ラベル 中目黒 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 中目黒 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

ABCラーメン/中目黒

銀座の老舗、1977年創業の「ABCラーメン」が中目黒に移転リニューアルオープン。駅からすぐのアトラスタワー2階に入居します。フレンチの料理人だった先代が考案した、西洋料理の粋を秘めたオリジナルのスープが自慢です。
銀座の狭小店舗とは趣を異にし、30席近くはありそうな広々としたレイアウト。カウンター数席にテーブル席がたくさん。グループ客ウェルカム、ベビーカーもOKという開かれたラーメン屋です。
各種のラーメンが1杯千円するお店なのですが、ランチタイプは数百円の追加料金でサラダ・ギョーザ・チャーハンが付いてきます。私は1,400円のAセットを注文。ラーメン屋ながらベジファーストで臨むことができるのが嬉しいですね。
スペシャリテの「麻醤麺(マージャンメン)」。銀座での創業以来、半世紀にわたって愛され続ける当店の看板メニューです。見た目は担々麺を思わせながら、醤油の風味や乳脂肪のニュアンスを感じさせるリッチな味わい。まろやかでコクがありながら酸味が程よく効いてさっぱりと飲み干せる後味の軽さが特長的です。
麺は「中太麺」を選択。程よく縮れて不規則なうねりがあり、モチモチとした食感と適度なコシが心地よい。濃厚なスープに負けない存在感を発揮しており、こりゃ旨いから大盛にすれば良かったかな。
セットに付随する「プチ餃子」。小ぶりながらも皮はパリッと焼き上げられ、中にはジューシーな餡がぎっしり。スナックのようにパクパクと食べ進めることができ、これはビールが欲しくなる。
チャーハンも付きます。程よくパラついており、焦がし醤油の香ばしい風味が食欲をそそります。スタンダードで飽きの来ない味わい。ラーメンのスープをすくいながらチャーハンを交互につまむ食べ方は当店ならではの贅沢なひとときと言えるでしょう。
以上を食べて1,400円。セットで色々食べれてこの支払金額は実にお値打ち。おつまみ・お酒も充実しているので、夜に飲みに来るのも楽しそう。お腹を空かせたおふとりさまは、つけ麺12玉チャレンジをどうぞ。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。

クラフトビールとお料理 オアシス(oasis)/中目黒

中目黒の立ち飲みスタイルのクラフトビアバー「クラフトビールとお料理 オアシス(oasis)」。元々は「立飲みビールボーイ」という似たようなクラフトビアバーであり、私も何度も利用したことがありますが、その跡地をそのまま引き継ぐ形で開業したようです。
なるほど居抜きということだけあって、カウンターなどの中心的な骨格はそのまま流用しているように見えます。客層は少し変わったかな。外国人が多くアメ女っぽい雰囲気のゲストが増えたような気がします。
クラフトビールは日替わりで10タップ近く用意されているそう。国内ブルワリー中心に舶来品もいくつかあり、1パイント1,280円~1,780円といった価格設定と、立ち飲みにしてはまあまあ高い。なお、思いのほかワインも充実していました。
ケールとくるみのオアシスサラダ。ケールの心地よい苦味とトレビスの気品ある渋みをベースに、イチゴのフレッシュな甘酸っぱさが瑞々しく弾け、立ち飲みビアバーとしては随分と洒落た試みです。キャラメリゼされたくるみのカリッとした甘香ばしさと、ブルーチーズの濃厚な塩気と独特のコクが加わり、ホテルのオールデイダイニングに遜色ないクオリティです。
パテドカンパーニュ。お肉のジューシーな脂の甘みと赤身のコクがバランスよく調合されており、しっとりとしたなめらかな口当たりが特長的。ピスタチオがたっぷり組み込まれており濃厚でリッチな味わい。これはビールよりもワインだったかなあ。
「ビールボーイ」時代からの人気メニューである「味玉メンチ」。半熟の味付け玉子を包み込んだメンチカツにスパイシーな自家製アリッサ(北アフリカの発祥調味料)を合わせるなど手が込んでいます。見た目のインパクトも抜群で、揚げ物の専門店に比肩する味わいです。
定番のフィッシュ&チップス。衣にビールを混ぜているそうで、それがどのように作用しているのかサクサク・カリカリとした軽快な食感に仕上がっています。中の白身魚はふっくらとしており、海外で食べる雑なフィッシュ&チップスよりも全然美味しい。添えられたタルタルソースも上々。量もたっぷりだ。
しっかり飲み食いしてひとりあたり7千円強。立ち飲みとしては一見高く感じますが、料理のクオリティが思いのほか高く、立ち飲みビヤバーの料理としては規格外の美味しさなので、支払金額も妥当オブ妥当でしょう。もちろん0次会や2次会以降のチョイ飲みとして活用しているゲストも多く、使い勝手は無限大。中目黒に用事がある際は、とりあえず立ち寄ってみましょう。そういう意味で、いい店名である。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。

富士㐂(ふじき)/中目黒

中目黒駅から池尻方面へ10分ほど歩いた場所にあるトンカツ専門店「富士㐂(ふじき)」。運営は多種多様な飲食業態を展開する「際コーポレーション株式会社」の運営です。ドンキの少し手前に位置し、メディアによっては「富士喜」という表記の場合もあります。
店内はカウンター4席ほどに加え、テーブル席が数卓。スタッフもゲストも外国人ばかりで、中目黒というロケーションを考えると妙なアウェー感があります。また、衛生教育が徹底されていないようで、せっかく青いグローブを着用しているというのに、その意図がまったくわかっていなさそうで、手袋のまま床に落とされた客のナプキンを広い、そのまま台拭きでテーブルを拭き、その勢いでソースの注ぎ口まで拭っていました。それだと清潔なのは手袋の内側の君の生の手だけだぞ。
私は「当店名物オリジナル 骨付きとんかつ」を注文。ゴハンと味噌汁を付けて3,060円です。構造がややこしく中々に分厚い肉でもあるため芯まで熱を通すのに時間がかかるようで、注文してから料理が出てくるまでに20分以上待ちました。時間に余裕の無い方は薄目のお肉で注文したほうが良さそうです。
主役の「骨付きとんかつ」ですが、これはあんまり美味しくないですねえ。最大の特徴は骨周りの脂身の多さであり、通常のロース以上に脂の層が厚く、食後感はかなりヘビーです。骨のキワを食べるは面倒だし、衣が剥がれやすくベチャつきやすい点も相まって、高くて時間がかかって食べづらい割には単に脂っぽいトンカツでした。
身の部分は肉汁が完全に抜けきり、繊維が収縮して硬さパサつきが際立っています。もちろんこれは骨付きという構造上の欠点であり、骨の周囲は火が通りにくいため芯まで加熱しようとすると、どうしても周囲の肉に火が入りすぎてしまうのでしょう。せっかくの贅沢なメニューでありながら、旨みよりも喉越しの悪さや筋っぽさが勝ってしまうのは、調理の難易度が裏目に出た残念な仕上がりと言わざるを得ません。
ライスは大盛は無料であるもものお代わりは有料で、その品質もそのへんの定食屋と大差なく、同価格帯のトンカツを提供する専門店に比べると意識が低いと言わざるを得ません。
味噌汁もビジホの朝食のようなジャーでずっと保温されているものであり、煮詰まっているのか何なのか、単に味噌が濃いだけで、四捨五入すると味噌です。この味噌汁のお代わりが150円というのは良識に抵触しても良い気がします。
際コーポレーションが手掛ける飲食店は結構好きなだけに、大変にガッカリしたディナーでした。以上のセットが3,060円。同じ価格帯の他の店と比べると食後感はだいぶ劣ります。ランチの安い定食であれば千円強で楽しめるようなので、近所のリーマンが昼食をパっと食べるぐらいに留めたほうが良いのかもしれません。お疲れ様でした。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
私は「とんかつ」という料理をそれほど好みません。だって、豚肉を脂で揚げるだけじゃないですか。それなのに、行列するは調理に時間がかかるわ結構高いわで、積極的に取り組もうとしないのです。したがって、私は物凄く「とんかつ」ならびに「とんかつ屋」について、検察官のようにシビアに評価しています。思い入れが無い分、信憑性は高いかもしれません。

トンカツだけでなく揚げ物全般について注力した興味深い本。トンカツを単なる洋食系の揚げ物から偉大なごちそうへと昇華させる秘訣が惜しみなく紹介されています。写真を眺めているだけで腹が鳴る。

Na Camo guro (ナカモグロ)/中目黒


最上鴨を用いたブランド合鴨を用いた料理の専門店「Na Camo guro (ナカモグロ)」が食べログの百名店に選出。中目黒駅から歩いてすぐの場所にあり、おそらく店名は地名と主力食材をかけあわせたものでしょう。平たく言うとオヤジギャグです。ちなみに十番に姉妹店もあり、そちらの店名は「十番 無鴨黒」とハードボイルドです。
バイオハザードに出てきそうな謎の青い扉を開け、階段を昇ると実に洒落た空間が広がります。カウンター席が15席ほどに加え、テーブル席や半個室も用意されており、思いのほかキャパが大きいです。
アルコールは料理に合わせたワインペアリングをお願いしました。セレクションはセンスが良いのですが、提供・解説するスタッフの質には疑問を感じました。まるで台本を読み上げるような説明で、内容を咀嚼している様子が感じられません。オレンジワインの説明に至っては、オレンジで造ったワインと混同しているようにしか聞こえない場面もあり、この価格帯のレストランとして首を傾げざるを得ませんでした。
前菜三種。鴨のレバームースのモナカは演出としては悪くありませんが、モナカそのものの生地の質が低く脇が甘く感じました。奥の鴨出汁とお米のポタージュは調味が控えめで、なんかドロドロした白い液体としか捉えられません。
鴨出汁の茶碗蒸し。上品な鴨出汁をベースにした茶碗蒸しですが、全体としておとなしい印象が拭えません。菜の花やウルイといった季節の素材も、彩りとしては機能していますが、苦味や食感のアクセントとしては弱く感じました。
串焼きはムネから。普通に美味しいですが、1本あたりの単価に見合った味覚を期待すると、少し拍子抜けするかもしれません。最上鴨というブランドを考慮しても、驚きを与えるほどの肉汁や香りは控えめな印象です。
モモ。ムネ肉に比べれば弾力と脂のノリは感じられるものの、串焼きというシンプルな調理法ゆえに、素材の質がダイレクトに問われます。噛みごたえはありますが、それが肉の力強さではなく、単なる硬さとして受け取られてしまう絶妙なラインにあります。
鴨の様々な部位を混ぜ合わせた「つくね」。ムネやモモに加え、砂肝、レバー、ハツなどが組み込まれており、構成としては面白いものの期待を超えるような意外性や鴨の脂のキレを実感するには至らない構成でした。
生春巻き。こちらも見た目の変化としては機能していますが、味わいとしてはやや散漫な印象を与えます。ライスペーパーの食感と生野菜のボリュームに対して、主役であるべき鴨肉の存在感が希薄であり、コースの品数を埋めるための口直しに近い立ち位置に留まっています。
看板メニューの「鴨すき焼き」。先のスタッフが目の前で調理してくれるのですが、これはもうホームパーティーですね。この形式を料理の提供と呼ぶかどうかは、読んでいる方の判断に委ねます。他方、割り下に赤ワインを含めているのは面白かった。
カモマンガイ。鴨肉を用いたカオマンガイでありコンセプトは悪くないものの、量と質が物足りません。ところで店名もそうですが、当店はこういった掛詞が好きなのカモしれません。
デザートは洋梨の氷菓。決して不味いわけではありませんが主張に乏しく、あくまでコースの終わりを告げるための記号のような存在でした。

以上の料理を食べ、ワインのペアリング(量が少ない)を付けてお会計はひとりあたり1.3万円。「最上鴨」というブランドを強調している割に、感動が薄く、支払った金額に対するリターンは見合いませんでした。「長吉(ちょうきち)」であれば同じ支払金額で、比較するのも失礼なほど満足度の高い食体験ができます。少なくとも今回の訪問では、百名店の称号を納得させるだけの体験は得られませんでした。

食べログ グルメブログランキング


人気の記事
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

麺や みかん/中目黒

目黒銀座商店街の脇道をわずかに入った場所、目黒区役所に近接した「麺や みかん」。2024年4月にオープンした新しいラーメン屋さんであり、昔ながらの中華そばを現代的にアレンジした「ネオノス(ネオ・ノスタルジック)系」と呼ばれるカテゴリです。「ラーメンTRY大賞」で入賞を果たし、ナカメでも勢いに乗っているお店です。
店内はコの字型のカウンターに十数席。もともとは町中華の「高伸(こうしん)」が入居していたテナントです。10-21時と通し営業なのが便利です。券売機がハイテクでクレカやQRコードも使えました。
私は1,400円の「味玉中華そば MIXチャーシュー」に200円の「青菜増し」をお願いしました。合計で1,600円と、なかなかのお値段です。スープは鶏ガラや豚などの動物系と、煮干しやサバ節などの魚介系を合わせたダブルスープ。一口目はラードのパンチと醤油のキレを感じますが、すぐに魚介のふくよかな香りと、動物系の厚みのあるコクが追いかけてきます。味玉も完璧とも言える仕上がりです。
「MIXチャーシュー」なので、チャーシューは「炭火吊るし焼きチャーシュー」と「巻きバラチャーシュー」の双方が盛り込まれます。前者は噛み締めるタイプの赤身肉で、燻製のような香ばしい薫香が特長的。後者は口の中でホロリと崩れる柔らかさが魅力であり、脂身の甘みが強く、醤油スープの塩味と絶妙にマッチします。「チャーシュー炊き込みご飯」が売り切れだったのが悔やまれる旨さです。
麺は中細のストレート。 表面はなめらかでツルツルとした喉越し。パツパツとした歯切れの良さがありつつも、ほどよくモチモチ感も持続しており啜り心地が良い。
また、青菜は単なる彩り以上の重要な機能を果たしていました。スープ表面の油膜が厚いため、食べ進めるとどうしても口の中がオイリーになりがちなのですが、そこに青菜特有のシャキシャキ感とホロ苦さが加わることにより、濃厚なスープを最後までもたれることなく爽やかに楽しむことができます。
なるほどネオノス系ど真ん中の味わいであり、毎日でも食べることができそうな、飽きの来ない美味しさでした。もうひとつの看板メニューである「さば水つけ麺」は冷たい鯖出汁に麺が浸かったつけ麺だそうで、こちらも気になる。食べ損ねた「チャーシュー炊き込みご飯」も試してみよう。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。