高級レストラン"また行きたい"偏差値【2026年最新版】

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  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

碑文谷 坂本(ひもんや さかもと)/西小山

碑文谷の隠れ超予約困難店「碑文谷 坂本(ひもんや さかもと)」。最寄り駅は東急目黒線・西小山駅で、徒歩約12分。目黒駅からはタクシーで約10分ほどかかり、俗世の喧騒から隔絶された究極の隠れ家です。
店内は茶室のニュアンスを感じさせる和の空間。1日1組限定のプライベートダイニングであり、畳のテーブルカウンターが雰囲気を盛り立てます。白金の「茶懐石鮨(ちゃかいせきずし)」と方向性が近く、独特の凛とした空気が流れています。
この手のレストランとしてはアルコールの値付けが安く、ビールは中瓶で880円、日本酒は半合で700円から。ワインの用意もあり、私の大好きなシャンパーニュが私の大好きな価格でオンリストされていました。
まずは摺流し。新ジャガイモをなめらかに擦り流したベースは、ほっくりとした甘みと上品なとろみが特長的で、そこにカラスミの濃厚な塩気と旨みが重なり、味に深みと複雑さをもたらします。枝豆は鮮やかな緑の彩りと青々とした香りを添え、視覚的にも清涼感を演出。夏が来た。
お椀はアワビに新玉ねぎ。お出汁はマグロ節から引いており、透き通るほど澄んでいながら、滋味豊かな旨みを湛えています。主役のアワビは柔らかく炊き上げられ、新玉ねぎは加熱によって甘みが引き出され、出汁と一体となった優しい味わいに。
八寸は白バイ貝にトマト、クルマエビ、鞍掛豆(くらかけまめ)に合鴨のロースト。ビジュの通り合鴨が素晴らしいですね。噛むほどにジューシーな旨味が溢れる逸品で、赤ワインが欲しむ鳴る味覚です。
お椀で用いたアワビの肝もお出し頂けました。こちらをアテに日本酒をチビチビ。日本人として至福のひと時である。
お造りはイサキにミズダコ、ムラサキウニ。調味はレモン香るポン酢でサっと仕上げており、ウニの濃い味でイサキとミズダコを楽しむという試み。夏の海の恵みを凝縮した鮮やかな一段です。
昆布締めしたホタテにナス、ゴマのペースト。とろけるような茄子にホタテの旨みとゴマのコクが絡み合う、濃厚でありながら後味の軽いひと品です。
こちらは揚げた鮎をゴハンとエゴマで巻いたお寿司。鮎の清澄な苦みとエゴマの野趣が合わさり、初夏を象徴するような味わいです。
コースの山場を飾る和牛の幽庵焼き。醤油ベースのタレに漬け込みキレイに焼き上げています。お肉の表面は香ばしく、内部は脂と赤身のバランスが良く芳醇な味わい。幽庵地のの甘辛い風味と脂の甘味が深く絡み合います。
〆の御飯は、しらすとトウモロコシを炊き込んだ季節感あふれるひと品。夏らしい明るい彩りが印象的で、トウモロコシの粒のプチプチとした食感と弾けるような甘みを心ゆくまで堪能します。食べ切れない分はおにぎりにして持たせてくれるのも嬉しい。
沿えらえたキュウリの醤油漬けや赤出汁も抜かりないクオリティ。赤出汁は海苔とじゅんさいが組み込まれており、日本の食文化の根幹が感じさせるトータルコーディネートです。
デザートにわらび餅。とろりと柔らかな口当たりに香ばしいきな粉をまぶし、素朴ながら奥深い甘さを楽しみます。デコポンの氷菓は甘みと酸みのバランスが良く、夏らしい清涼感でゴハンで火照った身体をクールダウンさせる役割を果たします。
コースを薄茶で締めくくり。ごちそうさまでした。以上を食べ、お酒もそこそこ楽しんでお会計はひとりあたり1万7-8千円といったところ。料理の質および量を考えれば信じがたい費用対効果であり、都心の5万も6万もする日本料理は如何に家賃と人件費を食べているかを痛感します。予約が取れたら迷わず行くべき店が、また一軒増えた夜でした。

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くろぎのおかず [ 黒木 純 ]
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黒木純さんの著作。「そんなのつくれねーよ」と突っ込みたくなる奇をてらったレシピ本とは異なり、家庭で食べる、誰でも知っている「おかず」に集中特化した読み応えのある本です。トウモロコシご飯の造り方も惜しみなく公開中。彼がここにまで至るストーリーが描かれたエッセイも魅力的。

「いい店教えて」に百戦錬磨の食通が思うこと。店選びには『正しい問い』こそ命


今回取り上げるのは、身近にいる食通、フーディー、グルメな人の活用法です。

貴方の交友関係を思い浮かべてみてください。会社の同僚、学生時代の友人、趣味のコミュニティ。その中に一人や二人、「食に詳しい人」「やたら美味しい店を知っている人」が必ずいるはずです。そして、お店選びに迷った時、貴方は無意識のうちにその人物を頼っているのではないでしょうか。「いい店ない?」と。

これ自体は、何もおかしなことではありません。ネットの口コミよりも、信頼できる知人の実体験に基づく推薦の方が、遥かに精度が高いことは誰もが知っています。むしろ身近にそうした人脈を持っていることは、一種の財産と言ってもいいでしょう。

しかし、ここで一つ問いを立ててみたいのです。貴方のその「聞き方」は、本当に相手から最良の回答を引き出せているでしょうか。同じ「いい店ない?」という一言でも、聞き方ひとつで返ってくる答えの質は驚くほど変わります。手ぶらで丸投げされた質問と、きちんと状況が整理された相談とでは、相手の本気度がまるで違うからです。

こう書いている私自身、この連載を続けている都合上、周囲から「食に詳しい人」の一人として扱われ、「どこかいい店ない?」と聞かれる場面が少なくありません。そして正直に告白すると、その「聞かれ方」の巧拙によって、私が本気で店を探すか、当たり障りのない一軒を適当に返すかは、天と地ほど変わります。今回は、そんな「頼られる側」の本音を交えながら、身近な食通をどう頼れば互いにとって幸福な関係を築けるか、一緒に考えていきたいと思います。

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ダウン タウン ビーズ (Down Town B's)/六本木

六本木の北インド料理店「ダウン タウン ビーズ (Down Town B's)」。六本木一丁目駅から歩いて5分ほど、なだれ坂沿いに位置します。緑色の小屋というヘンテコな外観のため、すぐに見つけることができるでしょう。
店内はゲストもスタッフも皆インド人であり、異国情緒に満ちています。テーブルが3-4卓の小さなお店。その代わり(?)にテイクアウトチャネルの最大化を図っており、近隣の勤め人らしき人々がジャンジャン持ち帰りしていきます。
ランチセットには飲み物もつき、私はアイスチャイを注文。日本人向けに砂糖抜きで提供してくれるので、お茶本来の深みを楽しむことができました。
サラダはサラダというよりキャベツですね。ドレッシングの量はごくわずかであり、キャベツの味のみを純粋に楽しむことができます。青虫の気持ちがよくわかりました。
私はお店イチオシの「ビリヤニ」を注文。お好きなカレーに先のドリンクとサラダが付いて1,250円です。照明が東南アジアの野外クラブのように緑色のビカビカだったので、お料理も緑色を基調とした色合いとなっております。
ビリヤニ。スパイスの芳醇な香りとパラパラとしたお米の食感が調和しており、華やかな風味と重層的な旨味が楽しめます。ただ辛いだけでなくお米本来の甘みがベースにあるため、パンチはありながらもクセがなく、するすると食べ進められる味わいです。鶏肉もたっぷりだ。
カレーは「B'sバターチキン」をチョイス。トマトの爽やかな酸味をベースに、たっぷりの乳脂肪が用いられており、辛さは控えめ、濃厚でリッチな味わい。こちらも鶏肉は豊富なのですが、鶏肉にサっと火を通しただけのブツであり、ややパンチに欠けるのが残念。「マトンカレー」を選んだほうが面白かったかなあ。
以上のセットが1,250円。六本木のど真ん中でこの質と量のインド料理を食べてこの支払金額はリーズナブル。ちなみに根津や松戸にも支店があるようで、やや方向性を変えているようなのでそちらも試してみたい。ちなみにお手洗いは店外にあり、ちょっと躊躇するスタイルなので、他所で済ませてから訪れると良いでしょう。

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沖縄すば処 月桃(げっとう)/寄宮(那覇市)

「木灰(もくはい)そば」という、昔ながらの手法を守り続けている「沖縄すば処 月桃(げっとう)」。真和志小学校の裏手に位置し、JAおきなわ真和志支店のテナントという面白い立地形態。駐車場がたっぷりあって便利です。安里三叉路付近にある「安里屋すば(あさとやすば)」の系列店でもあります。
店内は広く30席近くあるでしょうか。カウンター席にテーブル席、小上がりもあって、沖縄らしい座席構成。観光客は見当たらず、周辺のビジネスパーソンや地域住民を中心とした客層です。
私は「肉舞(ししまい)すば」の中サイズに「ジューシー」を付けてもらいました。合計で1,090円です。スープは「あっさり」か「こってり」かを選ぶことができ、私は後者で注文しました。
「肉舞(ししまい)すば」は、その名の通り器の上でお肉が全種類に共演しています。三枚肉・本ソーキ・軟骨ソーキと、いうれも王道の味わいです。

「こってり」のスープは、強火でガンガン炊かれたであろう濃厚な豚骨スープをベースとしており、沖縄そばとしては珍しい濃厚さ。骨の髄まで煮出されたコラーゲン分がポタージュのようなとろみを形成しています。
麺の最大の特長は、今では希少となった伝統製法「木灰(もくはい)」を使用している点でしょう。化学的なかん水の代わりに、ガジュマルなどの薪を燃やして作った灰の上澄み液をつなぎに使用しており、これにより独特の強いコシと、噛むほどに広がる小麦の自然な甘みが生まれます。    
「ジューシー」には細かく刻まれた豚肉、人参、椎茸、ひじきなどがたっぷりと使われ、自慢のお出汁で炊き上げられています。脂のニュアンスからウズベキスタンの国民食「プロフ(オシュ)」を想起させる乙な味。
美味しかった。沖縄には珍しい濃厚スープは一食の価値あり。また、木灰そばも流石の味わいであり、たいへん印象に残ったランチでした。系列店である「安里屋すば(あさとやすば)」とは方向性がまるで異なるのも面白い。気分と時間帯で食べ分けて楽しみましょう。

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寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。

弥助(やすけ)/堺(大阪)

堺の地で80年以上の歴史を持つ老舗鮨店「弥助(やすけ)」。三代目である現店主は「祇園 川上」で経験を積んだ後、40歳で当店を継いだようで、店名は歌舞伎の演目「義経千本桜」に登場する鮨屋の折平が「弥助」と名乗ったことにちなんでいるそうです。ちなみに四代目はお向かいで超高級店「鮨おおが」を手掛けています。
高級旅館を思わせる威風堂々とした一軒家の門構え。暖簾をくぐると美しい白木のカウンター席がお出迎え(写真は一休公式ページより)。他にもテーブル席や掘りごたつ式の個室座敷の用意もあるようです。
飲み物のお品書きは無く、当然に値付けも不明です。ただしランチはにぎりだけパパっと食べるスタイルなので、長っ尻して酒代が嵩むこともないでしょう。最終支払金額から逆算するに、恵比寿の小瓶が千円ぐらいだった気がする。
お通しにマグロの角煮。脂ののった部位を醤油ベースのスープでじっくり煮込んでおり、繊維がほぐれて口の中でとろけていきます。脂の甘味と旨味が濃厚で、これはいきなり日本酒が欲しくなる。
コースの開幕を飾る一貫はノドグロ。いきなりコッテリするもん来るなあと思いきや、皮目を香ばしく炙っているためか脂っこさは感じさせません。身はきめ細かく柔らかで、脂のコクと旨みが絶妙なバランスを保っています。
続いて鰻。ノドグロを超えるコッテリとした味覚であり、もちろん美味しいのですが、いきなり食事が終わってしまいそうな不安を脊髄反射で感じてしまう。もちろん決まりなどは無いのでしょうが、私はどうも慣れませんでした。
ガリは小さな器に上品に盛り込まれます。隠し味に実山椒が含まれており、ピリリとした辛みと爽やかな清涼感が生姜の甘酸っぱさと組み合わさることで、より印象的な味わいに。

ちなみにシャリは伝統の白シャリで、赤酢推しの四代目とジェネギャでひと悶着あったそうです。そのストーリーは「鮨おおが」をお邪魔した後に改めて整理しましょう。
剣先イカ。細やかな飾り包丁が幾重にも施されており、ねっとりとした甘みと口内で繊維が一本ずつ解けるような舌触りを実現しています。
トロが美味しいですねえ。舌の上でとろりと溶ける脂は上品で甘く、しつこさがなく後味がきれいに消えていきます。ちなみに関西の店舗としては珍しく豊洲の「やま幸」から、「鮨おおが」と「弥助」で共同仕入れを実現しているという噂を耳にしました。
春子鯛。皮目に独特の風味と旨みが凝縮されており、口当たりは繊細で上品。脂は少ないものの、そのぶん素材そのものの澄んだ旨みが際立ちます。
車海老。身にプリプリとした弾力があり、酢飯の仄かな酸味が海老の甘みをより鮮明に引き立てています。見た目の美しさも含めて華やかな存在です。
コハダ。酸が強くバシッと思い切りの良い〆が施されており、身全体にしっかりと酢が染み渡り、輪郭のはっきりした酸味が口の中に広がります。その力強い酸の中に、コハダ特有の青魚らしい旨みと脂の風味が溶け込んでおり、味に深みがある。
赤だし。色が濃く深いコクと独特の渋みが特長的で、余韻が長く続きます。具材は海苔で汁に浸ることでとろりと溶け、磯の香りが赤だしの旨みに溶け込んでいます。
ヅケ。漬け込むことで身の色は深みのある赤褐色に変わり、表面にしっとりとした艶が出ています。生の赤身とは異なる質感や凝縮された味わいが印象的で、余韻の長さが心に残りました。
あなご。柔らかく炊き上げておりフワリとした口どけが最大の魅力。身はホロホロと崩れるほど柔らかく、噛む力を殆ど必要としない繊細な食感が印象的です。序盤の鰻にに比べて脂が少なく上品で、後味がすっきりしています。
ネギトロ。たくあんも組み込まれており、トロのトロリとした脂の旨みとネギの辛みと清涼感が絡み合い、そこにたくあんのコリコリとした歯応えと独特の甘みと塩気が加わります。
おいなりさん。関西らしい三角形スタイルであり、俵型とは異なる角のある食感が生まれ、油揚げの端部分のジュワっとした噛み応えを楽しみます。上品に炊かれた油揚げの甘味と酢飯がほどけるように混ざり合い、素朴ながら満足感の高いひと口です。
玉子。ふわりとした弾力のある食感と、口の中でじんわりと広がる濃厚な甘みが心地よい。デザート的な役割を担っており、食事の締めとして口の中を優しく整えます。

以上のおまかせコースが16,500円で、酒をいくらか飲んでお会計は2万円弱。東京で同等の鮨を食べることを考えればお値打ちであり、ご近所の名店「鮨舟」とはまた違った方向性の楽しみ方があります。
ちなみに四代目が手掛けるお向かいの「鮨おおが」は夜は座って5万円~・一斉スタートの2部制と完全に東京スタイルで客層は全く異なるそう。堺に全国および世界から富裕層を引き寄せる高尖度のプレミアムブランドが存在することは喜ばしいことですが、「弥助(やすけ)」のようなアットホームな老舗ファミリーブランドも、いつまでも続くことを願っています。

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鮨は大好きなのですが、そんなに詳しくないです。居合い抜きのような真剣勝負のお店よりも、気楽でダラダラだべりながら酒を飲むようなお店を好みます。
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