【2023年9月最新】日本のハイアットに全部泊まったので感想を整理しました。

日本のハイアットに全部泊まったので感想を整理しました。★は私の思い入れの強さ、金額は1泊の目安です。

全て2021年から2022年にかけての宿泊なので、ハード面の情報についてはそれほどタイムラグが無いはずです。他方、ソフト面については緊急事態宣言やマンボーによってブレブレで、平常運行時とはギャップがあることをご承知おき下さい。

なお、私は家族連れが多いガヤガヤした状況が苦手であり、そういったホテルはいきおい★が少なくなりがちです。しかしながら、見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となるとも言えます。★の多寡を妄信しないようご注意下さい。
また私は1年で100泊以上ハイアット系列のホテルを利用するため、無料のアップグレードや無料の朝食、ラウンジの利用、あんなことやこんなことドラえもんみたいな特典があります。1泊の目安金額は一応記しましたがそれ以上の価値を得ているので、こちらについてもあまりアテにせず割り引いて捉えて下さい。

それでは北東から南西に向かって順番にご紹介していきましょう。気になるホテルがあればリンクから個別記事へどうぞ。

■パークハイアットニセコHANAZONO
https://www.takemachelin.com/2022/04/hanazono.html
★★ \60,000 ラウンジ無
家族連れは多いが総じて上品。部屋が広い。スキーロッカーやレンタルが充実。レストランが多種多様。外国人スタッフが多く異国情緒に溢れている。


■ハイアットプレイス東京ベイ
https://www.takemachelin.com/2022/05/hyatt.html
★ \15,000 ラウンジ有
「東京ベイ」と名乗っているが新浦安駅徒歩30分。ディズニーに遊びに行くためのホテル。部屋は広く機能的。
上級会員とクラブフロア宿泊者向けのラウンジはあるがしょぼい。酒もツマミも貧弱。


■ハイアットセントリック銀座東京
★ \30,000 ラウンジ無
スタイリッシュだがコンテンツ不足。寝に帰るだけの旅行者や出張者向け。高級ビジネスホテル。


■アンダーズ東京
★★ \70,000 ラウンジ有
部屋が広く機能的。プールが快適。サービス完璧。客層が良い。朝食が素晴らしい。
宿泊者向けのラウンジがあり、夕方はカクテルタイム開催。ちょっとしたスナックも提供。


■グランドハイアット東京
★★ \50,000 ラウンジ有
古さを感じさせない世界観。部屋は広く機能的。子連れは少ないが怪しげなカップルが多く複雑な気分。レストランが充実。
上級会員とクラブフロア宿泊者向けのラウンジあり。酒も食事も充実。


■パークハイアット東京
★★ \60,000 ラウンジ無(注)
古いが上手くメンテナンスしています。フィットネスセンターとプール、スパが魅力的。
ラウンジは無いがバーで上級会員向けのカクテルタイムがある場合もあるそう(繁閑による?)。


■ハイアットリージェンシー東京
https://www.takemachelin.com/2022/06/hyatt-regency-tokyo.html
星なし \15,000 ラウンジ有
古いが上手くメンテナンスしている。壁が薄くうるさい。ただし宿泊料金は格安のためコスパは良い。じきに閉館との噂も。
上級会員とクラブフロア宿泊者向けのラウンジはあるがしょぼい。酒もツマミも貧弱。


■ハイアットリージェンシー横浜
https://www.takemachelin.com/2022/01/hyatt-regency-yokohama.html
★★ \20,000 ラウンジ有
コスパ良い。部屋は小さめだが最新式で機能的。山下公園すぐ近くと観光には抜群の立地。
上級会員とクラブフロア宿泊者向けのラウンジがあり食事が充実。家族連れを巧みに隔離しフードコート化を上手く避けている。


■ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ
https://www.takemachelin.com/2022/01/hakone.html
星なし \50,000 ラウンジ有
家族連れ、何なら3世代グループが多く客層が悪い。温泉といいつつ大浴場がイケてない。値段の割に部屋がしょぼい。
宿泊者向けのラウンジがあり、夕方はカクテルタイム開催。酒はシャンパーニュと気前が良い。


■富士スピードウェイホテル
★★★ \50,000 ラウンジ無し
趣味のホテル。とにかく拘りが凄い。車好きでなくとも楽しい。空間にゆとりがあり、全てにおいて広々としている。


■ハイアットセントリック金沢
https://www.takemachelin.com/2021/03/hyatt-centric.html
★★ \30,000 ラウンジ無
コスパ良い。機能的。子連れ少ない。駅チカで便利。朝食美味しい。


■ハイアットハウス金沢
https://www.takemachelin.com/2021/08/house.html
★★★ \15,000 ラウンジ無
コスパ最強。機能的。ビジネスユース&長期滞在向け。駅チカで便利。ハイアットプレイスに似てる。


■パークハイアット京都
https://www.takemachelin.com/2022/05/park-hyatt-kyoto.html
★★ \100,000 ラウンジ無(注)
客層が良い。とにかく高価だがサービスは完璧。朝食の和定食は必食。二寧坂沿いで観光には抜群の立地。
ラウンジは無いが、ロビーで上級会員向けのカクテルタイムがある場合もある(繁閑による?)。


■ハイアットリージェンシー京都
https://www.takemachelin.com/2021/11/hyattkyoto.html
★★★ \30,000 ラウンジ無(注)
繁閑によって価格設定が大いに異なる。古いが上手くメンテナンスしている。壁が薄くうるさい。客層が良い。オールデイダイニングとアフタヌーンティーのレベルが高い。
ラウンジは無し。ただし上級会員はどのレストランでもドリンク1杯無料。


■ハイアットプレイス京都
https://www.takemachelin.com/2022/12/place.html
★★★ \15,000 ラウンジ無
コスパ最強。機能的。ビジネスユース&長期滞在向け。駅チカで便利。ハイアットハウスに似てる。


■ハイアットリージェンシー大阪
https://www.takemachelin.com/2021/12/hyattosaka.html
星なし \15,000 ラウンジ有
都心から遠く不便。古いが部屋は広い。役目を終えた感がある。
上級会員とクラブフロア宿泊者向けのラウンジがあり食事が充実。ただし家族連れが多くフードコートの食べ放題状態。


■グランドハイアット福岡
https://www.takemachelin.com/2021/10/grand-hyatt-fukuoka.html
★★ \30,000 ラウンジ有
古いが上手くメンテナンスしている。壁が薄くうるさい。プールが子供NGなのが嬉しい。
ラウンジは改装中でバーで代用。酒はシャンパーニュと気前が良く、食事も中々しっかりしてる。


■ハイアットリージェンシー那覇沖縄
https://www.takemachelin.com/2022/03/hyatt-regency-naha-okinawa.html
★★ \20,000 ラウンジ有
コスパ良い。子連れ客が少なく那覇の高級ホテルにおいては稀有な存在。どこへ行くにも便利。朝食は値段の割にレベルが高い。
上級会員とクラブフロア宿泊者向けのラウンジがあり食事が充実。昼夜問わずオリオンビールが飲み放題。


■ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄
星なし \30,000 ラウンジ有
家族連れが多く客層が悪い。ピンチケ現場。大人カップルは肩身が狭い。プールとベッドの付いた「ららぽーと」。
上級会員とクラブフロア宿泊者向けのラウンジはあるがしょぼい。酒もツマミも貧弱。子連れが幅をきかせており落ち着かない。


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富士スピードウェイホテル(Fuji Speedway Hotel)/御殿場(静岡)

トヨタの肝入りで開業した「富士スピードウェイホテル」。ムッシュ豊田章男が幼少時に富士スピードウェイで日本グランプリを観戦し、帰りに箱根あたりのホテルに泊まって超楽しかった原体験から始まったプロジェクトです。
運営はみんな大好きハイアットであり、「アンバウンド コレクション by Hyatt」というブランドの試みは初です。ちなみに2023年秋には同ブランドで「ホテル虎ノ門ヒルズ(HOTEL TORANOMON HILLS)」が開業するそうです(画像は一休公式ウェブサイトより)。
ハイアット基準で当館は「リゾートホテル」なのですが、モータースポーツをリゾートに位置づけるのは外資系ならではの感性でしょう。東名高速道路の御殿場インターから車で20分の場所に位置し、御殿場駅からでもシャトルバスが20-30分ほどで出ています。
おお!と思わず声が出る大迫力のエントランス。私は日本のハイアット全てに宿泊したことがあるのですが、第一印象が一番激しいのは間違いなく当館でしょう。1階はミュージアムの入り口とボールルームであり、永田町のように長いエスカレーターをひたすら登った先にロビーがあります。
銀色の球体がお出迎えしてくれるのですが、これは世界中のサーキットコースを集めたものだそう。このように、館内にはモータースポーツに関連したアート作品が山ほど展示されています。
さて、そのロビーフロアに位置するオールデイダイニング「TROFEO ラウンジ」。我々はグローバリスト(ハイアット最上級会員)様なので、到着後すぐ当ラウンジに案内され、ウェルカムドリンクと共にチェックイン手続きを開始します。加えて当ラウンジでのアフタヌーンティーも予約していたので、部屋に行かずにそのままお茶を楽しむことにしました。詳細は別記事にて
アフタヌーンティーで人心地ついたのち、お部屋へとご案内。この日は「サーキットビュー GPスイート キング」へとご案内頂きました。広さは86平米だそうで、なるほど玄関の廊下から随分と広いです。
こちらはリビングエリア。ホテルでこれ以上はないと言えるほどのゆとりのある設計であり、開放感は抜群。壁や家具などがポップにカラフルなのですが、不思議と調和しています。
ベッドルームも広々としており、寝室なのにソファを置くほどの余裕があります。これはひょっとすると「パーク ハイアット ニセコ HANAZONO」のスイートルームよりもひと回り広いかもしれません。
どことなく「ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄(Hyatt Regency Naha Okinawa)」の設計や取り回しが似ているような気がするのは気のせいでしょうか。
ミニバーにつき、ミネラルウォーターやネスプレッソ、各種お茶類は無料で、冷蔵庫の中やハードリカー類は有料とのこと。無料のものは電話すればいくらでもおかわりを持ってきてくれるそうです。
ウォークインクローゼットも広く、私の実家の自室よりも広々としているかもしれません。館内着がたいそう可愛らしく、サコッシュは持ち帰りOKとのこと。
また、館内をうろつく用のサンダルにチェッカーフラッグ柄の靴下も用意されていました。もちろん普通のフカフカした室内用スリッパの用意もあります。
テラスにはテーブルにイス、デイベッドまで用意されています。サーキットのダンロップコーナーからパナソニックコーナー、ホームストレートまで見渡すことができ、レーシングカーの唸り声が腹に心地よい。
ウェットエリアに参りましょう。ベイシンはふたつあり、やはり広々としています。
引き出しを開けるとアメニティが収納されているのですが、プラモデルのプチプチしたやつを模したもので思わず笑みがこぼれます。スキンケアセットは「MIKIMOTO COSMETICS」が採用されていました。
バスルームはバスタブ付きで広々としているのですが、温泉大浴場も用意されているので、短期滞在者は利用することが無いかもしれません。
トイレも広々としたものが2セット誂えられており、家族で泊まっても喧嘩になることはないでしょう。
ちなみに当館は徹底的にモータースポーツに拘っており、スイッチ類は例のパチパチしたものであり、、、
掃除中のサインもシャレがきいています。
共用設備に参りましょう。こちらはフィットネスセンターですが、120室のホテルとしては相当に豪華な仕様です。やはり世界のトップアスリートが滞在することを想定してのことでしょうか。
予約制でシミュレーターも使用することができます(写真は公式ウェブサイトより)。窓から見たコースをそのまま駆け抜けることができ最高に楽しい。音も良い。色んな車を選ぶことができ、調子に乗ってフェラーリなんぞも試してみたのですが、あれ、めちゃんこ運転難しいですね。
こちらは室内プール(写真は公式ウェブサイトより)。20mとホテルのプールにしては長めです。ただ、コースロープが張られていないので、そのうちガチ勢と子供が衝突して事故になる気がします。
温泉大浴場も用意されており、窓からドーンと富士山が見えます(写真は公式ウェブサイトより)。風呂あがりには地元の牧場の牛乳が牛乳ビンで用意されており、色々わかっているじゃないかと頷く瞬間です。
夕食は炉端焼きレストランの「Robata OYAMA(ロバタ オヤマ)」にお邪魔します。ホテルの和食は日本料理・鮨・鉄板焼きが鉄板であり、炉端焼きという業態は珍しいかもしれません(写真は公式ウェブサイトより)。好きなものを好きなだけ注文できるという自由度が素晴らしく、それでいてゲストを全く待たすことのない仕事の速さ。ホテルの仕事とはこうであると、そのへんの飲食店との場数の違いを見せつけられたディナーでした。詳細は別記事にて。
また、夜はメインバーとして「BAR 4563」も営業しています。赤を多用した内装でありメタリックな質感と相まって、モータースポーツを感じさせる演出がきいています。
朝食はメインダイニングの「トロフェオ イタリアン(TROFEO ITALIAN CUISINE)」へ。メインの卵料理を注文した上で、サラダや前菜などはビュッフェスタイルでの提供です。客室数は120と控えめであるため欠食児童がごった返すといった状況は決して生まれません。非常にゆとりのある空間設計です。詳細は別記事にて
朝食後は1-2階の「富士モータースポーツミュージアム」をお散歩。クラシックカーから現代のレースで活躍したマシンが展示されており、カーマニアたちが真剣に写真を撮っています。妙に外国人比率が高かった。
宿泊者は富士スピードウェイ構内に無料で入場することができるし、屋上ではタミヤのRCカーが楽しめたり、自前の車で富士スピードウェイの体験走行に参加できたりと、とにかく車好きの夢、豊田章男少年の思いが詰まったホテルでした。

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