新しくなった琉球銀行本店の裏手にある「久茂地そば KANEHACHI (カネハチ)」。ゆいレールの県庁前駅から歩いてすぐであり、国道58号からも近く、目立たないながら何かと便利な立地です。
これは鮨屋か何かの居抜きでしょうか、カウンターにあるネタケースが目を惹く内装です。まさに飲み屋といった誂えなので、カウンター席のほかお座敷などもありました。私は最強メニューの「爆のせ」を注文。その名の通りトッピングを贅沢に盛り付けた、店内で最もインパクトのある一杯です。1,600円と沖縄そば屋としては高価格帯ではありますが、肉のトッピング量に加え、じゅーしいまで付いてこの支払金額なので実にお値打ち。店内の男子の殆どはコチラを注文していました。
ビジュに反してスープは透き通るように澄んでおり、鰹節の豊かな香りが立ち上る上品な仕上がりです。とは言え動物性の厚みとコクも感じられ、見た目からは想像できないほどの説得力もあります。山ほどのトッピングから肉の旨味が徐々に上品な鰹出汁に溶け出し、食べ進めるごとにスープに深みとコクが増していくグラデーションも心地よい。
麺は沖縄そばらしい、わずかに縮れのある平打ち気味の中細麺を使用しています。噛んだ瞬間に感じる心地よい弾力と、プツンと切れる歯切れの良さが特長的。表面は滑らかで、啜るたびに澄んだスープを適度に乗せて口の中まで運んでくれます。小麦の香りが主張しすぎないため、自慢の繊細なお出汁の風味を損なうことなく互いを引き立て合う関係性が心地よい。
てびちは別皿でやってきます。こちらも上品なスープの味覚を引き継いでおり、甘辛すぎず素材の風味を活かした仕上がり。時間をかけて丁寧に下処理と煮込みが行われているようで、箸でスッと切れるほど柔らかく、口に運べばプルプルのコラーゲン質が舌の上でとろけます。
じゅーしい。ひと粒ひと粒がお米の輪郭を保ったパラッとした炊き上がりが印象的で、口に含むとまずは優しいお出汁の香りが鼻を抜け、噛み締めるほどに具材の旨味がじんわりと広がります。お肉たっぷりの「爆のせ」の最高の相棒だ。
くどいようですが、1,600円と沖縄そば屋としては高価格帯ではありますが、肉のトッピング量に加え、じゅーしいまで付いて1,600円とは実にお値打ち。ランチのみ営業・売り切れ仕舞いの人気店なので、早い時間に訪れましょう。オススメです。
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