スパイスボックス(Spice Box)/神田

南インドはケララ州の5ツ星ホテル「Casino Hotel」で研鑽を重ねた斗内暢明シェフの南インド料理店。元会社員のシェフが選んだ揺籃の地はオフィス街の神田。11:00オープンのところ、11:15頃にお邪魔したのですが、既に先客がチラホラ。
1種のカレーセットは900円、2種だと1,400円。その他、南インド定食的な「ミールス」だと1,800円と、カレー屋にしては結構な値段です。「え!?カレーでこんなに高いの!?」と驚いていたオジサンが2人もいました。
カレーセットにはサラダが付帯します。 「ケララチキン」「スパイシーポテトサラダ」「ポテトサラダ」の3種類から選ぶことができるのですが、私は「ケララチキン」をチョイス。このサラダがボリューム満点、かつ、中々の美味しさであり、セットのオマケというよりは立派な一皿。チキンに塗布された香辛料の奥深い味わいなど、堂に入ったものがあります。
サラダをちょうど食べ終わったタイミングでカレーが到着。カレーは「チキンカレー」「野菜と豆のカレー」が中心であり、追加料金で魚のカレーや本日のカレー(この日はホウレンソウ)も選ぶことができます。このあたりの料金計算が結構ややこしいので、不安な方は店員に聞いておいたほうが良いでしょう。ちなみにホールスタッフは日本人の若い女の子たちであり、スタバ級に感じの良い対応でした。
本日のカレーである「贅沢サグチキン」。その名の通りたっぷりのホウレンソウが溶け込んでおり、実にリッチな味わいです。また、写真からはわかりづらいですが、旨味たっぷりの骨付きチキンも隠れており食べ応え抜群。

なお、インド料理屋の複数種のカレーって、ちっこい器に数口分しか入っていないことが多いですが、当店のそれは1種でココイチの1食分ほどのボリュームがあります。
「チキンカレー(辛口)」。辛口との表示がありますが覚悟していたほどは辛くなく、日本人の成人であれば一般的に許容できるレベルでしょう。そう、当店のカレーは根本的にマイルドであり、日本人の口に合うものが多い気がします。私はあまりカレーに詳しくなく、これがケララ料理なのか当店のアレンジなのかはわかりませんが、とにかく安心して食べることができる味覚であることに間違いありません。
お米は日本米であり安定した味わい。これで普通サイズであり1合近くのボリューム感。100円増しの大盛にするとどないなってしまうんや。
キャンペーン中か何かで半熟卵を無料でお付け頂けました。この感覚も非常に日本人的な気がする。

ラッシーが美味。液体というよりも固体に近く、濃厚なヨーグルトのような味わいで、その凝縮感がベリーグッドです。
11:40に退店すると既に待ち行列が。待つのは構わないのですが、小さいテーブルで相席するのはちょっと嫌だったなあ。他人と囲む食事ほど居心地の悪いものはない。

お会計は1,750円と一見高くは映りますが、実際はカレーを2杯食べてサラダがついての値段なので、妥当と言えば妥当であり、何より美味しい。腹いっぱいカレーを食べたい方は是非どうぞ。


このエントリーをはてなブックマークに追加 食べログ グルメブログランキング

関連記事
カレーって美味しいですよね。インドカレーも日本カレーも大好き。ただしそれほど詳しいジャンルではなく、スパイスマニアには逆立ちしても勝てないので、意外性のあるオススメカレーをご紹介。

カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!

関連ランキング:インド料理 | 小川町駅淡路町駅神田駅