うちなぁそば青雲(せいうん)/沢岻(浦添市)

浦添市沢岻の高台にある「うちなぁそば青雲(せいうん)」。店主の波乱万丈な人生とデフォルトでスープや麺が見えなくなるほどの圧倒的なネギの量で耳目を集めました。以前は首里で営業しており、こちらへ移転してきたそうです。
店内はカウンター席のみの計8席というコンパクトな空間設計。全面ガラスの引き戸から視界が開けており、沖縄らしい開放的な雰囲気です。ゲストは常連客が殆どで、店主も加わり気軽に話しかけてくれます。
メニューは非常にシンプルで「三枚肉そば」か「ソーキそば」の2種のみ。前者が800円で後者が900円で、私は「ソーキそば」に200円で「ジューシー」を付けてもらいました。
噂には聞いていましたが、やはり圧倒的なネギの量です。デフォルトでスープや麺が見えなくなるほど器の一面をみじん切りの青ネギが覆い尽くしており、沖縄そばというよりも何か別の料理のよう。ソーキは昔ながらのオーソドックスな作りであり、味が中までしっかり染み込んでいます。たっぷりのネギと併せて食べて、やはり何か別の料理のように感じます。
麺は自家製の手打ち麺。柔らかめ仕上げであり、水分をたっぷり含んだモチモチとした口当たりが印象的。スープはカツオ出汁を中心とした透明感のあるスッキリとした味わい。魚介の旨味とほんのりとした酸味が感じられ、そこにたっぷりのネギからこぼれ出たエキスが加わり、何とも独特な風味を醸し出しています。
ジューシーにもネギがたっぷりと塗されています。具材は多くしっかりとした濃いめの味付けですが、爽快感のある大量のネギが後味を上手く整理しています。そばのスープを口に含みながら交互に味わって大優勝。
美味しかった。実態はシンプルな沖縄そばですが大量のネギが投下されることにより唯一無二の料理へと変化を遂げるのが興味深い。店主や常連客の雰囲気もよく、何とも居心地の良いそば屋さんでした。

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