東京ボンベイ 恵比寿ガーデンプレイス店

千葉県柏市発祥の名店「カレーの店 ボンベイ」の系列店「東京ボンベイ」が2025年5月に恵比寿ガーデンプレイスにオープン。写真美術館の裏手に位置するBRICK END区画に入居し、ビルの建て替えにより閉店した神田店の熟練スタッフがスライドして来たそうです。
以前はかわちいケーキ屋さんだった店舗を居抜きで活用しています。ちなみに同じ恵比寿のアメリカ橋近くにある店舗は5~6人が入れば満席の立ち食い狭小店舗なのですが、恵比寿ガーデンプレイス店は着席スタイルで、「ボンベイのカレーが座って食べれる!」と一部のヲタたちの胸を熱くさせています。また、昼から夜までの通し営業のため、ピークタイムを外せば行列とは無縁と、やはり一部のヲタたちの胸を熱くさせています。
食券制で、看板の「カシミールカレー」の他、コルマカレー、キーマカレーなどボンベイ系列の人気メニューをひと通り提供しています。ちなみに当店はテロワールを意識してか、ヱビスビールを用いてカレーを煮込んでいるそうです。
私は店名を冠した「ボンベイカレー」を注文。もともとは総本山の柏でしか提供されないメニューだったそうですが当店でも取り扱うこととなり、一部のヲタたちの胸を熱くさせています。ちなみに裏メニュー(?)として、「ボンベイカレー」の風味を「カシミールカレー」化させてもくれるらしいのですが、私は「カシミールカレー」は辛すぎてごめんな経験があるので、プレーンなタイプでお願いしました。
「ボンベイカレー」は肉不使用の野菜カレーなのですが、トマトやキャベツなど国産野菜350g以上を使用しており、その外観は二郎のヤサイタワーを彷彿とさせます。二郎はヤサイと言いつつ実質モヤシですが、当店のそれは大半をキャベツが占めていました。
写真ではカレールーっぽいのが映っていますが、実のところこの液面直下にも野菜が潜んでおり、キャベツを1玉ぐらい食べているかもしれません。加えてルーは鶏ガラスープをベースとしており、見た目に肉は一切入っていませんが、濃厚なコクが感じられます。
お米は山形県産の「はえぬき」を採用し、その中でも当店のカレーに合うよう小粒のものを厳選して仕入れているそうです。カタメに炊きあげつつ温度は下げられドライな口当たりですが、なるほどシャバシャバ系のカレールーに良く合う。ゴハンの増量は無料らしいのですが、普通盛りでも一般的なカレー屋さんの大盛より多いくらいなので、普通の食欲の方は普通盛りで充分でしょう。
付け合わせのタマネギとキュウリのピクルスは程よく酸味があり箸休めにちょうど良い。恵比寿のアメリカ橋近くにある店舗では食べ放題だったと記憶しているのですが、そのあたりはエリアファンサだと割り切りましょう。
サイドメニュー「スパイスぎょうざモモ」。インネパ系のノリの良い店員が「モモ!美味シイデス!」と煽ってくるので思わず注文してしまいました。なるほど日本の中華料理の餃子とは一線を画す味わいで、餡に様々なスパイスを練り込んでおり奥深い味わいを生み出しています。これをツマミにビールを飲んでも良さそうだ。
食後にはチャイをお出し頂けます。ザラりとした口当たりに加え爽やかなスパイス香が鼻を抜けていき、強烈な甘味が舌に残ります。素人には真似できないプロの味覚である。
以上を食べて合計2,050円。この立地でこれだけのクオリティのカレーとモモを楽しんでこの支払金額はリーズナブル。加えてランチタイムを外せば待ち時間ナシというのも嬉しい。
ちなみにキーマカレーは過剰なくらい挽肉が組み込まれているという情報を得ているので、次回はそちらを試してみたい。

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