ヒルトンの斜向かいにある「House of Brews(ハウス オブ ブリューズ)」。自らを「ロック、ビール、BBQ」という聖なる三位一体に捧げられた場所と称する人気のタップハウス(ビール専門バー兼レストラン)です。
店内はリッチなダークウッドの木材にむき出しのレンガの壁、頭上を走るステンレス製の配管といったインダストリアルな要素が印象的。極め付きは壁一面にずらりと並んだ32基のビアタップであり、これはゴールドコーストで最多のタップ数を誇るそうです。
ビールは地元のクラフトビールを中心に、国際ビールや季節限定ビールも一部用意されています。マグサイズ(370ミリリットル)で13-15ドルといったところで、東京都心のクラフトビアバーと大差ない値付けです。
我々はシェアプレートである「TASTING BOARD 'A LA LAZY SUSAN'」を注文。色々なおつまみを少しずつ楽しめる盛り合わせ料理であり、「お一人様向けではありません」との注意書きが挑戦的。なお、「レイジースーザン」とは中華料理店などにある回転テーブルのことで、「回転テーブルのように色々なお料理が楽しめる」ということに由来するそうです。
こちらは「プルドビーフ・スライダー」。手のひらサイズのミニバーガーで、ホロホロになるまで柔らかく煮込んで細かく裂いた牛肉がたっぷり。
カラマリ。イカを塩とコショウでシンプルに味付けして揚げた、おつまみの定番です。
バッファローウィング。いくつかのフレーバーから選ぶことができるのですが、今回は最も定番に見える「オリジナル」味を注文。揚げた鶏の手羽に甘辛いタレが絡み、どこかパンダエクスプレス的な、郷愁を誘う味覚です。
チーズのフライ。「ハロウミ」という熱に強い地中海のチーズを用いており、外はカリッと、中はキュッとした独特の食感が特長的。ひとつが「さけるチーズ」1本ほどのボリューム感なので、想定外に腹に堪りました。
最大の面積を誇る「ナチョス」。トルティーヤチップスの上にチーズやソースがかかった、ビアバー定番のおつまみです。お腹いっぱいなはずなのに、手元にあると無限につまんでしまう、悪魔の手先です。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり5千円ほど。ど観光地ど真ん中の飲食店で、これだけ飲み食いしてこの支払金額はリーズナブル。いろいろ種類を飲みたい方は、小さなグラスで6種類を選べるプランもあるのでお試しあれ。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。