沖縄そば ひので/壺川(那覇)

ゆいレール壺川駅から徒歩数分の場所にある「沖縄そば ひので」。もともとは「ちゃがま家」という居酒屋でしたが、2023年に沖縄そば専門店としてリニューアル(居抜きでチェンジ?)したようです。国道330号沿いに位置し、名門「ハーバービューホテル」からも近い。 
店内は居酒屋時代の雰囲気を残しつつ、清潔で広々とした空間。カウンター席がいくつかとテーブル席が用意されており、感じのよいオバチャンが接客してくれます。
私は870円の「肉野菜そば」に「そばセット」として「ぶためし」を250円の追加料金でお願いしました。その他のセットにはじゅーしーやカレー、ネギトロなどバラエティ豊かです。
「肉野菜そば」はトッピングが豪華で、野菜でなくお肉もたっぷり。三枚肉は沖縄そばの最も伝統的な具材のひとつであり、店の基本に忠実な姿勢を物語ります。また、チャーシューが組み込まれているのは沖縄そば店としては珍しいように感じました。
スープは豚骨と鰹節をベースにしているのでしょうか、あっさりとしていながらもコク深い味覚です。野菜の甘味や豚肉の脂がスープに溶け込むことで、さらに深みとまろやかさが加わります。麺は平打ちのストレートで、それほどコシは強くなく優しい口当たり。
「ぶためし」は肉の端材(?)が甘辛く煮込まれており、柔らかな肉の旨味と脂の甘みがふっくらとした白米に良く合う。そばのスープとの相性も抜群で、箸休めにも、〆の一品としても満足感を得られます。
美味しかった。メニューを見るとツマミや酒類の用意もあり、なるほど居酒屋としてのDNAを引き継いでいるようです。そばのスープは無料でにんにくスープに変更できるようで、次回はそちらを試してみたいと試してみたいと思います。

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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。