Platan(プラタン、Платан)/サマルカンド(ウズベキスタン)

サマルカンドの欧州風エリアに位置する「Platan(プラタン、Платан)」。隣接して「Platan Hotel(プラタンホテル)」というブティックホテルも運営している老舗であり、自社農場で新鮮な食材(特に鶏肉)を生産していることで好評を博しています。
店内は体育館のように広く、いくつかゾーニングされているもののトータルでは200-300人は収容できそう。ミニチュアのウィンターガーデンや人工の滝が設置されており、テーマパークでの食事のような雰囲気。また、夜間にはサックスやピアノの生演奏が行われるそうです。
外国人旅行客が多いからか、ビールはもちろん、ワインやカクテル、ウイスキーのその他ハードリカー何でもござれ。とは言えその殆どは輸入物なので、純粋な観光客であれば地元のビールやワインを選ぶのが良いでしょう。
まずはトマトとキュウリのシンプルなサラダ。サマルカンドの太陽を浴びて育ったトマトと、瑞々しいキュウリを主役にしており調味はごくごくシンプル。脂の乗った肉料理の合間に食べることで、口の中をさっぱりとリセットしてくれます。
こちらは「ハシュ(Khash )」。牛の胃(ハチノス)を長時間トロトロになるまで煮込んだ伝統的な滋養強壮スープであり、コラーゲンたっぷりの濃厚な出汁が特長的。ハーブや乾燥をパンを加えながら味覚の変化を楽しみます。
続いて「ドルマ(Dolma)」。ウズベキスタンの郷土料理であり、ブドウの葉でスパイスを効かせたジューシーなひき肉とお米の餡を包み込み、じっくりと蒸し上げています。添えられた冷たいスメタナ(サワークリーム)をたっぷりつけて食べるのが定番です。
自社農場直送の若鶏。新鮮な肉ならではの弾力があり、噛み締めるたびに鶏肉本来の純粋で濃厚な旨味が溢れ出します。味付けは無いに等しいですが抜群に旨い。熊本の「ろばたやき山ろく」での食体験を想起させます。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり3-4千円と驚異的な費用対効果の高さ。加えてクレジットカードでの支払いにも応じてくれるのも嬉しい。サマルカンドの伝統と欧州的な快適さが融合した、非常に使い勝手の良いレストランでした。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。