沖縄最大の歓楽街、松山のはずれにある「つけ汁無双 鷹丸(たかまる)」。営業時間は21:00 から翌 07:00と、松山でのアルコール摂取後の炭水化物需要に振り切った営業スタイルです。
店内は思いのほか広く、カウンター席とテーブル席の配置によって、一人客から小グループまで幅広く対応している。ボックスシート風のエリアもあり、居酒屋系のツマミの用意もあるでの、三次会・四次会としても使えるかもしれません。
看板メニューの「無添加濃厚魚介豚骨つけ麺」。東京・板橋の名店「つけそば周」の流れを汲んでいるそうで、クリーミーで濃厚な魚介豚骨スープが特長的。豚骨を骨の髄まで長時間炊き出し、そこに魚介出汁を合わせることで、ドロリとした粘度を生み出しています。暴力的なまでの濃度と、無添加ゆえの雑味のない余韻が心地よい。卓上にはIHヒーターが用意されており冷めることが無いのも良いですね。
麺は太く、スープの圧倒的な存在感に負けないように設計されています。表面は滑らかで喉越しが良く、一方で、中心部にはしっかりとしたコシがあり噛み締めるたびに小麦の密度を実感できます。
つけ麺のほか、北海道スタイルのスープカレーも扱っています。ベースとなる豚骨と鶏ガラのダブルスープが、一般的なカレーショップのスープよりも圧倒的に深いコクを与えており、そこにキレのあるスパイスが溶け込んでいます。つけ麺店ならではの重層的な出汁の旨味とスパイスが交差する独創的な味覚です。
単なる深夜のラーメンの枠に収まらない、立派な専門店でした。濃厚なつけ麺で王道の満足感に浸るもよし、スパイスの効いたスープカレーで酔いを覚ますもよし。松山の夜を締めくくる選択肢として、これほど心強い存在はありません。
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