沖縄県民のソウルフードとして有名で、全国からファンが訪れるほどの人気店である「ブエノチキン」。創業40年以上の歴史を持つ、地元で愛される若鶏の丸焼き(ローストチキン)専門店です。数々のテレビ番組やガレッジセールのゴリのYouTubeなどで取り上げられており、食べログでは百名店に選出されています。
店名に冠された「ブエノ(Bueno)」という言葉は、スペイン語で「美味しい」「良い」を意味し、これは南米アルゼンチン等への移民文化が沖縄へ持ち帰ったローストチキン文化(アサードやポヨ・ア・ラ・ブラサの流れを汲むもの)を象徴しているのでしょう。
テイクアウト中心ですが、工場内のイートインスペースの用意もあります。バリアフリー化が徹底されており、ベビーカーでの入店を容易にしオムツ替えスペースを完備するなど、子供から高齢者まで、あらゆる世代が楽しむことができる設計です。
鶏肉は「やんばる若鶏」すなわち沖縄県北部で飼育された新鮮な若鶏のみを使用しています。鶏肉の内部まで味が浸透しやすいように下処理を施した後、ハーブとニンニクをまぶして秘伝のタレに漬け込み、充分に寝かせ肉の深部まで風味を定着させつつ、専用の回転式ロースターで長時間かけてじっくりと焼き上げます。イートインメニューはシンプルで、「1羽(目安3〜4人分)」と「1/2羽(目安1〜2人分)」「1/4羽」のみ。「ロースト野菜」を付けてもらうこともでき、チキンをじっくり焼き上げる際に滴り落ちるエキスをたっぷり吸ったお野菜は、もうそれだけで立派なごちそうです。
主題のチキンにつき、まず目を引くのは粗みじん切りのニンニクがこれでもかというほど大量に散らされていることでしょう。香りも強烈なので、このあと人と会う予定がある方のご利用は計画的に。お肉は骨からほろりと取れるほど柔らかくジューシー。時間をかけてローストすることで余分な脂が落ちており、また、お酢の爽やかな酸味が後味をさっぱりとさせるため、暴力的な味わいながら重さを感じさせません。何とも後を引く、病み付きになる味わいです。
ちなみにテイクアウトの場合、残った肉汁やニンニクを用いて炒飯やスープなどに転生させるなどの2次調理文化が作法として定着しています。焼き上がりのタイミングによっては売り切れの(待ち時間が生じる)場合もあるので、確実に購入したい場合は事前に予約をしておくと良いでしょう。
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