サーファーズパラダイスの「Southern Cross Tours」という旅行会社が主催する、ラミントン国立公園に向かう1日ツアーに参加し、その途中でランチに立ち寄った「O'Reilly's Canungra Valley Vineyard Vintage Restaurant」。その名の通りオライリー家のワイン畑に併設されたレストランです。ゴールドコーストから車で40分ぐらいかな。
レストランと言ってもフードコートのような運用で、カウンターで注文し、ブルブル震える番号札を受け取り、好きなテーブルに着いてブルブル震えたら料理を取りに行く、といった流れです。座席はタープの張られたデッキ席に加え、敷地内には多数のピクニックテーブルが設置されており、シルキーオークの木陰、芝生の上など自由自在。敷地内にアルパカふれいあ牧場(?)もあるため、そのへんをアルパカ連れの観光客が通り過ぎて行きます。
ワインはパっとしませんねえ。そもそも6種類ものワインをまあまあの量でテイスティングして25ドルという価格設定なので限界があります。オライリー家が道楽で始めた事業として納得するほかないでしょう。
ガイド一押しのビーフパイは30ドル。自慢のシラーズでじっくり煮込んだ牛肉をパイ包み焼きにし、サラダとフレンチフライを添えました。ビーフパイは不味くはありませんが旨くも無く、これならミスドのパイのほうが美味しいなあというお気持ちです。やはりオライリー家が道楽で始めた事業として納得するほかありません。
ピザは「スパイシー・ケイジャン・チキン」を注文。明らかに冷凍品をオーブンで焼いたものですが、これはこれでまあまあ美味しく、28ドルという価格にさえ目をつぶれば悪くありません。
値段の割にパっとしないレストランでした。とは言え本気で料理に取り組んでる様子は無く、あくまでも観光スポットの売店だと捉えれば、これが定めか、と冷ややかに首肯せざるを得ません。お疲れさまでした。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。