バンゲラズ キッチン(Bangera's Kitchen)/銀座


私の愛読書で大絶賛されていたニューカマー「バンゲラズ キッチン(Bangera's Kitchen)」。インド南西部マンガロール地方(どこ?)の料理に特化したレストランです。
場所は銀座インズ2の2Fと、風情もへったくれもありません。インド人がやってるインド料理屋そのものの店構え。平日12:30で訪れて客入りは8割といったところ。
冒頭の本では「メニューが多すぎて選べない!食べきれない!」と脅されていたのですが、ランチのセットメニューは4種のみ。私は写真占有率が最も大きくイチオシ風の「こだわりフィッシュターリ」を注文。1,500円です。
5分ほどでターリが到着。まさにターリ(大皿)であり、この派手な盛り付けはテンアゲ間違いなし。
当店の主戦場は魚介類であり、こちらはセモリナ粉をまぶしてフライにした鯖。いわゆる定食屋の鯖塩焼きと同等サイズのものが2つと太っ腹です。スパイス感は思ったよりも強くなく、素材の旨味がそのまま感じられました。
サーモンのカレー。こちらもシャケ弁のシャケほどの大きさのものが丸々一切れ漬かっています。いわゆるインド風カレーよりもさらに粘度は薄く、スパイシーな魚のスープといったところ。ショウガの使い方に思いきりがありました。
ライスは大盛り無料、なのですが、これが全然美味しくない。妙にシャバシャバと水分が浮いておりボロボロとした食感。こっち系の米の美点である香りの高さも感じられず、冷めきっているのも気になるところ。大盛りにした手前、完食するのが辛かった。
これらはカレー?ラッサム?私はインド料理に詳しくないので詳解はできかねますが、トマトの風味や各種スパイス、ニンニクの風味が強い。酸味は強いものの、思いのほか辛味は控えめです。
豆のサラダが美味しい。ところどころ辛味がきいており、自然と汗が噴き出す爽快感があります。ピクルスは見た目通りのメチャ辛で目の覚めるような美味しさでした。
うーん、私の口には合いませんでした。インド料理などに詳しい方が訪れれば感じるものも多いのかもしれませんが、私のような素人にとっては本格派過ぎてキャパを完全に超えてしまっています。あのライスの不味さはああいうものなのかなあ。魚のフライなどは悪くなかったので、夜にツマミ主体で訪れるのは楽しそう。いずれにせよ、難易度の高いお店でした。


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