その猫空で最も有名なティーハウスが「邀月茶坊(Yao Yue Tea Restaurant)」。茶藝館としては前代未聞の24時間営業という凄い店。観光客は日中訪れるのが普通ですが、自家用車やバイクのある台北っ子は、本当に深夜にお茶と夜景を楽しみに来るそうです。
店内はグランピングみたいなアウトドア席と、普通の店内席があり、空いていればどちらでも好きな方を選ばせてくれます。注文したいお茶と料理をオーダーシートに記載し、カウンターで先払いします。料金の計算方法が中学受験のようにややこしい。
支払いと同時にお茶のセットが手渡され、セルフでお湯を汲み自席へと向かいます。テーブルには保温のためのコンロなどもあり、ちょっとしたキャンプ気分です。
日本茶を急須で淹れるのとは段違いのややこしさ。説明書を熟読しながら落ち着いて作業を進めましょう。近くのテーブルの地元民は、何も見ずに手際よく準備を進めており、とても格好良い。
我々の茶葉は当店オススメの「木柵正欉鉄観音」をチョイス。このあたりで採れたお茶をじっくりと焙煎し発酵させたものだそうで、香りは芳醇、味は甘やか。なるほどこれは旨い茶である。
せっかくなので、お茶の葉を用いた「茶葉料理」も注文。このあたりの名物であるタケノコを茶油(?)で煮込んだもの。タケノコそのものの味わいは中くらいですが、スープが素晴らしいですね。これはお茶なのか何なのか複雑にして玄妙な味わいであり、普通の日本人は接することのできない味覚です。
チャーハンにも茶油が用いられており、明確にお茶のニュアンスを感じることができます。クコの実やトウモコロシなどの具材はアクセントとなり料理にリズムを与え、このチャーハンも普通の日本人は接することのできない味覚でしょう。量もたっぷりだ。

お茶は美味しく淹れる過程も楽しく眺望も素晴らしい。料理も興味深い調味であり、記憶に残る体験でした。変な表現ですが料理も普通に美味しいので、もっと色々試してみたい。次回は夜に、大勢でお邪魔してみたいなあ。
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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
- チャイナハウス龍口酒家(ロンコウチュウチャ)/幡ケ谷 ←東京の10,000円以下の中華だとダントツ好き
- 中華銘菜?陽(センヨウ)/東高円寺 ←率直に美味しくアラカルト可なのが嬉しい
- サエキ飯店/目黒 ←切れ味抜群
- ShinoiS(シノワ)/白金台 ←めちゃ美味しいんだけれど高いんだよなあ
- 4000 Chinese Restaurant/西麻布 ←王道中の王道の中華料理ですげえ旨い
- センス(Sense)/日本橋 ←あれだけ香港に通い詰めた結果、日本の飲茶が一番とは実に複雑な心境
- 南方中華料理 南三(みなみ)/四ツ谷 ←素晴らしい、何も言うことは無い
- 蓮香(レンシャン)/白金高輪 ←日本人が一般に想像する中華料理のイメージを打破する多彩な魅力
- 中華バル 池湖(いけこ)/渋谷 ←度を越した費用対効果
- 紫玉蘭/麻布十番 ←税込800円は神のなせる業
- VELROSIER (ベルロオジエ)/河原町(京都) ←フランス料理みたい
- 開化亭(かいかてい)/岐阜駅 ←過剰なものは何も無く、足りないものも何も無い
- Mott 32(卅二公館)/中環(香港) ←この中華料理はちょっと東京には無い
- Lung King Heen(龍景軒)/中環(香港) ←総合力という意味では香港における飲茶で私的ナンバーワン







