2025年11月にオープンした「韓国ビストロ けなりぃ 恵比寿店 (KOREAN BISTRO KENARY)」。韓国料理をタパスで出すビストロという触れ込みで、何が何だかよくわからない業態ですが、恵比寿駅東口から歩いて4-5分と立地は便利です。
カフェのような雰囲気の店内。従来の韓国料理店にありがちな、排煙ダクトが主張する無骨な内装からは一線を画し、ポップでスタイリッシュなデザインです。総席数は40ほどでしょうか、半分近くをカウンター席が占めているのが印象的。
私は「お得なランチ定食」の「ベジびびんククス」を注文。麺にスープのキンパ、お漬物が付いて1,280円です。主題の「ベジびびんククス」。韓国語で「混ぜ麺」を意味する甘辛い冷麺です。「ベジ」の名が示す通り野菜がたっぷりトッピングされており、健康的で彩り豊かな仕上がり。「韓国の超人気店から盗んできました」というお茶目な解説文も笑えます。
とにかく麺が美味しいですねえ。一般的には、日本のそうめんに似た細い小麦麺に絡めて食べる料理だと理解していたのですが、当店は讃岐うどんのように迫力のある麺を起用しており、シコシコとした強いコシがあり喉越しも抜群。コチュジャンをベースにしたタレからは辛さの中にもフルーティーな甘みと酸味が感じられ、もう一杯おかわりしたくなるほど中毒性のある味覚です。
キンパも付きます。いわゆる韓国料理のゴマ油香るスタイルとは異なり、控えめな味わい。先の麺が食感も調味も迫力満点だったので、やや物足りなく感じました。
スープは何のお出汁だろう。旨味たっぷりのボディを感じることができ、こちらを土台とするのであれば汁物の料理も注文してみたくなります。ちなみに韓国では器を持って食べるのはマナー違反とされていますが、そもそも食器が真鍮やステンレスなどの金属製が主流であり素手では熱くて持てません。
Kポ風のカフェめし屋ができたなあ、と、あまり期待せずにお邪魔しましたが(失礼)、思いのほか美味しかったです。とりわけあの麺はポジショニングが独特で中毒性がある。他のランチメニューも気になりますが、次回は夜に飲みにも来たい。
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- ガストロノミー ジョエル ロブション ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい。
- Saucer(ソーセ) ←コッテリしたソースを全面に押し出すスタイル。
- mori(モリ) ←ワンオペの凄腕。
- アーティショー(Artichaut) ←本物のフランス料理。
- ラ メゾン フィニステール(La maison finistere) ←最近のチャラチャラした自称フランス料理とは一線を画す硬派な味わい。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト) ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- 日本料理 四四A2(よしあつ) ←ギャルのLINEみたいな店名だが良き。
- 鳥焼き 小花(とりやき おはな) ←焼鳥屋の範疇を超えた世界での出来事。
- 恵比寿ニューれば屋 ←日本酒を浴びるほど。
- 恵比寿焼肉 ホルモン富士 ←安かろう良かろうという奇跡のお店。
- クンビラ(KHUMBILA) ←スパイスのオーケストラともいうべき複雑な味わいが五感に押し寄せる。







