那覇市牧志にあるスパイスカレー専門店「Spice Studio るゥ~」。国際通りの裏路地、かつての「のれん街」があったビルの裏手にあります。以前は所謂バーだったようですが、リブランドを経てランチタイムはカレー中心の軽食、夜は「おつまみ付きカレー」でお酒を楽しめる「スパイス酒場」として営業しています。
店内はテーブル席を中心にカウンター席が少々。トータルでは15席ぐらいでしょうか。スタッフは刺青バリバリ、壁面に酒瓶がズラリと並んでおり、一般的なカレー屋とは一線を画す雰囲気です。初めてお邪魔したので、メニュー表のトップレフトにあたり、沖縄への頌歌たる「おきなわカレー(ラフテーカレー)」を注文。1,250円のところ、プラス100円でルーを大盛にしてもらいました。
カレーはシャバシャバを通り越してスープ状であり、その割に辛味は全く無いという不思議な味覚です。大ぶりな塊で海苔がトッピングされているのも斬新。沖縄の伝統的な豚の角煮であるラフテーが3切れ並んでいますが、特に美味しくはありません。
ライスはターメリックライスでしょうか、スパイスカレー屋さんでの定番の色合いです。プラス100円でルーを大盛にしてもらってもゴハンが余っちゃう程のバランス感覚なので、ルーを大盛にしなかったら殆ど大惨事かもしれません。そこそこ美味しいですが値付けが高く、ルーが少ないカレー屋さんでした。これで1,350円は高いなあ。似たような金額を支払うのであれば「大道CurryChan(だいどう カリーチャン)」や「ゴカルナ(Gokarna)」のほうが私はすち。ちなみに夜間であればカレーとツマミと2時間飲み放題が付いて税込3千円。昼よりも夜のほうがお値打ちという稀有な存在です。
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カレーって美味しいですよね。インドカレーも日本カレーも大好き。ただしそれほど詳しいジャンルではなく、スパイスマニアには逆立ちしても勝てないので、意外性のあるオススメカレーをご紹介。
- ラ・ファソン古賀/代々木上原 ←予約必須。欧風カレーの最高峰。
- BRICK(ブリック)/恵比寿 ←カレーという名を借りたレベルの高い牛肉料理。
- コチンニヴァース/西新宿五丁目 ←「なぜここに?」と住宅街に突如現れる本格派。
- SPICY CURRY 魯珈(ろか)/大久保 ←朝の7時から並ぶ必要のあるカレー。
- ゼロワンカレーA.o.D(ZERO ONE CURRY)/三田 ←必ず満足することができる。
- ホットスプーン(Hot Spoon)/五反田 ←カレーというより牛肉料理。
- 薬膳スープカレーシャナイア(Shania)/目黒 ←これ以上の住宅街は無いというほどの住宅街にある名店。
- 東洋軒/赤坂見附 ←和牛の脂のコクが凝縮され、果物の甘味で包み込み、スパイスでキリリと〆るブラックカレー。
- ホンカトリー CURRY & SPICE/御茶ノ水 ←カレーという枠組みを超えた唯一無二の料理。
- カレー&オリエンタルバル 桃の実/水道橋 ←マトンカレーが実に奥行きのある味わい。
- デリー(DELHI)/上野 ←総本山。セットメニューが異常にお得。
- スープカレー屋 鴻(オードリー)/神保町 ←豚骨の旨味がクセになるカレー。
- エチオピア/神保町 ←ルーが絶品。豆サラダと野菜が上々。
- 印度料理シタール/検見川 ←千葉の僻地で大行列の超有名カレー屋。
カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!





