急に雨が降って来て、車は混んでるし捕まらないし、改めて外出するのも億劫なので滞在先の「ヒルトン ガーデン イン サマルカンド(Hilton Garden Inn Samarkand)」のダイニング「Giotto Ristorante(ジョット リストランテ)」で夕食を済ますことに。われわれ以外のゲストも、何かちょっと疲れちゃった感じの出張族がぼっち飯が主流でした。
完全にドライホテルな当館。飲み物は仕方なしに「アルコール抜きのワイン」と「イチゴのレモネード」を注文するのですが、思っていたのとだいぶ違うのが来ました。前者は温かくて甘いお茶であり、後者は冷たくて甘いジュースである。気を取り直して「ビタミン」なるサラダ。確かにサラダではあるのですが、どのへんがどうビタミンなのかはよくわからない。これなら定番の「アチチュク(Achichuk)」のほうがビタミンっぽく思うのだけれど。一方、ウズベキスタンではサラダにドレッシングを用いるのが珍しいので、これはこれで斬新に思いました。「クリスピーエッグプラントサラダ」は期待通りの味覚。高温でさっと揚げられたナスは、外側はカリッと香ばしく、アジアのエッセンスを感じさせる濃厚な甘辛ソースがナスの風味によく合います。
スープはボルシチをチョイス。ビーツの鮮やかな深紅の色合いと、じっくり煮込んだ野菜の自然な甘み、そして程よい酸味が心地よい。柔らかく煮込まれた良質な牛肉がたっぷりと用いられており、私はボルシチについて詳しくありませんが、ありよりのありです。
ちなみに「Giotto(ジョット)」は、首都タシケントを中心に展開するウズベキスタンの人気カフェ・レストランチェーンであり、一応イタリアン推しなのでピッツァを注文するのですが、これは全然美味しくないですね。焼いた記事に適当に具材を置いているだけです。チーズは溶かす、肉は薄切りにして口当たりを良くするなど、もう少しやりようはあるだろうに。
こちらは牛肉で、素材そのものは悪くないのですが、全体にヌルっとした仕上がりでメリハリが感じられません。やはり肉の表面はカリっとしておいて欲しい。
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「イスカンダル・ケバブ(Iskander kebab)」は勝手に羊肉のミンチでやってくると思いきや、牛肉のスパイシーソースがけでした。不味くはありませんが牛肉続きでもう飽き飽き。スタッフも注文時にアドバイスしてくれてもいいと思うのだけれど。
不味くはありませんが、美味しくもないディナーでした。何となくクルーズ船での食事に似ている気がする。世界中で何となく似ている料理をそれなりのクオリティで安定的に提供できるのが、是非はともかく、ヒルトンのヒルトンたる所以なのかもしれません。おつかれさまでした。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。








