鴨肉珍(Yarouzhen)/高雄(台湾)

絶品カキ氷「高雄婆婆冰」の数軒隣にある「鴨肉珍(Yarouzhen)」。創業65年を超える老舗であり、高雄においてアヒル料理にかけては頭ひとつ抜けています。ちなみに台湾において「鴨」とは「アヒル」を意味し、高雄においてはポピュラーな食材です。
紙のオーダーシートなどはなく、指差しと身振り手振りで乗り切る必要がありますが、まあ何とかなるのが旅行というものです。
スペシャリテの「鴨肉飯」と「綜合下水湯」を注文。合計で300〜400円程度です。
まずは「鴨肉飯」。筋肉質で弾力のある鶏肉のような食感で、その味わいは野性的。台湾独特のスパイス(?)が用いられており独特の風味があります。アヒル肉だけでなく、豚角煮の細切れのようなものも入っており、魯肉飯のアヒル肉のせといったいったところでしょうか。ライスの量が多く肉とのバランスは悪いので、「鴨肉切盤」というアヒル肉のみを併せて注文しても良いでしょう。
こちらは「綜合下水湯」。「下水」と聞くと日本人はビビってしまいますが、アヒルの内蔵が入ったスープといったところ。調味は極めて薄くホルモンの味を楽しむものであり、好き嫌いが別れるところでしょう。私は1回食べればもういいかなというテンションであり、連れは旨い旨いとバクバク食べていました。
歩道にせり出したテラス席や隣(?)の飲食スペースを含めればかなりの席数です。ピークタイムは行列するでしょうが、回転は良いです。ぜひ絶品カキ氷「高雄婆婆冰」とセットで訪れましょう。


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