我部祖河食堂 前島58号店(がぶそかしょくどう)/前島(那覇市)

創業1966年の名護市本店が「ソーキそばの発祥の店」と知られている「我部祖河食堂(がぶそかしょくどう)」。先日はランチに国際通り近くの「げんじや~店」にお邪魔しましたが、この日は飲みの〆に 前島58号店へお邪魔しました。

ゆいレール美栄橋駅から徒歩約10分、泊港(とまりん)近くの国道58号線から少し入った場所に位置しています。
外観は創業地である名護市の本店の雰囲気を意図的に継承したデザインとなっていますが、店内は広々としており、天井の高さや通路の幅にゆとりを感じさせます。ゆとり店舗です。カウンター数席にテーブル席がたっぷりあり、一人でも家族連れでも入りやすい、庶民的でアットホームな雰囲気です。
そばはいずれのメニューも小で千円弱と、周辺相場よりやや高め。また、この日は遅い時間にお邪魔したため、定食や「野菜そば」などフライパンで炒めたりするようなややこしい料理は全て注文不可となっていました。色々と試したい方は早い時間にお邪魔しましょう。
 看板メニューの「ソーキそば」。ソーキとは豚の骨付きあばら肉(スペアリブ)を指し、醤油、黒糖、泡盛などで長時間煮込まれ、軟骨までトロトロな柔らかさに仕上がっています。この濃厚で甘辛い煮汁が豚骨ベースのスープに徐々に溶け出しパンチのあるコクが加わっていきます。

麺は一般的な平打ち麺ではなく、断面のしっかりした中太麺。ツルツルとした喉越しの良さとパツパツとした歯切れの良さを兼ね備えています。スープの強さに負けない存在感を主張するために計算されたバランスと言えるでしょう。
こちらは「三枚肉そば」。三枚肉とは皮付きの豚バラ肉の角煮のことであり、じっくり煮込まれることで余分な脂が抜け、口の中でとろけるような脂の甘みと程よい弾力を残した赤身の旨味が調和します。ソーキに比べてスープの風味を感じやすく、あれ、こんなに豚骨風味が強いスープだったっけ、と、豚骨ラーメンのようなコッテリとした味覚を再認識させられました。
これだけ豚骨のパンチが効いたスープとなると、やはり欲しくなるのがゴハンもの。この濃厚なスープと、沖縄の炊き込みご飯「ジューシー」や、おかずたっぷりの定食が合わないはずがありません。次回は万全を期して早い時間にお邪魔したいと思います。

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