都内のピッツェリアでは屈指の名店と評される「ベントエマーレ (Pizzeria Vento e Mare)」。ミシュランではビブグルマンを取り続け、食べログでは百名店に選出されています。住所は西五反田ですが最寄り駅は不動前駅で、武蔵小山駅からも徒歩圏内です。
店内は20席程度であり、イタリアの大衆食堂のような気取らない温かい雰囲気です。厨房ど真ん中に鎮座するピザ窯が象徴的。奥には半個室もあるようで、グループでの利用であれば予約時に指定すると良いでしょう。
酒は安く、ビールは700円にグラスワインも似たような価格帯。ボトルワインも4千円前後であり、気持ちよく酔っぱらうことができます。前菜盛り合わせが凄まじいボリューム。中でもパテがお気に入りで、肉の旨味が凝縮されており、噛むほどに濃厚なコクが広がりワインが進む力強い味わいです。ゴロっとした長芋のフリットも面白く、薄衣のサクッとした軽快な歯ざわりの後に、長芋特有のホクホク感と瑞々しさが訪れます。このひと皿でワインが1本空いてしまいました。他の前菜の注文は控えてピッツァタイムに突入です。
マルゲリータ ブッファラ。水牛のモッツァレラチーズを使用した当店の真骨頂とも言える一枚。チーズが実に濃厚で、溢れ出すジューシーなミルクの旨味が口いっぱいに広がります。生地はモチモチとした弾力と程よい塩気が心地よく縁までふっくらと気泡を含んでおり、程よい焦げが食欲を刺激します。
ビスマルク。ナイフを入れるととろりと溢れ出す卵黄を熱々のチーズやトマトソースに絡めて食べる瞬間は至福そのもの。卵のまろやかさが全体を優しく包み込み、まるでソースの一部となってクリーミーでリッチな味わいを生み出します。ハムのしっかりとした塩気と肉の旨味も堪らなく、胡椒のピリッとした刺激が味を引き締め最後まで食べ飽きることがありません。
以上を2人でシェアし、ひとり1本ペースで飲んでお会計は8千円ほど。飲み物を1-2杯に留めれば5千円程度で楽しむことができ、見事な費用対効果です。ランチタイムはピッツァにサラダやドリンクが付いたセットがあり更にお値打ち。近所にあれば毎週でも通いたい魅力的なお店です。
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東京はピッツァのレベルが恐ろしく高い都市です。世界的に見てもナポリの次の世界2位ではないでしょうか。百花繚乱の東京ピッツァ市場をまとめました。
- タランテッラ ダ ルイジ/白金高輪 ←前菜含めた総合力という意味では一番好き。
- ナポリスタカ/神谷町 ←東京タワー真下という立地に星型のピッツアというオリジナリティ。
- ナポリスタカ/駒沢大学 ←ランチも抜群。1枚でボリューム満点。
- ラッテリア ベベ カマクラ/鎌倉 ←「好きなピッツェリアはどこですか?」と問われると、いの一番に挙げたいお店
- エンボカ/軽井沢 ←美味しい車輪の再発明
- エンボカ/代々木上原 ←ヨーロッパを頻繁に出張する方も唸る丁寧な作りこみ。
- ジャンカルロ トウキョウ/麻布十番 ←大き目のサラダに抜群に旨いピッツァ、食後のお茶がついて1,000円ポッキリ
- サヴォイ/麻布十番 ←まるで蕎麦屋。2種のみのピッツァを15分で掻き込んで駆け抜ける爽快感。






