四一一 はなれ(ヨイチ はなれ)/恵比寿

恵比寿の街を歩いていると「肉そば 1000円~」の看板と目が合う。「四一一 はなれ(ヨイチ はなれ)」という和牛創作料理店が平日限定でランチを提供している模様です。行列ができる人気餃子店「えびすの安兵衛」と同じビルの3階に位置します。
店内はカウンター5-6席にテーブル席がいくつかで、トータルでは20席ほどでしょうか。ゲストの殆どは近隣の勤め人のようで、皆、仕事関連の会話や電話で忙しそうです。それにしても、食事中に仕事の電話に対応するだなんて、仕事ができるのかできないのかどっちなんだろう。
メニューを見て違和感を覚える。1階にあった看板には「肉そば 1000円~」と記されていたのに、実際には1,200円でした。卵かけまぜそばの「TKS」は1,000円で、プレーンな「ざるそば」は700円。これを「肉そば 1000円~」と表現するのはDAZNもかくやのダークパターンである。
そのまま帰るのもアレなので仕方なく1,200円の「肉そば」を注文。つけだれは「ラクサ」を選択し、「麺大盛」がプラス250円、「野菜まし」がプラス250円で、合計が1,700円。当初の計画からは随分と高くついてしまいました。来月のバイトのシフト増やさなきゃ。
なるほど「麺大盛」と「野菜まし」でお願いしただけあって迫力満点の盛りつけです。ただ、あれ?「野菜まし」ってモヤシしか入っていないんだけど。え?モヤシって野菜なの?豆じゃないの?

もちろん二郎系の店で無料の「野菜マシ」でお願いしたら、その殆どがモヤシだというのは義務教育で習う常識ですが、あれは無料だから笑い話で済むのであって、それでも多少のキャベツは含まれていたりもします。しかしながら当店は250円の追加料金の「野菜まし」がモヤシのみ。スーパーなら特売で10袋は買える計算です。
蕎麦は一般的な繊細な日本蕎麦とは一線を画す、野性味あふれる極太麺。色が濃く田舎蕎麦のようなワシワシとした非常に強いコシと歯応えがあり、ツルツルと喉越しを楽しむというよりはしっかり噛み締めて味わうタイプ。ラー油を主体としたつけだれでお願いすれば伝説の立ち食いそば「港屋」のジェネリックとして輝いていたかもしれません。
つけ汁の「ラクサ」。めんつゆの風味に加え、ココナッツのまろやかさとスパイスの香りが特長的。ただ、いわゆる本場のラクサに比べると複雑性に欠け、平板な味わいに感じました。大量のモヤシが水分を吐き出し味わいが薄まった感もあります。成城石井の「シンガポール風ラクサ」のほうが私は好き。
結局、ひたすらモヤシと格闘して完全に不完全燃焼のランチでした。蕎麦そのものは美味しかったので、「野菜まし」なんて注文せず、素直に「麺特盛」に全振りすれば良かったなあ。悔しくて家に帰ってヤケ食いでサラダを食べようとしたのですが、こんな日に限って冷蔵庫には何もない。

いつでも捜しているよ どっかに野菜の姿を
野菜室でも 戸棚の中でも こんなとこにあるはずもないのに

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