ミシュラン星付きレストランを400軒食べ歩いた結論

お邪魔したミシュラン星付きレストランの数が400に達しました。

記念事業的に全記事を見直し、「★★★(感動的)」「★★(季節ごとに行きたい)」「★(記憶に残る)」の3つの観点で整理しました。

「高級レストラン"また行きたい"偏差値」と整合が取れていない部分もありますが、「また行きたい」感情と、「感動的」「季節ごとに行きたい」「記憶に残る」感情は別物なんだなと、あまり深く考えないで頂ければ幸いです。

最終更新:2020年1月18日

高級レストラン"また行きたい"偏差値

  • フレンチ イタリアン 中韓焼肉 和食 その他 
  • アルファベット表記は海外
  • 客単価1万円以上 or ミシュラン星獲得
  • 主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の格付けではありません。
70 エクアトゥール ガストロノミー ジョエル・ロブション 

麻布十番グルメまとめ

  • 金額は1人あたりの食事代+サービス+税。酒は除く。
  • フレンチ イタリアン 中韓焼肉 和食 その他 に色分け。
【ディナー】
<10,000円~>
★エクアトゥール ★ALLIE ★嘉YOSHI グリグリ  エレネスク HAL PINOT ブルガズアダ エルブランシュ ボン・ピナール  
ピアットスズキ ケ パッキア   
富麗華
★かどわき ★てんぷら前平 ★ふくだ ★あらいかわ ★鈴田式 鮨みうら 哲庵 よこ田 畑中 たきや 幸村 秦野よしき 尾崎幸隆 東郷 おざき 割烹喜作 六覺燈 麻布六角  さろんど くま3  


<5,000~9,999円>
★カラペティ・バトゥバ! ★喃喃 ★ラリューン ★麻布れとろ ★RRR ラ レーヴ イグレック モワルーズ スペード ポトローズ マルシェデジュウバン ビストロコティディアン
★カーザヴィニタリア ★アルヴェアーレ ★プリンチピオ ★ペリーニアダージオ ラセン アルティジャーノリック ヴィノヒラタ イル・マニフィコ orso(オルソ) 
★火鍋三田 すみずみ 無鴨黒 ブルズ コソットsp 石頭楼 飄香
★嶋家 ★焼酉川島 ★TORISAWA CA10AL ★魚と牛じゃ 串右エ門 ちかっぱ博多 ばり博多 すぎ乃 旬菜本多 あそこ はじめ いぐち 中目黒いぐち上ル 鶏繁 りゅうの介 あら喜 あみ城 KAPPO R 佐田十郎 あもん 瀬尾
 ウルトラチョップ 旬熟成 ヒツジサンライズ    

【保存版】高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

鮨心(すしこころ)/広尾

天現寺の交差点から少し入ったところにある「鮨心(すしこころ)」 。ちょっとお高いイタリアン「アンビグラム」と同じ建物にあります。
中村導昌シェフは「築地寿司清」「意気な寿し処 阿部」で経験を重ね、2008年3月に独立開業。2013年に白金から南麻布に規模を拡大して移転してきました。16席と8席のカウンターが部屋を分けてふたつあるという面白い店内。今回は8席カウンターにお邪魔します。
予約サイトからの特典で、飲み物か1品料理のどちらかを選択できたので、 1品料理をチョイス。ホタテの磯辺焼きであり普通に嬉しい。モシャっとしたサイズのホタテをパリパリの海苔と共に1分間咀嚼します。
スミイカ。つるんとした外観が可愛らしく、プツプツとした歯切れの良い食感。調味にコショウを用いているのが面白い。
ヒラメの昆布締めは中々に分厚く食べ応えがあり〼。旨味が強く美味しい。
サクラダイ(マダイ)も厚い。当店はにぎりのサイズこそ小さめではありますが、タネが厚いのが特長的です。
コハダはあっさりとした締め具合であり、コハダそのものの味が強い。シャリの粘度が高くタネとの一体化が進みます。
ホタルイカが旨い。非常に新鮮でフレフレッシュなのですが、味噌もたっぷりとつまっており心に残りました。
サヨリもフレッシュ。熟成鮨が勢力を強める中、当店の鮨は新鮮なものを使うことが多く、何でも生が一番の私としては嬉しい限りです。
中トロが絶品。赤身の旨味と脂のバランスがとてもよく、繊細な食感も素晴らしい。
江戸前の太刀魚。強めに火を入れており口に放り込んだそばからホロホロと崩れていきます。
新潟の南蛮海老。いわゆる甘海老ですが、やはりフレッシュなタッチが印象的であり、表面はネトネト、内部はプツプツといった食感。
味噌汁には緻密に裁断された大量のネギ。このシャクシャク感が永遠に続き、スープというよりはネギを食べているような錯覚に陥り、ネギ好きとしては堪らん1杯。
赤貝のヒモとキュウリを巻いた「ひもきゅう」。赤貝のクセをキュウリの青味が上手く緩和へと導いており、濃密な海苔の風味と共に乙な味。
王道中の王道といったギョクで〆。ごちそうさまでした。

ランチタイムでお酒を飲まなかったので、ひとりあたり4,400円。このクオリティのにぎりを10カン出してこの価格はリーズナブル。大将は常に笑顔を絶やさずテキパキと仕事をこなし、およそストレスとは無縁のお店です。今度は夜にツマミと酒も楽しみに行こうっと。


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鮨は大好きなのですが、そんなに詳しくないです。居合い抜きのような真剣勝負のお店よりも、気楽でダラダラだべりながら酒を飲むようなお店を好みます。
この本は素晴らしいです。築地で働く方が著者であり、読んでるうちに寿司を食べたくなる魔力があります。鮮魚の旬や時々刻々と漁場が変わる産地についても地図入りでわかりやすい。Kindleとしてタブレットに忍ばせて鮨屋に行くのもいいですね。

関連ランキング:寿司 | 広尾駅白金高輪駅

ワイン & マスタードA(wine & mustard A)/新宿三丁目

新宿三丁目駅すぐ近くの飲食店密集地域の雑居ビル2Fにある「ワイン & マスタードA(wine & mustard A)」。もともとはワインと中華のコラボで有名な「レンゲ」があったところです。
カウンター7~8席に小さななテーブルが1つのみと小さな店内。ここが新宿とは思えないほどスタイリッシュで落ち着いた雰囲気です。武藤恭通シェフ兼ソムリエはワンオペで八面六臂の大活躍。
ボトルでタスマニアの泡を注文。グラスは千円前後~、ボトルは4千円台~始まります。そうそう、当店はオセアニアに関連した酒と食材が多く、タスマニアのマスタードをたっぷり用いたビストロ料理がイチオシです。
前菜の盛合せ。どの料理にも必ずマスタードを用いているのが面白い。加えてそのマスタードたちはそれぞれ種類が異なっており、まるでマスタード専門店で上質な試食を続けているような錯覚に陥ります。
あまおう(苺)にまでマスタードを用いているのですが、これが白和えのようなニュアンスとなって美味しかった。
黒鯛のカルパッチョ。新鮮なお魚がたっぷり。マスタードの酸味でマリネするというのは面白い試みです。
ラムは王道な調理なのですが、調味についてはマスタードを用いており、よくぞ同じ調味料でここまで多様性を持たせることができるものだと舌を巻く。
ふたりでボトルワインとグラスを何杯か飲んで食べてお会計はひとりあたり9千円弱。この雰囲気とクオリティでこの価格はリーズナブル。フランスワイン原理主義者にとっては難しいお店かもしれませんが、旨けりゃ何でもいいじゃんというリベラルな方にとってはハイコスパなお店でしょう。居心地も良い。新宿でオシャレにデートしたい場合にどうぞ。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

りんだ/不動前

目黒駅から徒歩15分、意外な立地に「りんだ」という鮨屋があり、先日の「らんまる」の姉妹店の姉にあたります。河野勇太シェフは恵比寿「松栄」で腕を磨き、ニューヨークで経験を積み、帰国後に開業。店名はブルーハーツのあの曲が由来です。
店に入ると、とにかく全員の元気が良い。店員も客も年齢層が低く、緊張とは無縁のイケイケな雰囲気が漂っています。人気店ではありますが予約困難というほどではなく、遅い時間であれば当日予約でも大丈夫とのこと。
中ビンが800円と良心的。酒も1合千円強から始まるので、この手の鮨屋としては懐に優しい価格設定です。
アミューズとして子持ち昆布で乾杯。ガリは3種。ダイスカットされた噛み応えのあるものと、スライスされたもの、赤酢に漬けられたもの。これだけでお酒が進むというもの。
1番バッターはトロ。細かく包丁が入っており、舌の上でブシュウと溶けます。
こちらはヅケ。一転して健康的な赤身を感じる味わいであり、ほどよい酸味にうっとり。シャリも美味しいですね。ふっくらとしつつも1粒1粒に存在感がありました。
ツマミとしてホタルイカ。目の前の七輪で炙ってくれ、目で見て美味しい香っても美味しい。
若竹煮。濃いめの出汁に初々しいと濃厚なワカメ。大人の味である。
コハダの締め具合は程よくて、きっちりとコハダそのものの味わいが伝わってきます。
細切りのイカとウニを合わせて食べます。ウニはもちろんイカがツルンとした食感で、まるで液体を飲んでいるかのよう。
カニをグツグツし始めます。これ全部食べていいんかと勃起しましたが、
ここから7~8人分へと取り分けることになりました。それでもカニの旨味が強く、これはこれぐらいの量でちょうど良かったのかもしれません。
サヨリも美味しい。清澄な味わいでカラダがデトックスされそうです。
甘鯛の松かさ揚げに蕾菜。皮目のカリっとした食感が楽しく、蕾菜の程よい苦味が心地よい。
中盤で巻物が出てきました。中には長芋・トロ・タクアンが封じ込められており、一口目はイクラを楽しむという仕様です。タクアンのカリっとした食感と長いものシャクっとした歯触りの対比が面白い。
甘海老はベタベタに甘いわけではなく、程よい噛み応えと海老の旨味も感じられます。
イワシは軽く炙って3種のソースをトッピング。強い旨味にじんわりと響く鉄分、鼻から抜ける香り。
ノドグロも軽く炙ってじっとりと甘味を増しています。
ハマグリは乳製品と合わせて焼いているのか、クラムチャウダーのようなニュアンスがあって面白い。
特大サイズの赤貝。「照寿司(てるずし)」のように桁外れの店を除けば、かなりの特大サイズで提供してくれ食べ応え抜群です。
スミイカは包丁が一切入っておらずツルツルと陶器のような食感です。個人的には包丁を入れてもらって舌の上に残るような感じが好きかも。
出汁巻きは置かれたそばから出汁がこぼれ出る程、出汁を食べる個体でした。
車海老はシャリとの間にカニ味噌が挟み込まれています。海老だけでも迫力があるのにこのドーピングは反則。
穴子はタレか塩か選ぶことができたのでタレを注文。それでも調味は控えめであり、穴子風味が全面に飛んでくるにぎりでした。
大将のおばあちゃんが造る麦味噌を用いた味噌汁。鮨屋のお椀って攻撃的な味覚が多いですが、コチラはどこまでも優しく円みのある味わいでした。
追加でスペシャリテの「りんだ巻き」をちゅうちょなく注文。大トロ・中トロ・中落ち・炙りなど当店で取り扱うありとあらゆるマグロを放り込み、札幌「はちきょう」のようにイクラをぶっかけ、〆にウニをトッピング。盛りが崩れてしまわないかギリギリ持ちこたえている状況にあり、それを一口で含むと海の幸の甘味が指数関数的に拡散しました。
「りんだ巻き」の後は、皿の上に溢れ出たイクラを拾い集め、ミニ軍艦まで作ってくれました。こういった遊び心のあるサービスは嬉しい。
カステラ寄りの甘い系たまごでご馳走様でした。
おなじみのジュースは飲み放題。みかん農家を営む弟からの直送品であり、チームりんだとしての総合力を発揮してくれます。
そこそこ飲んでお会計はひとりあたり2.6万円。このクオリティの鮨屋としてはリーズナブルな部類でしょう。カジュアルな雰囲気ながらも店員の礼儀は正しく、カキモトアームズのように会社組織として卒なく運用できているという印象。「らんまる」同様、高級鮨の入門編としてどうぞ。


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この本は素晴らしいです。築地で働く方が著者であり、読んでるうちに寿司を食べたくなる魔力があります。鮮魚の旬や時々刻々と漁場が変わる産地についても地図入りでわかりやすい。Kindleとしてタブレットに忍ばせて鮨屋に行くのもいいですね。

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