でジワりと脂が溶け出し、ワインが進むのなんのって。
トロマグロのタルタルステーキと野菜サラダ。脂の乗ったマグロの濃厚な旨みと滑らかな舌触りを楽しむひと皿。野菜には敢えてドレッシングを用いず、コショウ、白バルサミコ酢、オリーブオイルをテーブルでセルフにかけるスタイルです。
旬のフランス産ホワイトアスパラガス。パンツェロッティ生地で包んでふかすという当店流の調理です。ホワイトアスパラガスの強い甘みと瑞々しさをそのまま閉じ込めており、生地はアスパラガスのエキスを余すところなく吸い込んでおり美味。たっぷりとのせられた生ハムが塩気と深みを加え、アスパラガスの甘さと心地よい対比を生みます。
パンツェロッティは数十種類のフレーバーが用意されているのですが、今回は「5種類のキノコとチーズとクリームソース」を選択。個性豊かな5種のキノコを、芳醇なクリームソースとチーズとともに生地に包み、揚げることで中はとろりと濃厚なフィリングに仕上がります。ファーストフードの枠を超え、「食事」としてのパンツェロッティの真髄を体験できる看板メニューと言えるでしょう。
以上を食べ、軽く飲んでお会計は1万円強。オーナーの気さくな人柄と看板犬の存在が、店全体に柔らかな空気を漂わせています。渋谷の喧騒から少し離れた立地が、この居心地の良さを守っているのかもしれません。次は肉料理や魚料理にも手を伸ばしてみたいところ。それでも最後は、チーズたっぷりのパンツェロッティで締めると決めています。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
イタリア料理屋ではあっと驚く独創的な料理に出遭うことは少ないですが、安定して美味しくそんなに高くないことが多いのが嬉しい。
イタリア20州の地方料理を、その背景と共に解説したマニアックな本。日本におけるイタリア風料理本とは一線を画す本気度。各州の気候や風土、食文化、伝統料理、特産物にまで言及しているのが素晴らしい。イタリア料理好きであれば一家に一冊、辞書的にどうぞ。

首里崎山すば(しゅりさちやますば)/首里(那覇市)

た首里崎山町の閑静な住宅街で「YAKKUN WORLD CLUB(ヤックン ワールド クラブ)」という屋号で営業していたお店が2025年12月に「首里崎山すば(しゅりさちやますば)」としてリブランドオープン。観光の中心地から少し離れた高台にあり、ゆいレールの首里駅から歩いて15分ほど。ビーチハウスのようなヘルシーな外観が目印です。
玄関で靴を脱いで店内に踏み入れると、木の温もりが漂う明るく清潔感あふれる和のインテリアが広がります。BGMを含めてカフェのような雰囲気であり、ゲストは皆、「ここは沖縄そば屋で間違いないか?」と恐る恐る入店するのが何だかおかしい。
メニューは「崎山すば」一択で千円。ジューシーをセットに付けると1,200円です。具材のカマボコはジットリとした弾力があり、きちんと魚を練っているのが伝わる味わいの濃さ。三枚肉は醤油と泡盛の香りがふわりと漂う伝統的な甘辛い味付けです。
スープは濁りのない透き通ったビジュアル通り、雑味のない繊細な仕上がり。塩ベースの柔らかな味わいの中にカツオと豚の旨みが重なり合い、滋味深く体に染み渡ります。これに合わせる麺は全粒粉を配合した特注の生麺を用いているそう。細めの平打ちでコシが強く、全粒粉ならではの豊かな風味が心に残りました。
セットのジューシーは脂っこくなくアッサリとした仕上がり。豚肉、人参、昆布などの具材から出る出汁がしっかりと米に染み込んでいますが、決して重すぎず、そばの繊細なスープをより引き立てる名コンビです。
以上のセットが1,200円です。味は間違いなく良いのですが、ちょっとボリューム不足で割高感は否めません。また、選択肢が少なく何度も通って全種類制覇しようという動機も限定されるのも寂しいところ。新メニュー(?)が完成したとの情報をキャッチしたら、改めてお邪魔したいと思います。

食べログ グルメブログランキング

関連ランキング:カフェ | 首里駅


関連記事
寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。

DFSもハードロックカフェも閉店。韓国人観光客が7割超え。様変わりしたグアムのリアル。

ANAのマイルを使い切ろうプロジェクトが進捗中。ANAと同じアライアンスに属するユナイテッドエアライン(以下、UA)が東京-グアム間を日に数本を飛ばしており、この週末はANAマイルを用いて2泊3日の弾丸でグアムに遊びに行くことにしました。



ちなみにグアムは米領土ですが、アジアからの観光客を広く呼び込むため、本土のESTAとは別の独自査証免除プログラム(ETA)を運用しています。日本語にも対応しており、申請の翌日にはメールで審査OKの連絡が来るというスピード感。おまけに無料という気前の良さです。
他方、SNSのアカウント名を全て入力する必要があり、何となく抵抗があったのですが、入国時に触れられることはありませんでした。私の人畜無害な外観が役に立つこともあるのだ。
島内の移動はグアム独自の配車アプリ「Stroll」を活用します。UberやLyftが世界展開している中、グアム島内限定でわざわざ独自アプリを作るのは車輪の再発明と言えるかもしれません。

配車精度にも問題あり。ドライバーが乗車中のゲストを乗せたまま次の配車を受け付けており、次のゲストにはその事実が通知されません。他の配車アプリではほぼ標準のこの仕組みが欠如しているため、表示された到着予定時刻と実際の到着が大幅にずれるケースが頻発し、なかなかの使い勝手の悪さです。料金は東京のタクシーと似たようなもので、15分乗って3千円ぐらいです。
観光客の数はコロナ前の水準から50%以上も減少しているそうで、閉鎖したまま放置されているホテルやモールが目立ちます。グアムの象徴だった「Tギャラリア DFS」や「ハードロックカフェ」が相次いで閉店し、島の中心部・タモン地区の活気が大きく失われ、寂れてしまったという印象を強く与えています。
そうした衰退と歩調を合わせるように、観光客の構成も大きく様変わりしています。現在のグアムは韓国人観光客が全体の7〜8割を占めているそうで、かつて主流だった「英語+日本語」の案内や看板は、今や「英語+ハングル」の併記がデフォルト。ハングルのみの表記や韓国系レンタカー、韓国料理店も多く見かけました。韓国発の配車アプリ「K.ride(ケーライド)」もグアムでのサービスを開始しているほどです。
寂れ方は空港も同様で、規模が小さいだけでなく、航空会社のラウンジ運用もかなりシビアです。例えば、ユナイテッド航空(UA)の搭乗客がまだ大勢残っているにもかかわらず、UAラウンジは13時で閉まってしまいます。ビジネスクラスや上級会員に対しても、他ラウンジへの代替案内やミールクーポンの配布といった配慮は一切ありません。仮にクーポンをもらったとしても、空港内には硬い椅子のフードコートくらいしかないのが現状です。
また、プライオリティ・パスで入れるラウンジも17時には閉鎖されてしまうため、空港で出発までゆったり過ごすという選択肢はありません。空港での手続き自体は利用客が少なくスムーズなので、最終日はギリギリまでホテルや街中で過ごし、時間を合わせて空港へ向かうことを強くお勧めします。
一方で、世界最大級の「ドン・ドン・ドンキ」の出店という明るいニュースもあります。ただ、店内は日本やアジアの製品が大半を占めるため、日本人観光客にとっては新鮮味に欠けるかもしれません。しかし現地の人々にとっては非常に刺激的であり、日本人にとっての「コストコ」のような、非日常のワクワク感を味わえるアミューズメント的な存在として、新たなローカルカルチャーの拠点となっています。
グアムの湿気は凄まじいです。ホテルの窓を全開にしただけで、部屋じゅうのガラスやミラー、金属類が一瞬で結露したほどです。この高温・多湿な環境は、軍事にも影響を与えています。
そんなグアム滞在中、思わぬものを目撃しました。B-2ステルス爆撃機です(画像はWikipediaより)。グアムの北端には米軍の極東における超重要拠点「アンダーセン空軍基地」があり、B-2が配備されています。地下60mまで潜って起爆できるGBU-57(バンカーバスター)を搭載・運用できる世界で唯一の航空機です。

「ステルス」爆撃機ですが、これはレーダーに映らないという意味であって、肉眼には普通に見えました。なお以前、離陸直後に墜落する事故が発生しましたが、グアムの高温・多湿な環境がセンサーの電気系統に影響したことが原因とされています。あの湿気を体感した後では、妙に納得感がありました。
グアムは島全体の大きさが日本の淡路島と同じくらい(南北に約48km)と非常にコンパクト。車で一周する場合、ノンストップで走り続ければ90-120分ほどで回ることができます。

人口は約17万人。先住民のチャモロ人が3〜4割を占め、フィリピン系や白人(米軍関係者を含む)などが続きます。配車アプリで同じドライバーに何度も出くわすほどであり、そのこぢんまりとした規模感がどこか心地よいです。

タトゥーを入れた屈強な体格の人が多く、一瞬身構えてしまいますが、蓋を開ければ皆ニコニコと愛想がよく、何かと気にかけてくれます。その温かさの背景には、チャモロ文化に根付く「イナファマオレック」、すなわち相互扶助とおもてなしの精神があります。もともと人懐っこい気質に加え、ハワイほど観光客が押し寄せるわけでもないため、一人ひとりの旅行者にゆったりと向き合う余裕があるのかもしれません。

対照的にハワイでは「観光客のせいで島が住みにくくなった」という疲弊感が住民の間に静かに広がっています。陽光とアロハの裏側に、オーバーツーリズムという影が落ちているのでしょう。
歴史的な見どころを巡ろうとすると、どうしても「他国から支配され、翻弄されてきた生々しい傷跡」ばかりに突き当たってしまいます。日本人としては加害者側の立場も重なり、純粋に楽しめない居心地の悪さがあります。その歴史を正面から受け止める心の準備がないなら、グアムは滞在型リゾートだと割り切って過ごすのが正解かもしれません。
タモン湾の海は、透明度だけで言えばハワイのワイキキビーチより圧倒的に澄んでいます。遠浅で波も穏やか。ホテルのプールとビーチを行き来しながら、ビールを片手に夕日を眺める。それだけでグアムに来る価値は十分あります。
正直なところ、現在のグアムは2泊3日もあれば十分かもしれません。ただ、それが逆に強みになる場面もあります。3世代の家族旅行や会社の社員旅行、町内会の団体旅行には打ってつけです。訪れるべき場所が限られているぶん、参加者がバラバラに遠出することもなく、グループをまとめやすく管理しやすい。それでいて異文化の空気はしっかり漂っているので、「海外に来た」という特別感は損なわれません。刺激を求める旅ではなく、みんなで同じ時間をゆったり共有したい旅には丁度いい島かもしれません。


<ホテル>
■ハイアットリージェンシー グアム(Hyatt Regency Guam)
ホテルは「ハイアットリージェンシー グアム(Hyatt Regency Guam)」を予約しました。タモン湾に面した高級リゾートホテルであり、空港から車で約15分の好立地です。総じて「古き良きアメリカのリゾート」の趣で、設備の老朽感は否めず、1泊5万円の価格帯には割高感がありました。ただし、どのスタッフも笑顔で親切であり、それがこのホテルの最大の魅力と言えるかもしれません。


<飲食店>
ハワイ編でも記しましたが、ネット上の「アメリカではラーメンが1杯3千円もする!」「おにぎりが500円もする!」みたいな物価高自慢は、極端な例を切り取って面白おかしく喧伝しているだけで、そりゃあ(アメリカからすれば)外国の料理を食べたら割高になるのは当たり前でしょう。日本でパッタイを食べたら千円を超えるのと同じ理論です。アメリカに来たのであれば、牛肉などのようにアメリカの得意な食材を楽しむのが買い物上手というものです。

そこでグアムではハンバーガーばっかり食べてました。本当に美味しいし、チップも要らない。1ドル=100円で計算するとストレス無く楽しめるのでオススメです。

■スタックス スマッシュ バーガーズ(Stax Smash Burgers)
 グアムにスマッシュバーガー文化を根付かせたパイオニア店。チャモロマーケット出店を経てハガニアに実店舗をオープン。スマッシュ製法とは熱したグリルにパティを押しつけ、クリスピーなクラストを生み出す技法。グラウンドチャック&ブリスケットのブレンドパティに、フワフワのバター風味バンズを合わせた「Classic Burger」が看板メニュー。パティが薄く食べ応えはやや控えめだが、ハガニア観光のルートに組み込む価値ありです。

■メスクラ ドス(Meskla Dos)
https://www.takemachelin.com/2026/06/meskla.html
チャモロ文化とアメリカンダイナーを融合させたグアム発祥のローカルバーガーショップ。ウェスティン近くの2号店はオープンエアのテラス席もあり席数豊富。。看板メニュー「ランチェルバーガー」は炭火パティに目玉焼き・ベーコン・チーズを重ね、グアム伝統のピリ辛薬味「ディナンシェ」を効かせた特製ソースが個性的。JCBカード+クーポンで5%引きあり(2026年6月)。リゾートホテルエリアから徒歩圏内で、チャモロ風味のユニークな食体験が楽しめます。

■ハンブロス(HAMBROS)
https://www.takemachelin.com/2026/06/hambros.html
毎日店内で自家挽きするパティが自慢で、「ダブルダブルバーガー」はリブアイ&ブリスケットの2枚パティにチーズ4枚+クリスピーベーコンのボリューム仕様で肉の旨味が抜群。特注のもっちりバンズとの相性も◎。ビールバッターのオニオンリングもサクサクで必食。JCBカード+クーポンで5%引きの特典がありました(2026年6月時点)。

■カフェ キッチン(CAFE KITCHEN)
「ハイアットリージェンシー グアム(Hyatt Regency Guam)」の朝食会場。天井が高く開放的で、タモン湾を望む眺望は良好です。ただしスタッフの対応は不親切で、料理のラインナップは毎日ほぼ同じと変化に乏しい。日曜朝は混雑が激しく席も料理も不足する阿鼻叫喚状態のため、土曜日泊は避けるのが無難でしょう。大人$33+サービス料10%という価格に見合うクオリティとは言い難く、タモン周辺には同価格帯でより満足度の高い朝食店が多数あるため、外食を強くおすすめします。

食べログ グルメブログランキング
人気の記事
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。