Restoran 77 Famous Curry Fish Head(七十七号咖哩魚頭)/ジョージタウン(ペナン)

私はマレーシアのフィッシュヘッドカレーという料理が好きで、この料理はいずれ日本で爆発的に流行ると予言しているのですが、予言から10年近く経っても流行っていないようなので、マレーシアを訪れる度に食べるようにしています。この日はペナンはジョージタウンのガーニードライブ(Persiaran Gurney)沿いに位置する「Restoran 77 Famous Curry Fish Head(七十七号咖哩魚頭)」にお邪魔しました。30年以上の歴史を誇り、地元の食文化において象徴的な地位を確立している大人気店です。
近くには「ガーニー・プラザ(Gurney Plaza)」や「ガーニー・パラゴン(Gurney Paragon)」といった近代的なショッピングモールがありながら、それらと対照的な倉庫っぽい店構え。それでも清掃は行き届いており、エアコンもしっかり効いています。
ビールは小瓶で600円ぐらいだったっけな。こちらの方々は食事中にガブガブ酒を飲む習慣があまりないので、飲み物のラインナップは至ってシンプルです。
ますはお野菜として空心菜のニンニク炒め。強い火力で一気に炒めることで、空心菜の茎の部分はシャキシャキとした食感を保ち、葉はしんなりとニンニクの香りをまとっています。ニンニクもたっぷりで、パンチのある味わいです。
イカの炒めもの。「Sambal Sotong(サンバル・ソトン)」との表記があったので、自家製のサンバルソース(唐辛子、エビのペースト、玉ねぎなどをすり潰したもの)で炒めているのでしょう。甘辛い味付けの中にピリッとした刺激があります。
看板料理「Curry Fish Head(カレーフィッシュヘッド)」。南インドのスパイス文化と中華の調理法が融合した、ペナンらしい「ニョニャ・スタイル」な味わい。大きな魚の頭を丸ごと煮込んだスープは、ココナッツミルクのコクがありつつも、タマリンドの強い酸味が効いているため、見た目以上に後味は爽やか。クミンやコリアンダーといったスパイスの香りに加え、たっぷりのミントが清涼感を添えています。一緒に煮込まれたオクラやトマトがスープを吸ってトロトロになり、魚のコラーゲンが溶け出したスープをゴハンにかけて食べると、止まらなくなる中毒性のある逸品です。
ゴハンと記しましたが実際には「咸魚炒飯(Salted Fish Fried Rice)」を注文。干した塩魚(ハムユイ)を細かく砕いて具材にした香ばしいチャーハンで、噛むたびに塩魚の強烈な塩気と独特の熟成された旨味が弾けます。鮭フレークを発酵させたような深みのある味わいと言えばわかりやすいでしょうか。とは言えスタッフからは「白ゴハンを頼んでないけど大丈夫か?」と心配されたので、カレーに炒飯を合わせて食べるのは変だったのかもしれません。
以上を2人でシェアし、軽く飲んでお会計は合計で190リンギット(約7,500円)。日本経済は終わったと言われて久しいですが、それでも日本で似たような料理を食べることを考えれば全くお値打ち。「Curry Fish Head(カレーフィッシュヘッド)」以外にも名物料理はたくさんあるようなので、次回は大勢でお邪魔したいと思います。

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