OKINAWA 鬼 TACORICE(オキナワ オニ タコライス)/松尾(那覇市)

2025年に「のうれんプラザ」目の前にオープンした「OKINAWA 鬼 TACORICE(オキナワ オニ タコライス)」。真っ黒に塗りつぶされた外観にイケイケな鬼の看板が目印で、ロゴは彫り師がデザインしたそうです。
内装も黒を基調としたクールな印象。テーブルやイスは簡易的なものであり、屋台村の一画にある飲食店のような印象を受けました。ちなみにスタッフもタトゥーだらけでイケイケな雰囲気です。
セットメニューで注文したのですが、ドリンクの選択肢が限定的であり、仕方なくウーロン茶を注文。ビールとは言わないまでも、せめてコーヒー紅茶ぐらいは用意して欲しいところです。
タコライスは4種のフレーバが用意されており、私は「黒タコライス」を注文。カレーを連想させるような調味であり、黒色は竹炭パウダーに由来するそうです。お肉につき、一般的なタコライスは炒めた挽肉ですが、当店はコンフィしたものを用いています。
肉は悪くないですがライスがダメですね。ベチャベチャと水っぽく、出来損ないのパエリヤのようであり、美味しくないを通り越して不味かった。もちろん盛り付けの際にベチャベチャであることは気づくはずなので、この仕上がりが当店の方針であり哲学なのかもしれません。
タコスは沖縄スタイルではなくメキシコスタイル。こちらのお肉もコンフィしたものを用いています。普通に美味しいのですが、4ピースで1,400円というのは高杉晋作。すぐ近くのメキシコ料理ガチ勢「ブレーメン(Bremen)」であればずっと安く済むので、色々と思うところがありました。
タコライスの小サイズにタコスのセットで1,730円。繰り返しになりますが、この質と量では高杉晋助。体感的には880円ぐらいでちょうどいい。「キングタコス」の偉大さを再認識できたランチでした。

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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。