牧志のせんべろタウンど真ん中にある「肉バル 透(にくバル とおる)」。老舗精肉店「丸高ミート」の直営であり、牧志公設市場の裏手という飲みベ全開の立地です。とは言え単に安価なアルコールを求める客層に対して「せんべろ」メニューを提供しているわけではなく、質の高い肉料理を求めて目的買いする客層を明確にターゲティングしています。
店内はカウンター席とテーブル席に加え、通路にせり出したテラス席(?)の用意もあります。全席喫煙可というポリシーには眉を顰めますが、席間にはゆとりがあり、窓も戸も全開な店なので、嫌煙家である私であってもそれほど気になりませんでした。
酒は安くオリオンドラフト生は500円、グラスワインは600円。と言ってもワインは一般的な店の2-3倍の注ぎっぷりであり、2-3杯も飲めばすっかり酔っぱらえます。ボトルだとカヴァが3,500円と、これまた良心的な価格設定です。
酢もつ。丁寧に下処理されたモツが主役であり、臭みは一切感じられず、クリアな旨味とシコシコとした小気味よい歯ごたえが楽しめます。味付けは、酸味の効いたポン酢がベース。ネギを中心とした薬味がモツの淡白な味わいを引き立て、さっぱりとした後味をもたらします。
タコス春巻き。タコスを春巻きでアレンジした創作料理であり、揚げたての春巻きの皮はパリパリと香ばしく、中にはスパイシーに味付けされたタコミートがたっぷりと詰まっています。肉の量がとにかく多く、タコスというよりもタコス風に味付けられた肉春巻として受け止めましょう。
あぐージャンボ焼売。その名の通り大ぶりな焼売は肉汁があふれ出すジューシーさが最大の魅力。肉のしっかりとした濃厚な旨味が口いっぱいに広がり食べ応え抜群。コチラは焼売というよりも、豚肉ハンバーグとして捉えたほうが良いかもしれません。
箸休めに青菜炒め。、強火で一気に炒めているのか、野菜の鮮やかな緑色とシャキシャキとした食感が心地よい。塩主体のシンプルな味付けで、濃厚な肉料理の合間のリフレッシュにぴったりです。
〆にテビチ。長時間じっくりと煮込まれており、骨からほろりと簡単に外れるほど柔らかく仕上げられています。皮やスジの部分は箸で持つのが難しいほどちゅるちゅるきゅるきゅるぷーるぷるで、まさにCute for life。黒糖や泡盛、醤油を使った甘辛いタレが中までしっかりと染み込んでおり、コラーゲン由来の濃厚な旨味とコクが口に広がります。
以上を食べ、軽く飲んでお会計は4千円強。これだけ上質な肉料理をたっぷり食べてこの支払金額は大変お値打ち。飲食業における典型的な垂直統合の成功例であり、母体である精肉店が持つ素材をダイレクトに消費者に提供する戦略的な出口として機能しています。ステーキやハンバーグ、ピザなどのシェア前提の料理も多いので、よく飲みよく食べる仲間と共にどうぞ。
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