千石駅から歩いて5分ほどの住宅街にあるフランス料理店「モン プチ コション ローズ (Mon Petit Cochon Rose)」。食べログでは百名店に選出されており、本郷のタルト専門店「LaLa TARTE(ララタルト)」の姉妹店にあたります。
店内はL字型のカウンターのみで構成されており、総座席数は7〜8席程度の非常にミニマムな造りです。一斉スタート制であり、シェフが目の前で仕上げを行い完成の瞬間を楽しむスタイルです。なのですが、皿数の割に長時間を要するのが玉に瑕ですね。加えてアシスタントの方がネイルバリバリで、それで盛りつけとか手伝っているのも潔癖症の私はとても気になりました。ワインはボトルで5千円台、グラスでも千円前後という良心的な価格設定です。気軽なお店なので、ビールを飲んでいるゲストも結構多かった。
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日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。
アミューズは稚鮎をチーズと共にパートブリックで巻いて揚げたもの。初夏の訪れを告げる稚鮎のほろ苦さに酸味のあるチーズを掛け合わせた洗練された前菜です。春巻きとは一線を画すパリパリとした軽快な食感が心地よい。
フローズンガスパチョ。スペイン発祥の冷製トマトスープですが、それをスタバのフラペチーノ的なアプローチで臨みます。シャーベット状のトマトが口の中でひんやりと心地よく溶け出します。暑い季節にピッタリの冷菜です。
スペシャリテのカリフラワー。2時間もかけてローストしているそうで、水分がじっくり抜けて甘みが凝縮され、ホロホロとした柔らかい食感に仕上がります。添えられるのは旨味が詰まったタラバガニの身。クラシックで濃厚な白ワインバターソース全体をまとめあげ、シンプルながらも奥深い味わいのハーモニーを奏でます。
アワビとウニ。海の高級食材を大胆に組み合わせています。アワビはフリットにすることで表面はサクッと、中はコリコリとした食感。そこにウニの濃厚な旨みとクリーミーさを添えるという最高の贅沢。泡状のソースはベーコンの風味をまとわせており、立体的で重層的な美味しさを生み出しています。
フォアグラは桃と合わせてソテーします。表面はキャラメリゼされておりカリッと香ばしく、中で贅沢な脂の旨味を楽しみます。桃の自然な甘みと酸味がフォアグラの濃厚な脂と上手く調和し、スモモを加えることで酸味に奥行きが生まれ、単調になりがちな甘みにメリハリを与えます。
マダイは皮目をパリッと香ばしく焼き上げ、身はふっくらとした仕上がり。キャベツはクタクタとした食感で野菜本来の甘みが引き出されいます。シンプルで素材への敬意が伝わるひと品です。お肉料理はラム。事前に火を入れつつ提供直前にポケモンみたいなマシンで瞬間燻製します。ラム特有の風味に燻製の香ばしさが重なり食欲を刺激する味覚に。終盤は骨を持って手づかみで余すところなく楽しみ、プリミティブな食べる歓びを堪能します。
デザートは桃の飴細工に桃のムースを詰めました。ビジュに加えパリッと割って楽しむエンターテインメント性と、桃づくしの一体感のある味わいが両立しています。
店名「私の可愛いピンクの子ブタちゃん」の通りのお茶菓子とハーブティーでフィニッシュごちそうさまでした。
以上のコース料理が1.2万円程であり、量および質を考えれば実にお値打ち。一斉スタートということで身構えますが、何なら半ズボンでもいいぐらい気軽でカジュアルな雰囲気なので、フランス料理の入口としても最適。六義園や巣鴨とげぬき地蔵周辺の散策と組み合わせて訪れましょう。
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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
- オトワ レストラン(Otowa restaurant) ←本気でフランスの料理文化に取り組んでいる。
- ガストロノミー ジョエル・ロブション (Joel Robuchon) ←やはり完璧。
- La couleur d'ete(ラ クルール デテ) ←選んだ孤独は良い孤独。
- ナリサワ ←何度訪れても完璧。
- フランス料理研究室 アンフィクレス (AMPHYCLES) ←古典フランス料理の愛好家にとっての最終目的地。
- L’ESSOR(レソール) ←一斉スタートのちょづいた港区料理店は100回生まれ変わっても敵わない本物感。
- 現代茶寮 銀座?月堂 ←食文化の担い手としてヘタなことはできないという使命感。
- elan(エラン) ←表参道のナポレオン。
- 銀座 大石 ←自分が働くならこういう職場。
- ル・マンジュ・トゥー ←接客は完璧。料理は美味そのもの。皿出しのテンポも良く、とにかく居心地の良いお店。客層も好き。
- エルヴェ(eleve) ←アラカルトでもコースでも自由自在。
- TAIAN TOKYO(タイアン トウキョウ) ←流行り廃りに捉われないマッチョな料理。
- アサヒナガストロノーム ←そこらのフランス料理店とは格が違う。
- エステール(ESTERRE) ←料理もサービスもパーフェクト。外せない食事ならココ。












