高級レストラン"また行きたい"偏差値【2026年最新版】

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  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

とり吾(とりご)/中目黒

2024年4月にオープンして以来、その高いクオリティと費用対効果で瞬く間に話題となった「とり吾(とりご)」。食べログでは百名店に選出されています。最寄り駅は中目黒で、山手通りから一本裏路地に入った閑静な場所に佇んでいます。
無駄な視覚的要素を極限まで削ぎ落としたシンプルかつモダンな内装(写真は食べログ公式ページより)。グレーと白を基調としたシックなマテリアルが用いられ、横並びのカウンター席が9席のみ整然と配置されています。店内にはBGMを一切流さず、静寂の中で炭火がはぜる音や、肉が焼き上がる微細な音を主役に据えることで、食への没入感を演出しています。ちなみに数山裕平シェフは「いぐち」や「とり澤」、そして恵比寿の迷店「わさ」などで修業を積んだようです。
飲み物はハートランドの中瓶が990円と、まあ、この手のレストランとしてはこんなもんでしょうか。日本酒の用意も豊富なのですが、ゲストの多くは炭酸水やお茶ばかり飲んでおり、焼鳥屋でノンアルかあ、と、時代はすっかり変わってしまった。
さっそく焼鳥に入ります。鶏肉は単一の銘柄鶏の仕入れに固定化することをあえて避け、週替わり(?)で色んな地鶏を取っているようです。

コチラ砂肝。コリコリとした独特の歯ごたえが持ち味で、塩でシンプルに焼き上げることで、香ばしい炭の香りと歯切れの良い食感が引き立ちます。
鬼おろし。大根を粗く挽き、繊維がしっかり残るざらりとした食感が特長的。シャキシャキとした水分をたっぷり含み、箸休めとして次の串へ向かう味覚をリセットしてくれます。
ささみ。火を入れ過ぎず、ミディアムレアの加減で焼き上げることでパサつきとは無縁のシットリ感を演出。ツンとしたわさびの辛味や爽やかな香りが、ささみのほんのりとした甘みと調和します。
つくね。大葉を練り込んでおり、ふっくらとジューシーな肉の旨味と、爽やかなハーブの香りが絶妙に溶け合います。口当たりはふんわりと柔らかく、コクがあるのに後味は軽やか。
もも。鶏肉の中でも最も脂が乗り、ジューシーな旨味が凝縮された定番部位です。皮目はパリッと香ばしく焼き上げられ、内側の肉はしっとり柔らかい食感のコントラストが楽しめます。
レバー。臭みを感じさせない丁寧な下処理と絶妙な火入れによって、口の中でとろりと溶けるような舌触りに仕上がっています。濃厚でクリーミー。赤ワインが欲しくなる。
むね。皮つきで、パリッとした食感と淡泊で上品な肉の味わいダブルで楽しめます。脂のしつこさを肉の淡白さが和らげ、お互いの良さを引き立て合う逸品。
金針菜(きんしんさい)。中華食材としても知られる百合の花のつぼみを乾燥させたもので、シャキシャキとした独特の歯ごたえとほのかな甘みが特長的。クセのある風味を持ちながらも、火を通すことで穏やかな味わいに変化し、鶏肉の脂とよく馴染みます。
せせり。鶏の首の筋肉部分であり、よく動かす部位ならではの圧倒的な弾力と凝縮された旨味が印象的。歯切れの良い食感と力強い味わいのバランスが良く、病みつきになる味わいです。
ぼんじり。鶏のお尻の肉であり、鶏肉の中でも屈指の脂の乗りを誇ります。プリッとした弾力のある食感とともに、噛むたびに濃厚な脂の甘みがじゅわっと溢れ出す。炭火で炙られることで余分な脂が落ち、香ばしさが加わることで、くどさを感じさせないバランスに仕上がっています。
ちょうちん。未成熟卵(きんかん)と輸卵管(ひも)を一本の串にまとめており、口に含んでプチンと弾けさせると温かく濃厚な半熟の黄身がトロリと溢れ出します。この濃厚な卵黄がソースとなり、同時に口に入る、クニュクニュとした力強い弾力と旨味を持つ輸卵管の肉に絡み合います。これは口腔内で調理する、即席の鶏すき焼きだ。
〆にそぼろ丼を追加注文。旨味が凝縮された鶏の挽き肉を甘辛い出汁(?)でじっくりと炒め上げており、刻んだ大葉の爽やかな清涼感が混ざり合うことで、濃厚なのに驚くほどさっぱりと食べ進められます。ここに温玉を割り入れることでまろやかなコクが加わり、みんな大好きな味わいに。量もたっぷりで、コースの締めくくりにふさわしいお食事でした。
以上を食べ、軽く飲んでお会計は1万円。昨今の焼鳥界隈はコース価格の劇的な高騰が進み、気軽にアクセスしづらいハイエンド化の傾向が顕著ですが、当店はこのような市場環境に対して一石を投じる価格設定です。当日の予約電話に対するお断りが目立ちましたが、それも納得の内容でした。

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関連ランキング:焼き鳥 | 中目黒駅代官山駅祐天寺駅


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焼鳥は鶏肉を串に刺して焼いただけなのに、これほどバリエーションが豊かなのが面白いですね。世界的に見ても珍しい料理らしく、外国人をお連れすると意外に喜ばれます。
素人にとっては単に串が刺さった鶏肉程度にしか思えない料理「焼鳥」につき、その専門的技術を体系的に記しています。各名店のノウハウについても記されており、なるほどお店側はこんなことを考えているのかという気づきにもなります。

ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

味の店 一番 なかもず本店(あじのみせ いちばん)/中百舌鳥(大阪)

世界遺産の街、中百舌鳥のロードサイドに突如出現する行列店「味の店 一番 なかもず本店(あじのみせ いちばん)」。創業1974年(昭和49年)で50年以上の歴史を誇る人気店であり、食べログでは百名店に選出されています。中百舌鳥駅から歩いて5-6分の場所に位置します。
店外に設置されたウェイティングボードに名前を記帳するスタイルなのですが、どうして道路に並んでいるのだろう。普通に危ないくらい行列してる。

店内はカウンター4席とテーブル18席。パっと食べたいオッチャンからファミリーでの利用まで、幅広い客層を受け入れる柔軟な座席構成です。
私はゲストの殆どが注文する「スペシャル盛り合わせ定食」を注文。ハンバーグ、ロースカツ、一口カツ、海老フライ、海老クリームコロッケ、ヘレカツ、味噌カツといった主役級の洋食アイテムから、ゲストがその日の気分に応じて任意の2種類を選択してコンビネーションを作ることができるワクテカ定食です。
私は「トマトチーズカツ」と「ハンバーグ」を注文。デフォルトは1,600円ですが、看板料理の「トマトチーズカツ」はプラス100円、野菜の大盛が70円で、ライスの大盛は無料でした。
主題のトマトチーズカツ。薄切りの豚肉を用いてチェダーチーズとトマト、大葉を重ねて挟み込み、カツレツとしてカラリと揚げています。どこか気軽なイタリア料理を感じさせる方向性で、コッテリ感を想像して食べると意外なほど軽やか。揚げ物でありながらトマトの爽やかさと大葉の清涼感がバランスを保っています。
ハンバーグですが、主役は肉よりもデミグラスソース。色んな肉や野菜から抽出したエキスを活用しており、1週間から10日という長い時間をかけて炊き上げていくそう。重層的な深みとコクを形成しつつ程よく酸味も感じられ、あっさりと軽やかに食べ進めることができます。ちなみにトンカツ類にもこのデミグラスソースが注がれるので、恐らく単位面積当たりでは世界トップクラスにデミグラスソースが出るお店でしょう。
たっぷりのサラダが肉食の罪悪感を払拭してくれます。キャベツ主体で店内でカットしているそうで、シャキシャキとした食感を維持しています。自家製ドレッシングの質も上々で、サラダとしてそのまま食べるのはもちろん、先のデミグラスソースと合わせても良いでしょう。
主食である米の提供品質にも妥協がありません。天日干しによる質の高い米を起用しており、大量にまとめて炊飯するのではなく、店内の混雑状況に合わせてガス釜で少量ずつ段階的に炊き上げています。洋食店らしからぬ日本的なゴハンへの愛着が、長年地元に愛され続ける理由のひとつといえるでしょう。卓上には漬物の用意もあり、白飯との組み合わせで口の中をリセットしながらメインを楽しめる構成です。
スープではなくお味噌汁。と思いきや、結構な量の豚肉が投下されており、豚汁の様相を呈しています。トンカツめっちゃ出るからその端材を活用しているのかな。いずれにせよ豚肉のコクがスープに溶け込みバリ旨い。先のライスと合わせて「ニッポンの洋食」という姿勢がよく表れています。 
以上を食べて1,770円。旨い洋食を腹いっぱい食べてこの支払金額は実にお値打ち。「グリル マルヨシ」や「明治軒」「重亭」など、大阪は洋食のクオリティが素晴らしい。ちなみに当店は谷町に支店があり、また「ICHIBAN」という別ブランドも展開しているようなので、次回はそちらにお邪魔したいと思います。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

すぱいす暮らし/学芸大学

学芸大学のスパイス料理専門店「すぱいす暮らし」。駅から歩いて5分ほどの路地裏にあり、食べログでは百名店に選出されています。個人経営のアートギャラリーのような外観で、まさかカレーを出しているお店とは思えないほどシャレオッティです。
店内はバーのような落ち着いた雰囲気で、カウンター席のみの、奥に細長い造りになっています。ゲストは皆、常連のような様子で、週末に手作りのスパイスカレーを作っていそうな、余裕のある生活を送る限界独身女性が多く、皆どこか似たような雰囲気をまとっていました。恐らくドーナツのことをドーナッツと呼ぶタイプである。
ドリンクはビールもワインも千円以下に抑えられており、日本酒の用意もあるのが印象的。ただ、オペレーションはグダグダですねえ。「カレー子ちゃん」と称する店主はお喋り好きなのか、常連と話してばっかで手が全然動いていない。段取りも悪く、きちんとしたレストランで働いた経験が無いように見受けられました。
塩豚サラダ。思っていたよりも全然ヤサイが少なくさげぽよです。豚肉そのものは豚肉の旨味が凝縮されており、酒のアテとしては悪くないのですが、サラダを期待していた私としてはコレジャナイ感で心が満たされました。
ラムシガー。ラムの粗挽き肉にスパイス調合を施し、春巻きの皮で葉巻状に巻いたもの。パリッとした食感の後にラムの旨味とスパイスの風味が迫って来、どこかマサラドーサを思わせる味覚です。もちろん美味しいのですが、これで1,200円は高杉に感じました。
自慢のカレーは「ポークヴィンダルー」をチョイス。味噌汁とセットで1,800円と強気の価格設定です。何故かお味噌汁が付いて来るのですが、これが豆の粒感を残したスタイルで、味噌汁としてかなり美味しかった。
「ポークヴィンダルー」は南インド・ゴア地方発祥の伝統的なカレーであり、酸味の効いたシャバシャバなスタイルです。食べ進めるうちに発汗作用が促進されるほどのパンチのある辛さが特長的。やや苦味が感じられるので、好みが別れる味覚かもしれません。私は渋谷の「ポークビンダルー食べる副大統領」のほうが口に合うし、なんせ安い。
ライスは色んなお米や雑穀がブレンドされておりパラパラとした口当たり。このライスの傍らに添えられているのは細かく刻まれたぬか漬けのようで、乳酸発酵がもたらす酸味と塩気が記憶に残りました。
以上を食べ、軽く飲んでお会計は6千円を超えました。味そのものは悪くないのですが、流石に高杉晋作です。作業の段取りも悪く素人感があり、目黒の伝説のタイ料理店「みもっと」での辛い記憶を惹起させます。なんともハイヤーセルフな飲食店でした。

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CREATERNA(クレアテルナ)/池尻大橋

世田谷区池尻に2025年7月にオープンした「CREATERNA(クレアテルナ)」。世界各国の名店で研鑚を重ねたシェフが繰り広げるイノベーティブ系の料理が耳目を集めており、ミシュランでは早速セレクテッドに選出されています。場所は世田谷公園の近くで、池尻大橋駅もしくは三軒茶屋駅から歩いて10分強といったところ。
店内は白を基調としたシンプルモダンな内装で、オープンキッチンを臨むカウンター席と、ゆったり過ごせるテーブル席が用意されています(写真は食べログ公式ページより)。

須羽恒之シェフはフランス料理を皮切りにヨーロッパ諸国の食文化に興味を持ち、料理人としての修行にとどまらず、パン、チョコ、製菓など多様な専門領域を学んだそう。どこか美容師を思わせる、スっと入り込んで来る雰囲気です。
ワインセットが推しのようで、スパークリング・白・赤の3杯に加え、食後のお茶が付いて5,500円。この手のレストランとしては悪くない価格設定ですが、皿数に比してワインの量が我々には全く足りないので、けっきょく追加する勢です。ところで泡だけでなく、どの白ワインもフルートグラスで提供されるのですが、意図は私にはわかりかねました。
アミューズはビーツを用いた生地で色々巻いたもの。ビーツ特有の土の香りと甘みに、フレッシュチーズのフロマージュブランのミルキーな酸味が寄り添い、チョリソのスパイシーな旨みが味の輪郭を引き締めます。スプラウトの瑞々しい食感と苦みがアクセントとなり、彩り豊かな見た目も含め、なるほど「ブーケ」の名にふさわしい一品です。
白いとうもろこし「ピュアホワイト」を用いたヴィシソワーズ。素材本来の圧倒的な甘みに加え、香ばしいポップコーンパウダーがユニークな風味の奥行きを加えます。口の中で儚く消えるパルミジャーノの濃厚な泡も心地よいアクセント。
赤ワインでホロホロになるまでじっくりと煮込んだ和牛を生地で包んで揚げました。香り高くサクッとした生地からとろけるようなテクスチャーの煮込みが流れ出し、濃厚で贅沢な余韻を長く残します。
パンが美味しいですねえ。シリアルを載せたり、天然酵母を用いたりと工夫が込められており、そのまま食べて良し、ソースを拭っても良し。添えられるオリーブオイルはチリの「ICONO」という凄いやつらしく、なるほど雑味の無いクリアな味わいです。
オキザヨリという魚をセビチェ風に仕立てました。上品で淡白ながらもしっかりとした旨味を持つ魚種であり、そこに薄切りの大根を添えることで、シャキシャキとした食感と大根特有の清涼感を加えます。
併せて供されるスープ(?)はトマトの透明なエキスを用いており、見た目は透き通っていながらトマト本来の旨みと甘み、酸味が感じられます。そこにジュンサイ特有のつるりとしたぬめりと食感を加えることで、清涼感のある夏らしいひと皿に仕上げています。
濃厚なフォワグラに、プラムの甘酸っぱさを組み合わせました。表面はカリッと香ばしく、中はとろけるように焼き上げており、そこに甘みを引き出したエシャロットを重ねます。添えられたプラムのジューシーな酸味と果実味がフォワグラの豊かな脂を上品にマスキングしており、濃厚さと爽やかさのコントラストを楽しみます。
ラヴィオリ。中にはアンコウが詰まっており、淡白ながら旨みが強い。注がれるスープはアンコウのエキスに満ちており、ヌルつきと磯の風味を纏ったメカブと共に、和のニュアンスを感じさせるひと品です。
キンメダイ。鱗をあえて残したまま香ばしく焼き上げ、パリパリとした食感を演出する一方で、厚切りの身からはしっとりと官能的な舌触りを楽しみます。甘エビのエッセンスを凝縮した濃厚なソースとブランダード(鱈とジャガイモのペースト)を詰めた花ズッキーニが添えられ、ボリュームと華やかさを添えています。傑作と評すべき魚料理です。
メインは鴨。滋賀県のブランド鴨「近江鴨」を用いており、鴨肉ながらどこか白身がかった穏やかな旨味を楽しみます。きめ細かくジューシーに焼き上げており、王道なソースや独特のほろ苦さを持つホワイトアスパラとチコリをペアリングするなど、創造と調和に満ちたひと皿です。
デザートはチェリーのソルベにパンナコッタ。チェリーの甘酸っぱさがクリーミーなパンナコッタの濃厚さを爽やかに引き立て、ソルベが清涼感を添えます。チェリー尽くしの可憐な味覚でありつつ、クニャクニャしたプレゼンテーションもマリオカートのコースのようで楽しい。
お茶菓子もバリバリに手が込んでおり、お料理やパンも含めこの席数でここまで凝るとは頭が下がる思いです。なお、食後のお茶は別料金ですが、ワインセットを選んでいれば込み料金で自動的に付随します。
以上のコース料理が2万円ほどで、ワインのセットに追加のグラスワインやら何やらでお会計はひとりあたり3万円。ヨーロッパじゅうの名店を渡り歩いたシェフ渾身の料理がこの支払金額で楽しめるのは大変お値打ち。イノベーティブとは王道を極めた者だけが挑戦できる世界であり、王道で勝負できなかった者の逃げ場ではないことを証明したディナーでした。

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