ザ ルース ムース(The Loose Moose Tap & Grill House)/ブロードビーチ(ゴールドコースト)

ゴールドコーストのブロードビーチにある「ザ ルース ムース(The Loose Moose Tap & Grill House)」。「Koi Dining」や「Maggie Choo」などの人気店を手掛けるGennari Groupの運営であり、プロヒビション時代(禁酒法時代)をテーマにしたタップハウスです。
店内は1920年代のアメリカのスピークイージー(密造酒場)をイメージしているそうで、ちょっとダークでエロい雰囲気です。石炭を模したオレンジ色の金属製ドラム缶から放たれる照明が洒落てます。
飲み物はスマホからQRコードを読み込み、その場で注文と決済を済ませるという便利な仕組み。クラフトビールの品揃えはもちろんのこと、ウイスキーも世界中から集めており、100種を超えるラインナップを誇ります。様々な種類を少しずつ試したいゲストのために、4種類のビールを選べる「ビア・パドル」があり、また、当店とブルワリーが共同開発したオリジナルのコラボレーションビールの用意もありました。
サラダメニューにあった「タイポケ(THAI POKE)」を注文するのですが、色々と魔改造されており作画崩壊しています。それでも野菜は新鮮で、香ばしくグリルされたチキンも悪くなく、ビアバーで出るなんちゃってタイ風サラダと考えれば悪くないディールです。量もたっぷりだ。
フィッシュタコス。こちらもタコスというよりはフィッシュアンドチップスのチップスの代わりにトルティーヤを敷いたような代物です。とは言えノーザンクイーンズランド産の高級魚バラマンディを用いた上でビール衣で揚げているなど、フィッシュアンドチップスとして見れば中々の美味しさです。
以上を2人でシェアし、軽く飲んでお会計はひとりあたり5千円といったところ。ド観光地の人気のタップハウスでこれだけ飲み食いしてこの支払金額は悪くありません。なんなら東京の僻地にある「T.Y. HARBOR」よりも安いくらいである。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。