みなと食堂/旭橋(那覇市)

那覇港(みなと)のすぐ近く、ゆいレール旭橋駅から徒歩約6分の場所に位置する「みなと食堂」。ちなみに本部町(もとぶちょう)にも同名の有名な「みなと食堂」がありますが、おそらくこれといった関係は無いと思います。
店内は6-8畳間ほどとコンパクトであり、カウンター4席にテーブルが1卓のみ。寒く無ければ外(ガレージ)の席を利用しても良いでしょう。注文してからものの数分で提供されるスピード感なので、回転は悪くありません。
私は1,200円の「肉増しそば」に200円の「じゅーしー」を注文。そばは肉の種類程度しか選択肢がなく、潔いメニュー構成です。こういうお店は大抵うまいものである。
「肉増しそば」につき、器を覆い尽くすほどたっぷりと乗せられた三枚肉が主役です。三枚肉は厚みがありながらも箸で切れるほど柔らかく煮込まれており、口の中で脂身の甘みと赤身の旨味がとろけます。味付けはしっかりと甘辛い醤油ベースですが、決して濃すぎず、豚肉本来の風味を活かした仕上がりです。私は普段、三枚肉よりも軟骨ソーキを好むのですが、当店に限っては三枚肉のほうがレベルが高く感じました。
麺は平打ち太麺。緩やかなウェーブがかかっており、すするたびに唇に心地よい振動を与え、スープを適度に持ち上げてくれます。表面はツルツルと滑らかでありながら、噛み締めるとモチモチとした弾力とコシを感じられるのが特長的。

スープは透明感があり、ベースとなるのはカツオ出汁。見た目の透明度通りに雑味のないすっきりとした味わいに仕上がっており、濃厚な三枚肉とのコントラストが際立っています。食べ進めるにつれて、トッピングされた肉の甘辛い煮汁が徐々にスープに溶け出し、カツオの風味に豚のコクと醤油の甘みが加わっていく。
「じゅーしー」はシッカリとした味付けで、香ばしさがあって美味。これ単体でガツガツ食べれるほど思い切りの良い調味であり、そばの合間に頬張ることで、口の中で旨味の相乗効果が生まれます。
以上を食べて1,400円。肉の圧倒的なボリューム感を考えればリーズナブルな価格設定。派手さはありませんがシミジミとした魅力があり、生活の中に組み込みたくなる居心地の良さ。次回は暑い日に訪れ、かき氷やぜんざいも試してみたいと思います。

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