シドニー見どころまとめ

グレートバリアリーフケアンズエアーズロックと、11日間にもおよぶ長い旅行の〆はオーストラリア最大の都市シドニーへ。人口500万を数えるメガシティであり、オーストラリアの田舎を巡ってきた私としては、その人の多さにただただ圧倒されました。


■Uber
http://www.takemachelin.com/2016/05/uberlyft.html
ケアンズよりもさらに利用が活発なUber。空港においてもピックアップポイントが整備され、これまで利用してきた経験の中ではダントツのトップでUberを拾いやすい空港です。
さて今回はUberの新サービス「Uber Pool」を多用しました。目的地が同じ方面の客ならびにドライバーをマッチングし、相乗りすることにより割安な移動を実現する機能です。普通のUberと違って、どんなに遠回りしたり時間がかかったとしても、最初に提案された料金より高くなることはありません。
今回はパブロくんが途中で乗り込み、しばらくのあいだ同乗し、先に降りていきました。このように、同乗者の目的地に先に向かう場合もあるため、到着予想時間にはある程度ブレが生じます。また、2人組同士が乗り合わせるとなると、後部座席に3人が座ることとなるため、窮屈と言えば窮屈。
それでも割引率は非常に大きく、普通のUber利用よりも半額近くになるという印象。特に急いでいない場合であれば利用しない手はありません。「そこ右折禁止だから、このへんで降りて歩いてもらって良い?」のように、ある程度の語学力は求められますが、まあ、何とかなるもんです。


Radisson Blu Plaza Hotel Sydney/CBD
http://www.takemachelin.com/2019/01/radisson-blu-plaza-hotel-sydneycbd.html
カールソン・レジドール・ホテルズ(Carlson Residor Hotel Group)のフラッグシップブランドであるラディソン。シドニーのCBDというビジネス街ど真ん中に位置します。ちなみにCBDとは Central Business Districtの略であり、すなわち「ビジネス中心区域」を指します。カンナビジオール(大麻エキス)のことではありません。

場所柄かコンセプトからか、家族連れが少ないのがいいですね。静かで清潔、機能的。またシドニーを訪れることがあれば、また泊まりたいなと思わせる魅力がありました。詳細は別記事にて。


O Bar and Dining/CBD
http://www.takemachelin.com/2019/01/obar.html
高層ビルの最上階近くで客席が1周くるりとまわるレストラン。シドニーを訪れた最初の夜に街の概観を掴むに最適。コース料理を食べ、ふたりで1本飲んで1万円と少し。おお、これはお買い得ですね。この夜景この雰囲気を東京タワーで実現しようとすると、入場だけで数千円を要することを考えれば悪くないディールです。詳細は別記事にて。


The Canopy/CBD
http://www.takemachelin.com/2019/01/the-canopycbd.html
ビルズに象徴されるように、朝食ならびにコーヒー文化が発達したオーストラリア。「予約の取れないディナー!」のようなお店の情報はとんと入ってこないのですが、「行列する朝食専門店」のような店は山ほどあるのがシドニーです。そのような人気店のうちのひとつがココ「The Canopy(キャノピー)」。詳細は別記事にて。


Starbucks/CBD
https://tabelog.com/australia/A7801/A780102/78001094/
地場のカフェのレベルが高すぎるという理由からケアンズから撤退したスタバ。日本では1,000店以上展開しているというのに、オーストラリアでは20店舗ほどしかありません。試しに味見してみたのですが、なるほど普通のスタバ味であり東京と変わらない。であればやはり、地場のカフェできちんとしたエスプレッソを楽しんだ方が良いですね。勉強になりました。


Queen Victoria Building/CBD
https://www.qvb.com.au/
ジョージ・ストリートにある19世紀のロマネスク・リヴァイヴァル様式の建築物。以前はコンサートホールでしたが、現在ではショッピングセンターとなっています。
ちょうどセールの時期だったので、オーストラリアの帽子専門店、ラフィアハットの代名詞「Helen Kaminski(ヘレンカミンスキー)」で帽子を購入。オーストラリアで買うだけで安いというのに、さらにセールで50%オフという破壊力。良い買い物をしました。


Opera House/サーキュラーキー
https://www.sydneyoperahouse.com/
20世紀を代表する近代建築物にして、世界的に有名な劇場。最も建造年代が新しい世界遺産であり、「人類の創造的才能を表現する傑作」と登録理由がクールです。

ただし完成までには紆余曲折あったようで、工期は10年遅れ、建築費は当初予算の14倍も要したそうな。設計はデンマークの若手建築家ヨーン・ウッツォンによるものなのですが、途中でオーストラリア政府との折り合いが悪くなり、工期途中でデンマークへと帰ってしまい、その後彼は一度もオーストラリアの地を踏むことはなかったという、なんだか淋しい物語も。
日没後と21時には「Badu Gili」というプロジェクションマッピング。全面を照らすわけではなく東側壁面(橋と反対側)のみでの開催なのでご注意を。また「日没」の定義も曖昧なので、公式サイトで開始時刻をきちんと確認してから訪れましょう。


Opera Bar/サーキュラーキー
https://operabar.com.au/
オペラハウスのふもとにあるオープンエアのバー。キャッシュオン形式の気軽な立ち飲みであり、老若男女昼夜問わず楽しそうにビールを煽っています。いいねえ、ビールはみんなのものだ。


Sydney Ferries/サーキュラーキー
https://transportnsw.info/travel-info/ways-to-get-around/ferry
シドニー中心部と湾内各地を結ぶ海の足。移動手段としてだけでなく、眺望目的に利用するのもまた一興。
切符は桟橋ではなく、少し離れた鉄道サーキュラーキー駅の改札付近で販売されています。こいつらバカなんじゃないかと思うほど列の進み具合が遅いので、短気な方はsuica的なカードを事前購入しておくと良いでしょう。
クルーズを楽しみながら、シドニー・ハーバー・ブリッジとオペラハウスというシドニー観光ツートップを手にすることができるという極上のエンタテインメント。値段も安く、オススメです。


ワトソンズベイ(Watsons Bay)
https://www.sydney.com/destinations/sydney/sydney-east/watsons-bay/activities
シドニー中心地から北東へ10kmほど、前述のフェリーであれば30分ほどで到着できる、ビーチを中心とした観光地。後述のボンダイビーチほどワチャワチャしておらず、のんびりと青い海・白い砂を楽しむことができます。


Doyles on the Beach/ワトソンズベイ
http://www.takemachelin.com/2019/01/doyles-on-beachwatsons-bay.html
1885年創業の、シドニー最古のシーフードレストラン。ワトソンズベイの浜辺に位置し雰囲気抜群。3皿をシェアしてビールを数杯飲んで、ひとりあたり7~8千円といったところ。観光地の有名店で食べるランチという意味ではこんなものでしょうか。絶景であることは間違いないので、雰囲気を楽しみに行きましょう。詳細は別記事にて。


The Gap/ワトソンズベイ
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g255060-d556221-Reviews-The_Gap_Park-Sydney_New_South_Wales.html
太平洋の荒波が打ち寄せる断崖絶壁。毎年50人ほどの人が飛び込むシドニー随一の自殺の名所です。安全フェンスや「早まるな」的な看板が取り付けられ、監視カメラと共に命の電話ブースまで設置されています。

近所に住むドン・リッチーさんは、崖の上で落ち込んでいるように見える人に声をかけては自宅でお茶をふるまい、公式記録として164人の命を救って勲章を授与されたそうな。


Lady Bay Beach/ワトソンズベイ
https://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g255060-d647302-r510011368-Lady_Bay-Sydney_New_South_Wales.html
全裸での遊泳が合法化されているビーチ。ヌーディストビーチと言えば若干の秘境にあることが多いですが、こちらは公共交通機関と徒歩であっさりと辿り着くことができます。日本だとお台場にあるようなものだ。ただし、「お前ら何しに来たんだよ」的な排他的な空気が流れているのも事実。丸出しのお爺さんに睨まれちゃったぽよ。普通の水着での遊泳であれば、他のビーチを目指したほうが良いでしょう。


■ボンダイビーチ(Bondi Beach)
https://jp.sydney.com/destinations/sydney/sydney-east/bondi/attractions/bondi-beach
シドニー中心地から東に7kmにある世界的に有名なビーチ。約1kmにわたって連なる三日月状の白砂が圧巻で、観光客はもとより、地元のサーファーなどにも大人気。バスなどでも行けなくはないですが、Uberで行く方が無難です。こんなに完成されたビーチが市街地すぐそばにあるだなんて、シドニーっ子はうらやましいなあ。


パディントン(Paddington)
https://www.sydney.com/destinations/sydney/inner-sydney/paddington/activities
シドニー市内の南東に位置するオシャレエリア。市民からは「パド」の愛称で親しまれるトレンドの発信地です。セレクトショップやバー、カフェが連なり、夜になるとレストランやLGBTバーが賑わいを見せます。ポートランドのアルバータストリートに雰囲気が近いかな。


Paddington Markets/パディントン
http://www.paddingtonmarkets.com.au/
教会の敷地で毎週土曜日に開かれる、このあたりでは最も大規模なフリーマーケット。1973年から開催されており歴史も長い。若干の商業主義的な風味が漂い、純粋な意味でのフリーマーケットではありません。個人的にはフードトラックが集まった飲食スペースに興味津々。中東系のサラダが美味しそうでした。


bills/パディントン
http://www.takemachelin.com/2019/01/billsdarlinghurst.html
日本におけるビルズ黎明期、感度の高い女子が「ここのリコッタパンケーキは絶品!」と喧伝し、食べログも4点超えの評価を与えていた頃に「ビルズのリコッタパンケーキは全然おいしくない」とヘイト・スピーチに踏み切ったその道の専門家が私です。その総仕上げとして、ついにビルズ発祥の地(本店?)であるDarlinghurstへ。詳細は別記事にて。


Gelato Messina/サリーヒルズ
https://tabelog.com/australia/A7801/A780104/78000756/
パディントンの隣町サリーヒルズ(Surry Hills)にある人気のジェラートショップ。イタリア系移民の多いシドニーでは、ジェラートはメジャーなデザートのひとつです。
ミカンほどの大きさのジェラート3つで6~700円とお買い得。味もイタリアや日本で食べるそれと遜色なく、費用対効果が非常に良いです。深夜まで行列が絶えないのも頷けました。地味にオススメ。ここだけじゃなく、オーストラリア全土に出店しているので、見つけたら即買いしましょう。


Harry's Cafe de Wheels/ダーリングハーバー
https://tabelog.com/australia/A7801/A780104/78001095/
オーストラリアのソウルフードと言えばミートパイ。中でも最強の人気を誇るチェーン店がHarry's Cafe de Wheels。今回はその、Darling Harbour(ダーリングハーバー)支店へとお邪魔しました。
スペシャリテは「タイガー(Tiger)」。チャンキービーフの入ったミートパイの上にマッシュポテトとグリーンピースをのせ、上からグレイビーソースをかけたジャンク中のジャンクです。酷く塩気が強く飽きのくる味わいである一方で、パイそのものは冷凍をそのまま溶かしたような乾燥した味わい。パイと言えばサクっとした食感の照りを期待していたのでした。やはり名物に旨いものはありません。


The Star/ダーリングハーバー
https://www.star.com.au/
シドニー中心部の西の再開発地区Darling Harbour(ダーリングハーバー)。眺望のすばらしさを主軸に添え、多くの商業施設が立ち並ぶ一大観光スポットなのですが、そのエースで4番とでも言うべきモールがThe Star(ザ・スター)。

カジノ、ホテル、ショッピング、グルメ、エンタテインメントなど何でもござれの巨大モールであり、客のほとんどが中国人でした。カジノも少し覗いたのですが、中華系の、あのギャンブルに注ぐ情熱は目を瞠るものがあります。


The Rocks(ロックス)
https://www.australia.com/ja-jp/places/nsw/sydney-the-rocks.html
シドニーの交通の要衝「サーキュラキー」のすぐ西側にある地域「ロックス」。オーストラリア開拓の最初の土地であり、歴史を感じさせる石造りの建物や開拓時代を思わせる倉庫を利用した飲食店が立ち並びます。


Sydney Harbour Bridge/ロックス
https://www.bridgeclimb.com/
オペラハウスと並んでシドニーのランドマークとも言えるシドニー・ハーバー・ブリッジ。湾を挟んで南北に広がるシドニーの大動脈であり、「巨大なコートハンガー」の異名を取ります。歩いて渡ることができるので、お散歩を兼ねてどうぞ。
ブリッジクライムという、ハーバー・ブリッジに登るアクティビティが人気なのですが、3万円超と高杉晋作。上からバンジージャンプさせてくれるならともかく、登って降りるだけでこの金額はちょっとなあ。個人のカメラなども持ち込めないし、所要時間も4時間近い。取り扱いに難しいアクティビティに感じました。


Endeavour Tap Rooms/ロックス
http://www.takemachelin.com/2019/01/endeavour-tap-roomsrocks.html
自前の醸造設備をもとにクラフトビールを提供するビアバー。自家醸造のものの他、ゲストビールもいくつかありました。今回はクラフトビールを片手にのんびり過ごすことを目的とした入店だったのでフードの注文はサラダのみに留めましたが、あの味付けのセンスには期待できる。次回はきっちりとレストラン席に予約を入れて、じっくりと料理を楽しんでみたいと思いました。詳細は別記事にて。


PHILLIP'S FOOTE/ロックス
http://www.takemachelin.com/2019/01/phillips-foote.html
日本人観光客の間で「シドニーでステーキを食べるなら」が代名詞になりつつある当店。注文した生肉を受け取った後は焼き台へと向かい、セルフで調理します。「〇肉は片面〇分焼きましょう」的な目安は掲示されているのですが、あくまでお好みで。詳細は別記事にて。


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オーストラリア目次

「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。