ヴィエンチャンの地元住民および外国人旅行者から絶大な支持を得ている麺料理店「Khao Piak Sep(カオピアック セープ)」。カオピアックはラオスのうどん(米麺)、セープはラオス語で「美味しい」を意味し、直訳すると「美味しいカオピアック屋さん」という、自信満々の名前のお店です。ちなみに英語名は「Delicious Noodles(デリシャス ヌードル)」です。
店内(?)は典型的な東南アジアのオープンエアスタイル。壁面は開放されており、通りからの風と厨房からの熱気が交錯します。プラスチック製の簡易テーブルと椅子が並べられ混雑時は相席が基本。ハエがブンブン飛んでいるので、潔癖症の方にはちょっとアレかもしれません。
こちらは「Rice Noodles Soup with Crispy Pork」。ラオスの代表的な麺料理「カオピアック・セン」に、カリカリの揚げ豚(ムー・コープ)をトッピングしたものです。スープは豚骨ベースでしょうか、 少しとろみのあり、フライドオニオンと刻みネギ、パクチーが良いアクセントになっています。そこに香ばしく揚げられた豚バラ肉の旨味が溶け出し、発泡してカリカリになった皮が香ばしい。
最大の特長は麺の食感でしょう。米粉とタピオカ粉を混ぜて作られるため、日本のうどんのような見た目ながら、驚くほど強いコシとモチモチ感があります。外観は少し透き通っており、うどんとタピオカの中間のような存在です。
続いて「Rice Soup with Chicken」。こちらは「カオ・ピヤック・カオ」と呼ばれる、ラオス風の鶏肉入り雑炊です。 中華圏のお粥のように米が崩れるまで煮込んだものではなく、米の粒感がしっかり残ったお茶漬けに近い形。あっさりとしつつもコクのある鶏出汁のスープに、柔らかく茹でた鶏肉の細切りがたっぷりと入っています。もちろん美味しいのですが、自分でも作れそうな味であり、そういう意味で「カオピアック・セン」のモチモチ麺のほうが旅行者としての価値は高いでしょう。
なお、卓上の調味料や野菜、ライムでカスタマイズ可能なのですが、さっきからハエが止まりまくっているため、流石に遠慮しました。もちろんそのまま食べて充分に美味しいことも大きい。
以上の料理がそれぞれ300円程度であり、信じがたい費用対効果の高さです。なお、営業時間は公式には19時までとされていますが実際にはスープがなくなり次第終了であり、昼過ぎには売り切れるおそれもあるそう。ローカルな環境であることを理解し、過度な清潔さを求めずに、早起きして訪れましょう。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。






