高級レストラン"また行きたい"偏差値【2026年最新版】

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  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

シヤージュ(Sillage)/白金高輪

2025年秋に開業した「シヤージュ(Sillage)」。店名はフランス語で「香りの余韻」や「通り過ぎたあとの気配」を意味し、日本の食材や発酵を積極的に取り入れるモダンフレンチレストランです。白金高輪駅の3番出口を出てすぐの場所とアクセス至便。以前は「ラ クープ ドール」というフランス料理店があった場所ですね。
店内は広々としており、天井高や席間隔にゆとりがあります。総席数は30席ぐらいでしょうか、厨房が見えそうで見えない独特の場所に位置しており、コンセプトでもある「香り」を匂わせ系なスタイルです。

宗定和輝シェフは南仏ニームにある星付きレストラン「Jérôme Nutile」で経験を積み、帰国後は銀座のモダンフレンチ「L'ARGENT(ラルジャン)」でスーシェフを務めたようです。
アルコールはグラスのシャンパーニュが2千円程で、グラスワインが1,500円程度だったと記憶しています。お料理に合わせたペアリングの用意もありました。
アミューズは紅はるかの(サツマイモ)のピューレにフロマージュブラン。糖度が高くネットリとした紅はるかの濃厚な甘みをベースに、フレッシュチーズのの爽やかな酸味とミルキーなコクが重なりあいます。緑色のはパセリのソースであり、青々しいハーブの清涼感とほのかな苦味がアクセント。
前菜は真鱈の白子のムニエル。表面を香ばしくカリッと焼き上げつつ、中はとろりとクリーミー。官能的な旨味を楽しみつつ、土の香りを力強く残したゴボウのピューレを合わせていきます。ソースはラビゴットで、シャープな酸味とハーブの香りが白子の濃厚さを中和し、後味をさっぱりとさせます。
パンはカンパーニュ。北海道産の小麦「キタノカオリ」を用いているそうで、外皮のの香ばしさと内側の瑞々しさのコントラストが楽しめます。特有のもっちりとした弾力と噛むほどに広がる強い小麦の甘い香りが本当に美味しい。
メインは真鯛をチョイス。皮目をパリッと香ばしく焼き上げつつ、身はムチムチと筋肉質。ほどよく脂ものっており、淡白ながらも上品な味わいです。ソースにはベルガモットがきいており、柑橘由来の華やかで少しビターな香りが大人の味わいを演出します。まさにシヤージュ(香りの余韻)である。
デザートはパリブレストを選択。サクサクと軽い食感のシュー生地にプラリネをたっぷりと挟んだフランスの伝統菓子です。ノワゼット(ヘーゼルナッツ)の香ばしさとコッテリとした甘さが口いっぱいに広がり、わたし絶頂に達しました。添えられているのはエスプレッソのアイスであり、コーヒーのキリッとした苦味と冷たさが大人の味わい。
以上の料理が4,400円(白子は追加550円)と実にお値打ち。きちんとしたフランス料理とパンを楽しんでこの支払金額とは日本は豊かである。夜にガッツリ飲み食いしても恐らく2万円かそこらでしょう。立地を考えれば実に良心的。やはり日本は豊かである。

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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。

ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

お米と肴の店 米はる(こめはる)/真嘉比(那覇市)

沖縄では珍しく、羽釜で炊いた白ゴハンをコアコンピタンスに据えた「お米と肴の店 米はる(こめはる)」。ランチのみの営業で予約は不可。その物珍しさからピークタイムは行列が常態化しており、地元主要メディアに取り上げられていることもしばしば。場所はゆいレール古島駅から歩いて7-8分といったところでしょう。駐車場もいくつかあるようです。
店内はコンクリート調の無機質なグレーの壁面と空間の中央を貫く長大な木製テーブルの対比が印象的で、厨房に面したカウンター席もあります。どの席も横並びで食事を摂るスタイルなので、1-2人で訪れるのが良いでしょう。
私は「選べる小まぶし」を注文。7-8種ある「まぶし」から2種選んで2,600円。単品のアジフライも追加で注文し、合計で3,250円と沖縄ではかなり攻めた価格設定と言えるでしょう。
こちらは「天ぷらまぶし」。分厚い衣の沖縄スタイルではなく、内地風の天ぷらです。タネは海老・半熟卵・舞茸・なすの4種であり、普通に美味しいのですが、小禄の「てんぷら一代」であれば倍量かつ倍質で1,199円ということ考えると、色々と思うところがありました。
自慢の羽釜炊きの白ゴハン。こちらも普通に美味しいですが大騒ぎするほどではなく、想像の範囲内です。「ご飯おかわり一回無料サービス」がありましたが、私はおかわりせずに済ませました。また、「半熟卵天」ではなく気味カチカチの「ゆで卵天」であったことを指摘しておく。
「ズワイガニまぶし」も普通に美味しいのですが、カニの量がとにかく少なく、これならカニ缶を買って食べたほうが納得感は大きいかもしれません。
一応「まぶし」の店であり、まずはそのまま、次に薬味と併せて、最後に出汁茶漬けでといったプレイを一通りこなしたのですが、そもそもカニの量が少ないので、白米を食べた後にお茶漬けも楽しむただのデブ食いしん坊になった気分です。
ライスよりも味噌汁のほうが記憶に残りました。味噌の風味は控えめながら出汁の旨味が強烈。ゴハンおかわりじゃなくて味噌汁おかわりにして欲しかったなあ。
他方、追加で単品注文したアジフライは絶品。箸を入れるとサクッという軽快な音と共に、中から湯気が立つほど肉厚でふっくらとした身が現れます。実に新鮮で脂の乗った旨みが凝縮されており、添えられたタルタルソースの程よい酸味が良く合う。こんなことなら最初からアジフライ定食を注文しておけば良かった。
以上を食べて3,250円。普通の丼ものランチを勿体つけて提供しているだけであり、普通に美味しいですが普通に高いので、つまり普通です。もちろん沖縄では珍しいスタイルの食事処であり、現在は話題性で行列を維持できているとは思いますが、ご新規さんが一巡した後が勝負となりそうだなと感じました。

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寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。

Green House Prawn Mee Corner(青屋蝦麵)/ジョージタウン(ペナン)

マレーシアのペナン、特にユネスコ世界文化遺産に登録されているジョージタウンは東南アジアにおけるストリートフードの聖地として国際的な評価を確立していますが、この地で最も象徴的な料理のひとつが、現地で「ホッケンミー(Hokkien Mee)」、あるいは「プラウンミー(Prawn Mee)」と呼ばれる麺料理でしょう 。

中でもペナンで一番と名高い「Green House Prawn Mee Corner(青屋蝦麵)」は30年以上の歴史を持つ老舗であり、ミシュランのビブグルマンにも選出されています。
注文システムがユニークで、注文する場所と食事をする場所が異なります。まずはレジのある受付で注文を済ませ番号札を渡されると数軒先の飲食スペースへとご案内。番号札を分かり易いように置いておくと、その番号札めがけて名物のオッチャンが勢いよく運んで来てくれます。
メニューは「福建虾面(Hokkien Prawn Mee)」と「鹵麵(Loh Mee)」とそれらのミックスのみと実にシンプル。麺も黄色麺・ビーフン・粿條・金旦麺から選ぶことができ、追加のトッピングを選んで注文完了。飲食スペースで完成を待ちましょう。
こちらは「福建虾面(Hokkien Prawn Mee)」。ひと口啜れば海老の濃厚な旨味が爆発的に広がります。大量の海老の殻と頭、豚骨を数時間煮込んだスープは香ばしさと深いコクが凝縮されており、海老好きには堪らない味わい。自家製のサンバル(チリペースト)を溶かすことで、甘辛いコクにキレのある辛味が加わり、味に奥行きが出ます。
麺は「面(Mee)」と記された黄色い小麦麺をチョイス。ポキっプリっとした独特の歯ごたえで、日本のちゃんぽん麺に近い食感。喉越しも良く濃厚なスープにも決して負けることがありません。
こちらは「鹵麵(Loh Mee)」。真っ黒な醤油ベースのスープには強いトロみがあり、五香粉のオリエンタルな香りもつよつよ。肉類や海鮮のエキスも用いているのか、見た目以上にボディの豊かさを感じる味覚です。
こちらの麺には「米粉(Bihun)」を選択。極細でスープを吸い込みやすく、麺の一本一本が重厚なスープをたっぷりと抱き込みます。すげえ重い。ツルツルした箸では手首を捻挫しそうにないます。
いずれの麺も9リンギット(約400円弱)とバカ安。このクオリティの麺料理がこの価格で楽しむことができるのだから、ペナンは豊かだ。本店である当店は昼過ぎには閉まってしまいますが、姉妹店は夜遅くまで営業しているようであり、飲みの〆にもピッタリでしょう。ジョージタウンを散策する際には外せない一軒です。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

NOGI(のぎ)/西麻布

西麻布の「NOGI(のぎ)」。もともとは「麻布 勇」という名のお店で、白金高輪の「私厨房 勇(yung)」の系列店だったと記憶しているのですが、シェフに交代は無いようです。このあたりの経緯には詳しくないので誰か教えてください。西麻布交差点から少し入った住宅街、とんかつ「豚組」の裏手です。
全体的にシンプルでモダンな内装(写真は食べログ公式ページより)。キッチンは開けているのですがカウンター席は2席(?)のみであり、テーブル席が主力です。ボックスシートもひとつありました。

木村和明シェフはオークラの「桃花林」などで経験を積んだそうで、「麻布 勇」から引き続き厨房を預かっています。
アルコールはビールの小瓶が千円弱と周辺相場に準じています。東京では珍しく中国のワインを取り扱っており、ボトルで4千円のメルロが中々の美味しさ。プラムやダークチェリーのような完熟した果実香が主体で、どこかハーブのようなニュアンスも感じます。重すぎないミディアムボディで食中酒にピッタリです。

なお、料理はコースが主力のようですが、我々はアラカルトで注文。個人個人に上手く盛りつけてからお出し頂けます。
よだれ鶏。タレはシャバシャバしておらず、コッテリと粘度があるタイプ。砕いたナッツの香ばしい歯ごたえとパクチーの清涼感がアクセントとなり、複雑で奥行きのある味わいを演出しています。辛味よりも旨味を感じるナイスなスターターです。
春巻き。極薄の皮を幾重にも巻き上げた軽やかな食感が特長で、春巻きというよりもフランス料理のパート・ド・ブリックに似た印象で、ニラ特有の風味とパリパリ感がよく合う。揚げ物であることを忘れるほど上品な味わいです。
ラムの水餃子。厚めに作られたモチモチの手作り皮が良いですね。ラム特有のクセをスパイスで巧みにコントロールしており、むしろその野性味あふれる風味がスパイスの香りと融合して食欲をそそります。
広東白菜の強火炒め。ごくごくシンプルな炒め物ですが、水分を逃さずシャキシャキとした瑞々しい食感を保っており、シェフの技量が如実に表れます。味付けは必要最小限のもので、野菜本来が持つ甘みとほろ苦さを最大限に引き出しています。
イカの大葉炒め。火を通しすぎることなくフワフワとした口当たりを保った印象的な食感。たっぷりと使われた大葉の爽やかな香りも心地よく、中華料理特有の油っこさを感じさせない、和食にも通じるような繊細な味わいに仕上がっています。
酢豚。漆黒のタレをまとっていますが、そこには白ワインも含まれており、ほどよくフルーティーな香りと深みをプラスしています。豚肉は大きな塊で提供され、表面はカリッと香ばしく、噛むとホロリと崩れゆく。添えられた花巻(蒸しパン)には甘みがあり、ソースを余さず拭って食べるのが醍醐味です。
四川麻婆豆腐。フローラルな香りを湛えた華やかなひと品であり、辛味や痺れは控えめでありつつ重層的な旨味が広がります。肉は挽肉ではなく繊維を感じるタイプであり、ありそうでない料理。記憶に残る麻婆豆腐です。
黄金炒飯。お米の一粒一粒が卵で黄金色にコーティングされ、パラパラと口の中で解ける理想的な食感です。ベースとなる味付けはシンプルであるもののXO醤の強烈な旨味が弾ける。あとひと口もうひと口と食べる手が止まらない炭水化物です。
デザートに担々麺。白胡麻のペーストを贅沢に用いており、ナッツのような香ばしさとクリーミーなコクを楽しみます。ラー油の辛味と酸味も程よいアクセントであり、濃厚ながらもキレのある味わいに仕上がっています。トッピングの肉味噌がスープに溶け出すと、より一層コクが増し複雑な味へと変化する。最後の一滴まで飲み干せる一杯です。
以上を食べ、そこそこ飲んでお会計は1万円ほど。料理の美味しさはもちろんのこと、立地や業態を考えれば実にリーズナブル。ホテル中華とはまた違う、ほどよく尖った味覚であり、仲間と楽しく食卓を囲むに最適なお店。次回はコース料理で北京ダックあたりを狙ってみたい。全メニュー制覇しよう。

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本場志向で日本人の味覚に忖度しない中華料理が食べたい方へ捧ぐ書。東京の、中国人が中国人を相手にしている飲食店ばかりが取り上げられています。ある意味では中国旅行と同じ体験ができる裏技が盛りだくさん。