ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】

<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

八重勝(やえかつ)/新世界(大阪)

私が青春時代を過ごしていた頃はそれほどでもなかったと記憶しているのですが、いつの間にやら大阪を代表する名物料理と称されるようになった「串カツ」。それを専門として供する店は何故か新世界エリアに集中しており、中でもジャンジャン横丁の「八重勝(やえかつ)」は最も行列の長い店のひとつと言えるでしょう。
1947年創業の老舗であり、私も恐らく20年ぶりぐらいに訪れるのですが、お店の雰囲気や注文形式などは殆ど同じ。変わったところと言えば、行列の整理に警備員が付いたことと、お向かいに別館(?)が爆誕し、昔よりも色々とスムーズになった気がします。文明は進化するのだ。
ビールは大ビンで650円。最近の東京のちょづいた飲み屋は豆粒ほどの生ビールが千円近くすることを考え、私はこの時点で恋に落ちてしまったのかもしれません。ちなみにいわゆる生ビールも用意されており、バケツみたいな大ジョッキで800円です。
串カツ屋に入って最初に注文するのが「どて焼き」。「串カツ屋なのにどて焼き?しかもどう見ても煮込みなんだけど」と突っ込むのは観光客のお約束であり、これは一種の伝統芸能と捉えて頂ければと存じます。牛のスジ肉を味噌やみりんで時間をかけて煮込んでおり、そのドロリとした味わいは病みつきになる旨さです。
続いて「串かつ」がやって来ました。牛肉を串に刺し衣を付けて揚げたものです。「『串かつ』だけだと何のカツかわからないじゃないか」という疑問も観光客あるあるで、大阪で「串かつ」と言えば牛肉を指すお店が殆ど。肉と言えば牛肉を指す関西の牛肉文化に関連があるのかもしれません。ちなみに関西では「肉まん」のことを「ぶたまん」と呼ばないと死刑になります。法律でそう決まっています。
お約束の「ソースの二度づけお断り」。一升瓶のウスターソースがカンカンに並々注がれる様は一見の価値あり。お通し(?)のキャベツは手掴みでバリバリ食べましょう。「キャベツは手で取って食べて下さい」との張り紙もあります。法律でそう決まっています。
さて、「どて焼き」と「串かつ」を楽しんだ後は、寿司屋さながらに並ぶ目の前のショウケースから好みの食材を注文していきましょう。当店では冷凍食品を一切使用せず、素材には自信があるとのことです。
ブロッコリーにグリーンアスパラ。肉や海鮮だけでなく、野菜やキノコ類も豊富です。ちなみに「どて焼き」と「串かつ」は3本でワンセットですが、その他の串カツは1本単位で注文することが可能です。
白ねぎ。外側はカラっと、内部はジュワっと、後を引く美味しさです。ちなみに当店はフライヤーではなく直火の鉄鍋でラードをゴリゴリに溶かしながら揚げており、迫力満点です。
当店の名物のひとつ「えび」。1本で500円とダントツの高価品ですが、その価格設定に恥じない質および量です。注文が入ってから剥き始めるあたり、当店のエビに対する愛情を感じます。
レンコンにシイタケ。かなりの高温で思いきり揚げているので凝縮感が感じられ、素朴な食材ながら旨味が強く感じます。
〆にタコとゲソを食べ比べ。すっかり高級食材となってしまったタコですが、当店では中々のサイズ感を1本300円で楽しむことができ、まるで時が止まってしまったかのようです。ノーランが一枚噛んでいるのかもしれません。
以上を食べ、軽く飲んでお会計は4千円弱。2万円も3万円もする串カツも悪くはないですが、やはり私にとっての串カツと言えばこれぐらいでちょうどいい、これぐらいがちょうどいい。「衣を付けて揚げてしまえば大体なんでも美味しくなる」という春巻きにも似た雑なコンセプトに、ワインやトリュフなどは不要なのだ。

食べログ グルメブログランキング


人気の記事
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

東京最高のレストラン2024
価格:2,420円(税込、送料無料) (2024/1/6時点)

「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

アロッサ(Grill & WineBar Arossa)/松濤

渋谷駅から歩いて10分強、松濤の住宅街の入り口に佇む「アロッサ(Grill & WineBar Arossa)」。オーストラリア食材とオーストラリアワインの専門店です。開業は2000年と、意外に歴史は古い。
1階が厨房とカウンター席で、2階がメインのダイニング。照明を落としつつアボリジニのアート作品が飾られており独特の雰囲気。ちなみに1階席は普段は使用しておらず2階が主戦場とのことです。
アルコールにつき、なるほどオーストラリアワインの品揃えが良くビールまでオーストラリア産のものが用意されています。グラスワインは千円を切るポジションから始まり良心的。やっぱ飲み会はこうでなくっちゃね。
まずはオーストラリア産の生ガキ。どっしりとコクがあるタイプで、シェリービネガーの酸味と良く合います。理想的な開幕である。
こちらは「レザーウッドハニー」というオーストラリアの大変希少なハチミツを用いた何かですが、ハニーはさておき生地そのものがパっとしませんでした。そういえばパンもイマイチだったので、当店はそっち系がアレなのかもしれません。
ブッラータと柑橘系の何だっけな。これは料理というよりも素材であり、安定した味わいです。
お野菜のパフェ仕立て。たっぷりの野菜にコンソメのジュレとニンジンのムースが重なっており、見た目も含めてかわちい美味しさです。
おや、パスタだ。そういえばオーストラリアって食材としては有名なものが多いですが、料理として有名なものって聞かないですね。ちなみにこのタリオリーニはグニグニとした食感がバリ旨く、カツオと空豆、チーズの風味が絶妙に組み合わさり、驚くほど完成度が高かった。
真鯛のポワレと野菜のトマト煮。こちらはシンプルな調理であり定番の味わいです。
メインはオーストラリア産のラム。じっくりとローストしてあり、ゴマカシのきかない美味しさです。脂まで甘くミルキーなのはラムならでは。ちなみにラムのほか牛肉はもちろんのこと、カンガルー肉までオンリストされていました。
肉料理の後にはヨーグルトのソルベでザザっと口腔内を洗います。程よい酸味が味覚をリセットしてくれました。
メインのデザートはチョコレートムースとラズベリーのジェラート。濃厚オブ濃厚と赤い酸味の対比が心地よい。そういえば一時期カカオが暴騰しておりショコラ業界がザワついていましたが、その後どうなったのでしょうか。
紅茶で〆てごちそうさまでした。以上を食べ、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり1.2万円ほど。酒が安く、あのクオリティのラムを食べてこの支払金額はリーズナブルでしょう。
「今夜はオーストラリア料理だ!ところでオーストラリア料理って何?」のテンションでお邪魔しましたが、終わってみたらフランス料理っぽいニュアンスもありつつパスタも出たりと自由なお店。渋谷駅からも遠く落ち着いた雰囲気なので、落ち着いたデートにピッタリ。次回はアラカルトメニューで注文しようと思います。

食べログ グルメブログランキング


人気の記事
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

東京最高のレストラン2024
価格:2,420円(税込、送料無料) (2024/1/6時点)

「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

のろし(noroshi)/西町(那覇)

2019年5月、令和になってすぐにオープンした「のろし(noroshi)」。場所は那覇市西町で、旭橋駅から歩いて5-6分ほどの場所にあります。
ランチタイムの定食が好評を博しているため、念のため予約を入れてからお邪魔しました。店内は中央に大きいテーブルと厨房に面したカウンター席が主力であり、グループ向けに小上がりも用意されています。
オリオンの中ビンは680円だったっけな。牧志あたりの居酒屋に比べると酒の値付けがちょっと高いかなという印象です。
まずは島らっきょうの塩漬けを注文するのですが、え?これだけ?という分量。これで550円というのはちょっとやり過ぎな気がしました。
一方で、料理となるとエンジンのかかりは良く、「春菊と木の子のサラダ」は思いきりの良い調味であり、野菜ながら酒が進みます。
県産のヤングコーンは皮付きでグリルされており、実そのものは適度に蒸し上げられた状態となって美味。缶詰のそれとは一線を画す味わいです。
アジしそフライは唐揚げサイズのアジフライが5つも盛り付けられておりお買い得。このひと皿が600円で、先の島らっきょうと50円しか変わらないのは悪い冗談としか思えません。
チャーシューは表面をバリバリに炙っており、実に香ばしい薫りを放っています。厚みもあって、チャーシューというよりは歴然とした肉料理に感じました。
麻婆豆腐が絶品。肉が粗挽きで噛み応えがあり、「麻婆豆腐は飲み物」とは言わせない迫力があります。適度な辛味が食欲を刺激し、そのへんの中華料理店を遥かに凌駕するクオリティです。
〆にイカスミ麺の塩やきそば。見た目はギョッとする色合いですが、味付けは王道の塩焼きそば味であり後を引く美味しさ。野菜やイカなどの具材がたっぷりなのも嬉しい。
以上を2人で食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり3千円といったところ。島らっきょうの時点ではビクビクしましたが、終わってみれば素晴らしい費用対効果を誇る居酒屋でした。センスが良いのかいずれの料理も間違いなく美味しく、これはランチタイムにも必ず来てみよう。

食べログ グルメブログランキング

関連ランキング:居酒屋 | 旭橋駅県庁前駅壺川駅


関連記事
寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。

IBAIA(イバイア)/東銀座

銀座で肉と言えば「IBAIA(イバイア)」。東銀座駅から歩いてすぐとアクセス至便。オーナーとシェフは「マルディ・グラ(Mardi Gras)」で切磋琢磨した仲で、2013年に独立しました。食べログでは百名店に選出されています。
店内はカウンター席にテーブル席がいくつかで、トータルでは15-16席といったところでしょうか。パパ活みたいなゲストは一切おらず、グルメというよりはグルマンが集うお店という印象です。
アルコールの値付けは良心的で、フランチャコルタはボトルで6千円台から楽しむことができます。ビールは千円を切り、グラスワインも千円かそこらです。
お通しにコロッケ。中身はサトイモでしょうか、衣のザクっとした歯触りに芋の滑らかな口当たりが心に残りました。
芽キャベツのフリット。ザっと揚げてパラパラっと調味しただけなのに、度肝を抜かれるほど旨い。何でも当店で用いている野菜はオーナー家族が栽培した自家農園直送のものであり、野菜の味そのものが非常に濃い。
インゲンのバターソテー。こちらもごくごくシンプルな調理ですが、この上なく素晴らしい味わいです。肉料理が中心のお店と思いきや、サイドメニューであるはずの野菜たちがスタメンを張れるほどのクオリティです。
牛ハツ串。そのへんの串焼きやが尻尾を巻いて逃げ出すほどの迫力であり、ガッチリむにむにした食感が食欲を掻き立てます。スパイシーな味付けも心を離れない美味しさです。
名物の「牛のヒレカツ」。京都のビフカツとはまた違ったスタイルで、パン粉にパセリやニンニクが組み込まれており、仔羊のパン粉焼きに近いニュアンスを感じました。牛肉は引くほどに分厚いのですが実際はしっとりと柔らかく、ビッグサイズながら瞬で食べ切ってしまいました。
こちらはイチボのステーキ。牛肉の旨みが凝縮されており、噛みしめる度に幸せが滲み出て来ます。濃厚でありながらも上品で、噛むほどに深みが増していく。噛みごたえがありながらも決して硬すぎることはなく、心地よい弾力が食欲をさらに刺激します。
デザートはプリンをチョイス。どクラシックな仕上がりで、ずっしりとした重みが満足感を奏で、卵黄のコクと、ほろ苦いカラメルの香りが口いっぱいに広がります。昔懐かしく、どこか安心する味わいです。
以上を食べ、ひとり1本ペースで飲んでお会計はひとりあたり1.7万円。牛肉という高価な食材をフルボッコに食べてこの支払金額は実にお値打ち。野菜の質も特級で、思い返せばローカーボでめちゃヘルシーな食事でした。これはもう、何度でも通いたいですね。次回はグループで訪れ、事前予約制のTボーンステーキで盛り上がりたいと思います。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。