シカダ/表参道

南麻布から移転。充分流行ってたのに移転させる勇気ってすごいですね。ビットアイルにしろティーワイエクスプレスにしろ、寺田一族は何となく無条件に好き。
地中海料理のお店なので、周りの皆さんはワインを召し上がっていらっしゃいましたが、私はせっかくTY系に来たのでビールビールビール!TYに比べて小さいグラスでしか用意が無いのが残念。
 ヒヨコ豆をすり潰してゴマやらニンニクやらを和えたハムス。ダラダラ食べるカンジでちょうど良いです。
 カラマリのロースト。これはすごく美味しかった。イカにハーブとプロシュートがギッシリ詰まってアジコイメジューシー!
 チキンタジン。これはボンヤリとした味付けでイマイチ。鶏肉が安物なのかな、肉に味がしない。それならもっと香辛料を爆裂させてエギゾチック全開で攻めれば良いのに。
デザートはピスタチオのクレームブリュレ。ピスタチオラヴァーにとってこの濃厚さはたまりません。すごく美味しかった。

TYと同じく雰囲気で食べさせるお店です。こういうお店に来て味がどうのこうの言うほうが野暮なのかもしれませんすみません。なんだかんだいって好きだからまた来ると思うけれど。


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TY系列がすごく好き。ここまで雰囲気で食べさせるお店は中々ありません。


ランテルナマジカ/目黒

毒舌ブログで有名な友里さんが結構評価していたので、しばらく前から興味があったのですが、予約が取れなくて取れなくて結局お邪魔するまでに2年超を要してしまいました。

目黒駅徒歩5分。住宅街に突然あらわれるトラットリア。入り口は狭いのですが、奥はかなり広く50人以上入るんじゃ?平日なのに最終的には席を全部埋めていたのですごいなあ。ゲストは30代~で、外食大好きもう結構食べ歩き尽くしたもんね感がする大人が集うお店。
パンたち。ローカーボの私はグリッシーニのみで我慢我慢。
前菜盛り合わせ。種類がたくさんで覚えられない。どれも美味しいのですが、左カジキの燻製と中央チーズの塊が印象的。
花ズッキーニのフリット。ズッキーニは果実を指しますが、花ズッキーニは花です。この時点でワイン1本終了。
ブカティーニ(太麺でちょっと穴があいてる麺)は魚のソースだったっけな。味が濃くてワインがドクドク進みます。
メインは馬肉。軟弱な霜降和牛とは対極にある赤身赤身赤身!歯ごたえがあって、肉に味があって、野性味溢れる一皿。噛み締めるほどに肉の味。原始人になった気分。うめえ。
ドルチェはリコッタチーズのタルトとティラミス。連れの会社の設立記念日だったので、色々とお絵描きして下さいました。いいな、字がキレイって。私は料理人としてのセンスはそう悪くないと思うのですが、恐ろしく字が下手なので、こういったサービスは難しいでしょう。

たっぷり食べて思い切り飲みました。楽しかった。こういうお店が近所にあるといいな。



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イタリア料理屋ではあっと驚く独創的な料理に出遭うことは少ないですが、安定して美味しく高くないことが多いのが嬉しい。以下、飲んで食べて15,000円の優良店をまとめました。
十年近く愛読している本です。ホームパーティがあれば常にこの本に立ち返る。前菜からドルチェまで最大公約数的な技術が網羅されており、これをなぞれば体面は保てます。


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ラトルチュ/広尾

タテルヨシノのビストロ版。吉野さんはずっとこういうお店を出したかったんですって。パリで自分の店持ってミシュランに輝いて、日本の店舗でも星を取りまくって、行き着く先はビストロですか。このおっちゃんとは仲良くできそうだ。
アミューズは割と普通。作り置き感が半端ない。あと細かいんですがスパークリングワインのグラスが小さいぜ。
ガスパチョ。夏だったのでしっくり!量もたっぷりあって、気持ちの良い一皿。
前菜はパテアンクルート。フォアグラと豚肉と鶏肉を順番に配してレバーを加えてコンソメジュレ、パイ。こういう料理って家じゃ作れないから本当に嬉しい。すごく美味しかった。
メインはサーモンのミキュイ(生焼け調理)。美味しいです。それにしても、タテルヨシノで出しているようなスペシャリテ(パテアンクルート、サーモンミキュイ)を当店で出しちゃっていいの?なんと懐の広いビストロ。
連れのメインはシマフグ。ほう、フグとな。一口頂きましたが、身にむっちりとした歯ごたえがあって印象的。
連れのデザートはフランボワーズのムースに桃のコンポート。一口もらいましたが、こちらのほうが美味しかった!
私のデザートはアメリカンチェリーのパンケーキっぽいやつ。ローカーボ推進中だったので、罪悪感が募る。

大満足。あわせてくれたワインがどれも的確で素晴らしい。お店のスタッフの皆さんもなんとなく感じ良い。吉野さんの苦労を知っているだけあって、なんとも感情移入してしまいました。



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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。


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最も効率よくダイブマスターになる vol.05

そうそう沖縄にも行っていられない(でも8ヶ月で8回行ったすげえ)ので、近場でも潜ります。東海道線→伊豆急行線で伊東の南のほうにある、川奈という港へ向かう。
伊豆急行線、ニクい座席配置ですよね。ディズニーランドみたい。
車両連結部のスペースには、ダイビングバッグがたくさん。
それにしても遠かった。個人的に横浜よりも西は大体どこも同じような感覚があって、戸塚も平塚も塚違いで近所でしょ?鎌倉とか大体友達だよね?小田原?伊東?東京から1時間ぐらいじゃね?ぐらいに思ってたのですが、めっちゃくちゃ遠かった。寝ても寝ても着かない。
ところで川奈はビーチエントリーがメインの初心者向けダイビングスポット。東京から日帰りもできるし、私にぴったりなのである。
当日の透明度は10メートルちょっと。当日の1週間前に慶良間で潜っていたので、どうしても比較してしまって残念な気持ちになってしまいます。透明度がイマイチなのはもちろんのこと、魚があまりカラフルでなく、魚屋で売ってるような銀色の魚がたくさんいるのであまり興奮しない。あ、さばいて食べたら美味しそうとかそういう観点で観てしまう。結構大きなアオウミガメがいたけど、先週4匹に囲まれて泳いだからどうってことないのだよ。
お弁当も沖縄のそれに比べると迫力に欠けるのです。
午後には38℃を記録。とんでもなく暑い。とはいえ水温は20℃前後だったので、結構寒い。このギャップ、クラクラします。ビーチエントリーもタンクが重くって疲れる。今までまともにビーチエントリーしたことなく、ボートばっかだったので良い経験となりましたが、やっぱボートからドボンがいいなあ。
アフターダイブには伊豆太郎という回転寿司へ。地魚推しの店。「伊東魚市場 仲買人でせり権・入札権を持っています」と猛烈にアピールしていたのですが、それがどれほど貴重なことかはわかりませんでした。そしてこのキンメダイはイマイチでした。
アジはまあまあだったけれど、ウチの近所のスシローと大差ないというかスシローは105円だからすごい。
地魚のあら煮。300円でこの量は素晴らしいけれど特に美味しくはない。
地魚の南蛮漬け。これはサッパリしていて美味しかった。でもさっきから地魚地魚いうてるけど何の魚かはよくわからへんねん。
青海苔の味噌汁。これもバケツみたいな量で満足。当店は寿司よりもサイドメニューにお得感があります。
〆にシメサバ。これが全然美味しくなかった。21時を過ぎたスーパーの半額セールのほうがまだマシである。

というわけで、ダイビングスポットとしても、美食スポットとしても、どちらもイマイチでした。特長は東京からアクセスが良いってことだけですねー。

「最も効率よくダイブマスターになる」シリーズ目次



晴山/三田

毎日がパーティで読んでいて楽しい気分になるカリスマブロガーのドラミちゃんが足繁く通ってらっしゃるお店なのでずっと興味を持っていました、晴山。気が付いたらミシュラン二ツ星まで、、、ミシュラン毎年更新するのやめてほしい。全然追いつかない。4年にいっぺんとかにしてください。
 じゅんさいやら何やら。沈んでいるウズラの卵がとても美味しかった。ウズラの卵で半熟ってどうやるの?
 えびしんじょう。えびしんじょうって、ザクザクした歯ごたえであることが多いのですが、当店のそれはふんわりふわふわ新触感。不思議体験。面白い一皿。
 イサキのたたき。抜群に美味しかった。軽く炙っているところにほのかに炭の香りが漂って上品さが押し寄せてくる。
 ナスを宮崎牛のローストビーフで炙ったもの。非常にわかりやすい一品。文句なし。
 太刀魚にトウモロコシの天ぷら、ゴボウ餅。太刀魚は普通でしたが、トウモロコシが意欲的、ゴボウはうまみが抜群です。
 ジャガイモを細く細く刻んで固めたもの。これは意図がよくわからん。すごく大変なのはわかるのですが、何の役にもたっていない、会計士の開示チェックのような一皿。
 アナゴ。味付けは薄いのですが、素材の味が濃い。焼きの風味も良い。このお店は火を使うのが本当に上手。
 お食事は岩海苔のお茶漬け。上質な海苔です。と思いきや、下のほうに鯛?の身が結構詰まってて意外性があって嬉しかったです。

デザートは夕張メロン祭り。美味しいけれど、もうちょっとポーションが欲しい。あと他にアンミツ的なのも欲しい。色々食べたい。和食はフレンチに比べてデザートが貧弱なのです。

良いお店です。今回は奥のテーブル席でライブ感に乏しかったので、次はカウンター席であれこれ焼き物をアラカルトで注文しようかなあ。



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和食は料理ジャンルとして突出して高いです。「飲んで食べて1万円ぐらいでオススメの和食ない?」みたいなことを聞かれると、1万円で良い和食なんてありませんよ、と答えるようにしているのですが、「お前は感覚がズレている」となぜか非難されるのが心外。ほんとだから。そんな中でもバランス良く感じたお店は下記の通りです。
黒木純さんの著作。「そんなのつくれねーよ」と突っ込みたくなる奇をてらったレシピ本とは異なり、家庭で食べる、誰でも知っている「おかず」に集中特化した読み応えのある本です。トウモロコシご飯の造り方も惜しみなく公開中。彼がここにまで至るストーリーが描かれたエッセイも魅力的。



最も効率よくダイブマスターになる vol.04

ダイビング仲間から離脱し、沖縄へ移住した友人と飲みに行く。
少し早めに着いたので、クィクリーでスムージー。相変わらずうまい。これで300円とか奇跡すぎる。

Japanese Soba DINING 舞天、というお店を予約して下さっていました。沖縄で日本そばが食べれるとはっっ!
ぐるなびクーポンで刺身盛もらえました。なんと太っ腹な。
海鮮サラダはサラダというか海鮮の桶盛である。
天ぷら盛り合わせはゴーヤがあったりで面白いものの、衣は沖縄方式ではない普通のタイプでちょっと普通。
タコス餃子という響きで思わずオーダー。タコスの具が餃子の皮に包まれ面白い味。
ジーマミー豆腐の揚げだし。これはうまかった!ジーマミーってちょこっとしか入ってないくせに結構な金額がすることが多いのですが、こちらは量もたっぷり価格は控えめでオススメです。
島らっきょうの天ぷら。らっきょう、毎日食べてるな。これ食べ過ぎるとダイビングに響くんだよな。息が臭くて。
大根のロッシーニ?風。沖縄でフォアグラを食べたのは生まれて初めてかもしれません。
エビフライロールはエビフライが極めて細く、カサ増しに一緒に巻かれたしば漬けの味に完全に負けてました。
〆のそば。普通にちゃんとした美味しいそば。なんだ沖縄やればできんじゃん!
友人は最近までハワイへ行っていたので、お土産を頂きました。「ハワイに移住したい。沖縄なんて湿気だらけでダメ」ですって。なんと贅沢な。
翌日は国際通り裏の大東そばへ。麺が太くてずっしりしてて、普通の沖縄そばよりもタイプだったりします。いつか大東諸島にも行かないと。島、全部行きたい。
空港のラウンジに35COFFEEの泡盛発見!35COFFEEってのは沖縄でちょくちょく見かけるコーヒー屋なのですが、泡盛まで守備範囲を広げてました。味はそれほど泡盛泡盛しておらず、どちらかというとコーヒー味のほうが強い。面白かったです。
おやつの時間帯だったので軽食。今回は必ず飲んで帰ると心に決め車は置いてきたのですが、思いのほかおつまみが少なく酒が進みませんでした。じゃんねん。

今年はあと何回沖縄行けるかな。台風が来ちゃうと予定が崩壊してしまうから、週末にちょっと、という具合に遊びに行けなくなるのが寂しい。



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