ハイアット プレイス 京都(Hyatt Place Kyoto)/丸太町

「高市発言で京都から中国人が消えた」との報を受け、久しぶりに京都を訪れました。今回も「ハイアット プレイス 京都(Hyatt Place Kyoto)」に滞在。なるほど以前は軒先の烏丸通に常態的に白タクが並んでいたのですが、きれいさっぱり居なくなっています。
確かに団体のガチャガチャした中国人は見当たりませんが、中国語は普通に聞こえてきます。彼らが中国人なのか香港人なのか台湾人なのかまでは私には判断がつきませんが、いずれにせよリピーター風の、きちんと京都に興味を持って熱心に滞在している方々の割合が増えた気がする。高市発言は関係なく、既に日本旅行ブームは一巡したのかもしれません。
ロビーも以前よりも落ち着いた雰囲気です。ちなみに京都のホテル市場は「ハイアット リージェンシー 京都(東山七条)」「パーク ハイアット 京都(高台寺)」といったフルサービス型のラグジュアリーホテルが牽引してきましたが、当館のテーマは「No more, No less(多すぎず、少なすぎず)」の宿泊特化型ホテルであり、レストランやラウンジ、宴会場といった付帯施設は限定されているのでご注意を。このモデルが機能するのは京都の街自体が巨大なダイニング・エンターテインメント施設であり、ホテル内にそれらを抱える必要性が相対的に低いためでしょう。
今回はスイートタイプのお部屋にご案内頂けました。2022年の開業以来、私は当館に恐らく50泊以上滞在しているのですが、こんなに大きなお部屋をアサイン頂けたのは初めてです。
こちらはリビングルーム。ソファセットとは別にワーキングデスクも用意されており使い勝手抜群。大型テレビにはChromecastが内蔵されており、ゲスト自身のスマートフォンから色々とキャストできて便利です。
玄関からリビングルームに続くアプローチにはちょっとしたキッチンが用意されています。火元が無いため調理などはできませんが、長期滞在時には何かと役に立つかもしれません。ちなみに飲料水はエレベーターホールまで汲みに行くスタイルであり、コーヒーメーカーはネスプレッソでした。
こちらはベッドルーム。こちらのお部屋にも大型テレビが設置されており、寝っ転がりながら動画をダラダラ見続けることができます。もちろん私はいい大人なのでそんなことしません。
ウェットエリアも広々ととしており、ふたつのベイシンの他、ドレッサーまで設置されていました。奥はウォークインクローゼット風で使い易い。そういえば玄関近くにも扉の無いタイプのクローゼットがあり、コートでも何でもジャンジャン掛けるに便利でした。
ゆったりとしたつくりのバスルーム。当館はシャワーブースだけのバスタブが無いお部屋も多く、私は特に不満を抱いてなかったのですが、バスタブがあればあったで心和みます。シャンプー類が「Ella Bache(エラバシェ)」じゃなくなってたのが残念。
トイレはリビング側とバスルーム側の両方に配置されています。すごいなあとは思うのですが、キングベッドが1台だけのお部屋にトイレが2つとは、一体どういうシチュエーションに必要なのだろう。
共用設備につき、簡易的ではありますがフィットネスセンターの用意もあります。その他、コインランドリーやちょっとした売店、無料のコーヒースタンドなどもあり、まさに「No more, No less(多すぎず、少なすぎず)」な装備です。
朝食はロビーフロアの「THE KITCHEN」へ。200室かそこらのホテルにしてはとても広々としており、当館において朝食行列というものは見たことがありません。
料理のラインナップは相変わらず充実しており、日系のビジネスホテルとは一線を画したクオリティです。サラダやオムレツなどのスタンダードナンバーのほか、京都らしく和食も充実している。また、京都の洋食・牛肉文化への尊重かビーフシチューが用意されており、ランチ数千円の洋食店に勝るとも劣らないクオリティでした。
相変わらず素晴らしいホテルでした。引き続き外国人比率は高い、というか私とスタッフ以外は全員外国人ぐらいの勢いですが、前述の通り以前よりも客層は向上した気がします。

丸太町駅に直結しており、京都駅から地下鉄で約7分で辿り着けるのも便利。タクシーやバスに依存しがちな京都観光において、定時性の高い地下鉄に直結していることは、移動時間の不確実性を排除できる点で大きなアドバンテージ。大好きだ愛してる。

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