The Dining Room by James Viles/パーク ハイアット シドニー(Park Hyatt Sydney)

「パーク ハイアット シドニー(Park Hyatt Sydney)」の朝食は、メインダイニングである「The Dining Room by James Viles」で提供されます。2025年の「Accommodation Australia NSW Awards for Excellence」で「Best Hotel Breakfast」を受賞しており、その質の高さは折り紙付き。
レストランからはシドニーの象徴であるオペラハウスを正面に望むことができ、まさに絶景。また、国際線クルーズターミナルも目の前であり、この日はカーニバル社のCarnival Adventure号が停泊していました。
セミビュッフェ形式の朝食。ビュッフェ台から好きなものを取り、また、小皿料理はオーダー制で好きなものを好きなだけ注文OK。大皿料理は1人1品の注文と、「パークハイアット オークランド(Park Hyatt Auckland)」と似たような運用です。
小皿料理としてグリーンサラダ、スモークサーモン、シャルキュトリとチーズ、アサイーボウルをお願いしました。白眉はグリーンサラダで、野菜そのものの質が非常に高く、また調味には酸味を最大限に活かしています。「グリーンサラダで美味しいとかあるの?」と疑われるかもしれませんが、あるんです。本当に美味しかった。
ビュッフェ台には 新鮮なフルーツ、ペストリー、シリアル、ヨーグルトなどが並びます。とは言えオーダー形式の料理でお腹がいっぱいなので、結局ビュッフェ台のフードには手を付けませんでした。
私は大皿料理にカニのオムレツを注文。なのですが、これは卵そのものの質がイマイチであり、パっとしない味覚でした。私は普段から自宅で1個100円の卵を食べているので玉子料理にはうるさい。畢竟、玉子料理とは素材が全てなのだ。
連れはトップレフトにあった「The Park Breakfast Plate」を注文。スクランブルエッグにトースト、ベーコン、ソーセージ、マッシュルームにハッシュブラウンといった王道のひと皿です。しかし彼女の箸は進まず『「パークハイアット オークランド(Park Hyatt Auckland)」のほうが美味しかった』とのこと。うるさい女である。
とは言え、眺望に客層、サービス陣の手際の良さなどを勘案すると「Best Hotel Breakfast」と評しても過言はないレベルの高さです。「パーク ハイアット シドニー(Park Hyatt Sydney)」に泊まる機会があれば、必ず朝食付きのプランとしましょう。必ずです。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。