首里の小さなスパイスカレー専門店「咖喱遊戯(かれーゆうぎ、Game of Curry)」。ゆいレール首里駅から歩いて5分ほど、首里城公園に向かう途中にあります。
カウンター5席のみの狭小店舗。席数が少ないので、並ぶかどうかはタイミング次第でしょう。料理につき、定番メニューはなく月1〜2回程度でカレーが変わるローテーション制のようです。沖縄県産の食材を積極的に使用するのが良いですね。
私はその日のカレー3種全てが盛り込まれた「3種類がけ」を注文。1,800円です。これに大盛で180円で、半熟スパイス玉子120円を加えて合計で2,100円と、中々のお値段です。それにしても華やかな盛り付け。センスあるなあ。
日向夏チキン。ベースにはココナッツミルクのまろやかさとヨーグルトの軽やかな酸味を掛け合わせており、そこに日向夏の爽やかな酸味と香りが加わります。チキンはホロホロと柔らかく煮込まれており、辛さを抑えた上品でオシャレな仕上がりです。
とうもろこしポークキーマ。沖縄が誇るブランド豚「きびまるもち豚」の力強い旨味と、県産スイートコーンの弾けるような甘みが融合したキーマカレーです。特有の上質な脂の甘みがスパイスの芳醇な香りと混ざり合い、ガツンとした食べ応えを生んでいます。そこに加わる新鮮なコーンのプチプチとした食感がアクセントとなり、噛むほどに自然な糖味が肉のコクを引き立てます。
茄子とパニールのラジママサラ。赤いんげん豆(ラジマ)のホクホクとした質感と、自家製カッテージチーズ(パニール)の淡白ながらもコクのある味わいが楽しめる、滋味深いカレーです。豆の旨味が溶け出した濃厚なソースが、素揚げされた茄子のとろけるような甘みをしっかりと受け止めます。パニールはキュッとした独特の食感があり、スパイシーなソースの中でマイルドな休息地点のような役割を果たします。肉を使わずとも、豆のタンパク質な満足感と野菜の旨味が凝縮されており、大地の恵みをダイレクトに感じられる仕上がりです。
ゴハンはインド米と日本米をブレンドしているそうで、程よくパラリとしてソースの水分を程よく吸収します。追加トッピングの「半熟スパイス玉子」はスパイス液に漬け込んでいるのか、単なるトッピングの域を超えた存在感を放ちます。インド風(?)の副菜もたっぷり。野菜をふんだんに使っており、酸味・甘味・苦味と色んな味がする。単体で食べれば素材の輪郭が際立ち、カレーと混ぜ合わせると一口ごとに味が複雑に変化します。
美味しかった。合計額は2,100円と中々の支払金額ですが、上質な素材、味覚のバリエーション、しっかりとしたボリュームを考えれば妥当な価格設定でしょう。スパイスカレー専門店ながら刺激が強すぎずマイルドな味わいなのもいいですね。スパイスとは辛いだけなく複雑で奥深いことを再認識させてくれたカレーでした。
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カレーって美味しいですよね。インドカレーも日本カレーも大好き。ただしそれほど詳しいジャンルではなく、スパイスマニアには逆立ちしても勝てないので、意外性のあるオススメカレーをご紹介。
- ラ・ファソン古賀/代々木上原 ←予約必須。欧風カレーの最高峰。
- BRICK(ブリック)/恵比寿 ←カレーという名を借りたレベルの高い牛肉料理。
- コチンニヴァース/西新宿五丁目 ←「なぜここに?」と住宅街に突如現れる本格派。
- SPICY CURRY 魯珈(ろか)/大久保 ←朝の7時から並ぶ必要のあるカレー。
- ゼロワンカレーA.o.D(ZERO ONE CURRY)/三田 ←必ず満足することができる。
- ホットスプーン(Hot Spoon)/五反田 ←カレーというより牛肉料理。
- 薬膳スープカレーシャナイア(Shania)/目黒 ←これ以上の住宅街は無いというほどの住宅街にある名店。
- 東洋軒/赤坂見附 ←和牛の脂のコクが凝縮され、果物の甘味で包み込み、スパイスでキリリと〆るブラックカレー。
- ホンカトリー CURRY & SPICE/御茶ノ水 ←カレーという枠組みを超えた唯一無二の料理。
- カレー&オリエンタルバル 桃の実/水道橋 ←マトンカレーが実に奥行きのある味わい。
- デリー(DELHI)/上野 ←総本山。セットメニューが異常にお得。
- スープカレー屋 鴻(オードリー)/神保町 ←豚骨の旨味がクセになるカレー。
- エチオピア/神保町 ←ルーが絶品。豆サラダと野菜が上々。
- 印度料理シタール/検見川 ←千葉の僻地で大行列の超有名カレー屋。
カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!








