高級レストラン"また行きたい"偏差値【2024年最新版】

  • フレンチ イタリアン 中韓焼肉 和食 その他 
  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


【保存版】高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

トンカツ X(エックス)/田町

東京ブランドの豚肉として有名な「TOKYO X」のアンテナショップ「トンカツ X(エックス)」がムスブ田町に開業。お料理は「とんかつしお田」が監修しているとのこと。
店内はカウンターに4席とテーブル席がたくさん(写真は公式ウェブサイトより)。ピークタイムは行列しますが11時からオープンしているので、タイミングをズラせば待ち時間なく着席することができます。
注文を済ますとすぐに供されるキャベツの千切り。ベジファースト族にとっては嬉しい仕組みであり、トンカツが到着する前におかわりしちゃう勢いです。卓上にはトンカツソースはもちろん、岩塩やキャベツ用のドレッシングなども用意されています。
10分ほど待ってトンカツが現着。看板メニューの「東京X特上ロースかつ定食」は4,950円もしますが、バニラな「ロースカツ・ヒレカツ定食」であれば1,580円で済みます。とは言えトンカツとして充分に美味しく、ヲタクでもない限りコチラで満足できるでしょう。パン粉が粗くザクザクとした食感が特長的です。
ゴハンは一般的な定食屋と同等のクオリティ。おかわりは1杯無料であり、330円のカレールーをオプション注文すればトンカツ定食とカレーライスをダブルで楽しむことができるという天才的なシステムです。
お味噌汁も1杯おかわりOKなのですが、私は220円の追加料金で豚汁に変更してもらいました。サムギョプサルもかくやという厚切りの豚肉がゴロゴロと放り込まれており、投資対豚肉で言えばトンカツそのものよりも割が良いかもしれません。
以上を食べ、お会計は1,800円。この量と質のトンカツを行列ナシで楽しんでこの支払金額はリーズナブル。「東京X特上ロースかつ定食」は流石に気後れする価格設定なので、まずはランチの素朴なタイプを試してからチャレンジしましょう。ネット上の口コミでは色々言われていますが、普通に美味しいですよ。

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私は「とんかつ」という料理をそれほど好みません。だって、豚肉を脂で揚げるだけじゃないですか。それなのに、行列するは調理に時間がかかるわ結構高いわで、積極的に取り組もうとしないのです。したがって、私は物凄く「とんかつ」ならびに「とんかつ屋」について、検察官のようにシビアに評価しています。思い入れが無い分、信憑性は高いかもしれません。

トンカツだけでなく揚げ物全般について注力した興味深い本。トンカツを単なる洋食系の揚げ物から偉大なごちそうへと昇華させる秘訣が惜しみなく紹介されています。写真を眺めているだけで腹が鳴る。

ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

コンロウ(CONROW EBISU)/恵比寿

道玄坂の人気タイ料理店「コンロウ(CONROW)」の姉妹店が恵比寿にオープン。渋谷橋の脇にあり、これまた人気のタイ料理店「ブルーパパイアタイランド 恵比寿店(Blue Papaya THAILAND)」のお向かいあたりに位置します。
店内はネオ酒場というかネオン酒場というか、バンコクの猥雑な街並みを連想させます。店員さんはタイ人が多いのかな。皆、素敵な微笑みを湛えつつ、テキパキと実に感じの良い接客です。
シンハやタイガーなど、東南アジアからの輸入ビールが一律680円。恵比寿という立地を考えれば悪くない価格設定です。その他、タイのハーブを用いたサワーやタイの薬膳酒なども用意されていました。
お通しにえびせん。一般的な軽くサクサクしたものと異なり、ズッシリと質量を感じさせる味覚です。ディップというかタルタルというか、付け合わせの小鉢もたっぷりで嬉しい。
揚げ海老とレモングラスのサラダ。カラっと揚げた海老と共に複数種類のハーブを頂きます。甘辛いソースが思いのほか濃厚で酒が進む。
空芯菜の辛味噌炒め。辛味噌に複雑な風味が折り重なり、お野菜ながらやはり酒が進みます。
ガイヤーン。タイ風のローストチキンであり、タレに付け込まれた鶏肉をジューシーに焼き上げます。エカマイの「サバイジャイ(Sabai-jai)」を想起させる、芯のある味わいです。
トードマンクン。海老のすり身をパン粉でやさしく包んでカラっと揚げます。チキンナゲットもかくやという軽い口当たりであり、エビ好きには堪らないスナックです。
北部の名産「サイウア」と東北部の名産「サイクローク」を盛り合わせで頂きます。いわゆるスパイシーな自家製ソーセージであり、たっぷりの香辛料が食欲を掻き立てます。ビールが進むのなんのって。このあたり「ユララ(YuLaLa)」で食べたようなラオス料理に近いものを感じました。
〆のお食事にグリーンカレーのリゾットを注文。これが果たしてタイ料理なのかどうかはさておき、今あなたが想像している通りの味わいであり、焦がしたチーズとグリーンカレーのホットな味覚が良く合います。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり4-5千円といったところ。飲み放題付きのプランもあって、なんと3時間で4千円という出血大サービス。ランチでは先のガイヤーンがのったカレーもあったりして使い勝手は無限大。辛さは控えめで日本人の味覚にも合うように設計されているので、会社の飲み会などでも重宝しそうです。「ブルーパパイアタイランド 恵比寿店(Blue Papaya THAILAND)」にせよ、このあたりは良いエスニック料理店がたくさんある。

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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
恵比寿を中心に話題店が整理されています。Kindle Unlimitedだと無料で読める。それにしては圧倒的な情報量。スマホやタブレットに忍ばせておくと出先で役立ちます。

Duma(ドゥーマ)/辻(那覇)

2024年夏にオープンしたばかりの「Duma(ドゥーマ)」。立地は辻と、沖縄きってのピンクエリアです。歩いているだけで何人もの客引きから声がかかるので、どきどき村でした。
Hotel Brickというホテルの1階に入居するのですが、ホテルとは特に関係がない模様。壁の全面がガラス張りでアップルストアのようです。座席は厨房に面したカウンターに5-6席に、テーブル席がいくつか。
ビールはモレッティで千円、グラスワインは1,500円前後と東京と変わらない値付け。ちなみに「ワインバー」と称していますが料理がしっかりとしており、お食事としてお邪魔するのも大いにアリです。ちなみにシェフは私の大嫌いなイタリアン「BACAR(バカール)」出身とのこと。
シマダコと水ナスのサラダ。じっくり似た島ダコと大阪産の水茄子をサッパリと組み合わせます。前菜にピッタリだ。
エスカルゴとオクラのフリット。エスカルゴをタコ焼きのプレートみたいなの以外で食べるのは初めてかもしれません。サクっと揚がってツブガイのようです。
「アニョロッティ ダル プリン」。ピエモンテ州の郷土料理であり、オシャレな餃子のような味わい。ひと口サイズで食べ易く、これは無限に食べれてしまう。
フライドポテトが信じられないくらいに旨い。2年熟成のメークインだそうで、芋というか栗というか、濃密でコクのある甘さです。これはもう、フライドポテトとは別次元の料理と言えるかもしれません。これでニョッキ作ったら最高やろうな。
茹でた牛タン。ホロリと崩れる優しい味わいで、仙台系の牛タンとは全くベクトルが異なる。シンプルなスープ(?)は日本料理のお出汁のようで、何ともキレイな味わいの肉料理です。
バーチディダーマ。イタリア語で「貴婦人のキス」という意味であり、生地にはヘーゼルナッツを用いているそう。見た目以上にリッチな味わいでかわちいです。
〆にチョコレートケーキ。これまたリッチな味わいで、カカオの風味をストレートに楽しむことができます。ゆるふわな生クリームも甘さ控えめでしっくりくる。
以上を2人でシェアし、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり1万円ほど。沖縄での食事としては中々のお値段ですが、そのクオリティは世界基準であり美味しかった。良い意味で「BACAR(バカール)」とは全く異なる芸風。2次会に訪れて旨いツマミとワインを数杯、みたいな使い方も良さそうです。

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関連ランキング:ワインバー | 旭橋駅県庁前駅


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イタリア料理屋ではあっと驚く独創的な料理に出遭うことは少ないですが、安定して美味しくそんなに高くないことが多いのが嬉しい。
イタリア20州の地方料理を、その背景と共に解説したマニアックな本。日本におけるイタリア風料理本とは一線を画す本気度。各州の気候や風土、食文化、伝統料理、特産物にまで言及しているのが素晴らしい。イタリア料理好きであれば一家に一冊、辞書的にどうぞ。

とらの息子/日吉(横浜市)

慶應生の第二の食堂である「とらひげ」の姉妹店(?)である「とらの息子」。いわゆるセカンドラインと言う位置付けなので、ラーメン屋のように食券をパっと買ってサっと食べて帰るスタイルのお店です。日吉駅から歩いて数分とアクセス至便。
店内はL字(V字?)カウンター席が10席ほどにテーブルが1卓。ゲストの殆どが慶應ボーイであり、とりわけ体育会の主張感が目立ちました。店主はゲストと気さくに交流し、皆の兄貴分的な存在です。彼が「とらひげ」の実の息子なのかどうかは知らない。
私は日替わりの「B定食」的なものを注文。チキンカツにメンチカツのダブルセンター体制であり、このボリューム感で950円というのは食べる前からお値打ちに感じてしまいます。
チキンカツは衣が粗くザクザクとした口当たり。ソースではなく甘めのタレがかかっており、郷愁を誘う味覚です。もちろん卓上に伝統的なソースも置かれているので、上書きしてしまうことも可能です。
メンチカツはジューシーとは程遠い仕様であり、ハンバーグのフライといったスタイルですが、値段を考えれば悪くない味覚です。付け合わせにキャベツとモヤシがあり、ちょっとした二郎のヤサイ気分も楽しめます。
ライスは自動的に大盛りで、足りなければセルフサービスでお代わりもOK。卓上にお漬物も置かれており自由に食べて良いので、実質的には永久機関と言えるでしょう。
お味噌汁もお椀にたっぷりで、具材としてお野菜もたっぷり組み込まれており好感が持てます。
以上を食べて950円。費用対カロリーという意味では日吉最強クラスでしょう。「とらひげ」に比べると空いていて回転も速いので、パパっと、しかしガッツリと栄養を補給したい際に最適。おなかを空かせてどうぞ。

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関連ランキング:とんかつ | 日吉駅


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私は「とんかつ」という料理をそれほど好みません。だって、豚肉を脂で揚げるだけじゃないですか。それなのに、行列するは調理に時間がかかるわ結構高いわで、積極的に取り組もうとしないのです。したがって、私は物凄く「とんかつ」ならびに「とんかつ屋」について、検察官のようにシビアに評価しています。思い入れが無い分、信憑性は高いかもしれません。

トンカツだけでなく揚げ物全般について注力した興味深い本。トンカツを単なる洋食系の揚げ物から偉大なごちそうへと昇華させる秘訣が惜しみなく紹介されています。写真を眺めているだけで腹が鳴る。

二軒目(にけんめ)/目黒

目黒駅前すぐの伏魔殿「サンフェリスタ目黒」の地下1階に入居する「二軒目(にけんめ)」。私の推しの蕎麦屋「手打ちそばと酒 いいかげん」の並びにあり、店名は物理的な位置情報を示すのか精神的な時間間隔を示すのかは不明です。
店内はカウンター席が7-8席に奥にテーブル席。早い時間にお邪魔したので空いていましたが、閉店は21時頃ということで、時間的な二軒目は難しそう。お店の方は母子なのかなあ。何ともアットホームなユルい雰囲気です。
ビールは大ビンで750円とお値打ち。ホッピーも400円と大変良心的な価格設定であり、気兼ねなく飲み続けることができます。
お通しのレンコン。まさにおふくろの味といったところで、酒の進む味覚です。
さっそく串焼きに入ります。ネギマに豚バラに正肉。いずれも悪くないのですが、カットが細かすぎるきらいがあり、ボリュームも味のうちだと信じる私にとっては少し物足りない。
つくねはダメですね。出来合いのものを袋から出して串に刺して焼いているだけであり、料理人としての矜持を感じませんでした。
手羽先は皮と脂がジュワっと美味しくビールが進みます。
鮭ハラス。串焼き屋で見かけるには珍しい素材ですが、なかなかのサイズ感で3本も楽しむことができ、ほどよく脂が乗って白ゴハンが欲しくなります。
なすピーマンのみそ炒め。これは学生の自炊レベルの味わいであり、不味くはありませんが敢えて注文するほどでもなかったなあというお気持ちです。
焼きおにぎりは大ぶりの握り飯を炭火で丁寧に焼いていくスタイルで、醤油の焦げた風味が食欲をそそります。添えられたお新香も地味に美味しい。
以上を食べ、軽く飲んで5千円弱。お店の雰囲気の割に、なんやかんやで結構高くつきました。店内は衛生的とは言い難く欠品も多いので、穴場というよりも穴に等しい存在です。どちらかというと常連さんが喫茶店代わりにダベりに来る店なのでしょう。ヤングなメンズが飲み食いするには物足りなく感じるかもしれません。お疲れさまでした。

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関連ランキング:居酒屋 | 目黒駅不動前駅白金台駅


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目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。