トラットリア フランコ(TRATTORIA FRANCO)/横浜

規模の割にレストランが全くイケていない街、横浜。食べログでランキングを確認してもラーメン屋ばっかり出てきてゲンナリするのですが、その中でも当店は客単価5千円程度のイタリアンながらポイントは3.71(2019年8月)と大健闘。
物腰の柔らかいマダムに出迎えられ、まずは飲み物を注文。暑い1日だったので、まずはビールで乾杯します。
圧巻の黒板メニュー。30席弱のハコでこれだけのアラカルトメニューを揃えられるのは物凄まじい料理人魂です。マダムと相談しながら旨そうな料理を自由自在にチョイス。
お魚のグリルマリネ。1尾はカマス、もう1尾はサヨリです。マリネ液の酸がバリバリに強く、真夏の夜の1皿として最適。可食部はやや少なく、もう1匹あってもよかったかも。
アクアパッツァも豪快に丸々1匹。貝やオリーブ、トマト、魚をチョイチョイ摘まみながらクイクイとワインを飲む。中々に量が多く、息の長い1皿です。加えて様々な魚介類から染み出たエキスが何よりのごちそう。ライスを注文しておじやにしたくな。
ハウスワインは500円~と良心的。カラフェで注文しガブガブ飲める価格帯であり、イタリア本国の食堂で自由自在に飲み食いするような錯覚を覚えました。
「レモン豚のグリルステーキ」は300グラムと特大サイズながら2千円を切ってきました。これは、安い。しかしながら見た目以上に脂身が多く、ふたりで食べるには胸が重くなる。もっと大勢で訪れて注文すべき1皿でした。
結構飲んで、お会計はひとりあたり6千円程度。費用対効果は抜群です。当然に大人気のお店であり、ディナーは当然のこと、ランチであっても場面で予約が必要になるそうな。良く飲み良く食べるお友達と一緒にどうぞ。


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