リッチル(RICHILL)/不動前

下目黒の「リッチル(RICHILL)」。不動前駅・目黒駅のどちらからも歩いて10分ほどであり、大通りから外れた静かな住宅街に位置します。イッヌ連れはOKですが子連れはNGという面白いコンセプトです。
店内はカウンター7席に4人掛けテーブル1卓の計11席のみで、シェフのワンオペという運用(写真は食べログ公式ページより)。フランス料理とイタリア料理の両方を出すスタイルで、コース料理もアラカルト注文にも対応してくれるのですが、料理の数が限られているため、アラカルト注文でもコースっぽくなるでしょう。
お酒はビールもワインも1杯千円前後であり、周辺相場に準じています。飲み物についても料理と同様にラインナップが限定的で、全体を通してミニマリストな価値観を強く感じました。
我々はコースで注文。まずは前菜盛り合わせで、マダコとアボカドのタルタルに桃とブッラータ、パテドカンパーニュといった構成です。中でもマダコがいいですね。プリプリとした弾力ある食感と、アボカドのまろやかでクリーミーなとろみが上手く絡み合っています。
続くパスタはアーリオオーリオを土台とし、フルーツトマトの風味を加えて生シラスをトッピング。味は悪くないのですが、ちょっとビジュがダサいですね。学生の自炊みたいな盛りつけである。
メインは函館近郊・大沼の豊かな自然で育った大沼牛をローストしたひと品。赤身肉本来の濃密な旨味とシットリとした柔らかさを併せて堪能することができます。調味やソースはごくごくシンプルで、素材本来の風味を愉しむスタイル。でもあれ?これがもうメイン?僕まだ腹5分目なんだけど。
カヌレが出てきたので、やはりフィニッシュということでしょう。ビッグサイズで見た目が立派。しっとりともっちりとした食感で、甘さは控えめでパティスリーのものより大人っぽい味覚です。添えられたマスカルポーネとも良く合う。
食事の締めくくりはコーヒー。ごちそうさまでした。以上のコースを食べ、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり1万円強といったところ。費用対効果は良いのですが、料理のラインナップが限定的で自由度に乏しいのが玉に瑕。量も少なく帰りにメグジに寄って帰るか真剣に悩んだほどです。ワインバー的に使うと良いのかしら。

食べログ グルメブログランキング

関連ランキング:イタリアン | 不動前駅目黒駅


関連記事
目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。