Lai Foong Lala Noodles(麗豊啦啦米粉、ライ フォン ララ ヌードルズ)/チャイナタウン(クアラルンプール)

小さな屋台からスタートし、ミシュランガイドのビブグルマンに選ばれてからはチャイナタウンを代表する人気店へと上り詰めた「Lai Foong Lala Noodles(麗豊啦啦米粉、ライ フォン ララ ヌードルズ)」。観光客だけでなく、今でも地元民の日常のローカルフードとして愛されているのがいいですね。ちなみに店名の「Lala(ララ)」はマレー語で「アサリ(二枚貝)」を意味します。
屋台からスタートしましたが、現在は2階建ての独立した店舗を構えています。かなりの席数を誇るのですが、それでもランチタイムは行列が絶えません。通しで営業しているので、ピークを外した時間帯に訪れると良いでしょう。
飲み物につき、お茶や水、ジュース類は数百円で楽しめるのですが、ビールだけは何故か千円超という常軌を逸した価格設定。足元を見やがってこんちくしょう。ちなみに注文はQRコードを使ってスマートフォンで注文する形式が導入されており、中国語ができなくてもスムーズにオーダーできます。
まずは点心を楽しみましょう。こちらは定番の焼売で、は、黄色い薄皮の中に粗挽きの豚肉とエビのすり身がぎっしりと詰まっています。肉の食感をしっかり残すためにあえて粗く叩いた肉を用いており、弾力のあるプリプリとした歯ごたえが楽しめます。焼売というよりも肉団子やハンバーグに近い印象を受けました。
こちらは「蒸排骨(Steam Spareribs)」。広東式飲茶の定番メニューである豚スペアリブの蒸し物です。小さくカットされた骨付きの豚肉を様々な調味料やスパイスと共に一気に蒸し上げます。骨の周りから溢れ出す濃厚な旨味が堪らない。
看板メニューはアサリ(Lala)のヌードルなのですが、せっかくなので大きなが大胆にトッピングされた「生蝦啦啦米(Shang Har Lala Noodles)」を注文してみました。食べ進めていくにつれてエビの頭から溶け出した濃厚なミソがアサリのお出汁に馴染んでいき、複層的な味覚へと進化しています。序盤は尖った唐辛子の辛味が感じられますが、徐々にカドが取れて円みのある味わいに。
こちらは「啦啦炒米粉(Lala Fried Mihun)」。先の麺は殻付きのアサリが大量に用いられていましたが、こちらの焼きビーフンにはアサリの剥き身がこれでもかというほどぶちこまれています。強火で一気に炒めることで生まれる程よい焦がし香が心地よく、ビーフンが魚介のエキスをしっかりと吸い込んでいます。
野菜も食べようと、ベジタリアンメニューから「羅漢斎(Buddha’s delight)」も注文。何やら仰々しいネーミングですが、仏教の僧侶が好んで食べたことに由来する伝統的な精進料理とのこと。野菜やキノコ、豆製品を煮込んで作られており、肉を使わずともこんなにガッツリとした風味を作り込めるのかと感心しました。台北の「CHAO 炒炒新亞洲蔬食(CHAO stir fry)」における激しいヴィーガン料理を想起させます。
以上の料理を2人でシェアし、総支払金額は4千円程度。料理の質および量を考えれば見事な費用対効果であり、ビブグルマンの常連となるのも納得です。炒飯などのゴハンものや、土鍋で煮込んだ麺料理なども用意されているので、大勢で訪れ片っ端から注文してワイワイ楽しむのが良いでしょう。

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