タンメン+ギョーザ=タンギョーの聖地として親しまれ、百名店にも選出されている「來々軒(らいらいけん)」。東西線の木場駅と東陽町駅の中間あたりであり永代通り沿いに位置します。
ちなみに当店は店主の体調不良と後継者不足により一度閉店したことがあるそうです。しかし当店の味に惚れ込んでいた常連が一念発起して会社を辞めて弟子入りし復活を遂げたそうな。
ランチタイムは行列の絶えない人気店なので、私はオープン直後の10:35頃にお邪魔しました。店内は厨房を囲む逆L字型のカウンター席が中心。券売機による食券制で、先に購入してから座席に着きます。電子マネーを使えるのが便利です。
ちなみに卓上には自家製のラー油が置かれており、これを先の野菜や麺類、ギョーザに塗布して食べるのが当店の作法として規定されていますが、私にはどうにも苦味を強く取ってしまい、あまり口に合いませんでした。テイクアウト(お土産)用としても販売されているようで、好みは人それぞれである。
「タンギョー」の「タン」すなわち「タンメン」。ベースとなるのは鶏ガラをじっくりと炊き上げた透明感のあるスープであり、そこにたっぷり入った野菜の甘みと旨みが溶け出します。あっさりとした塩味で、内臓に負担をかけずにスルスルと身体に収まっていきます。
麺は東京を代表する製麺所「浅草開化楼」謹製。太目で程よくウェーブがかっており、芯に適度なコシを残したカタメの仕上がり。滑らかでツルツルとした喉越しを感じつつ、噛み締めるとモチモチとした力強い弾力が広がります。
「タンギョー」の「ギョーザ」の部。こちらの皮にも「浅草開化楼」の生地が使われているそうで、もっちりとしたコシを引き継ぎつつ、揚げ焼き風の外皮はカリッとした歯触りを楽しむことができます。鶏ガラスープで下茹でしているのか、何も付けなくても結構な味を感じます。
内部は肉と野菜の餡がギッチギチに詰まっており、なるほど重量感があるわけです。粗めに刻まれたキャベツはシャキシャキとした食感を残し、加熱によって引き出された自然な甘みが印象的。噛むごとに濃厚な肉汁が溢れ出し至福のひととき。
「タンギョー」が1,550円に「野菜小皿」が50円で合計が1,600円。たっぷりの野菜と旨い麺、上品なスープ、ボリューム満点のギョーザを食べてこの支払金額は実にお値打ち。常連の手により復活してくれて私は本当に嬉しい。ありがとう!そして、ありがとう!
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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
本場志向で日本人の味覚に忖度しない中華料理が食べたい方へ捧ぐ書。東京の、中国人が中国人を相手にしている飲食店ばかりが取り上げられています。ある意味では中国旅行と同じ体験ができる裏技が盛りだくさん。