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ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

7年ぶりのクルーズ船は、デジタル化と引き換えに人の温度を失っていた話

前回はクルーズ船でワーケーションは可能かどうかを検証するという愚かな試みについて述べました。この記事では、7年ぶりに乗船したプリンセス・クルーズ(私の推しの船会社の名前)につき、7年の間に生じた様々な変化について書き留めておこうと思います。


<プリンセス・メダリオン・クラス>
今回、初めて実際に体験することになったのが、「プリンセス・メダリオン・クラス」という仕組みでした。存在自体は事前に知っていたのですが、実際に自分の身で使うのはこれが初めてです。500円玉ほどの大きさのコイン型ウェアラブル端末を、首から下げたり、クリップやリストバンドで身につけて過ごすというもので、従来のプラスチック製クルーズカードに取って代わる存在です。

このメダリオンでできることは多岐にわたります。客室のドアは鍵をかざす必要すらなく、前に近づくだけで自動的にロックが解除されます。専用アプリから飲み物や軽食を注文すれば、船内の現在地を検知したスタッフが、こちらの居場所まで直接届けてくれます。バーやショップでの支払いも、端末をかざすだけで完了する非接触決済です。広い船内で家族や友人が今どこにいるかもマップ上でリアルタイムに確認できます。港でのチェックインや寄港地での出入りも、タッチレスでスムーズに行えるようになっています。

技術としては、なるほど大したものだと素直に感心します。しかし、実際に使ってみると、素直に喜べない部分もいくつかありました。
まず、位置情報が把握されているというのは良し悪しです。客室係の側も私の居場所を把握しているようで、部屋にいると分かっているせいか、掃除に来てくれない日がありました。また、部屋のドアが近づくだけで勝手に解錠される仕組みは、便利という以上にどこか気持ちの悪さがあります。誰かに待ち伏せされていたら、押し込み強盗などいとも簡単でしょう。会計についても、気づけば勝手に決済が済んでいるという状態で、これもまた妙に落ち着かないものがありました。
船内を見渡すと、ゲストの誰もがスマートフォン片手にメダリオンアプリを操作しており、どこか最近のディズニーランドのような、情緒に欠ける光景になっていました。避難訓練すら、動画をスマホで視聴して集合場所でメダリオンをタッチするだけという簡略化された形式に変わっており、本当にそれでいいのだろうかという疑問も残ります。

船内で働くスタッフの数も、以前より減ったように感じました。対面での手続きが必要な場面では、決まって行列ができています。優れたテクノロジーであり、考え抜かれたシステムであることは理解できるのですが、何でもかんでもデジタルに置き換えればいいというものでもないのでしょう。人は結局のところ、対面で誰かに相談したい生き物なのだと思いました。


<設備>
さすがコロナで世界にその名を轟かせた船だけあって、レストランの前には消毒液がきちんと設置されており、手洗い場も以前より増えていました。

他方、情報提供の面はとにかくデジタル一辺倒になり、全体的にどこかそっけない印象を受けました。紙媒体での案内が減ってしまったのは少し寂しく感じるところ。スタッフがスマートフォンをポチポチと操作しながら対応する様子も、正直なところあまり感じの良いものではなく、傍から見ると遊んでいるようにすら映ってしまいます。船内のあちこちに設置されたデジタルサイネージも、クルーズ船という空間の雰囲気にはどうにも馴染んでおらず、かえって分かりにくくなっている印象すらある。

ここまでデジタルに依存していると、もしシステムに大きなトラブルが起きた場合、船内はちょっとしたパニックになるのではないかと心配になります。どのようなコンティンジェンシープランを用意しているのか気になるところです。
寄港地では市街地までのシャトルバスも無料では用意されなくなっていました。有料のチケットを購入する必要があり、車で10分の距離が往復で30USDも請求されます。

それならばと地元のタクシーを使おうとしても長蛇の列。地方都市だと配車アプリも使えません。寄港地で市街地に遊びに行くことは最初から分かっているのですから、その分の輸送手段くらいはクルーズ代金に含めておいて欲しいところです。これまでの少なくないクルーズ旅行において、こうした不便を感じたことはありませんでした。


<客層>
覚悟していたよりも年配の方の割合はさほど高くありませんでした。むしろ若年化が進んでいる印象で、子連れの家族連れも多く見かけました。
そうした乗客たちの様子はホテルのクラブラウンジや空港のエアラインラウンジの雰囲気にどこか近いものがあります。乗船直後は、皆が「食べ放題だぞ!」とばかりに欠食児童のような空気を纏っていますが、日が経つにつれて次第に落ち着きを取り戻していきます。人間、どれだけの贅沢にも慣れが生じるものなのだ。
外国人ゲストの多さも予想以上でした。日本人比率は航路によって変わるようですが、日本発着のクルーズであれば5割前後とのこと。コロナ前と比べてアメリカ人やオーストラリア人の乗客が増えたそうです。
一方で、客層のばらつきの大きさは気になりました。タワマンのように5億円の分譲住戸と20万円のワンルームの住人が同じ建屋に混在して住んでいるような状態です。高級ホテルのように価格帯によってある程度フロアやラウンジ、動線が分けられている方が、全体としての快適さは保たれるように思います。あまりこういう言い方はしたくないのですが、内側の窓のない安い部屋に泊まっている家族連れほどマナー面で気になる場面が多かった。


<レストラン>
最も変化を感じたのがレストランまわりでした。以前と比べて店舗の入れ替えやリブランドが進み、日程や時間帯限定のポップアップ型レストランなども登場していました。この点は新鮮で悪くない変化だと思います。

しかし、運用面では首をかしげる場面が多くありました。「予約をしてください」と案内される割に、アプリから予約できるのは有料レストランだけで、無料のレストランはアプリ非対応。結局は内線電話など手間をかけるしかなく、何だか解約できないサブスクみたいだなあという印象です。プラチナメンバーには優先予約の特典があるという案内も受けていましたが、実際にはまったく機能していませんでした。
無料のレストランに向かうと、決まって長い行列ができています。ところが実際に店内を覗いてみると、席自体はかなり空いている。どうやらスタッフの手が回っておらず、入場そのものを制限しているだけのようでした。

現場で働くスタッフたちの様子からも、以前に比べて明らかに余裕がなくなっているのが伝わってきました。誰もが本当に忙しそうで、無駄口を叩く様子もなければ、笑顔もほとんど見られません。飛鳥Ⅱの心を失った機械のような接客を思い出させる光景です。相席となるシェアテーブルを積極的に勧めるようにもなっており、客がバラバラと座ってしまうと案内の手間が増えるからなのでしょう。以前はバズーカのような巨大なペッパーミルを持って各テーブルを回り、他愛のない雑談を交わしてくれるスタッフもいたものですが、そうした余裕も今は見当たりません。
料理そのものの味はデジタル化の余地がないためか、以前と変わらない水準を保っていました(といってもガスト以上、ロイホ以下)。ただし、提供されるまでの速度は以前と比べて格段に遅くなっています。洗浄が追いついていないのか、グラスすら十分な数が用意されていない場面もありました。もっともこれは現場のスタッフの怠慢というよりは、明らかに人員が削減された結果であるように見受けられ、彼らを責める気にはなれません。
コスト面についても、どこか懐が寂しくなった印象を受けます。料理の量は減り、ステーキ系のメニューは別料金になっているものが多い。それなら最初からカバーチャージ制のステーキハウスを利用しようとメニューを見てみると、カバーチャージに加えてさらに追加料金がかかる肉料理まで存在しており、なんとも言えない気持ちになりました。加えて有料レストランですら運用がスムーズとは言い難く、やはり全体として人員を絞り込んでいるのだろうという印象は拭えませんでした。以前は誰もがカンヌ出れそうな接客だったのに寂しい限りです。
食事中の撮影サービスや生演奏の機会も、以前より減っているように感じます。一見無駄に思えるようなその演出こそが、実は無駄ではなかったのだと、今になって気づかされました。


<プリンセスプラス>
今回は「プリンセスプラス」というパッケージプランで予約していました。1杯15USDまでのアルコール類やソフトドリンク等が1日15杯まで楽しめるドリンクパッケージが含まれており、ミネラルウォーターもいつでも用意してくれます。ドリンク注文時のチップも、あらかじめこの中に含まれています。
インターネットについても、船内Wi-Fiが1名につき同時接続1台までという制限はありますが、通常の使い方であれば十分な内容です。

このプランのありがたみを一番感じたのは、客室タイプに応じて1泊ごとに自動加算される船内チップまで予め含まれている点でした。これまでは下船時の精算でこの合計額を目にするたびに毎回のように驚かされてきたものですが、今回は最初から料金に織り込まれているため下船間際にレシートを見て青ざめずに済みました。

なかなか巧みな価格設定だと思います。実際のところ私たちはそれほど多くの杯数を飲んだわけではないので、金額だけで見れば損をしていたかもしれません。それでも、最終的な追加請求がまとめて発生しないという安心感は、精神的にかなり大きなものがありました。


<これは回顧厨のたわ言か>
全体を通して、かつての輝きは失われてしまったように感じました。我ながら回顧厨そのものの物言いだとは思いますが、何をするにも追加料金が発生するようになり、全体的にどこかケチ臭くなった印象は否めませんでした。これは現在のアメリカ社会そのものを映し出しているようにも感じます。もっとも、昔を知らずに今回が初めてのクルーズだったなら、また違った印象を持ったのかもしれません。人はそれを老害と呼ぶのでしょう。
初めてクルーズ船に乗った当時は、朝目が覚めると船が次の観光地へと運んでくれているという、地中海やエーゲ海周辺の主要な観光地を一気に巡れるコンセプトそのものに新鮮さを覚えました。しかし今回感じた寂しさは船側の変化だけが原因ではないのかもしれません。私自身、ひとつの街に長く腰を据えて旅をすることを好むようになった、心境の変化も少なからず影響しているように思います。
今回は日本近海を巡る航路だったこともあり、日本人比率が高く、やや特殊な市場・運用だった可能性は残ります。この寂しさが本当に世界共通のものなのか、それとも日本市場だけの現象なのか。次は欧米圏のクルーズで、もう一度自分の目で確かめてみようと思います。

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シュラスカリア・ブラジリアン・グリル(Churrascaria Brazilian Grill)/ダイヤモンド・プリンセス(Diamond Princess)

ダイヤモンド・プリンセス号におけるシュラスコレストラン「シュラスカリア・ブラジリアン・グリル(Churrascaria Brazilian Grill)」。常設ではなくデッキ14(リド・デッキ)中央から後方に広がるメインビュッフェ施設「ホライゾン・コート(Horizon Court)」の一区画を転用するポップアップ型のレストランです。
座席はウォークインのみで予約不可。店内はブラジル国旗などで雰囲気を演出しますが、あくまでビュッフェ会場の一角なので、高級感・静寂感・プライベート感はありません。カバーチャージが必要なレストランではありますが特別感は薄い。
とは言え「ホライゾン・コート(Horizon Court)」のビュッフェよりは食材のクオリティが高くラインナップも豊富。寿司の用意もあり、「マコト・オーシャン(Makoto Ocean)」の鮨で物足りない思いをするのであれば、割り切って当店で楽しむのも良いかもしれません。
特設のバーカウンターも用意されており、その場でブラジルの国民的カクテル「カイピリーニャ(Caipirinha)」も用意してくれます。14USDと中々のお値段ですが、「プリンセス・プラス(Princess Plus)」および「プリンセス・プレミア(Princess Premier)」購入者であれば実質無料(込み料金)で楽しむことができます。
主題のシュラスコ・グリル。ピカーニャ(牛イチボ)やフィレミニョン、牛リブをはじめ、バーベキューポークリブ、パルメザンチーズ衣の豚ロース、ラムチョップ、ブラジリアンソーセージなどが次々と用意されます。
卓上にはシュラスコ屋でおなじみのシグナル・プレートが用意されているのですが、けっきょく赤(ストップ)を指示していても、「これは旨いから食べて欲しい。一口でいいから!」と次々に勧められているので、実態として機能していません。こういう雑な感じが海外船の醍醐味である。
お口直しにはシュラスコ定番の焼きパイナップル。皮をむいた丸ごとのパイナップルを長い串に刺し、ブラウンシュガーやシナモンをまぶしてじっくり焼いたものです。ちなみにシュラスコでパイナップルを食べるのは、パイナップルに含まれる酵素「ブロメライン」がタンパク質を分解する働きを持っており、大量の肉を食べた後の消化をサポートする役割を伝統的に果たしているそうです。
我々は定額パッケージ「プリンセス・プラス(Princess Plus)」を購入していたので追加の支払金額は不要で楽しめましたが、そうでなくてもカバーチャージ14.99USDというのは非常にお値打ち。ビュッフェ会場の一角という雰囲気さえ気にならなければ、費用対効果は抜群のレストランです。

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ハイアットハウス金沢(Hyatt House)

2年ぶりの「ハイアットハウス金沢(Hyatt House)」。むかしむかし1か月単位でお部屋を借りていた時期があり、久しぶりに帰ってきたなあというお気持ちです。今回はここ2年の間での変化点について記していきます。
今回は「キッチン コーナー スイート ツイン」にご案内頂けました。日本風に言うと1LDKの53平米であり、まさに「ハウス」な住み心地の良さです。細かな仕様については以前滞在した際に丁寧に記しておきましたので別途ご確認ください。
最も大きな違いはロビーラウンジの運用でしょう。宿泊者はビールや日本酒、各種ソフトドリンクが11-20時の間いつでも自由に利用できるのですが、120分1,000円(アルコールを含む場合は2,500円)でビジターにも開放しており、宿泊者としては複雑なお気持ちです。
また、朝食はハイアットハウス側のレストランでの提供を取りやめ、ハイアットセントリック側のレストランでの提供に統合されています。
肝腎の朝食ですが、相変わらず簡素化が進んでおり、デビュー当時のオーダー制料理+ビュッフェの時代を知る身としては寂しい限り。というかこのラインナップで4,807円って高くないか?「パークハイアット東京」の7千円の朝食が安く感じてしまうほどです。
また、スタッフもゲストも殆どが外国人であり、純ジャパの私がアウェイまであります。西成の「ちとせ」とまでは言いませんが、完全にインバウンド需要へ振り切った光景にはどこか切なさが漂います。快適さは相変わらずでしたが、快適さの中身が「日本のホテル」から「日本にあるホテル」へと静かに置き換わっていく過程を、2年ごとに定点観測しているような気分。相変わらず快適な滞在ではありましたが、やはりコロナの時代は楽しかったな、尊王攘夷運動の気持ちもわからんでもないな、と感じた滞在でした。

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北陸新幹線開通前は秘境的な小京都として魅力があった金沢。開通後は客層が荒れだし、土日連休は東京のガチャガチャした人ばかりです。それは飲食店においても同様で、金曜日の夜から日曜日にかけての鮨屋など港区のちょづいた店と雰囲気は似てきています。きちんと食事を楽しみたい方は、連休を外して訪れましょう。
「大人絶景旅」と銘打ってはいますが、石川の名所をテンポ良くまとめています。グルメ情報も多くモデルルートの提案もあり、広告だらけのガイドブックとは一線を画す品質の高さです。

オマリーズ・アイリッシュ・パブ(O'Malley's Irish Pub)/ダイヤモンド・プリンセス(Diamond Princess)

ダイヤモンド・プリンセスにおいて終日航海日(At Sea)のランチのみ限定的に営業される「オマリーズ・アイリッシュ・パブ(O'Malley's Irish Pub)」。デッキ6のPacific Moon Dining Room(パシフィックムーン)を、いわゆるポップアップ形式で一時的に利用する形です。 

店名は、アイルランドの伝説的な女海賊「グレース・オマリー(Grace O'Malley)」にちなんで名付けられたそうです。
思っていたよりも混雑していてびっくり。相席しか空いておらず、仕方なくそこへ着いたのですが、コミュ障の妻は終始落ち着かなそうでした。
通常は大人1名あたりカバーチャージ$14.99(子供3〜11歳は$7.49)が必要で、前菜・メイン・デザートそれぞれ好きなものを選べるプリフィックス形式が基本です。なのですが、インクルーシブ・プランである「プリンセス・プラス(Princess Plus)」および「プリンセス・プレミア(Princess Premier)」の利用者は無料(込み料金)で利用できるため、船中のそういう人たちが集まっている印象です(私もそうです)。
「プリンセス・プラス(Princess Plus)」および「プリンセス・プレミア(Princess Premier)」の利用者はドリンクも無料(込み料金)で利用できるため、昼から気前よくビールを楽しみます。みんなもそうです。
私は前菜に「チキンチョップドサラダ」を注文。なのですが、これは酷いですねえ。日本のコンビニ以下のクオリティであり、量も少ない。これなら他のビュッフェレストランでサラダを食べてから来た方が良かった。
妻は前菜にオニオンリングを注文したのですが、こちらもファストフードと変わらない味わいであり、量も少ない。おそらくこのポップアップ店は、存在することが重要なのであって、質や量は二の次なのでしょう。
私はメインにフィッシュアンドチップスを注文。サラダやオニオンリングに比べるとコチラは大ぶりで食べ応えがあります。味は一般的なフィッシュアンドチップス味です。
妻はハンバーガーを注文したのですが、これは結構美味しいですね。肉の主張が強く、都内でプレミアムバーガーとして販売してもやっていけるかもしれません。やはりプリンセスクルーズは肉類が強いな、と再認識した瞬間です。
デザートは凄まじい。コストコのケーキのような質および量であり、やはり日本のコンビニスイーツのほうがレベルが高いと言わざるを得ません。とは言えこういった暴力的な甘さ・異文化を体験できるのは海外船の魅力でもあります。
せっかくなのでアイリッシュコーヒーも注文。こちらは思いのほかウイスキーがダバダバに入っており、普通に酔えます。海外船は何事も暴力的なのだ。

ということで、インクルーシブ・プランだから許せるよなものの、規定の料金を払っていれば暴れてしまうレベルのポップアップでした。「プリンセス・プラス(Princess Plus)」および「プリンセス・プレミア(Princess Premier)」を購入した方は話のタネにどうぞ。

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マコト・オーシャン(Makoto Ocean)/ダイヤモンド・プリンセス(Diamond Princess)

アメリカで活躍する鮨職人・大桑誠シェフが監修する「マコト・オーシャン(Makoto Ocean)」。ダイヤモンド・プリンセス号における、かつての「Kai Sushi」からのリブランドです。ゲストひとりあたり55USD(+10%のサービス料)のカバーチャージを要するプレミアムレストランです。
壁には富士山の絵が描かれ、桜が舞い、ハリウッド映画の中で見る日本のような光景が異国情緒(?)を掻き立てます。ちなみにダイヤモンド・プリンセス号のゲストにおける日本人比率は5割ほどらしいのですが(航路により異なる)、当レストランでは日本人は我々しか見かけませんでした。

大桑誠シェフは名古屋で料理人としてのキャリアをスタートし、渡米後は「アイアンシェフ」として知られる森本正治シェフのもとで腕を磨いたそうです。現在は「Makoto」を看板として、全米でも屈指の売上と人気を誇る高級日本食レストランチェーンを展開しています。
覚悟はしていましたが、日本酒がバリ高いですねえ。我々はドリンクパッケージを購入していたため、15ドル以下の飲み物が15杯まで注文できるのですが、15ドルを超えるドリンクが多く面食らいました。
まずはキュウリの酢の物。意外といける。日本における定食屋のそれと同等の味わいです。
いきなりトロタク巻きがやって来ました。日本の鮨屋で〆に食べるものが、海外船に乗れば自由自在である。
マグロ、タイ、サーモン、ボタンエビ。いずれも案外悪くなく、回転寿司における300円皿くらいのクオリティが感じられます。
また巻物がやってきました。こちらはズワイガニであり、間違いのない味わいです。
ハマチ、ホタテ、大トロ、うなぎ。やはりスーパーの高めの寿司パックぐらいの美味しさがあり、思っていたより全然大丈夫です。
味噌汁。スープソーサーにレンゲが付いているのがクールです。味は懸念していたほどではなく、牛丼屋の味噌汁ぐらいの味わいです。
デザートは「餅アイス」とのことで、いわゆる「雪見だいふく」のマンゴーフレーバーといったところ。
お茶はティーバッグのものでしょうか。えらい薄いですが、「鮨料理 一高」のように勝手に千円を課金してきたりはせず、無料です。
日本人にとっては超割高ではありますが味そのものは十分に許容範囲内であり、クルーズ船で提供する鮨としては想定していたよりも良好です。

日本人の若者は「東京すしアカデミー」で調理技術を学び、セブの韓国人経営のスパルタ語学学校で英語を学べば、世界中どこでも活躍できるのではないか。Fランの大学なんかに行くよりも有意義なお金と時間の使いみちかもしれません。特にクルーズ船で働けば住み込みで全然お金使わないからお金も貯まって、独立もし易いような気がする。

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