紅陶上海湯包/高雄(台湾)

「漢來大飯店」という、高雄の高級ホテル10階にある小籠包専門店「紅陶上海湯包」。
台湾と言えば小籠包を思い浮かべる日本人が多いですが、ここ高雄には(台北に比べて)小籠包専門店は少ない。シェフはかの鼎泰豊で修行した後に独立した方であり、味わいのベクトルは鼎泰豊に酷似しています。
高級ホテルに入居するレストランながらお値段は控えめ。瓶ビールも数百円といった程度であり、心置きなくガブ飲みできます。
スペシャリテの小籠包。皮が薄くツルツルとした食感でありスープはたっぷり。まさに鼎泰豊といった仕様であり万人受けする味わいです。頭頂部の生地の厚い部分をそっと箸で摘まみレンゲにのせ一口でガブリ。溢れ出る肉汁。至福のひと時です。
こちらはカニ味噌がたっぷり詰まった小籠包。
カニよりもカニの味がするほど凝縮感に溢れており、あまりに濃すぎてカレーのような風味すら感じられます。甲殻類推しにはたまらない逸品。
エビ焼売。焼売といっても日本人が想像する焼売とは異なり、肉汁やスープに満ちた小籠包に近い料理です。トップを飾るのはプリっとしたエビであり、先のカニ味噌小籠包とはまた違った甲殻類の魅力を感じる一皿でした。
飲んで食べてひとりあたり3千円弱。店の風格や料理のクオリティを考えれば信じがたいほど割安な価格設定です。子連れ入店もOKだしクレジットカードも利用可能。高雄グルメの入門編として最適なお店でしょう。オススメ!


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