ウズベキスタンで「ドアを強く閉めるな!」と毎日怒られた話。

中央アジアの熱気を感じるべくウズベキスタンに滞在してきました。当初はヒヴァやブハラにも足を延ばす予定でしたが、イラン情勢の緊迫化に伴い旅程が流動的になり、ようやく日程を確定させた頃には、国内移動の要である鉄道(アフロシヨブ号など)はすでに予約で満席。やむなく空路を検討した結果、今回はタシケントとサマルカンドの2都市に絞った滞在となりました。


<タシケント>
ウズベキスタンに降り立った際の第一印象は「動線が悪い」でした。空港の時点で到着と出発の動線が入り混じっており混乱した印象です。これは空港に限った話ではなく、街中の道路やショッピングモールなども同様で、動線設計への意識が薄い国なのかもしれません。
海外ローミングにつき、楽天モバイルは対応していますがahamoは2026年時点で対象外です。また、現地の配車アプリ「Yandex Go」を利用するには現地の電話番号が必要なため、いずれにせよ個人旅行者は空港でSIMカードを調達する必要があります。

今回は2人分を購入し、バックアップとして異なるキャリアを選択しました。私は「UZTELECOM」、連れは「UCELL」を選びましたが、旅行を通じて後者は繋がりにくい場面が目立ちました。ただしネット上には「UZTELECOMはひどい」という声もあり、時期や場所によって差があるのかもしれません。ホテルのWi-Fiも快適とは言えなかったため、ウズベキスタンは全般的に通信環境に難ありと思って臨むのが良さそうです。

また、両替については、2017年の通貨自由化以降、銀行や空港のレートはほぼ統一されています。空港の税関を抜けたスロープの先にある両替ブースが空港内唯一の両替所となるため、ここで滞在分を済ませてしまうのが効率的です。
ウズベキスタンの配車アプリ「Yandex Go」および「My Taxi」は、他国のものと比べて難易度が高め。私はGOやDiDi、Uber、Lyftをはじめ、GrabやKakao Taxi、Stroll、Dart、Loca、inDriveなど各国の配車アプリを使いこなしていますが、それでも「Yandex Go」の初期登録にはかなり手間取りました。具体的な登録手順はネット上の情報に委ねますが、ある程度の苦労は覚悟しておいたほうが良いでしょう。
運転は全般的に荒く、旅行中は毎日1〜2件の交通事故を目撃しました。クラクションも頻繁に鳴らされており、普段は比較的穏やかな国民性なのにハンドルを握ると途端に気が短くなるようです。道路の動線も空港と同様に悪く、不必要なUターンが多い上に路面の状態も良くありません。また、後部座席でベルトを締める習慣はなく、座席の隙間に埋め込まれて使用不能な車がほとんどです。
そのため、Yandex Goで車種を選ぶ際は最上位グレードを選択するのがおすすめです。数百円の差額でシートベルトがきちんと機能する車が手配され、ドライバーの質も高く、場合によってはドアの開閉補助やミネラルウォーター・充電器の用意までしてくれます。安全面を考えると、日本人であれば迷わず高いグレードを選んで良いでしょう。

興味深いのはプレミアムドライバーの年齢層で、ベテラン優遇といった概念はなく、純粋に実力で評価されているようです。ただし最上位グレードを選べるのはタシケントに限った話で、サマルカンドなど地方都市ではシートベルトなしの車しか選択肢がないのが難点です。
街を走る車については、日本車は少なく、旧ソ連時代からの古い車が今も現役で走っています。シボレーが多いのはウズベキスタン国内にGM(ゼネラルモーターズ)との合弁工場(UzAuto Motors)があり、かつて高い関税で輸入車が制限されていた歴史の名残です。白い車が多いのは、夏の強烈な日差しによる温度上昇を避けるための生活の知恵でもあります。また、電気自動車も普及しており、BYDをよく見かけます。

ドライバーたちは皆、車をとても大切にしており、「ドアを強く閉めるな」と旅行中に何度言われたかわからないほどです。それでいて運転は荒く接触事故も珍しくないため、なかなか不思議な国民性だと感じました。

なお、赤信号で停車する際にハザードランプを点灯させる習慣があり、これは旧ソ連圏の国々で見られる「後続車への合図や感謝」を示す独特の交通マナーが、日本の渋滞時と似た文化として根付いているようです。
ということで、ウズベキスタンは全般的に難易度の高い旅行先です。ここまで読んで不安を感じた方は、添乗員付きのツアーを利用することをおすすめします。旅行中に見かけた個人旅行者はいずれも旅慣れた雰囲気で、思想強めクセ強めな方が多い印象でした。
街の様子に目を向けてみましょう。タシケントは東京と同様に夜が遅い街で、18時ごろではレストランはまだ空いており、19時を過ぎてようやく混み始める印象でした。コーラをよく飲む国民性のようで街中でよく目にします。また、浮浪者の姿はほとんど見かけませんでした。
加えて、メガネをかけている人が少ない印象を受けました。単純に視力が良いというよりも、近視の割合自体が低いことに加え、近視であってもメガネを着用しない方が多いからだそうです。東アジア出身者はメガネが当たり前の環境に慣れているだけに、そのギャップは新鮮に感じるかもしれません。
東アジア人が珍しいのか、無遠慮にじろじろ見られることが多く、英語に自信のあるウズベキスタン人には「どこの国から来た?日本人か?サムライか?」といった具合に声をかけられます。もちろん「サムライです」と答えておきました。
英語については、覚悟していた以上に通じません。英語らしき言葉を話しかけてくる方もいますが、実態は単語を並べているだけで意味の理解には至っておらず、こちらの言っていることも伝わっていません。それでいて相槌はしっかり打つので、通じたと思って話を進めると全く伝わっていない、というパターンに何度も陥りました。最終的にはボディランゲージと顔芸に徹した方が意思疎通がスムーズだと悟り、英語を使うのをやめました。
タシケントは首都だけあってパリッとしたビジネスマンが多く、いわゆる一般市民の方々も身なりが整っており、清潔感があります。東南アジアのような締まりのない雰囲気とは一線を画しますが、これは乾燥した気候によるところが大きい気がします。

その乾燥については、旅行者も相応の対策が必要です。リップクリームは必須で、肌の乾燥が気になる方はボディクリームなども持参すると良いでしょう。私は断然ワセリン派。余計な成分が入っていないため肌にダメージがない皮膚科医に勧められて以来、ずっと愛用しています。
トイレは基本的に有料で、テーマパークでさえ例外ではありません。潔く諦めて現金を用意しておきましょう。トイレの造りについては日本のように小便器が壁に並ぶスタイルは少なく、洋式便器の個室がメインの造りが多い印象でした。日本で「女性用トイレの個室を増やせ」と主張している方々がウズベキスタンに来たら、どういう感想を抱くのだろう。
総じて、タシケントは首都としての洗練度が高く、人々の振る舞いや街の雰囲気も水準が高い印象。首都という環境がそうさせるのか、ある種のグローバルスタンダードに近づくものなのかもしれません。ただ、空港の保安エリア内の売店でブランド品の偽物が堂々と販売されているのは、なかなかクールでした。


<サマルカンド>
冒頭に記した通り、ウズベキスタン国内の都市間は鉄道も運行していますが、今回は満席で利用できませんでした。なお、ネット上の情報によると公式アプリや公式ウェブサイトの信頼性が低く、決済ができない・チケットが正常に取れないといったトラブルも多いようです。アプリのレビュースコアの低さが、その実態を如実に物語っています。
タシケントからサマルカンドまでのフライト時間はわずか50分です。ウズベキスタン航空はいずれのアライアンスにも属していないのでプライオリティパスの使えるラウンジを探していたところ、そもそもラウンジという概念自体が存在しませんでした。もっと言うと、ラウンジどころかレストランもないため、早めに空港入りして時間を潰そうという考えは捨てておきましょう。
機内ではウズベキスタン人の飛行機慣れしていない様子が随所に見られました。日本人にとって飛行機は交通手段のひとつですが、ウズベキスタンでは「非日常のイベント」という位置づけのようで、初搭乗と思しき方も多い印象です。着陸の際に機内で拍手が沸き起こりますが、これはロシアや旧ソ連圏の一部で見られる、「無事に着陸したパイロットへの感謝」を示す伝統的な光景だそうです。
荷物については殆どの乗客が預け入れにしており、頭上の荷物入れはガラガラでした。日本のエアラインとは対照的です。ちなみにサマルカンドはナンの産地として有名で、「サマルカンドのナンが一番美味しい」というのが国民的な共通認識になっており、そのため復路のサマルカンド発タシケント行きのフライトでは、ナンを大量に買い込んで持ち込む乗客が目立ちました。伊丹-羽田間の551蓬莱のようなものなのかもしれません。
古都サマルカンドは、タシケントと比べて道路事情が悪く、Yandex Goでも高級車グレードは選択できないため、シートベルトなしの車しか選択肢がありません。ドライバー自身もシートベルトをしないケースが多く、事故の目撃頻度もタシケントと変わらず1日1回以上でした。
また、気温が30℃を超えているにもかかわらずエアコンをつけないドライバーが多く、車内はなかなかの暑さです。ドライバーの年齢層は20〜40代が中心で、高齢者ばかりの古都京都のタクシーとは対照的でした。渋滞時には窓越しに隣の車のドライバーと談笑し始める場面もあり、おおらかな土地柄を感じました。
ところで、これはサマルカンドに限った話ではありませんが、ネット環境が悪いためかスマホの画面に夢中になっている人が少ない印象でした。ゲームをしている人も一定数いましたが、スタンドアロンで遊べるものが中心なのかもしれません。なお、電話をしている人は多く見かけました。


<シャフリサーブス>
ティムール生誕の地はサマルカンドから車で2時間ほどかかるため、プライベートのドライバーとガイドを手配しました。観光地の情報は事前にガイドブックで予習済みだったため、せっかくの機会ということで道中はガイドへのインタビューに時間を費やしました。
ガイド自身はお酒を飲まないとのことでしたが、ウズベキスタン人で飲酒する人はかなり多いそうです。国民の約90%がムスリムながら宗教的な戒律はゆるやかで、飲酒に寛容な雰囲気があり、特にタシケントなどの都市部で顕著とのこと。イスラムの教えにソ連時代の世俗化やロシア文化が混ざり合った結果で、独立から30年以上経った今もこの「ゆるムスリム」スタイルが続いているようです。

「宗教の教えと実際の行動は必ずしも一致しない。教会に全く行かないクリスチャンも多いのと同じだろ?」というのはガイドの言葉で、なかなか含蓄がありました。
色恋事情についても聞いてみました。ウズベキスタンでは今もお見合い結婚が一般的ですが、完全な強制結婚ばかりではなく恋愛結婚も増えており、両方が混在している状況とのことです。特にタシケントなどの都市部では自分で出会って交際するケースが増えていますが、それでも親の関与は必須で、好きになった相手であっても親を通じて話を進めるのが一般的だそうです。
最後は4人で食事をし、チップ代わりにご馳走したのですが、思いのほかあっさりとした反応でした。「それが当たり前」という感覚なのか、単純に感謝の表現が控えめな文化なのかはわかりませんが、少し引っかかりを感じたのは正直なところです。私は狭量なのだ。


<ホテル>
ウズベキスタンは食事や交通費などの物価が日本人にとって非常に安く、通貨価値の面でも旅のしやすさが大きな魅力です。しかしホテルに関しては世界基準の価格設定であることを忘れてはいけません。
特にタシケントなどの都市部にある外資系グローバルチェーンは、設備やサービスが国際水準である一方、宿泊費も相応です。いずれも1泊2万円を超えてくるのが一般的で、現地の物価感覚からすると突出して高く感じられるでしょう。「物価が安いから豪華なホテルに格安で泊まれる」と期待しすぎると予算が狂うのでお気をつけて。


■ハイアット リージェンシー タシュケント(Hyatt Regency Tashkent)
2016年開業のウズベキスタン初のハイアット。客室数300室と少なめながら、広大でゴージャスな造り。スタッフの対応は柔軟で、チェックアウトを午後8時まで延長してもらえました。要人御用達の名門ホテルです。


■ハンプトン バイ ヒルトン タシケント(Hampton by Hilton Tashkent)
タシケント中心部、アミール・ティムール広場から徒歩5分ほどの好立地に構えるヒルトン系のホテル観光・ビジネス双方に便利な立地です。グローバルチェーンらしいサービスの安定感がありつつ、タシケントのホテルの中ではリーズナブルな選択肢でしょう。


■ヒルトン ガーデン イン サマルカンド(Hilton Garden Inn Samarkand)
サマルカンド国際空港から車で約10〜15分、鉄道駅へも約10分と交通の便が良い立地。歴史地区のレギスタン広場へも車で10分圏内と、ビジネスだけでなく観光の拠点としてもバランスの取れたホテルです。2022年に開業した新しいホテルで、モダンで機能的な客室が特長。インドアプールやフィットネスセンター、スパ、サウナ、ハマム、ジャグジーなどウェルネス施設も充実。実用性を重視したい旅行者に向いたホテルです。


<飲食店>
ウズベキスタンはクレジットカードが使えない店が多いため、現金を多めに用意してお出かけする必要があります。また、英語はほとんど通じません。英語らしきことを話せるスタッフがいることもありますが、実際にはなかなか意思疎通が難しいため、最初から身振り手振りで会話した方が確実です。
ウズベキスタンの予約困難店を訪れた際、「予約時間より前に席を空ける」と交渉したところ、2回転という概念自体が理解してもらえませんでした。東京の2〜3回転制は、やはり世界的に見て特異なのかもしれません。他方、ウズベキスタンは定休日がない店が殆どなのは旅行者にとってありがたい。
ところで、男性たちの間では握手が盛んな習慣があり、その手で食べ物を掴んで取り分けたり、パンをちぎったりする場面が多く見られます。悪意は全くなく、単に衛生観念の違いによるものですが、コロナ禍を経た身としては、精神的にやや辛い瞬間もありました。市場では気前よく試食を素手で勧めてくれるおじさんも多く、断るたびに申し訳ない気持ちになりました。


■Besh Qozon(ベシュ カザン)/タシケント
プロフ(ウズベキスタン国民食)の聖地であり、年間400万人以上が訪れる巨大チェーンです。直径2メートル超の鋳鉄製鍋で一度に数千人分を炊き上げる豪快な光景が圧巻。売り切れ回避のため、午前11時半〜12時頃の来店がおすすめ。プロフは700〜800円とリーズナブル。


■Xadra milliy taomlar (ハドラ ミッリィ タオムラル、Хадра миллий таомлар)/タシケント
https://www.takemachelin.com/2026/05/xadra.html
ハドラ地区にある地元客に愛される伝統料理店。スタッフの数が少なく注文には根気が必要ですが、笑顔で接すると丁寧に対応してもらえます。看板メニューの壺スープ「クザ・ショルヴァ」や焼きうどん「ラグモン」が絶品で、総額2千円強と費用対効果も抜群。


■Sim Sim(シム シム、Сим Сим)/タシケント
タシケントの富裕層に人気の、ウズベク風宮殿の豪華な内装が圧巻のレストラン。ビーツサラダやナス料理、「飲むプロフ」と称されるマスタヴァ、臭みのないシャシリクなど料理の質も高く、ひとりあたり3〜4千円とリーズナブル。ウズベキスタンの食文化を快適に体験できる基準点といえる1軒です。


■Afsona Shevchenko(アフソナ シェフチェンコ)/タシケント
伝統的なウズベク料理を現代的でヘルシーにアレンジした洗練されたレストランです。スタッフは英語が堪能で、内装もスタイリッシュ。揚げナスや盛り合わせ前菜、各種肉のシャシリクなど料理の質が高く、ひとりあたり4〜5千円。油っこい食事に疲れた旅行者にとって、まさにオアシスといえる1軒です。


■Khiva Restaurant(ヒヴァ レストラン)/タシケント
ハイアット リージェンシー タシュケントの朝食会場。伝統的な装飾とオープンキッチンが醸し出す本場感が魅力的。新鮮な野菜や果物に加え、タンドール焼きのナン、マンティ、サムサ、プロフなどウズベキスタンの郷土料理も充実。ゲストの多くはビジネスパーソンで、スマートな服装での来場がおすすめ。


■Anjir Business Lounge(アンジル ビジネスラウンジ)/タシケント
タシケント空港国際線のエアサイドにある、アシアナ航空利用者などが使えるラウンジ。ビュッフェ形式の食事はプロフや軽食程度で、ドリンク類も一般的な品揃え。シャワールームは混雑かつ使い勝手が悪いため、ホテルで済ませてくるのが賢明です。可もなく不可もなく、期待値を上げすぎないことが肝腎です。


■Emirhan Restaurant(エミールハン・レストラン)/サマルカンド
レギスタン広場すぐ近くで、3階屋上テラスからティラカリ・マドラサのドームを間近に望む絶景が最大の魅力。夕暮れからライトアップにかけての眺めは圧巻で、サマルカンド滞在中に必ず訪れたい1軒。料理はサムサ、シュルパ、フライドラグモンなどウズベク料理が揃い、質も高水準。英語が通じる安心感もあり旅行者に最適。屋上テラスは競争率が高いため、事前予約がオススメ。


■Old City Restaurant(オールド シティ レストラン)/サマルカンド
サマルカンドの新市街に位置する、19世紀の帝政ロシア時代の邸宅を改装したユネスコ文化遺産保護下のレストランです。クラシカルな内装と落ち着いた個室感が旅行者に最適。アルコールも充実しており、ラグマンやマンティ、ラム肉の包み焼きなど郷土料理の質も高水準。英語メニューとスタッフ対応も安心。初めてのサマルカンド旅行で必訪の1軒です。


■SAMARQAND OSH MARKAZI N1(Центр Плова N1、サマルカンド オッシュ マルカジ)/サマルカンド
https://www.takemachelin.com/2026/05/markazi.html
サマルカンド最大のプロフ専門店。開店直後に満席、14時過ぎには売り切れるほどの人気店。サマルカンド流プロフは米と具材を別々に調理して重ねるスタイルが特徴で、羊の出汁を吸ったパラリとしたご飯にクミンの香りが食欲を刺激します。サマルカンド名物のタンドール焼きナンも絶品。プロフと小皿料理をお腹いっぱい食べてひとり千円ほど。開店直後の訪問がおすすめです。


■Platan(プラタン / Платан)/サマルカンド
サマルカンドの欧州風エリアにある老舗。自社農場産の新鮮な鶏肉が看板の大型レストランです。牛の胃を煮込んだ滋養強壮スープ「ハシュ」やブドウの葉包み「ドルマ」など郷土料理も充実しており、自社農場直送の若鶏は味付け不要なほど旨味が濃厚。アルコールも豊富でクレジットカード払いも可能。伝統と快適さを兼ね備えたサマルカンドで重宝するレストランです。


■GELION Somsa shashlik(ゲリオン ソムサ シャシリク)/サマルカンド
https://www.takemachelin.com/2026/04/gelion.html
1991年創業のサマルカンドの老舗食堂。地元民で賑わう大衆的な名店です。タンドール窯で焼き上げるソムサ、肉汁溢れるマンティ、炭火のシャシリク、サマルカンド風プロフと、伝統料理が一通り揃います。ピークタイムは混雑するため、12〜13時を外して訪れるのが賢明。観光客向けに気取ることなく、地元の人々の日常食として伝統の味を提供し続ける、サマルカンドの食文化を体感できる貴重な食堂です。


■Giotto Ristorante(ジョット リストランテ)/サマルカンド
https://www.takemachelin.com/2026/05/giotto.html
雨天で外出を断念し、滞在先のヒルトン ガーデン イン サマルカンドのダイニング「ジョット リストランテ」で夕食を済ませました。完全ドライホテルのため飲み物の選択肢は限られ、クリスピーナスサラダやボルシチは及第点でしたが、看板のピッツァは具材を置いただけのような仕上がりで期待外れ。不味くはないが美味しくもない、世界中で均一なクオリティを提供するチェーンホテルらしい無難な夕食でした。


■Sam Craft(サム クラフト)/サマルカンド
レギスタン広場から徒歩数分の非常に便利な場所に位置し、サマルカンドやタシュケントの小規模醸造所で作られた新鮮なクラフトビールを、店内外の座席で角打ち的にサクッと飲むことができます。レギスタン広場の観光前後の水分補給に是非どうぞ。


■Bochka(ボチカ)/サマルカンド
サマルカンドのオゾド・シャルク通りは、ビール販売店や飲食店が集まっているエリアとして知られています。その一角にある「Bochka(ボチカ)」は、大きな樽型の入り口が特徴のビアバー。すぐ近くに工場がある「Pulsar」のビールが提供されており、1杯500ミリリットルで200円程度と爆安。店内喫煙可で「漢の酒場」感が強めなのも楽しい。


■Kish-mish oilaviy restoran(キシュミシュ ファミリーレストラン)/シェフリサーブス
ウズベキスタン経済省とUNDPの共同支援を受けた地元民向けの家族レストランです。店内は三世代の大家族が高床式の座席を囲む賑やかな雰囲気。肉と野菜をたっぷり使ったキシュミシュサラダ、壺で煮込む伝統料理クザチャ、炭火串焼きのキイマなど郷土料理の質が高く、タンドール焼きのナンも素朴で旨い。中途半端な観光客向けよりも、こうした地元密着の店に足を運んだほうが、旅がより豊かになります。


食べログ グルメブログランキング
人気の記事
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。