BOSQUE(ボスケ)/目黒

目黒駅でてすぐのビル「MEGURO CENTRAL SQUARE」に入居するメキシカン「BOSQUE(ボスケ)」。メインダイニング、バーカウンター、個室などなど130席を擁する大箱です。
空いていたのでテラスへご案内頂けました。ここが目黒かと思うほど素敵な空間づくりであり、実に気持ち良い雰囲気です。ペットも同伴OKとのこと。
ランチセットはいずれも1,500円前後。私はブリートーのセットを注文したのですが、丼サイズのトルティーヤスープもついてきます。ピリ辛で雑な風味ではありますが、ランチセットのオマケとは思えないほどの量であり飲みごたえは抜群です。
主題のブリートー。思っていたほど豆や肉が中に入っておらず、その殆どがライスであり、新手のオムライスを食べているような感覚。決して不味くはありませんがどことなく違和感。添えられた葉物野菜はフレッシュで美味しかった。

食後にコーヒー紅茶もついてお会計は税込1,650円。食事についてはコムシコムサですが、雰囲気を含めて考えれば悪くないかもしれません。わんちゃん連れでお友達と長時間語らい合うとかが良さそう。のんびりどうぞ。

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イエロー(soup curry yellow)/札幌

各線すすきの駅からすぐのところにある「イエロー(soup curry yellow)」。食べログのスコアは3.72(2020年10月)とカレー屋としては大健闘。百名店にも選出されています。
奥に広い変わった構造のお店。カウンター6席は一蘭のような仕様であり、奥にはテーブル席がズラり。なんやかんやで50席ほどあるのではなかろうか。途中にDJブースがあるのが面白い。
Perfumeのアナログ盤がたくさんディスプレイされているなあと思い調べてみると、何度か来店しているようです。
「ダントツ一番人気!」の「チキン野菜カリー」を注文。具材は骨付きモモ肉、ブロッコリー、カボチャ、オクラ、ヤングコーン、じゃがいも、ピーマン、ナス、うずらの卵というラインナップ。ベースは1,300円なのですが、ライス抜きでマイナス50円、スープ増しでプラス200円となり、都合1,450円と結構な値段です。
鶏肉があんまり美味しくないですね。煮込みすぎているのか味がスカスカであり食感しか楽しめません。スープも「札幌に数あるスープカリー専門店の中で唯一、高圧釜を使用してスープをとっています。136℃3.2気圧で素材の旨味を逃すことなく100%抽出したスープはまさに唯一無二の異次元スープ」大見得を切っている割に記憶に残りませんでした。
決して不味いわけではありませんが、中々の支払金額を勘案すると満足度はそれなりです。ただ、週替わりのカレーは800円で、これにライス大盛無料とかで食べればかなり印象が違っていたかもしれません。ライス大好き少年少女にどうぞ。食べログにクーポンがあるのでお忘れなく。

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カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!

王十里(オージュリ)/銀座

「銀座で焼肉ならいつもココだなあ」とお連れ頂きました。ホルモンとミノが自慢という変わった芸風の「王十里(オージュリ)」。三越のすぐ裏手という抜群の立地。ミシュランではビブグルマン(安旨店)を獲得しています。
アルコールは銀座と言えども常識的な価格設定です。プレミアムモルツが旨く光の速さでガブガブと飲み切ります。「最近は普通に注文できるけど、20年前は殆ど日本語が通じなかったんだよね、この店」
さっそくテーブルに並べられる水キムチ。サッパリとした口当たりであり暑い夏にピッタリの味覚です。
ポッサムキムチ。「ポッサム」とは韓国語で「包む」という意味のようで、海鮮を始めとする様々な具材が白菜で1枚1枚丁寧に包まれています。でかい。
店員さんが食べやすいようにハサミでカットしてくれました。いわゆるキムチ的な辛さは控えめであり、魚介の旨味や果物(?)・野菜の甘味が感じられる品の良い味わいです。
チョレギサラダ。新鮮な葉っぱに胡麻油の風味が響きます。
季節の5色ナムル盛り。地味な存在ですが、コレ結構美味しかったなあ。特にキノコ(シイタケ?)に何かを詰め火を入れたお団子的な食感のものが記憶に残りました。こういうツマミみたいな料理もナムルの一員なんだ。
うおー!グロい!自慢のホルモンとミノが到着しました。一般的な焼肉屋のホルモンは何かグチャグチャして原型を留めていませんが、当店のそれはまさに腸でありスウィーニー・トッドのようです。
ホルモンとミノに関しては注文のチャンスは一度しかなく追加はできないのですが、それは店員さんが付きっ切りで調理してくれ手が塞がるからでしょう。極太のホルモンがジュワジュワと凝縮し、脂と旨味がギュっと詰まった昇天の味覚。フワフワでジューシーながら不思議とスイスイ食べれるという衝撃の味わい。ミノはシャキシャキとした食感で上質な食体験。すげえ旨い。
こちらはカルビ。普通に美味しいのですがよくある焼肉屋のカルビであり、ホルモン&ミノのコンビネーションに比べると見劣りします。
驚きのプルコギ。私の知っているプルコギとは、牛丼屋の肉のようなボロボロの薄切りが跡形もなく煮込まれコストコで試食にされる食物だったのですが、本来はこんなにも上品で美しい料理だったのですね。きちんとした正肉で濃いめの味付け。ベリーナイス。
〆の炭水化物は「特上ミノの炒めごはん」。先のミノを用いたチャーハンというかおこげというか、ありそうでない料理です。タレの旨味とニンニクの風味がきいており、満腹であってもついつい食べ進めてしまう魔力がありました。
デザートは簡単なフルーツ。ごちそうさまでした。
お会計はひとりあたり1.5万円強。これは7千円のコースに幾分のカスタマイズを加え、肉を追加し、かなり自由に酒を飲んだ結果であって、常識的に飲み食いするのであれば1万円におさまることでしょう。銀座という立地でこのクオリティの焼肉、何より唯一無二のミノとホルモンの味わい。なるほど冒頭の「銀座で焼肉ならいつもココだなあ」にも納得。オススメです。

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それほど焼肉は好きなジャンルではないのですが、行く機会は多いです。有名店で、良かった順に並べてみました。
そうそう、肉と言えばこの本に焼肉担当として私のコメントが載っています。私はコンテンポラリーフレンチやイノベーティブあたりが得意分野のつもりだったのですが、まあ、自分の評価よりも他人の評価が全てです。お時間のある方はご覧になってみて下さい。

薪の音 金澤(MAKI NO OTO)/金沢

金沢屈指の観光スポット「東山ひがし茶屋街」にオープンした「薪の音 金澤(MAKI NO OTO)」。1日2組限定というスモールラグジュアリーな設定が話題となりました。富山の人気オーベルジュ「薪の音」の姉妹店にあたります。
数名のゲストしか滞在しないためロビーはコンパクトなつくりです。山本誠一オーナーは富山県の由緒正しい農家のせがれなのですが、公務員として3セクでホテル事業に関わったのちに独立した変わり種。2005年に富山の山間部の農村地帯にオーベルジュを開くなど驚くべき先見の明を発揮しています。
我々は「HIGASHI」という洋室サイドにチェックイン。広さは50平米弱でしょうか、ワンルームなのですが、ベッドとリビングを上手く配置し環境を上手く分けています。ライティングデスクはなくwifiは遅いのでPC作業には向かないのでご注意を。
木密地域ではありますがすりガラスなどを駆使してバルコニーを活かしており圧迫感はありません。京都「THE HIRAMATSU」が学ぶべき空間設計です。
簡単なキッチンもあり、ネスプレッソやお茶を自由に楽しむことができます。民泊用の物件を買い取ってリノベしたのかなあ。生活感が色濃い間取りです。
広く明るいバスルーム。洗面台が横に長く大人ふたりが並んでも悠々としています。アメニティは「OMNISENS(オムニサンス)」で統一。バスタブにフニャフニャとしたクッション性があって面白かった。
お手洗いはセパレート。先のキッチンからバスルーム、お手洗いと動線が親戚の家のようであり、初めて訪れたというのに勝手知ったる居心地の良さです。
夕食から帰ってくるとロビーに併設されたカフェでオーナーが飲み物とデザートをふるまってくれました。このアイスクリームがかなり美味しく、一流レストラン顔負けのクオリティの高さです。
朝食も同カフェにて。ジュース、スープ、サラダ、シャルキュトリ、チーズなど盛りだくさん。食後のコーヒーも美味しい。
1部屋1泊朝食付きで5万円前後、夕食をつけると2人で7万円~と中々にハードルは高いですが、そこはGoToトラベルというボーナスタイムを活用しましょう。ここぞとばかりに日本中の高級ホテル/旅館の予約は埋まり始めているようなのでお早めに。

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HAPPY HOUR(ハッピーアワー)/白金高輪

 白金高輪から恵比寿三丁目方面へずっと進んだところにオープンした「HAPPY HOUR(ハッピーアワー)」。カドの「DAY & NIGHT」のすぐ近くであり、まさにその「DAY & NIGHT」や「バーガーマニア(Burger Mania)」の系列店です。
古民家(?)をリノベしたのか、太い梁などその面影が感じられる内装であり、メルボルンあたりのカフェのような雰囲気です(写真は公式ウェブサイトより)。営業時間は11:00~22:00と使い勝手が良く、サラダを中心とした健康的な食事が自慢。ペット連れもOKとのこと。
オニオングラタンスープは単品で800円ほど。バーガーマニアでのお気に入りメニューだったのでまず間違いないだろうと注文したのですが、やはり間違いはありませんでした。チーズの焦げ目やちょっとこぼして焼いたプレゼンテーションなど堂に入ったものがあり、味そのものも玉ねぎの旨味が見事に凝縮されています。ビストロなら倍の値段で出せる。
ファラフェルサラダは1,590円。ファラフェルは控えめなサイズが4粒と物足りない印象の外観ですが、かなりギュっと詰まった凝縮感のあるタイプであり食べ応えがあります。何より旨い。パリで一番行列の長い「L'As du Fallafel(ラス・ドュ・ファラフェル)」よりも全然美味しい。

野菜は新鮮そのものであり、バリっジャクっと耳に響くサウンズ。見た目以上に量も多く、かなり腹が膨れます。
焼き野菜やパンも付きます。パンは日本人向けに設計されているのか、パンドカンパーニュ風ですが酸味は控えめ。小麦の滋味に溢れる逸品であり、超高級フレンチで出されるそれに比肩するクオリティです。焼き野菜も美味しい。中目黒「RODEO(ロデオ)」を彷彿とさせる野菜の味の濃さでした。
ネット上の口コミでは「美味しいけど高い」との評価が多いですが、これだけ高品質のサラダを特大サイズで楽しめて1,590~1,890円というのは寧ろリーズナブルと言えるでしょう。夜は酒のツマミ的な料理やクラフトビールも揃っているようなので、軽く飲みに来るのも良いかもしれません。もちろん昼間にコーヒー1杯でもOK。
高級サラダというジャンルでは「クリスプ サラダ ワークス(CRISP SALAD WORKS)」と比較されるかもしれませんが、しっかりとしたお皿でサービスされ食べ終わった後ものんびりできるという意味で、クリスプ~とはまた違った方向性。今度は夜に来てみようっと。

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白金高輪は粒揃いの佳店が多いです。ちょっと不便な立地も良いんでしょうね、若い子たちを寄せ付けることが無くて。

飛(とび)/金沢

金沢を代表する観光地、加賀藩は前田利家公を祀る「尾山神社」の近くにある「飛(とび)」。ランチは正午一斉スタートであり、正午ぴったりにならないと暖簾は掲げられないのでご注意を。
奥の方に個室があるっぽいですが、メインはカウンターの6~7席。飛地孝志シェフは野々市「太平寿し(たへいずし)」で20年以上を過ごし、日航ホテル「弁慶」を経て2016年に独立。ランチはにぎりだけの鮨屋が多い中、当店は昼からフルセットでの提供です。
酒の値付けが良心的。中ビンは7~800円であり、日本酒も1合800円~。日本酒に力を入れているのか見ごたえのあるラインナップであり、さらにオンリストされていないものもいくつかありました。
号砲はもずく酢。暑い1日だったのでサッパリとした出だしで気分上々です。
左はマハタ、上はマトウダイの昆布締め、右下はアカニシ貝。東京の鮨屋ではお目にかかれないタネが勢ぞろいです。マトウダイの昆布締めが気品あふれる味覚で美味しかった。
アジ。さっぱりとした口当たりですが、噛みしめるほどの旨味がにじみ出てきます。ツマミの量が結構多く、酒が進む進む。
マンギガイ(?)と聞こえたのですがググっても出てこなかったので、まあ、似たような語感の貝です。アナゴのタレをたっぷりと塗り分かりやすい味わいです。
サバの炙り。火に当てられた箇所が香ばしく、舌はもちろん鼻でも楽しい1品でした。
ウナギの巻物。皮、というか正肉以外の部分が多く思いきり火を入れており、凝縮感が感じられます。
甘海老はコノワタをトッピング。左党が喜ぶ仕様でありついつい日本酒へと手が伸びます。
イカはフレッシュ。陶器のようにつるりとした外観に、見た目通りの清澄な味わい。
戸井のマブロをヅケにして軽く炙りました。牛肉のように迫力のある味覚であり、ムシャムシャと食べ応え抜群。本日一番のにぎりです。
ノドグロは蒸し寿司で。「太平寿し(たへいずし)」の代名詞とも言うべき1皿であり文句なしに美味しい。シンプルに蒸しているのでノドグロ本来の味わいを楽しむことができます。
バイガイはコリコリと歯ごたえを楽しみます。貝類が結構多く、好きなのかもしれません。
中トロの鉄火巻き。先ほどとは海苔を変えており、マグロの量もガツンと増え、食べ応えがあります。モグモグモグと至福のひと時。
イクラはネットリとした食感で官能的な味覚。シャリをほんの少しだけ、イクラはいくらでもという盛り付けです。
かんぴょう巻き。派手にワサビを塗り込み刺激的な1本です。
味噌汁が旨い。具材は海苔なのですが、その一歩先に感じるのは強烈な磯の風味。たぶん色んな魚介でスープ取ってるんやろな。
玉子は「今から焼いてきます」とアラミニュットでの調理。いわゆる出汁巻き玉子であり鮨屋としては珍しい。
せっかく北陸まで来たので追加で白海老をリクエスト。海の宝石と呼ぶに相応しい輝きであり、上品な甘味にうっとり。

お会計はひとりあたり1.6万円ほど。東京では考えられない費用対効果であり、このお店を悪く言うひとはいないでしょう。小さなお店であるため予約は中々に難しく、金沢行きが決まればすぐに電話をかけたいところです。
ちなみに冒頭の「尾山神社」からは2020年夏にリニューアルオープンしたばかりの「金沢城 鼠多門」へと繋がっており、観光とセットで考えてもぴったりの鮨屋です。

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鮨は大好きなのですが、そんなに詳しくないです。居合い抜きのような真剣勝負のお店よりも、気楽でダラダラだべりながら酒を飲むようなお店を好みます。
この本は素晴らしいです。築地で働く方が著者であり、読んでるうちに寿司を食べたくなる魔力があります。鮮魚の旬や時々刻々と漁場が変わる産地についても地図入りでわかりやすい。Kindleとしてタブレットに忍ばせて鮨屋に行くのもいいですね。