1926年に建てられた旧名古屋銀行本店をリノベーションした「THE CONDER HOUSE(ザ コンダーハウス)」。「料亭 河文」の系列であり、当店では中国料理を中心にアジア各国の料理を提供。食べログでは百名店に選出されています。広小路通りに面しており、伏見駅または栄駅から歩いて7-8分に位置します。
重厚な扉をくぐると、映画のような大階段や吹き抜けの大空間(写真は一休公式ページより)。1階がメインダイニングで2階は個室が中心。この建築的価値は多方面からの賞を受賞しているのですが、何故かスタッフの掛け声が「イエーイ!」とテンションがバリ高いです。
私は1,980円のランチセットを注文。まずは「オーガニックケールサラダ」なのですが、単なるセットのオマケサラダとは一線を画し、品質がとても高い。主役のケールは特有の苦みが穏やかで葉質は柔らか。そこに弾けるような瑞々しさと爽やかな酸味を放つオレンジが加わり、マスタード風味のドレッシングと共に全体をまとめ上げます。
桜海老とうるいの白湯。ベースとなる白湯(パイタン)はクリーミーで濃厚なコクが感じられ、そこに素揚げされた桜海老の香ばしい風味が溶け出し、ひと口ごとに海の豊潤な香りが鼻を抜けていきます。うるいの風味はそれほど目立ちませんでしたが、あら捜しをしてその程度であり、やはりランチのセットのスープとしてはレベルが高すぎます。
メインは「担々麺」をチョイス。見た目通り重層的でリッチな味わいが特長的。胡麻の風味が非常に濃厚で、クリーミーな口当たりの中にラー油のピリッとした刺激と山椒の爽やかな痺れがちょうど良い加減で進んでいきます。まさに完飲必至のプレミアムなスープである。
他方、スープに比べると麺の印象は乏しく、よくあるホテルの中華料理店の麺料理のそれと同等の味わいです。とは言え値段を考えれば充分すぎるクオリティでしょう。
食後のお茶まで付きます。これだけ楽しんで1,980円とは信じがたい費用対効果であり、「別邸 きときと」と合わせて伏見の二大奇跡と言えるかもしれません。ランチであってもネットから予約できるのも便利。次回はもう少し品数の多い、しっかり目のコースを試してみようっと。
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