麻布 あみ城(あざぶ あみしろ)/麻布十番

網代公園すぐ近くの「あみ城」が2024年に業態を変更し、「麻布 あみ城(あざぶ あみしろ)」として移転リニューアルオープン。朝食からランチ、飲みまで提供するカジュアルなスタイルでの営業です。麻布十番駅1番出口近くの「叙々苑」の斜向かいに位置します。
「カジュアルなスタイル」と記しましたが、どちらかというと雑然とした店内。所々にモノが積み重なってあり、また、謎の布がかかっていたりと、お片付けが苦手な友人の家に遊びにきたようなアットホーム感があります。水もウォーターサーバーからのセルフサービスです。
「カジュアルなスタイル」と記しましたが、定食はいずれも2千円前後と麻布十番価格です。私は2,100円の「ぶり炭火焼き」を注文。ゴハンのお代わり200円、お味噌汁のお代わり100円はまだ理解できるとして、ランチのビール(中瓶)が千円というのは随分と攻めた価格設定と言えるでしょう。
主題の「ぶり炭火焼き」につき、美味しいは美味しいのですがポーションは小さく物足りなく感じました。
小鉢も付くのですが貧相な盛りつけでロマンがありません。味もご覧の通りです。
ライスは一般的な定食屋に準ずるクオリティであり、可もなく不可もなくといったところ。それよりもスタッフが配膳時もお会計時も段ボールの開梱時もずっと同じ手袋をつけっぱなしなのが気になる。私は潔癖症なのだ。
以前の業態にお邪魔した時にパっとしない店だなあと思いましたが、リニューアルしても相変わらずパっとしませんでした。2,100円という価格に納得できる魅力は見当たらず、これなら大戸屋の千円程度の定食を2セット食べたほうが満足度は高いでしょう。お疲れさまでした。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。