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バルト海クルーズ vol.5~キール(ドイツ)~

バルト海に面したドイツ北部の都市、キール。ユトランド半島(デンマークね)東の付け根にある人口25万人の「大きな村」。ドイツ海軍の主要港のひとつであり、軍事・造船において最先端の先端です。ちなみにドイツで建造されたエヴァ弐号機は、ユトランド半島西の付け根にあるウィルヘルムスハーフェンという軍港から日本に移送されました。これ豆な。
更に、カクテルのキール(カシス+白ワイン)はフランスのブルゴーニュ地方にあるディジョン市長フェリックス・キールによって考案されたものであり、この街の名前とは関係ありません。


■キール中央駅(Kiel Hauptbahnhof)
https://de.wikipedia.org/wiki/Kiel_Hauptbahnhof
クルーズターミナルから徒歩で15分ほど。キールにおける交通の要所です。かつては軍港や海軍工廠を擁する大戦の重要拠点であったため、連合国から町の80%以上が破壊されたのち再建されました。そのため近代的な建物が整然と立ち並んでいるという印象。
駅西側のバスターミナルから100番系統のバスに乗り、ラーボエ(Laboe)という街を目指す。逆向きのバスに乗ってしまったことを2駅ぐらい過ぎてから気づき、慌てて降車し逆向きのバスへと戻る。普段偉そうなことを言っていますが私の能力などこの程度です。


■ラーボエ(Laboe)
https://www.laboe.de/
100番系統のバスの終着地、ラーボエ。事前知識なしに歩いたのですが、どうやら夏のリゾート地のようで、雰囲気の良い別荘やショップが立ち並び、日本の海の家の居心地の良さとはまた違ったスタイリッシュさを醸し出していました。
海岸線に沿ってホテルやレストランが立ち並び、不自然なほどに白い砂のビーチが輝き、カフェ等が立ち並んでいます。砂浜もあり、ウインドサーフィンやカイトサーフィンを楽しむ人々も。良い気が流れている街でした。


■ラーボエ海軍記念碑(Marine-Ehrenmal Laboe)
https://www.laboe.de/marine-ehrenmal.html
世界大戦中に戦死した全ての国籍の水夫を弔う記念碑。展望台は高さ72メートルもあり、階段部分は吹き抜けになっていておっかない。
タワーの形状につき設計を担当した建築家グスタフ・オーガスト・マンザーは「この形が何かを象徴しているわけではないが、これを見る人が明確な感情を持ってくれることが目的だ」と、訪れる人々に100%下駄を預ける芸風です。
第一次世界大戦と第二次世界大戦で犠牲になった艦船が壁一面に掘られており、
地下に降りると大戦で犠牲者を出した全ての国の国旗が掲げられています。


■U995
https://www.laboe.de/u-995.html
現存する5隻のUボートのうちのひとつ、U995。大戦末期にノルウェーで被弾し英軍に降伏。ノルウェーに接収されノルウェー海軍として従軍し、1965年に1ドイツマルクという象徴的な価格で西ドイツへ売却され博物館船になるという数奇な運命を辿った潜水艦。
U995は潜水艦の中でも大きい方らしいのですが、身長182cmの私にとって狭いことには変わりなく、ところどころ計器やレバーも出っ張っているので居心地は非常に悪い。それにしても、これらの計器ひとつひとつに意味があると考えると、凄いのか凄くないのか評価に揺蕩う技術です。
ベッドは魚雷の下。辛い生活です。ちなみにUボートは大戦時に華々しい戦果を挙げた印象が強いですが、実際のところは全ドイツ軍の他のあらゆる部隊よりも高い死亡率だったそうです。


■Das Wirtshaus
http://www.takemachelin.com/2018/08/das-wirtshaus.html
ネット上に飲食店の情報が少ないキール。やっとのことで「典型的なドイツ料理」として紹介されていた当店に辿り着く。あまり深く考えずに注文すると、地元の客も驚きの特大ソーセージが到着。詳細は別記事にて


■ホルシュタイン通り(Holstenstraße)
ドイツで最も長い商店街(本当?)。いわゆるヨーロッパの地方都市の目抜き通りであり、知った看板のショップが立ち並びます。ところどころホットドッグの屋台なども出店しており、食べ歩きも楽しいでしょう。


■聖ニコライ教会(St. Nikolai Kirche)
https://www.st-nikolai-kiel.de/
ホルシュタイン通り北のどん詰まりにある教会。由来や意義などその辺り詳しくないのですが、繁華街に妙に溶け込んでいる様がクセになる味わい。


■Kieler Brauerei
http://www.takemachelin.com/2018/08/kieler-brauerei.html
キールの地ビール醸造所。店内の銅製のタンクがカッコイイ。ビールに併せて料理も提供しており、そんなに高くありません。詳細は別記事にて


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バルト海クルーズ目次
子育て中のイラストレーターが漫画でクルーズの素晴らしさを伝えてくれるエッセイです。クルーズ旅行って、高級なイメージがありますが、子連れなどの場合は総額では割安になることが多い。そのような事実や基礎知識を非常に解かり易く著している良本です。クルーズをまだ一度も経験したことが無い人が読むに打ってつけ。

Kieler Brauerei/キール(ドイツ)

キールの市街地ど真ん中にある地ビール醸造所。「Brauerei」とは「醸造所」という意味ですが、きちんとした料理も提供してくれるため、レストラン使いも可能です。
天井に曲線を持たせた薄暗い店内。銅製のタンクが怪しく光り雰囲気があります。土曜日の16時ごろ、気持ちの良い時間帯だったため、ゲストのほとんどはテラス席でした。
左は期間限定のビールで恐らくIPA。ホップの香りが華やかであり、やや強めの苦味とキレの良い余韻が印象的。右は当店の主戦場であるアンバーエール。なるほど教科書通りの味わいであり、酵母の旨味が感じられる。
ツマミにソーセージを2本注文。本来であればザワークラウトとジャガイモが付帯するのですが、今回は抜きでお願いし、若干値引いてもらいました。味覚は正統的なソーセージといったところであり、これで1本300円チョイという価格は悪くない。
レストランの向かいにはお土産ショップもあり、当店のロゴがあしらわれたジョッキ、グラス、Tシャツから本命のビールまで選り取りみどり。家が近くであれば樽買いしてグビグビいきたいところ。

冒頭にも書きましたが、キールの市街地ど真ん中にあるためアクセス至便。街歩きの休憩にどうぞ。オススメです。


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Das Wirtshaus/キール(ドイツ)

ネット上に飲食店の情報が少ないキール。やっとのことで「典型的なドイツ料理」として紹介されていた当店に辿り着く。
14時というヘンな時間に訪れたにも関わらず、店内はほぼ満席でした(写真は食後の15時過ぎ)。テラス席も含めれば100席近くある大箱であり、客の数に比べてホールスタッフが足りておらず、明らかにまわっていません。
期待していたよりもビールの種類は豊富ではありません。500ミリリットルで7〜800円と、そんなに安いわけでもない。サーバーのメンテナンスが適当で妙な雑味があり、日本の気の利いた居酒屋のほうが美味しい。
メイン料理が出来上がるまでの繋ぎにプレッツェル・バスケットを注文したのですが、20分近くも待たされメインとほぼ同時での提供だったので何だかなあ。味はごく普通のプレッツェルであり、価格は7〜800円と割高。
ソーセージ盛り合わせ。普通に美味しいのですが普通です。日本のきちんとしたスーパー、例えば最近リニューアルオープンした日進ワールドデリカテッセンで買うそれと大差ありません。他方、ザワークラウトは酸味が穏やかでキャベツの甘みすら感じられグッド。マッシュポテトは粒子が粗くバターの風味も感じられ悪くなかった。
カレー風味のソーセージ。30cm近くある特大サイズであり、総重量はともかく見た目にウケる1皿です。隣の地元客がニヤニヤと笑みを浮かべながら話しかけてくるレベル。

味も先の盛り合わせに比べ肉々しさが強く食べ応えがあります。ポテトも程よい太さ程よい揚げ具合。やはりジャガイモは揚げられるために生まれてきた食材なのか。誰かフレンチフライもしくはポテトチップス以外の美味しい調理法を発明してください。
ふたりでビールを1杯づつ飲み、ソーセージとプレッツェルを摘んでお会計は4,000円弱。うーん、ちょっと高いなあ。いや、価格そのものは高くないか。「本場で食べるビールとソーセージ」という期待が大きすぎたのかもしれません。フラットな気持ちでどうぞ。


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ミシュラン3ツ星を50年以上維持する3軒のレストランを巡る旅 vol.1~ストラスブール~

恒例のフランスグルメ紀行。今回はストラスブール、リヨン、ディズニーランドを巡ります。パリに訪れないあたり通っぽいですが、ちゃっかりディズニーに訪れるあたりミーハーです。女に産まれていれば、好きな色はおそらくピンクでしょう。


■シェフ 三ツ星フードトラック始めました
機内では映画をたくさん観ました。中でもお気に入りはこの映画。シェフがブロガーにブチギレてしまい、一部始終をYouTubeに流されてしまって大変なことになります。ここまで激しくはなかったにせよ、それに近い経験を私はしたことがあるので苦笑い。ああ、隣卓のカップルよ、どうして我々のことを動画で撮っていてくれなかったんだ。


■フランクフルト空港
さて今回はフランクフルトからバスでストラスブール入りするという、一風変わったルートです。それでも航空会社が手配するバスであり(フランクフルトまではANAで、そこからはスターアライアンスのルフトハンザ)、バスに乗るのにチェックインカウンターで搭乗券を発行するという奇妙な体験をしました。
搭乗券に座席番号は記されているものの、実際には適当に座ることになります。電源もあり快適。「wifi有ります」の表記はあったのですが、うまく接続することはできませんでした。海外あるあるです。もちろん後述のSIMカードがあるから大きな問題ではありません。


■SIMカード
今回はヨーロッパ全域で使えるSIMカードを日本のアマゾンで事前購入。9GBで2500円ぐらいでした。国や地域を移動していくにつれ、通信業者がポチポチと自動で切り替わっていくのが面白い。やはりSIMフリースマホは海外旅行革命とも言えるほどの便利さです。


■Le Grand Hotel/Strasbourg
ホテルはストラスブール駅の目の前にありアクセス良好。我々は初のストラスブールであり、夜に到着して見知らぬ土地をあまりウロウロしたくなかったので、このホテルをチョイス。フランスのホテルとは思えないほどのクオリティの高さです。幸先の良い出だしとなるホテルでした。詳細は別記事にて。


■Kuhn/Strasbourg
最初のディナーはアルザス郷土料理店へ。店員から、「え?そんなに注文するの?マジで多いけど大丈夫?」と真剣に止められました。詳細は別記事にて。


■ストラスブール駅/Strasbourg
サッカー場のような駅舎。ガラス張りのファサードなのですが、その内側にはアルザス=ロレーヌ地方がドイツ帝国だった時期に作られた駅舎がすっぽりと鎮座しています。何とも豪快な歴史的建造物の保護作戦である。


■ラ・プティット・フランス(la petite france)/Strasbourg
イル川の本流が4つに分かれる地帯にある、白壁に黒い木骨組みのアルザス特有の建物(コロンバージュ)が立ち並ぶ街並み。
ドイツやスイスの街並みのようでもあり、絵本をそのまま切り出したような風景です。
ちなみに「ラ・プティット・フランス(la petite france)」という地名は「フランス人的な地域」が由来。かつてこのあたりに性病患者専用病院があったため、「フランス人のように淫らな」という、ドイツからの蔑称がそのまま知名になったそうな。


■ストラスブール大聖堂(Cathédrale Notre-Dame-de-Strasbourg)/Strasbourg
1176年から1439年まで、260年もかけて作られた大聖堂。高さ142メートルで、かつては世界一の高層建築であり、現在は教会としては世界第6位の高さです。2000年のクリスマスの時期にアルカイダがこの大聖堂に隣接する市場を爆破する計画を立てていましたが、何とか未然に防ぐことができました。テロという惨劇が普通に訪れる恐怖がヨーロッパにはある。
ということで、ストラスブールの見どころはこの程度でした。「地球の歩き方」で5ページしか割かれていない(内2ページはホテルとレストランの紹介)だけあって、実際に散策してみても、ほんの数時間で全てが完了してしまいます。もちろん美術館や博物館を隅から隅まで見て回ればもう少し時間は必要となるでしょうが、普通の観光客であれば半日、長くて1泊で充分な街でしょう。


■Le 1741/Strasbourg
〆のランチはミシュラン1ツ星フレンチへ。東京にあれば超トップクラスのレストラン。国境近くの何でもない田舎にこんなに素晴らしいお店があるとは、フランスの底力を見ました。詳細は別記事にて。


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ミシュラン3ツ星を50年以上維持する3軒のレストランを巡る旅」目次

「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

地中海・エーゲ海クルーズvol.02~フランクフルト、ベニス~

成田からANAでフランクフルトへ。 新しい飛行機で、画面がB5ノートぐらいの大きさのタッチパネルで今風です。
ドイツなので、まずはビールとソーセージで乾杯。
ちょうどW杯のドイツ対アルゼンチン戦が放映されていましたが、ドイツ人は決して盛り上がることなく、淡々と画面を凝視。点が入っても「まぁ当然だろ、よしよし」みたいな反応。日本人なんて、オフサイドの意義すらよくわかってないのに、とりあえず代表戦だったらワーキャー騒ぐだけのに(私のことです)。
ベニス着。誰だ、あそこらへんはカラっとしてると言ったやつ。 脱衣所みたいに暑いじゃないか。
飛行機に乗り遅れて船にも乗り遅れるというウッカリを避けるため、ヴェネツィアの陸上のホテルに前泊。この街は古き良きホニャララな感じは良いんだけど、バリアフリーという概念が完全に遠くに置き忘れられています。こっちはガラガラを引いているというのに、石畳&橋は階段状というのは厳しい。車の進入も禁じられているので、タクシーに逃げるのも不可で人力に頼るのみ。ようやくホテルに着いたと思ったらエレベーターが無いのに4階の部屋で、4階に着いたと思ったらまだ3階で、0階から数えるシステムでおまけにもう1階というぐったり。


それでもテンションだけは高いので、街へ繰り出してお散歩し、雰囲気の良いレストランで軽い夕食を摂っておやすみなさい。


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「地中海・エーゲ海クルーズ」シリーズ目次
子育て中のイラストレーターが漫画でクルーズの素晴らしさを伝えるエッセイです。クルーズ旅行って、高級なイメージがありますが、子連れなどの場合は総額では割安になることが多い。そのような事実や基礎知識を非常に解かり易く著している良本です。クルーズをまだ一度も経験したことが無い人が読むに打ってつけ。

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