アトレ恵比寿6階レストラン街にある「こめらく 日本のお出汁とお茶漬けと。」。株式会社ティー・ユー・ビー アソシエイツ(T.U.B Associates)が展開する飲食ブランド「こめらく」のうちのひとつであり、特にお出汁と定食スタイルに力を入れているブランドです。
店内は明るい木目を基調としたナチュラルな空間で、温かみのあるアースカラーで統一されています(写真は公式ウェブサイトより)。天井には和紙や折り紙を模した照明が吊るされ、壁面には伝統文様をポップにアレンジしたカラフルなアートパネルが飾られており、女性お一人様でも入りやすい、清潔感あふれる和モダンなカフェスタイルと言えるでしょう。実際わたしがお邪魔した際も女子おひとりさまが殆どでした。
食事は〆に出汁茶漬けとするひつまぶしスタイル「おひつごはん」や「お茶漬けご膳」が主力のようですが、私は「郷土膳セット」の「瀬戸内膳」を注文。1,606円です。
鯛のあら汁。鯛の頭や骨からじっくりと時間をかけて抽出された出汁は、魚介由来のコラーゲンや脂が溶け込んでおり、非常に野趣あふれる旨味を持っています。磯の香りと鯛の凝縮された甘みが口いっぱいに広がり、身体の芯から温まるような感覚。骨の周りについた身をせせって食べる楽しみもあります。
鯛のごまだれ和え丼。ゴマダレの濃厚で香ばしい風味が特長的で、新鮮でプリプリとした食感の鯛に良く絡み、白米との相性が抜群。ゴハンはたっぷりで、黄身を崩したり、卓上の刻み海苔やカツオ節などを加えたりして味変も楽しむことができます。
小鉢も付きます。ゴボウにお漬物、豆腐。いずれも味は悪くないのですが、恐らくは作り置きでキンキンのキンに冷えているのが残念。甘味も不味くはないのですが、スーパーのパン売り場で雑に売られているお団子のようで、無くても良い気がしました。
とは言え、駅直結の一等地でこれだけキチっとした食事を摂って1,600円というのは悪くないディールです。牛丼チェーンやラーメン店が持つ「男性中心」「早食い」といったイメージに対し、女性の「おひとりさま」需要を的確に捉えた業態であり、身体に優しい和食で一息つきたい時の選択肢として今後も重宝しそうです。
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- ガストロノミー ジョエル ロブション ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい。
- Saucer(ソーセ) ←コッテリしたソースを全面に押し出すスタイル。
- mori(モリ) ←ワンオペの凄腕。
- アーティショー(Artichaut) ←本物のフランス料理。
- ラ メゾン フィニステール(La maison finistere) ←最近のチャラチャラした自称フランス料理とは一線を画す硬派な味わい。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト) ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- 日本料理 四四A2(よしあつ) ←ギャルのLINEみたいな店名だが良き。
- 鳥焼き 小花(とりやき おはな) ←焼鳥屋の範疇を超えた世界での出来事。
- 恵比寿ニューれば屋 ←日本酒を浴びるほど。
- 恵比寿焼肉 ホルモン富士 ←安かろう良かろうという奇跡のお店。
- クンビラ(KHUMBILA) ←スパイスのオーケストラともいうべき複雑な味わいが五感に押し寄せる。






