高級レストラン"また行きたい"偏差値【2026年最新版】

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  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

くいや/天下茶屋(大阪)

労働者の街として栄えた大阪市西成区。スタミナ源としての肉料理、安価で栄養価の高いホルモン料理の需要が歴史的に高かった地域であり、ここ「くいや」はその激戦を勝ち抜いてきた名店として挙げられます。夕方から並びが始まりピーク時は1時間近く待つ大人気店。
花園町駅または天下茶屋駅から歩いて5分ほどと、都心からのアクセスはそれほど悪くありません。
何かのガイドブックで紹介されたのか、私を除くゲストの全てが韓国人でした。不思議な気分ですが、焼肉の本場の方々に認められたようで誇らしい気分でもあります。カウンター席と座敷のテーブル席が2卓あり、総席数は約20席と小規模なお店です。
酒が安い。大ビンは700円で、その他のアルコールはいずれも500円前後です。旨い肉に安いビール。ここはこの世の天国である。女将さんも各テーブルからの同時多発的な呼びかけに対し、「あー、こっちが聞くまで注文は待って!」とエンジン全開である。
焼き台は昔ながらのガスロースター。排煙設備も換気扇程度であるため、衣服に匂いがつくことは当店を訪れることができた勲章として受け入れましょう。キャベツが無料で供されるのですが、そのままシャキシャキ食べても良し、少し炙って甘味を上げても良し。手作りのタレは濃厚みがあり、肉の旨みを引き立てる名脇役です。
1人あたり0.5人前しか提供しない限定品の「上タン」。美しいサシと適度な厚みに目を奪われ、特有のサクッとした心地よい歯切れの良さが印象的。噛み締めるほどに濃厚な旨味と甘みのある脂が溢れ出し、スタートを飾るにふさわしいひと品です。
キムチの盛り合わせの味わいは中くらい。いわゆる韓国系のドッシリとした味覚ではなく浅漬けのライトタイプ。このひと皿で480円という価格設定は悪くないディールです。
心臓。角が立った美しい切り口から鮮度の良さが伝わって来ます。独特のプリッとした弾力と、サクサクとした歯切れの良い食感が心地よい。鉄分を感じさせる野趣がありながらも、血生臭さは皆無で、非常にクリアな味わいです。
上ミノ。肉厚で白く輝く身は、火を通すことで花が開くように切れ目が広がり、香ばしい焦げ目が食欲をそそります。口に入れれば、貝柱のようなシコシコとした独特の歯ごたえがありながら、決してゴムのように噛み切れないことはなく、心地よい弾力を楽しめます。
ハラミすじ。横隔膜の周辺にあるスジがついた部位であり、一般的なハラミよりも噛みごたえがありますが、その分、肉の旨味が凝縮されています。スジといっても硬すぎて食べられないようなものではなく、コラーゲン質のねっとりとした食感と、赤身の肉々しさが一体となった野性味あふれる味わいです。
ロース。適度に入ったサシは美しく、火を通してもパサつくことなく、しっとりと柔らかな食感を保ちます。脂の重たさはなく、赤身特有の鉄分を含んだ濃い肉の味がしっかりと感じられる。赤身肉の王道を行く上品さと、焼肉らしいパンチ力を兼ね備えています。
以上を食べ、大ビンを2本飲んでお会計は8千円。近所の「板前焼肉 一斗(いっと)」にせよ、やはり関西の焼肉は費用対効果が素晴らしい。東京のイケメンが焼いてくれる脂ギトギトの高価焼肉とは対極に位置する芸風。新世界観光のついでに少し足をのばして訪れましょう。

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寺門ジモン監督の焼肉映画。焼肉文化についてここまでシリアスに描けているのは監督の焼肉に対する並々ならぬ拘りに因るのでしょう。焼肉業界の有名店や有名人も沢山登場するので、焼肉通を標榜するのであれば必修科目の1本です。

鳩乃湯(はとのゆ)/学芸大学

学芸大学駅から歩いて2分ほどの場所にある「鳩乃湯(はとのゆ)」。銭湯のような店名ですが、その実体は大衆居酒屋であり、昨今の東京の飲食シーンにおけるネオ居酒屋の潮流を汲む一軒です。
内装は銭湯をモチーフにしていて、富士山の絵のような壁画、脱衣カゴ風の荷物置き、タイル使い、スタッフの半ズボン・サンダル姿など、遊び心のある雰囲気。コの字カウンター中心でテーブル席や座敷もあり、家族連れも多く沖縄の居酒屋のような印象を抱きました。昼は定食メニュー、夜は居酒屋メニューが中心です。
アルコールにつき、この辺りの居酒屋に比べると若干高め。とりわけ日本酒の値付けが良くないため、当店ではビールや焼酎、サワー類に留めるのが無難かもしれません。
スピードメニューの煮玉子。上手く半熟に仕上げられた黄身は、宝石のような琥珀色をしており、見た目だけで食欲をそそります。白身にはタレ(?)がしっかりと沁み込んでおり酒を呼ぶ味わい。安定感抜群のスターターです。
トロタクつまみ。巻物ではなく酒のアテとして再構築されたものであり、ミンチなマグロに組み込まれた沢庵のポリポリとした食感が心地よい。そのまま食べて良し、海苔に巻いても良し。
看板メニューの「豚角煮」。こっくりと煮込まれた豚バラ肉は箸で簡単に切れるほどの柔らかさ。とろりとした脂身の甘みと繊維がほぐれる赤身の旨味のバランスが良く、艶やかなタレからは程よく酸味も感じられます。酒に合うのはもちろんですが、これは白ゴハンが欲しくなる。
ナスのスパイシー唐揚げ。大きくカットされたナスを高温でカラリと揚げており、外側の衣はサクサク、中の果肉は熱々でトロトロのジューシーな仕上がりです。スパイスはクミン主体でスパイシーな風味が揚げたナスの甘味に良く合います。
鶏の唐揚げ。ひとつひとつがゴロッと大きく食べ応え抜群。肉汁がジュワッと溢れ出すジューシーな揚げ上がりで下味もしっかりとついており、奇をてらわない直球の美味しさです。千切りキャベツがたっぷり添えられているのも嬉しい。
以上を2人でシェアし、軽く飲んでお会計はひとりあたり3千円といったところ。小綺麗でシステマティックな運用を貫いており、料理の味わいは中々であることを考えると悪くないディールです。中目黒の「初場所(はつばしょ)」に食後感は似ているかな。ゴハンに合いそうなツマミが多かったので、次回はランチに定食でお邪魔したいと思います。大手町店も開業したそうなので、昼の用事ついでにそっちに行くのもアリですね。

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目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。

Tango Pub Bar Restaurant(タンゴ パブ バー レストラン)/ヴィエンチャン(ラオス)

ヴィエンチャンの食文化を語る上で、フランスによる保護国時代のあゆみは無視できない要素ですが、「Tango Pub Bar Restaurant(タンゴ パブ バー レストラン)」ようなビストロ形式のレストランも、その文化的遺産の正当な継承者として機能しています。オーナーはフランス人で、ヴィエンチャンの中心地・ナイトマーケットすぐ近くに位置します。
「Pub Bar Restaurant」とありますが、実態はブラッセリーのような雰囲気。木材を多用した内装と暖色系の照明によって構成されたダイニングに加え、欧米のカフェ文化を踏襲したテラス席の用意もあります。欧米人の殆どはテラス席に座っていましたが、私は蚊に刺されるのを避けて店内奥に引きこもりました。
アルコールにつき、ビールなどは周辺相場よりもやや高めであるものの、それでも1杯400-500円程度なので大勢に影響はありません。他方、ワインなどは地代と人件費が影響してか、ド輸入品であるにも関わらずパリや東京よりも控えめな価格設定です。
シャルキュトリー盛り合わせ。山ほど盛り込まれて3千円を切るのだから恐れ入る。塩気が効いた生ハム、スパイスの香るサラミ、肉の旨味が詰まったパテなど、ひと口ごとに異なる食感と味わいを楽しめます。4人ぐらいで食べてちょうどよいボリューム感です。
なお、シャルキュトリの塩気はかなり強めであり、ワインやデフォで用意されるパンと合わせて楽しむと良いでしょう。とは言えパンのレベルはパっとせず、ルアンパバーンの「THE APSARA RIVE DROITE(ジ アプサラ リヴ ドロワト)」で食べたものは本当にレベルが高かった。
3種のヤギチーズのサラダ。ヤギの乳から作られるシェーブルチーズを主役に、と思いきやベーコンの量がとんでもない。この料理はもちろん後続の料理もボリューム満点なので、ちょっと注文し過ぎたかもしれません。なお、シェーブルは酸味のある爽やかなコクと独特の香りを保持しており、フランスから輸入した上できちんと管理していることが伺えます。
鴨の胸肉はマンゴー蜂蜜ソースで楽しみます。鴨は程よく脂が乗り、濃厚なコクがあるのが特長的。そのしっかりとした脂の旨味を、マンゴーのトロピカルな酸味と蜂蜜のまろやかな甘みが包み込む甘じょっぱいハーモニーで楽しみます。

添えられたラタトゥイユも山盛り。水をほとんど使わず、野菜自身が持つ水分と旨味だけで煮詰められているため、トマトの凝縮された酸味と野菜の自然な甘みが濃厚に絡み合います。ラタトゥイユとパンだけで立派なランチになりそうだ。
こちらはバヴェットステーキ。牛のハラミやカイノミに近い、横隔膜周辺のお肉です。日本の霜降り肉のような脂の甘さではなく、赤身特有の力強い肉の味をダイレクトに楽しむスタイルであり、噛めば噛むほどに繊維の間から濃厚な旨味と肉汁が溢れ出します。適度な弾力があり、「肉を喰っている」という野性的な満足感が格別。

付け合わせはドフィノワ 。フランス南東部ドフィネ地方の郷土料理で、平たく言えば「ジャガイモのクリームグラタン」でしょうか。表面の焦げたクリームの香ばしさと、中のホクホクとしたジャガイモの優しい甘み、そして食欲をそそるニンニクのアクセントは、シンプルながらも存在感抜群の旨さです。
これだけ満喫して、支払いは一人4〜5千円ほど。内陸国とは思えない食材の質と、フランス人オーナーによる本場の味付け、そしてラオス価格。これらが見事に融合した、非常に使い勝手の良いお店です。ヴィエンチャン滞在中、現地の味に少し疲れた時や、ガツンと肉とワインを欲した夜に、間違いのない選択肢となるでしょう。

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山為食堂(やまためしょくどう)/和歌山市駅

一般的に和歌山ラーメンは、醤油ベースの透き通ったスープを特徴とする「車庫前系」と、豚骨醤油の白濁したスープを特徴とする「井出系」に大別されますが、その二項対立の図式には収まりきらない独自の進化を遂げているのが「山為食堂(やまためしょくどう)」でしょう。

昭和28年(1953年)創業の歴史あるお店で、元々はうどん屋としてスタートしましたが、現在は中華そば(和歌山ラーメン)が看板メニューであり、食べログでは百名店に選出されています。
昭和の趣を残す店内。意図的に作られたテーマパーク的なレトロさではなく、50年以上の歳月が堆積した結果としての真正な歴史性を感じさせます。店の隅にカウンター席がいくつかと、テーブルが数卓あって、トータルでは30席ほどでしょうか。平日の開店と同時に地元民で席を埋める人気っぷりには舌を巻きます。
私は単品1,300円の「チャーシューメン」を注文しましたが、他のゲストは皆「ライス」と一緒に注文していました。分厚いチャーシューを白ゴハンにバウンドさせて食べるスタイルが王道のよう。和歌山ラーメンのシンボルであるカマボコは茶色いスープの中での視覚的なアクセントになります。
チャーシューは豚バラ肉をじっくり煮込んだトロトロの柔らかさが最大の特長であり、 醤油ベースのタレが中までしっかりと染み込んで濃厚な味わい。厚切りでボリュームがあり、甘味も強い。なるほどこれはライスと一緒に楽しみたい。
スープは骨粉を感じるほどの超濃厚豚骨醤油。レンゲが沈まないほどに粘度が高く、クリーミーでドロドロとした口当たりですが、後味は意外とあっさり。醤油ダレ(カエシ)もしっかりと効いており、豚骨の野性味あふれる旨味とぶつかりますが、骨髄から抽出されたゼラチン質と脂質が高度に乳化しており、全体は丸く収まっています。
一般的な和歌山ラーメンは細めのストレート麺が主流ですが、当店はスープに負けない極太ストレート麺。うどんに近いほどの太さとコシがあり、モチモチとした弾力が魅力的。スープのとろみがよく絡み、咀嚼する喜びを提供してくれます。
美味しかった。「井出商店(いでしょうてん)」「清乃(せいの)」も美味しですが、それらとはまた違った魅力があり、うどん等メニュー構成を含め独自路線を突き進む名店と言えるでしょう。次回はおなかを空かせてライスも一緒に注文するんだ。

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ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

レンゲ エキュリオシティ(Renge equriosity)/銀座

2009年に新宿で旗揚げし、2015年に銀座に移転し10年の歴史を育んだ「レンゲ エキュリオシティ(Renge equriosity)」。「ヌーベルシノワ(新しい中華)」あるいは「イノベーティブ・チャイニーズ」の旗手として評判を集め、食べログではシルバーメダルならびに百名店に選出されています。
店内はバーやサロンを彷彿とさせるモダンな内装。赤や金、龍のモチーフといった、いわゆる中華料理店らしさは排除されています(写真は公式ウェブサイトより)。最大の特徴は客席と一体化したフルオープンキッチン。ステンレスの厨房と木のカウンターの対比が美しく、調理の熱気や香りをダイレクトに感じるライブ感が魅力です。

西岡英俊シェフは新宿御苑「シェフス(CHEF'S)」で日本の上海料理界の重鎮であるムッシュ王恵仁に師事したのち2009年に独立したそうです。
アルコールにつき、ビールは千円を超え、グラスワインは2千円からと、この手のレストランらしい値付けです。あまりガバガバ飲む気が起きないようなガバナンスがきいている。まあ、銀座ですし、こんなものと言えばこんなものでしょう。
飲み物と共にスっと先付が出てきました。左奥は毛蟹、右手前は冬牛蒡のひと口春巻きでで、揚げたてでパリッとはじける極薄の皮を噛み締めます。熱々の毛蟹の甘みと土の香りを纏った力強い牛蒡の風味の対比が心地よく、シャンパーニュが進む逸品です。
前菜盛り合わせ。冷菜と温菜が織りなす味覚のパレットのようなひと皿で、とりわけクワイが美味。独特の苦味と食感を持つクワイに、中華スパイスの代表格である五香粉をまぶして揚げることで、スナック感覚の中にエキゾチックな風味を閉じ込めています。これまでクワイと言えばオカンのおせち料理ぐらいでしか食べた経験がなく、オカンには申し訳ないがその3倍は旨かった。
薬膳スープ。烏骨鶏やスッポンといった滋養強壮に良い食材と、金華ハムや干し貝柱の乾物から抽出された旨味が何層にも重なり合っており、身体に染み渡るような透明感があります。薬膳といっても漢方特有の癖はなく、飲むほどに身体が芯から温まり、胃腸が整うような、優しくも力強い味わいです。丼いっぱいで飲みたいくらいだ。
伊勢海老と雲丹の麻婆豆腐。通常の挽肉の代わりに、伊勢海老の弾力ある身と濃厚な味噌、そして雲丹のクリーミーな甘みを用いており、これは果たして麻婆豆腐と呼んでよいものかと疑うほどチートな旨さです。辛味は控えめで、辛いものを食べるための料理ではなく、スパイスを通じて素材の良さを引き立てる料理とも言えます。
ハタの香り蒸し。広東料理の真髄である「清蒸(チンジョン)」で、魚が持つゼラチン質と白身の弾力を上手く引き出しています。上からかけられた醤油ベースのタレが実に香ばしく、白髪ネギや生姜のかおりと共に食欲を刺激します。ある意味では日本料理に近い風味があり、日本人の琴線に触れる味わいです。
メインの肉料理は黒毛和牛。しっかりと脂がのっているのですが、山椒のフレッシュな痺れと柑橘系の爽やかな香りが効いているため、和牛の脂を決して重く感じさせません。肉の濃厚な旨味を山椒がキリッと引き締め、余韻には爽快感が残る、コースの終盤でもペロリと食べられてしまう洗練された肉料理です。この軽やかさの実現はフランス料理界隈も見習うべき調理でしょう。
コースの締めくくりに大山地鶏そば。 具材を削ぎ落とし麺とスープだけで勝負するスタイルです。スープは雑味のないクリアな味わいで、鶏のピュアな旨味と甘みが凝縮されており、塩味は角がなくまろやか。 細めのストレート麺がその繊細なスープをたっぷりと持ち上げ、するたびに鶏の香りが広がります。やはり日本料理のような引き算の美学を感じる一杯です。
デザートは洋菓子のような外観。泡(エスプーマ?)は和三盆を用いており、口に入れた瞬間にシュワっと消え、上品で優しい砂糖の甘みだけを残します。底には「紅まどんな」とそのゼリーが敷かれており、柑橘の爽やかな酸味と和三盆の繊細な甘さが旨く溶け合います。
ライチの風味をきかせたお茶でフィニッシュ。ごちそうさまでした。

以上のランチコースが1.5万円で、酒やらお茶やらサービス料を含めてお会計はひとりあたり2万円といったところ。銀座という立地と料理の質を考えればリーズナブルな価格設定であり、次回はディナーを試してみたいなという期待を抱かせてくれました。雰囲気もサービスもバッチリで、接待に使うのも良さそう。次回はおぢを連れてお邪魔したいと思います。

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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。

本場志向で日本人の味覚に忖度しない中華料理が食べたい方へ捧ぐ書。東京の、中国人が中国人を相手にしている飲食店ばかりが取り上げられています。ある意味では中国旅行と同じ体験ができる裏技が盛りだくさん。