Botswana Butchery(ボツワナ ブッチャリー)/CBD(オークランド)

オークランドのステーキ界隈ではトップクラスの人気を誇る「Botswana Butchery(ボツワナ ブッチャリー)」。以前お邪魔したクイーンズタウンの「Botswana Butchery Queenstown」が良かったので、オークランドの本店(?)にもお邪魔してみることに。
CBDのフェリー乗り場の歴史的建造物であるフェリー・ビルディングに位置します。ワイテマタ湾への玄関口という象徴的なロケーション。洗練された内装で、窓からは港の景色を楽しむことができ、中二階(メザニン)を含めると200席近くあるそうです。
飲み物はクイーンズタウン店よりも安く感じました。例えばシャンパーニュで有名なドゥーツ(Deutz)はニュージーランドのマールボロ地区でも生産しており、こちらのボトルが85ドル(8千円弱)でした。
前回の教訓である「とにかく肉料理」を踏襲すべく、前菜は軽く済ませます。とは言え野菜のクオリティでは評判の良いニュージーランド、この何でもないリーフサラダでも中々に旨く量もたっぷりで大満足。
ニュージーランド南端のサウスランド地方で獲れた野ウサギの肉を主役にしたコロッケ。ほぐした野ウサギの肉に、ニュージーランド原産のハーブを練り込んだゴーダチーズを混ぜ込むことで、ジビエ特有のコクと旨みに、チーズのクリーミーさとハーブの爽やかな香りを加えています。
ステーキは気合を入れて2人で1キログラムに挑戦。念のためウェイターに食べれるかどうかを確認すると「これまで数々のカップルがTボーンを食べ尽くす瞬間を目撃ししてきた」とのことでした。それにしても1キログラムで120ドルは安い。もちろん可食部は700グラム程度でしょうが、日本の立派なステーキハウスの半額以下の値付けです。「円安で日本は終わった」とか嘆いていた人たち息してる?
肉はニュージーランドのマナワツ地方で牧草のみを食べて育った「サバンナ」ブランド。しっかりとした旨味のあるサーロインと、柔らかく繊細なヒレという2つの部位を骨付きで味わうことができ、溶かしたガーリックバターを繰り返し塗りながら香ばしく焼き上げています。牧草牛ならではの赤身肉本来の豊かな風味と、ガーリックバターの食欲をそそる香りが融合し難なく完食。「あたしこれからチャーハンいけるかも」とは連れの談。
以上のワインと料理を2人で分けて総額260ドル。ハワイの「Hy’s Steak House(ハイズ ステーキ ハウス)」で似たような食事をすれば2-3倍は必要となることを考えると大層お値打ち。もちろん東京で食べるよりもリーズナブルで、やはりニュージーランドでは肉と野菜ばっかり食べるのが正解に思えてきました。あとコーヒーとアイスクリーム

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